愛媛グルメで調べると真っ先に出てくる「鯛めし」。しかし、よく調べてみると「松山鯛めし」と「宇和島鯛めし」の2種類があるようです。
本記事ではそんな2種類の鯛めしについて解説します。どちらも行列ができる有名店で食べてきたので、今後の愛媛旅行の際に参考にしてください☺
また、記事の後半ではその他の愛媛グルメについても紹介します。
甲乙つけ難いけど、個人的には宇和島鯛めしが好みかな〜!!
愛媛グルメの代表!鯛めしについて
鯛めしは、愛媛県を代表する郷土料理。
新鮮な鯛を使った贅沢な料理で、鯛の旨味を存分に楽しむことができます。愛媛県内でも地域によって異なるスタイルで提供されており、「松山鯛めし」と「宇和島鯛めし」の2種類があります。
松山鯛めしは、炊き込みご飯のスタイルで知られています。
鯛を丸ごと炊飯器に入れ、米と共に鯛の出汁をしっかりと吸わせて炊き上げます。炊きあがったご飯には、ホクホクとした食感の鯛の身がたっぷりと混ぜ込まれ、シンプルながらも鯛の旨味が際立つ一品。
松山市の北にある北条地区の郷土料理がベースになっており、「北上風」とも呼ばれているようです。
松山鯛めしは、お祝い事や特別な日の料理として親しまれています。
一方、宇和島鯛めしは生食のスタイル。鮮度の高い鯛を刺身にし、特製のタレに漬け込んでご飯の上にのせます。
このタレは醤油やみりんをベースに、卵黄を混ぜることでまろやかさを加えたもの。宇和島鯛めしは、鯛の新鮮さとタレの絶妙なバランスが特徴で、食べる際に海苔や薬味を添えていただくのが一般的。
松山鯛めしと異なり「漁師めし」といったイメージで、「南予風鯛めし」とも呼ばれているようです。
【食レポ】実際に食べ比べてみた
写真を見るだけでヨダレが出そうなくらい美味しそうですよね…🤤
私は今回の愛媛旅行で、そのどちらも食すことができました。私の精一杯の食レポをどうぞお楽しみください↓。
「松山鯛めし おすすめ」で検索すると出てくる記事に大体載っているのがこちらの「秋嘉」さん。私も気になったのでこちらにしました。
有名店ということもあり、お昼時で40分待ち。お腹をペコペコにして、いざ入店!!
もちろん「松山鯛めし膳」(2,350円)を注文。ご覧ください!!この豪華な一膳!!
一つ一つ土鍋で丁寧に炊き上げているようです。土鍋の蓋を開けた瞬間に良い匂いが溢れ出てきました。
まずはそのままお茶碗によそっていただきます…(食べるのに夢中で写真なくてごめんなさい。)
Umaaaaaa!!!
炊き込みご飯、好きなんですよねぇ。思わず日本語を忘れました。(←「旨い」は日本語では?)
こちら、しっかりとお焦げも付けることができます。カリカリで出汁が染み込んだお米とホクホクの鯛の身がもうたまりません。これ考えた人天才だ。
そしてそして!!松山鯛めしの醍醐味は「お茶漬けにできる」ということ!!二度楽しめる!!最高!!
薬味と鯛めしがまた絶妙な組み合わせなんだわ。これに出汁がかかって、ホクホクの身がさらにしっとり柔らかに。サバサバッとかきこめば口の中が幸せで溢れます。
秋嘉さんのココが凄い!
炊いた鯛(←期せずしてダジャレになりました。プププw)だけでも満足なのに、なんとこの膳には刺し身も付いています。
ご覧ください、この厚み。二切れなのに、通常だったら六切れ分くらいの厚みになっています。
この厚さのおかげで、食感がスゴイ。ブリンブリン。ずーっと噛めました(嘘)。刺し身も炊き込みも食べたい!という消費者の欲深さをしっかりと理解していただいています。最高ですね。
なんと、天ぷらまで付いてくる贅沢さ。やはり特筆すべきは海老の天ぷら。サックサクでとても美味しい。通常なら「天ぷら御膳」とかで主役を張れるくらいのクオリティでした。
そんな海老が、まさかサブになるなんて。海老もびっくりでしょうね。
これらを含めて、本当に食べ応え抜群の「松山鯛めし御膳」でした。ランチで2,350円は通常は高額な部類(当社比)ですが、この量、この満足度なら納得ですね。
ちなみに「秋嘉」さんでは「宇和島鯛めし」も選択できます。看板商品は「松山鯛めし」ですが、こちらの「宇和島鯛めし」もなかなか美味しそうでしたよ。
他にも「鯛そうめん」というインパクト絶大な商品もありましたので、ぜひ公式HP↓を見て、来店の参考にしてください。
宇和島鯛めしのお店をリサーチしていて気になった「もとやま」さん。こちらも有名店のようだったので事前に電話予約をしておきました。
おかげですぐに店内へ。早速いただきましょう!
「宇和島鯛めし」(2,178円)を注文。綺麗な鯛のお刺身と、特製タレ×卵がすでに美味しそう。
特製タレ×卵をよく混ぜて…お櫃からツヤツヤの白米をよそって…鯛のお刺身と薬味をタレにたっぷりと絡めて…御飯の上に乗せます。
もはや芸術品レベルの美しさ。満を持して、いただきます…
Pyaaaaaaaaa!!!!!
遂に言語を失いました。そのくらい、衝撃的な美味しさです。とにかく特製タレ。これが良い仕事をし過ぎている。醤油やみりんベースとのことですが、これは家では再現できないな…という味わい。
そして、鯛のお刺身が本当に美味しい。弾力あり、鯛本来の味も濃く、ご飯がとても進みます。
これが卵と合わさることで更に美味しくなるのでしょうね…。
今後、鯛のお刺身は全部これに付けて食べたい…そんな味でした。
こちら通常盛りの鯛の量ですが、+1,000円(税抜)で1.5倍に増量も可能です。私は少食なので控えましたが、増量してもあまりの美味しさにペロリといけたかもしれませんね。
【余談】謎の小鉢がめっちゃ美味しかった
余談ですが、↑この写真中央にある付け合せの小鉢がとっても美味しかった。元々ゴマダレ好きというのもありますが、この一品だけでご飯1杯いけるくらい美味しかった。
でも食材が何かわかりませんでした。(そんなことある?)
お肉のような…大根の切り干しのようなものもあったり…この商品名、何なのでしょうか。わかったらぜひ教えて下さい。
そんな「もとやま」さんの公式HPはこちら↓。先程の「秋嘉」さんとも近い位置に「本店」があります。これはどちらに行くか迷っちゃいますよね。
「もとやま」さんは本店以外も近くにあと二店舗あるので、混雑具合は緩和されるかもしれません。旅のスケジュール・自身の好みを考慮してお店を決めてくださいね✨
【結論】どちらの鯛めしがオススメなのか?
松山鯛めしは鯛を炊き込んだ旨味を楽しむ料理であるのに対し、宇和島鯛めしは新鮮な鯛の刺身をタレと共に味わうという調理法。食べ方に明確な違いがあります。
この違いは、それぞれの地域の食文化や鯛の楽しみ方を反映しているのでしょうね。
じゃあ、どちらかと言えばどっちがおすすめ??
おぉ、これは難問ですね…。本当に、どちらも最高でした。それぞれの道で、最高でした。
例えるなら、広さで最高値の「琵琶湖」と深さで最高値の「田沢湖」のような関係…うん、余計にわかりにくいですね。
でも、結論:どっちも美味しい(笑)だったら記事として価値が低い!!と思うのでしっかり判定してみました。まぁもはや個人的な好みですけど。
どちらかと言われれば…宇和島鯛めしの方が好き!
これが私の結論です。最終判断は「魚は生食の方が好みだから」という理由です。お刺身好きなんですよね。
あと副賞的に、「もとやま」さんの付け合わせの小鉢がめっちゃ好みだったという点が挙げられますね🤔(鯛めし対決では?)
もちろん、松山鯛めしもとてもおすすめです。炊き込みご飯とっても美味しいです。お茶漬けにもできるので最高です。本記事を参考に、ぜひどちらも食してみてください。そしてあなたの好みを教えて下さい。
ちなみに今回の旅行は「私」と「おひさま」と「ミゲル」の3人で楽しみました。
では、私以外の両者はどのような判定だったのでしょうか。
俺は松山鯛めし派かな〜。(どちらかと言うと!)
俺は量の満足さで松山鯛めしかな。同じ量だったら宇和島鯛めしかもしれん。
とのことでした。なるほど、甲乙つけ難く、もはや量が基準になるのか。なんて思いました。
票数としては松山鯛めし>宇和島鯛めしですが、おひさまは量によるのでここではイーブンということにしておきましょう。
この結果からもわかる通り、本当にどちらもオススメです。それぞれの良さがあります。
【番外編】その他の愛媛グルメについて
さて、以上で「松山鯛めしvs宇和島鯛めし」のメイン記事は終了です。
しかし、せっかく愛媛グルメに関する内容の記事なので、ここからは今回の旅行で食べた愛媛グルメたちを紹介させていただきます!
「愛媛」と言われたら「鯛めし」よりも先に思い浮かぶであろう、みかん!
みかんの旬は秋〜冬。私が愛媛を訪れたのは7月。みかんそのものはあまり出回っていなかったですね。
そこで、購入したみかんジュース(160円)!ジュースは柑橘系が一番好きです。温泉上がり後だったので余計に美味しく、ゴクゴク飲んじゃいました。
ちなみに「蛇口からみかんジュース」も有名ですよね。こちら↑は松山空港にある蛇口。1回400円。
実は先程紹介した「もとやま」さんの店頭にもありました。1回200円、こっちの方が安い!!
でもこれ、出てくる量が違うのかな?そもそも、蛇口から出る1回の量が決められているのかな?それともコップ1杯までですよ〜っていう性善説システムなのかな?
ごめんなさい、実は今回「蛇口からみかんジュース」を体験していないのでシステムは不明です。
なぜ体験していないのかって?それは単純に、この時のどが渇いていなかったのと…
松山空港のラウンジで飲み放題だったからです。ラウンジは通常、入るのにお金がかかりますが特定のクレジットカードを持っている私は無料で入れます。
その詳細についてはこちら↓の過去記事をご参照ください。
続いての愛媛グルメは「じゃこ天」(528円)。実は今回の旅行まで、この世に「じゃこ天」というものがあることすら知らなかったあぐ。
「じゃこ」とは「雑魚」のこと。あ、急に悪口を言ったわけではないですよ。
色々な種類が混ざった小魚の総称を「雑魚」と呼ぶのです。そこから転じて「小物」とかを指す暴言の意味になっているわけですね。日本語って面白い。
つまり、漁で穫れた名もなき小さな魚たちを皮や骨ごとすり身にした揚げ物です。
うん、確かに味は魚のすり身の揚げ物って感じ。それでいて食感がゴツゴツというか…ゴリゴリ?とした小さいものが混じっている感じでしたね。文字にすると微妙ですが美味しかったですよ☺
「じゃこ天」と同時に注文した「せんざんき」(715円)。
せんざんき(千斬切・せんざん雉)は、鶏料理が盛んな東予地方(主に今治市辺り)の郷土料理である。
(中略)鶏を丸ごと千のように斬るため「千斬切(せんざんき)」と呼ぶようになった、中国語の発音がなまって骨付鶏のから揚げを意味する「軟炸鶏(エンザーチ)」、骨なし鶏のから揚げを意味する「清炸鶏(チンザーチ)」になった等、各説がある。
出典:農林水産省Webサイト「せんざんき」より一部引用。
(鶏を丸ごと千のように斬る…すごい表現だな🙀命に感謝していただきます。)
元々はおひさまだけが注文していたのですが、あまりに美味しそうだったので追加注文しました。
期待通りの、アツアツ・プリップリの唐揚げでとても美味しかったです。お塩を付けていただきましょう。
そしてこのときのメイン料理が「道後天丼」(1,210円)でした。
この天丼、今まで食べたことのない天ぷらが二つもありました!!一つは海苔の天ぷらです。右にあるナスみたいな見た目のやつですね。どんな味だろう…と思いましたが、普通に美味しかったです。
もう一つはこちら。なんだかわかります?
これ、温泉たまごの天ぷらでした。え、温泉たまごって天ぷらにできるの!?と衝撃でした。さすが道後温泉の天丼。
中を割るとドロッと黄身が流れ出てきました。これが天丼のタレ×ご飯と混ざってさらに美味しさアップ!いや〜思いついた人すごいな。ぜひ一度食べてみてください。
このセットで1,210円。大きな海老の天ぷらが二尾もあって、1,210円。食べ応えも抜群だったので
めっちゃコスパいいな!?
と、おひさまも驚いていました。
あとミカン(伊予柑?)がセットで付いてくるのも良いですね。さすが愛媛県。
ちなみにこの「道後天丼」「じゃこ天」「せんざんき」をいただいたのは、道後温泉にある「魚武」さんでした。道後温泉のランチに迷ったらぜひ候補にしてみてください〜!
甘味もあるのが愛媛グルメの良いところ。今回は二つ紹介します。
まずは「坊っちゃん団子」です。こちらは愛媛の観光列車「伊予灘ものがたり」でいただきました。
二本で400円でしたが、これは伊予灘ものがたりの車内販売価格です。お土産屋さんでは個包装で一本100円前後で購入できました。
伊予灘ものがたりのレビュー記事はこちら↓をご覧ください✨(下のリンクは坊っちゃん団子のレビュー部分まで飛ぶことができます。)
続いては「一六タルト」。愛媛の銘菓です。
綺麗な「の」の字型のスポンジ生地。間にはギッシリとこし餡が詰まっていました。本当に「ギッシリ」です。見かけによらず、かなり食べ応えがありました。
抹茶にも紅茶にも合いそうな上品な甘味です。
少し歴史を調べてみると、正保4年(1647) 松山藩主・松平定行公が長崎の海上警備にあたったとき、南蛮菓子タルトに接しその味を賞でて、製法を松山に持ち帰ったといわれているそうです。
なるほど、確かにカステラとかその辺の雰囲気を感じますね。厳密には和菓子なんでしょうか?洋菓子なんでしょうか?
まぁ美味しいから何でもいっか。(IQ3の思考)
愛媛グルメ まとめ
今回は愛媛の郷土料理「鯛めし」について比較しつつ、その他の愛媛グルメについても紹介しました。
「炊き込みご飯スタイルの松山鯛めし」と「お刺身スタイルの宇和島鯛めし」、皆様はどちらを選びますか??
今回ご紹介した「鯛めし」をはじめ、愛媛にはここでしか味わえない絶品グルメがたくさんあります。海の幸に恵まれたこの地域では、他にも新鮮な魚介類や、伝統的な製法で作られた郷土料理が楽しめます。愛媛ならではの食材と風土が生んだ特別な味わいでしょう。
あなたの次の旅行先候補にぜひ愛媛県を入れてみてください。そして、本記事があなたの旅行時の参考になれば幸いです✨最後までご覧いただきありがとうございました。
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