伊予灘ものがたりの最高すぎる乗車記【レビュー】

愛媛県の海岸に沿って走る観光特急「伊予灘ものがたり」をご存知でしょうか。

まるで高級レストランのような高貴なインテリアが備えられたこの空間―これが”電車内”というのだから驚きである。

今回、私はとても幸運なことに「伊予灘ものがたり・八幡浜編」に友人含めて3人で乗車することができました。本記事では、この素晴らしい電車の乗車レビューをお届けします。

あぐ
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非日常・優雅体験をしてみたい方に超おすすめの電車です!!

なお、伊予灘ものがたりへの熱い想いと予約の奮闘記はこちら↓の別記事をご覧ください。

それでは私の乗車記を追体験していきましょう。本記事で伊予灘ものがたりに興味を持たれた方はぜひ乗車チャレンジをしてみてください。

伊予灘ものがたりの基本情報

まずは「伊予灘ものがたり」について、私の言葉でざっくりと説明していきます。公式の説明がご所望の場合はぜひ公式HP↓をご一読ください。

伊予灘ものがたりとは

あぐ
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一言で表現すると、すっごい優雅な気分が味わえる観光列車です。

愛媛県の外周ギリギリ、美しい瀬戸内海の景色を楽しみながら進行。車内には高貴なBGMが流れ、心地良いアナウンスで車窓から見えるスポットの解説を聴き、豪華な料理に舌鼓を打ちます。

名スポットでは徐行運転をしてくれたり、途中の駅で下車して数分の写真撮影タイムがあったり、沿線の地域の方々から熱い歓迎を受けたりなど、「愛ある伊予灘線」という名に恥じないほどの愛を感じることができます。

文章でできる表現はこれが限界です。早く写真で紹介するところまで進んでください…!!

八幡浜編のコース及び料金

気になるのはやはりお値段ですよね。

伊予灘ものがたりには全部で4コースあります。今回、そのうち一番値段が高い(=移動距離が長い)「八幡浜編」のツアー商品を購入して12,100円でした。

この12,100円には①伊予灘ものがたりの乗車券②車内での食事券③帰りの特急電車自由席料金の3つが含まれています。

後日別記事にて詳述しますが、みどりの窓口で乗車券を予約するよりも↑から予約した方が圧倒的に楽(かつ予約成功率も高いかも?)なのでオススメです。

伊予灘ものがたりに乗るだけであればツアー商品として買うよりも単体で切符を買うほうがお得ですが、本記事では乗車レビューに文字を割きたいので今回は説明を割愛します。

ここでは12,100円でこんな体験ができるんだ〜程度の指標として料金を紹介させていただきました。

伊予灘ものがたり、松山駅に入線!

あぐ
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お待たせしました!ここから乗車レビューの始まりです!!

私が利用した「八幡浜編」は13:31に松山駅発です。入線の瞬間を撮影しようと、少し早めに松山駅に向かいました。この時の時刻は13:04。

駅構内に入った瞬間にお上品なクラッシック曲調のメロディが聴こえてきました。

あぐ
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松山駅の駅メロって豪華なんだな〜

なんて呑気に思いながら看板の写真を撮るためにカメラのファインダーを覗くと…

ん?向こうのホームになんか豪華な列車があるぞ…?

伊予灘ものがたりは思ったよりも早く来た

急いで反対のホームに移動すると、もう入線が終わっていました。入ってくる瞬間の撮影をしたかったのに残念!!

公式HPによると、一日4便ある伊予灘ものがたりの時刻表は以下のとおり。

ものがたり(4つの便)発着時刻
大洲編松山駅(8:27発)〜伊予大洲駅(10:28)
双海編伊予大洲駅(10:57)〜松山駅(13:02)
八幡浜編松山駅(13:31)〜八幡浜駅(15:50)
道後編八幡浜駅(16:14)〜松山駅(18:17)

このように一日で2往復するダイヤになるので、例えば私のように「八幡浜編」乗車の場合はその前の「双海編」の到着時刻である13:02には駅に居ないと入線の瞬間は見ることができない、ということですね。

入線の瞬間を写真に収めたい場合はご参考にしてください。

清掃中に記念撮影をしておこう

今回私が利用するのは1号車「茜の章」。

さて、気を取り直して見学していきましょう。入線後、次の発車時刻までの間は清掃・物資補充の時間のため暫くは乗車できません。この間に記念撮影をしておくと良いでしょう。

あぐ
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私もこの時間を利用して外観の写真を撮りまくりました!

ドア前には絨毯が。乗車の瞬間からVIP対応が始まります。

2号車は「黄金の章」。車体カラーは黄色ですね。

3号車は「陽華の章」。1車両まるまる貸切利用できるのです。いつかここに乗ってみたいなぁ…。

車両にデカデカと「伊予灘ものがたり」の文字。

3号車側の顔。カラーリングが変わるだけで印象がかなり異なりますね。

どの角度から見ても画になるな〜

鼻先の丸いところ、地味に発光していました。美しい。

夢中になって連写していると、駅員さんが「お写真お撮りしましょうか?」と声をかけてくださりました。お優しい!

今回の旅のお供は「ミゲル(写真中央)」と「おひさま(写真右)」です。高校時代からの愉快な仲間たち。

いよいよ始まる物語。美しい車両内設備

絨毯の上を歩いて優雅に乗車。

時刻は13:20。発車約10分前になり、乗車可能になりました。いよいよ物語が始まります…!

私が利用する席について

こちらが1号車内の様子。足元には間接照明。床はぬくもりを感じる木目調。4人がけの席が3つ、カウンター席、2人がけの席という構成です。

ちなみに4人席は全車両合わせてもこの3個所のみ。今回は3人旅だったのでこの4人がけ(または3号車の貸切)を予約するしかなく、予約争奪戦に勝ち抜いた奇跡をここでも実感します。

予約争奪戦は本当に激しく苦しい闘いでした…。奮闘記はこちら

今回お世話になる座席。ここだけ切り取ったら電車内には思えませんね…!

あぐ
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まるで高級レストランのような座席だ…

今回は13番の席。進行方向一番前のテーブル席で、しかも海側!最高!

USB充電の差込口が二つ。「13AB席」側にも同様に二つあるので、座席分の差込口があるということですね。

席にはおしぼりとメニュー表。切符確認後、食事券がある場合はコース内容表も配布されます。

机上にはコーヒー用の砂糖類や紙ナプキン、ポストカードがありました。

背もたれには柔らかいクッションがありました。

先頭席なので身体をよじれば前面展望です。

伊予灘ものがたり車内設備の紹介

乗車直後、他のお客様が入る前にサッと撮影。カウンター席も良さげ…!

さて、ここでは伊予灘ものがたりの車内設備について詳しく見ていきましょう。

ホテルのフロントにありそうな装飾。お花が生けてある…!

車両後方にバックヤード。ここから食事が運ばれると思われる。

可愛らしい陶器。お土産で購入できちゃいます。

各車両の境目にあるドアも通常の電車とは格が違います。上品かつオシャレな自動ドアですね。

このドアをくぐることができるのは3号車利用客のみ。いつか乗りたい…!!

2号車と3号車の間には砥部焼の洗面台がありました。これも良いホテルとかでしか見ないやつじゃん…!!

砥部焼の洗面台。見とれてしまって手洗い時間が長くなりました。

隣には俳句ポスト(逆光)。ぜひ一句詠んでみてください。

記念乗車証もあります。ここでスタンプを押して記念にお持ち帰りしましょう。

当然トイレも清潔。素晴らしいな〜と思いながらふと目をやると…

トイレ内の手洗い場も砥部焼!?どこまでオシャレな電車なんだ…!

多くの方からお見送り。いざ、出発!

時刻は13:31。ついに松川駅を出発します!ホームでは職員さんだけでなく、一般のお客さんも手を振ってお見送りしてくださりました。

ここから先の駅でも熱烈なお見送りをしていただくのですが、それまた後ほど触れましょう。

電車内でフレンチコースを堪能

本記事を時系列順でまとめようか項目順にまとめようかかなり迷いましたが、わかりやすさ重視で項目順にまとめます。

時系列順だと冷製料理→下灘駅下車→温製料理→お土産・追加でデザート購入→食後のコーヒーです。でもその順で書くと「どこまでが予約料理かな?」と混乱を招いてしまうかなぁと判断しました。

あぐ
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と、いうわけでまずは予約した食事から解説していきます!

なお、食事の予約は必須ではないです。個人的にはとてもオススメなのでぜひ予約して欲しいですが、あくまで追加コンテンツという位置づけ。詳しくは公式HPの「ご用意いただく切符の種類」をご確認ください。

冷製コーンスープ

一品目は冷製コーンスープ。私コーンスープ大好きなんですよね。もちろん最高に美味しかった…!

木製のスプーンで少しずつ、お上品に、優雅にいただきました。一口は少量なのに、口の中全体に広がるスープの美味しさが癖になります。永遠に食べていたい味です。

注目すべきはやはりこの美しい陶器。おひさまやミゲルのコーンスープの陶器と柄が違ったので、変化を楽しむことができますね。

うーん、確かにコレはお土産に買って帰りたくなるかも。

小箱を開けたら美しい冷製料理が…!

コーンスープを楽しんだ後、お重が運ばれてきました。この中に冷製料理が入っているのです。

蓋をよく見ると「KADOTA」の文字。今回のメニューは瀬戸内風仏蘭西料理「門田」さんのフレンチミニコースなんですよね。

では、満を持して…オープン!!

なんてカラフル!なんて美しい!見ているだけで美味しい!

こんな豪勢なお料理を、電車の中で食べているのです。移りゆく景色を眺めながらいただきました。なんて贅沢なんでしょう。

蛸とオクラの人参ビネグレットソース。

蛸(タコ)大好きです。噛み応えのある蛸を噛めば噛むほど、ソースの味が滲み出てきて美味しかった…。

スズキのポワレ 夏野菜のクスクスを添えて バジルソース

ほろほろと崩れる「クスクス」の正体が不明ですが、とても美味しかったです。魚×バジルソースの組み合わせも最高。ゆっくり味わっていただきました。

あい鴨のスモーク パインとミントのマリネ

しっかりとスモークされた鴨肉が絶品。一切れじゃ足りない…!!いや、一切れだからこそプレミアム感があるんですよね。

門田特製ローストビーフ

ゆずポン酢付きでした。少し大きめの二切れ。贅沢にもそれぞれ一口でいただきました。口の中を肉厚なローストビーフでいっぱいにする多幸感…ぜひ味わって欲しいです…!!

全体的にお野菜がとてもみずみずしい。いつからセットされているのでしょうか。電車内に高性能な冷蔵設備がないとここまでの鮮度は難しいのでは…?

温製料理と食後のコーヒー

最後は温かい料理が出てきます。こちらもまず目を惹いたのは美しい陶器。綺麗な柄ですよね…!

ナスとトマトの煮込み カレー風味 〜米粉パンを添えて〜

蓋を開ける前から漂うカレーの香りが食欲を駆り立てます。程よい辛さ!パンに付けて食べるのはもちろん、スープのように単体でいただいても美味しかったです。

食後には温かいコーヒー。机上にはコーヒーフレッシュや砂糖の準備があるのでお好みで利用しましょう。私は大人なので最初はブラックを嗜みつつ、途中に味変でコーヒーフレッシュを利用しました。

伊予灘ものがたりでプチ豪遊

続いては、事前予約なし・当日注文できる商品をいくつか追加購入しましたので、そのレビューをさせていただきます。

伊予柑リキュールを使用したオリジナルカクテル

オリジナルカクテル 黄昏(800円)

ブラッドオレンジシロップ×伊予柑リキュールのカクテル。下に溜まっているのがブラッドオレンジシロップなのですが、これをよくかき混ぜると…

美しい夕焼けのような色に変わりました!!

フレッシュな黄色の伊予柑リキュールから深みのあるオレンジ色に変わるその様子はまさに「黄昏時(たそがれどき)」そのもの。命名センスがありすぎる。

カクテルでは柑橘系が好きな私にとって、ドストライクな味わいでした。ファジー・ネーブルよりもシャキッとした酸味というか…かと言って酸っぱすぎるわけでもなく…絶妙な甘酸っぱさでしたね。

あぐ
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とても飲みやすかったです!!

コーヒーのお供に「季節のケーキ」

お料理の最後にいただいたコーヒー。せっかくなら甘いものとセットで楽しみたい!!というわけで…

季節のケーキ(マンゴーのらぶかん) 600円

「らぶかんって何だ?」と思って調べたのですが、特に出てきません。「LOVE柑」という意味でしょうか?

いや、しかし上に乗っているのはマンゴーペースト。「柑」の要素は…?と思っていたら、

なんと!中に伊予柑(ミカン?)の果肉がゴロゴロ入っていました!!チョコレート風味の生地もあって様々な味が楽しめます。

あぐ
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これめっちゃ美味しかった…!!

マンゴーペースト×ヨーグルト風ムース?×チョコレート風味の生地×柑橘果肉です。すごく美味しくて幸せな気分になりました。LOVEです。このケーキに愛を感じました。もしかしたら「LOVE感」という意味かもしれません。

迷ったらこれだけは注文すると良いでしょう。

小腹が空いたら「坊っちゃん団子」

今回の愛媛旅行、一泊目は道後温泉に泊まりました。夏目漱石「坊っちゃん」の舞台で有名です。そんな道後エリアの名産「坊っちゃん団子」が車内販売されています!

坊っちゃん団子 400円

まるでおもちゃのようなカラフルな団子。小さめサイズで可愛らしい。写真映えするスイーツですね。

坊っちゃん団子はもちもちの小さな団子を核として、その周りにたっぷりとこし餡が付いている構造になっています。とても優しい味わいでした。小腹が空いたときに丁度良いサイズ感。

あぐ
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2本で400円…ブルジョワな価格だ…!!

※車内への輸送費等を考慮しての価格であることは理解しています。味も美味しいです。でもケーキor団子の二択で迷ったらケーキの方がオススメです。

※あぐは「伊予灘ものがたり車内で坊っちゃん団子を食べる」という経験に対する対価として妥当と考えており、満足して注文しています。

旅の思い出にパスケースを購入

私、普段の旅行であまり自分用のお土産買わないんです。だってたくさんの写真(最近ではブログ記事も)が十分な思い出になっているから。

そんな私が、あまりに伊予灘ものがたりの体験が楽しすぎて、なにか形あるものが記念に欲しくて、買っちゃいました。

パスケース(1,500円)です!!

高級感ある茜×ブラウンのカラーリングが超好み。今自分が使っている財布が赤茶×黒のカラーなので統一感があっていいな、と一目惚れ。

金色のシンプルな伊予灘ものがたりマーク(海面に沈む夕日でしょうか。)がお洒落ですよね。

日常使いするパスケースを出す度に伊予灘ものがたりの思い出に浸ることができる素晴らしいアイテムです。買ってよかった〜☺

あぐ
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予約が困難だったからこそ、乗車記念グッズが欲しかったのかもしれない…!

伊予灘ものがたりの「おもてなし」

アテンダントさんと記念撮影。

伊予灘ものがたりの1番の魅力は、なんといっても「おもてなし力」だと感じました。この章では、今回の電車旅で受けた様々なおもてなしについて解説していきます…!!

本当に大勢からいただく「歓迎」

伊予灘ものがたりでは、本当に多くの人から「お見送り」をしていただく事ができます。通過する駅であっても、そのホームで待ち構えて様々な歓迎を用意してくださるのです。

旗を振ったり、パネルを用意していたり、大量のシャボン玉を飛ばしてくれたり、コスプレをしていたり…

ご高齢の方から幼い少年少女、駅員さんから沿線地域の方々、なんと犬まで(!?)お見送りしてくれました。

先頭車両で撮影していると、作業中のお父様が手を振ってくれました。

遠くに見える大洲城。こちらをよ〜く観察してみると…

なんと!!大洲城からもこちらに向かって大きな旗を振ってくれているのです!!

大洲城の職員さんだけでなく、たまたまそこに居た観光客の方も一緒になって伊予灘ものがたりに旗を振ってくれているようです。

人のぬくもりを思い出させてくれる旅

あぐ
あぐ

私、感動しました。

土日限定とはいえ、一日4回運行する伊予灘ものがたり。このためにわざわざ、通過するほんの数十秒のために、近隣住民の方がパネルやシャボン玉を用意して待ってくれているということです。

ホームだけじゃなく、沿線のガソリンスタンドや住宅のベランダから手を振ってくれる方も居ました。明らかに通りすがりの学生さんも手を振ってくれました。車で並走しながら手を振ってくれる方も居ました。

私が住む東京では、同じマンションに住む隣の住民の顔さえ知らないことが普通です。それはそれで都合が良いこともあるのは事実です。でも、ここに来て「見知らぬ人とコミュニケーションを取ることで感じる独特の達成感のようなもの」を思い出したような気がします。

全然知らない人なのに、ほんの数十秒の関係なのに、全力で、笑顔で手を振ってくれるのです。

私も夢中で手を振り返しました。

あぁ、良いなぁ。幸せだなぁ。―そんな気持ちになりました。何故なんでしょうね。不思議です。不思議と心が満たされるのです。

これは一生に一度は体験していただきたい感覚です。本当に。これだけで伊予灘ものがたりに乗る価値を感じました。

【R6.8.11追記】伊予灘ものがたりの車窓風景を編集して短めの動画を作成しました\(^o^)/拙い動画編集能力ですが、どうぞお楽しみください。

下灘駅での途中下車&記念撮影

知る人ぞ知る有名駅「下灘駅」では途中下車して記念撮影する時間があります!これは嬉しい!

あいにくの曇り模様だが、予報では一日雨だったので感謝。

かつては「日本で一番海に近い駅」として有名になった下灘駅。ポスターやドラマの撮影現場に選ばれることも多く、知っている人も多いかと思います。

特に夕暮れ時は筆舌に尽くし難いほど美しい。

八幡浜編では14:00頃に到着するので、天気が良ければ青い海&空&赤い列車が撮影できます。今回は曇りなので、逆に空と海が同色となった幻想的な風景が撮影できましたね。(強がり)

無人駅なので改札がなく、駅舎の外まで行くことができます。まぁ無人駅とは言え、あまりに有名になりすぎたので駅には車で来た観光客の方がたっくさんいらっしゃいました。

アテンダントさんにお願いして記念撮影してもらいました。駅看板と伊予灘ものがたりの車体が入っていてとてもお気に入りの一枚です。

下灘駅には「ラブラブベンチ」という、傾斜があってくっついちゃうベンチもありました。おひさまは撮影役に徹し、私の隣には来てくれませんでした。恥ずかしがらなくてもいいのに。

こうして、停車時間はわずか10分程度でしたが、一度は行きたかった「下灘駅」を満喫することができました✨これも伊予灘ものがたりのおかげです。

あぐ
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下灘駅に来る電車は一時間に一本以下。撮影のためなら車で来る方がオススメです!

車窓からの美しい景観の数々

最後に、伊予灘ものがたりからの車窓をお届けします。

乗車日の天気予報は「一日中、雨」でした。しかし幸いなことに、雨は降らず曇り模様。窓に水滴がつかなかったので、外の景色をしっかりと写真に収めることができました✨

下灘駅到着時点でも曇り空。下車中に雨が降らなくて本当に良かったです。カメラを濡らす心配なく、たくさん撮影できました。どうかこのまま降らないでくれ…!!

あぐ
あぐ

あれ…なんか晴れ間が見えてきた…!?

願いが通じたのか日頃の行いが良いのか、うっすら青空が見え始めました!!

名スポット「串の鉄橋」を渡る頃にはすっかり晴れ渡りました!!嬉しい!!

穏やかな瀬戸内海を眺めながら、先ほど紹介したカクテルやケーキを楽しみました。極上の空間とはまさにこのことだ。美しい景色を見ながら美味しい食事を摂る贅沢を覚えてしまいました。

あぐ
あぐ

こーゆーところをドライブするのも気持ち良いんだろうな…

と思いつつも、運転しながらカクテルは飲めませんし、ずっと景色を見るわけにもいきません。行動時間の自由度は自動車の方が上ですが、行動内容の自由度は電車の方に軍配が上がります

電車旅の良いところを改めて感じることができました。

うん、でも早く脱ペーパードライバーにならなきゃな。

意外とオススメ!先頭車両

意外と穴場なのが先頭車両。スペースが広く、複数人でも前面展望を楽しむことができました。

こんな細い道を進んでいるのか!という興奮、曲がりくねる道の先に見えてくる景色へのドキドキ感がたまりません。

写真は間に合わなかったのですが、小さなトンネルに吸い込まれる瞬間の画がそれはそれはノスタルジックを感じる美しさでした。ジブリの世界観が好きな人にはぜひ見てもらいたい、忘れられない瞬間です。(カメラを構えていなかったのが本当に悔やまれます…。)

お一人でご乗車されていたおじさまがいらっしゃったのですが、その方も前面展望で景色を楽しみつつ車掌さんと楽しそうに談笑されていました。

一人旅で伊予灘ものがたりを楽しむ場合も、ぜひ先頭車両に足を運んでみてくださいね✨

伊予灘ものがたりは最高の体験だった(まとめ)

購入したお土産片手に記念撮影するあぐ。

あっという間の2時間20分、こうして私の伊予灘ものがたりは幕を閉じたのでした。ここでかかった費用をまとめてみましょう。

伊予灘ものがたりでかかったお金
  • 乗車券(帰りの特急電車、レストラン門田の食事含む)…12,100円
  • 追加の食事(カクテル、ケーキ、団子)…1,800円
  • お土産(オリジナルパスケース)…1,500円
  • 合計…15,400円

では、これを踏まえた今回の感想は…?

あぐ
あぐ

さいっこうの思い出になった!!

15,400円以上の価値を感じる体験だった!!

絶対にもう一回乗りたい!!

なんの忖度もなく、心からそう思います。

VIPな気分にさせてくれる内装、丁寧な接客、各地域・名所を解説してくださる丁寧なアナウンス、写真スポットでは徐行運転してくれる心遣い、美味しい豪華な食事、心に残る美しい景色、そして様々な準備をしてお見送りをしてくださる沿線地域の皆様の優しさ

2時間20分でこんなに楽しませてくれる、幸せにしてくれるコンテンツは滅多にないでしょう。

伊予灘ものがたり以外にもある「ものがたり列車」

車内でも記念撮影サービスがあります。

いやぁ、本当に本当に楽しかった…。予約できて良かった…(予約奮闘記は後日の別記事を乞うご期待!)。

実は四国には、このような「ものがたり列車」と題した観光列車が他に2種あります。

もちろん伊予灘ものがたりにもまた乗りたいですし、(冒頭に説明のとおり全部で4コースあります。全制覇したいな。)他のものがたり列車にも俄然乗りたくなりました。

というか、乗りたい気持ちが強すぎて実は既に予約しちゃいました。2024年8月に、他のものがたり列車に乗車予定です。超楽しみ!!

終点・八幡浜駅で伊予灘ものがたりを見送り、名残惜しく絨毯を踏みしめました。

ちなみに駅のベンチには四国の形にくり抜かれています。

帰りはアンパンマン装飾がされた特急電車で、スタート地点だった松山へ帰ります。わずか50分で帰れました。

というわけで、今回の記事はここまで。初めての伊予灘ものがたり、繰り返しになりますが最高でした。

皆様も、もし四国に旅行に行くのなら。VIPな気分を味わいたくなったら。人との繋がりを感じたくなったら。ぜひ伊予灘ものがたりに乗車してみてはいかがでしょうか。本記事が素敵な旅の一助になれば幸いです。

長い記事でしたが、最後までご覧いただきありがとうございます✨

今後もあぐの旅行記を更新し続けていく予定なので、トップページをお気に入り登録でもして定期的に覗いてくれると嬉しいです☺

こちらの関連記事もぜひご覧ください

こんな素敵な体験をするためには、伊予灘ものがたりの予約を勝ち取る必要があります。予約獲得までの奮闘記、私なりに考える予約のコツをまとめた記事がこちら↓。

「伊予灘ものがたり」を四国バースデイきっぷで予約する場合はこちらの記事が参考になるはずです↓!

伊予灘ものがたり以外の「ものがたり列車」にも乗車できました✨️「四国まんなか千年ものがたり」と「時代の夜明けのものがたり」のレビュー記事はこちら↓。

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