岡山城と岡山後楽園は、岡山観光において外せない名スポットである―
歴史と自然の美が共存するこの二つの観光地に行ってきました。本記事では私が撮影した写真を交えて、岡山城と岡山後楽園観光の様子をたっぷりと紹介します。
見どころ・所要時間・訪れる際の注意点などを解説しますので、ぜひ次の旅行計画に役立ててください。
この二つはセットで散策することをオススメします!
まずは岡山後楽園へ
私は今回、岡山後楽園→岡山城の順番で観光しました。本記事でもこの順番で解説していきますので、岡山城の解説のみをお求めの方は目次をご活用ください。
まずは岡山駅から路面電車に乗ります。「岡山駅」から岡山電気軌道東山本線「城下(しろした)駅」まで約10分です。
城下駅下車後は、さらに徒歩10分程度で岡山後楽園に到着します。
我々は城下駅から鶴見橋を経由して正門から入園しました。
さて、気になるのは岡山後楽園・岡山城それぞれの入園料ですよね。こちらはセット券を購入した方がお得です。
私が観光したR6年6月16日は640円でしたが、R6年7月から料金が改定され、セット券は720円になるようです。とはいえ、岡山後楽園(大人)500円、岡山城(大人)400円なのでセット券の方が180円お得ですね。
それはそれは広大な庭園が広がる岡山後楽園。日本三名園の仲間である金沢の「兼六園」よりも広い面積を有しています。
我々は今回、隅々まで歩くのではなく中央のエリアのみを(30分の休憩を挟みつつ)散策して1時間20分ほどかかりました。後述しますが、炎天下を遮るものがないので夏場は特に休憩必須だと思われます。
公式の見解↓では、隅々まで周ると(休憩なしで)2時間らしいですね。
では、岡山後楽園ではどんな景色が見れるのか?たくさんの写真と共にダイジェストでお送りいたします!
秋〜冬の期間、園内に開放されるタンチョウが居ました。柵にピントが合ってしまい撮影が難しい(;_;)
園内中央に広がる沢の池。水面に空が反射して美しい景色を見ることができました。
よく見ると向こう側に岡山城が見えますね。城の前にこんな立派な庭園を造って権威性を高めていたのでしょうか。
池の中には立派な鯉がたくさん居ました。近くの売店で鯉のエサを購入できます。外国人観光客がニコニコしながらエサを撒いていました。
沢の池に浮かぶ「中の島」に続く架け橋。橋の向こう側は行き止まりですが、橋の上には行くことができます。
と、いうことで記念撮影。なんとも「和」な空間ですね…!インスタ映えする写真をたくさん撮ることができそうです。
池に浮かぶ小島に松の木が生えています。宮城県の松島を彷彿とさせる景色だ…
唯心山という小さな山(丘?)に登れば、岡山後楽園を見渡すことができます。
唯心山からの眺望。緑豊かな美しい庭園であることが再確認できますね。
木々に囲まれた幻想的な空間もあります。マイナスイオンを大量摂取しておきましょう。
面白い場所がありました。「八橋(やつはし)」という名のとおり…
八つの橋で向こう側に渡ります。伊勢物語の聖地巡礼スポット(?)のようで、同行していた「すなふ」のテンションが上がっていました。
緑も水も花も鯉も豊かな美しい庭園。日本三名園の一つであるだけのことはあります。しかし、この美しい後楽園を散策する際に注意していただきたいことがあります。
写真を見て気がついた方もいるかもしれませんが、ほぼ直射日光です。園内中央エリアは日差しを遮るものがほとんどありません。
本当に命の危険を感じる暑さだった…!!!
初夏〜秋にかけては帽子や日傘は必ず持っていくべきだと思います。ハンディ扇風機や冷感スカーフのような暑さ対策グッズも可能な限り用意しましょう。
幸いなことに、園内にはベンチが充実しています。日陰があるベンチを活用して、適宜しっかりと水分補給・休憩しながら散策しましょう。
私も暑さにやられてしまい、日陰のベンチで30分ほど休憩する時間を挟みました。所要時間には休憩時間も含めて計算しておくと良いかもしれませんね。
見た目と中身のギャップが凄い、岡山城
青い空、緑の芝生に佇む黒い城が異色を放っています。その漆黒さから「烏城」と呼ばれる岡山城。見た目とは裏腹に、中に入るとかなり現代的で…!
岡山後楽園の南門から退園して少し進むと「月見橋」が見えてきます。月見橋を渡れば岡山城はすぐそこです。
旭川を跨ぐように架けられた月見橋。多くの人が歩いているとちょっと揺れるかも…?
月見橋から見える岡山城。ここからのアングルもなかなか良好ですね。
ちょっと構図を意識して撮影。旭川越しに後楽園を見守っているかのような風貌を感じさせます。
私の岡山城天守の観光時間は1時間30分でした。本来の岡山城は1945年の空襲で焼失しており、今ある天守は再建されたものです。
したがって、建物内は文明の利器を活用した居心地の良い資料館になっています。直射日光のなか岡山後楽園を散策した後に入る岡山城はエアコンが効いた極楽環境で最高でした…笑
主に岡山城建築の歴史、天守の構造の解説、岡山藩主である池田家の解説、関ケ原の戦いの解説などを見ることができる資料館です。
館内は一部の禁止エリアを除き撮影可能ということでした。しかし、撮影した資料を公開することについて記載がなかったので資料・解説については写真掲載を自粛させていただきます。
展示物の掲載は控えますが、記念撮影できるスポットをご紹介しましょう。
偉い人が移動するとき用のカゴに入ることができたり…
当時の銃や刀の重さを体験できる場所がありました。小さい子でも楽しく歴史を学ぶことができそうです。
館内の解説を読む中で「関ヶ原の戦いってこういうことだったのか〜」とようやく理解することができました。日本史を学んでいた学生時代よりも詳しくなったと思います。
教科書を読むだけの学習ではなく、こうやって体験したり現地の資料を見ながら学ぶ方が知識の定着率も知的好奇心も高まりそうですね。
私は終盤になってから気がついたのですが、岡山城は最初に最上階(6階)に上がり、一階ずつ下りながら見学するのが順路なようです。
いや〜、だから最初にみんなエレベーターを使っていたのかぁ。
私は4階まで階段で一階ずつ上りながら見学してしまいました。上の階から解説を読んだほうが頭にすんなり入ってくると思いますので、皆さんは私と同じ過ちをしないようにご注意ください。
岡山城と岡山後楽園へ行ってみよう!
こうして約3時間かけて岡山後楽園&岡山城の見学を終えました。
岡山後楽園は日本三名園の一つに数えられる広大な庭園で、四季折々の美しい景観を楽しむことができるでしょう。今回は夏の新緑の時期だったので、次は春の桜・秋の紅葉・冬の雪景色のいずれかを見に行きたいなぁ。
一方で岡山城は戦国時代からの歴史を今に伝える威厳ある城で、その堂々たる姿と内部の展示物は歴史ファンにとって見逃せないものなのではないでしょうか。
後楽園の直射日光と岡山城の見学順路には気をつけて、皆さまもぜひ一度は足を運んでみてくださいね👋
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