旅行の予算はどのくらい?後悔しないための前提知識

旅行の予算について、真剣に考えたことはありますか?

読者
読者

旅行をしたいんだけど、どのくらい予算がかかるものなんだろう…

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな皆様のために、あぐ流「旅行予算の考え方」を解説していきたいと思います。

こんな人におススメの記事です!
  • 一泊二日や二泊三日の旅行の予算を知りたい
  • 旅費がいくらだと割安なのか知りたい
  • フワッとした結論じゃなく、考え方の一つをズバッと聞きたい

旅行の予算なんて、正直どこからどこに何を使っていくかでメチャクチャ変動します。そこを踏まえて「このパターンのときは予算がこのくらいで…」と書いていくとキリがないです。

そこで、本記事では敢えてズバッと私の意見を述べていきます。

「ほぇ~そんな意見もあるんだ」という軽い気持ちで参考にしていただければ幸いです。

今回の記事は私の主観と経験則に基づく個人の意見です。

では、まず結論から述べましょう。

本記事の結論!
  • 一泊二日の目安は7万円
  • 二泊三日の目安は10万円
  • 上記目安より安いなら割安な旅
  • 旅行を楽しむなら目的を明確にせよ!

以下、この結論に至った考えを述べていきます。

あぐ
あぐ

できるだけサクサク読める文章になるように善処するので、ぜひ読んでみてね

はじめに

あぐ
あぐ

こんにちは!あぐです!

はい。こんにちは。ちゃんと挨拶から始まるなんて珍しいですね。

主観に塗れた記事を書くにあたって、簡単に自己紹介させてください。

  • 27歳男性、手取り19万の給料。
  • 2023年1月~2023年12月の旅行回数は11回。ほぼ月1回のペース。
  • 毎回、綿密な旅行計画を立てている。
  • 限られた財源で大好きな旅行をするために、旅費について真剣に考えまくっている。
  • 趣味でFP(ファイナンシャルプランナー)3級を取得した。

もっと詳細なプロフィールは別記事があるので時間や興味があれば見てください。見なくてもいいです。

こんな私が考える、旅行の予算についての論文をどうぞお楽しみくださいませ。

毎月詳細な計画を立てて旅行し、蓄積された1年分のデータに基づいた筆者の意見。参考にするかどうかはあなた次第…!

旅費の構成と参考価格

旅行の予算を考える上で、まず最初にお話したいのが旅費の構成要素です。

旅費って何でできているの?ということですね。

過去記事にて一度お話はしていますが、今回は「旅費の目安」という面で解説します。

私は以下の五つの大項目に分類できると考えます。

旅費の構成要素
  • 目的地までの移動費
  • 宿泊費
  • 現地交通費
  • 食費
  • 行楽費

では、それぞれについての説明と予算の目安を語っていきます。

構成①目的地までの移動費

ことばの定義
「目的地までの移動費」って何ですか?
現地まで行くための飛行機や新幹線の費用のことです。

これこそ、どこからどこへ行くかで値段は大きく変動します。

なので敢えて、私の過去のデータ(東京から関東地方外に行く場合)から概算した上で断言すると…

目安の価格

片道15,000円・往復30,000円が目安です。

少し補足を加えさせていただけるのであれば、下記の点も考慮して目安価格を増減させてください。

  • 飛行機の場合、繁忙期・直前期は+5,000円くらい。
  • 飛行機の場合、同じ目的地でも日付による価格変動が大きい。
  • 新幹線の場合、繁忙期でも値段の変動は小さい。
  • 新幹線の場合、目的地が同じなら価格はほぼ固定される。
  • 飛行機は激安セールがあるが新幹線のセールはない。

この辺りについても詳細な解説を加えたいですが、今回は旅費の構成とその参考価格についての記事なので割愛します。

また、同じ目的地に新幹線と飛行機の両方で行ける場合はそれぞれのメリット・デメリットを考えて判断してください。

新幹線のメリット・デメリット

メリット

  • 飛行機よりダイヤ乱れ少ない
  • ギリギリの乗車でもOK
  • 主要都市部に到着する
  • 急な予定変更でも対応が楽
  • 料金が安定している

デメリット

  • 飛行機よりは遅い

新幹線の特徴は安定感

多少の悪天候ならダイヤ乱れはなく、繁忙期の料金もそこまで価格変動はないですね。急な予定変更があってもすぐ後の新幹線に乗ればOKですし、指定席券は1回のみ無料変更可。

新幹線の停車駅がその都道府県の主要都市である場合が多く、各観光地へのアクセスも良好です。

デメリットを挙げるならば飛行機よりも遅いことくらいでしょうか。
※というか飛行機が速すぎるだけ

飛行機のメリット・デメリット

メリット

  • 圧倒的に早く到着する

デメリット

  • 新幹線よりお金がかかる(かも)
  • 搭乗時間は短いが、前後の時間が長い
  • 天候によるダイヤ乱れが目立つ
  • 空港のアクセスが悪い可能性
  • 心理的に抵抗がある人もいる

飛行機の特徴は圧倒的速さ

東京~新函館北斗は4時間20分かかりますが、
羽田空港~函館空港は1時間20分で到着します。

旅行において3時間も早く現地に着けることの恩恵はとても大きいです。

一方で、価格や運行状況が不安定です。

また、飛行機での移動時間は早いけど、空港ができるくらいの広い土地があるのは都道府県の中でも辺境の地だったりします。更に忘れてはいけないことは、搭乗1時間前くらいには空港で待機する必要もあります。

空港の待機時間と、空港到着後から主要都市部までの移動時間を含めると新幹線との時間差は縮まっていきますね。

あと科学的には安全ですが、心理的には怖いという人も一定数いるはず。

新幹線vs飛行機、あぐはどっち派?

あぐ
あぐ

私は飛行機派です。

あ、正確にはセール価格で購入した飛行機派です。

飛行機は定期的にセールを開催しています。
正規価格2万円のところが8,000円で乗れる場合もあります。

そんなときに購入できれば、爆安×圧倒的早さによる圧勝です。
セールについて詳しくは過去記事をご参照ください。

でも、空港から観光地の移動時間・移動費用を事前に調べたうえで、なおお得かどうか考えて総合的に判断します。

構成②宿泊費

ことばの定義
「宿泊費」って何ですか?
現地で泊まるホテル代・旅館代のことです。

こちらもグレードや曜日によって価格の変動が大きいです。

ここでは、楽しい旅行気分を害さないクオリティを維持しつつできるだけ予算を抑えた金土祝の場合を目安の価格とさせていただきます。

目安の価格

一泊10,000円(食事なし)が目安です。

格安ビジネスホテル・主要都市から離れたホテルは5,000円前後でも利用できますが、”旅行気分”が下がったり、アクセスの悪さで疲弊してしまいます。

一方で、素泊まり15,000円~20,000円以上のホテルはグレードが高いです。予算に余裕があれば検討してください。

10,000円前後が一番”丁度良い”ラインだと考えます。

宿泊に食事を追加する場合の料金目安

食事なしの場合の目安は先述のとおりですが、食事を付ける場合の目安はどうでしょうか。

朝食のみ付ける場合は+3,000円、2食付ける場合は+10,000円が目安です。

これは完全に私に経験則ですね。また、夕食の内容が豪華になるほど加算額も増加します。

では、宿泊に食事を付けるかどうか?について、私の見解は…

あぐ
あぐ

時間が取れるなら2食付けた方が良い!です。

「時間が取れる」とは、チェックイン後の時間の話です。

例えば、夜遅くまで観光地を周る場合は素泊まりで良いでしょう。逆に、宿でゆっくりする時間があるのならば宿で食事をする方がおすすめです。

食事付を推す理由は、ご当地グルメを網羅しやすいからです。

旅館などの夕食では前菜でご当地グルメが出る傾向にあります。

私が考える旅行の醍醐味の一つに「ご当地グルメを楽しむ」があります。

特定のご当地グルメ専門店で夕食を取るのも良いですが、ホテルの夕食は大抵、小鉢でたくさんの種類のご当地食材・グルメが楽しめます。私はできるだけ多くのご当地グルメを少しずつ味わいたい派なので、小鉢で多種類の方が合っているのです。

朝食バイキングでも、ご当地グルメが楽しめますよね。朝食だと夕食では見かけなかったご当地スイーツが並ぶことが多い気がします。

広島の朝食バイキングで「もみじ饅頭」。とても美味しいかった…!

二泊以上するならバランス調整せよ!

あぐ
あぐ

もし私が二泊するなら、一泊目は朝食のみ、二泊目は2食付きというように調整します。

一泊目の夕食はどうしても食べたいご当地グルメの専門店に行き、心行くまで堪能します。そして二泊目のホテル夕食にて、その地のグルメを網羅するのです。

そうしたら、二泊とも2食付きの場合より費用も抑えたうえで満足度が高いです。どうです?真似して良いですよ😊

構成③現地交通費

ことばの定義
「現地交通費」って何ですか?
旅行先での移動に伴う交通費のことです。

私はペーパードライバーなので、レンタカーを使用しない計算で話を進めます。また、タクシーは今のところ一度も利用していません。

バス・鉄道での交通費はいくらが目安かというと…

目安の価格

一泊5,000円、二泊なら10,000円が目安です。

ここで、あぐ流の現地交通費を抑える工夫を2つ紹介します。

節約術①一日乗車券を調べるべし!

有名観光地や都会の場合、一日乗車券が存在する確率が高いです。バスや鉄道であちこち移動する旅行計画なら、事前に「○○県 一日乗車券」と検索しておきましょう。

自分が支払うはずの交通費と一日乗車券の価格を比較して、お得であればぜひ活用してください。

あぐ
あぐ

一日乗車券との価格の比較のためにも、旅先でどう移動するかを事前に計画立てておくことが重要なんだよなぁ…。

節約術②詳細な時刻表を確認しておくべし!

私が衝撃だった時刻表を紹介します。

茨城旅行編で紹介した、つくばわんわんランドから土浦駅までのバスの時刻表です。最終バスが15:17です。バスや鉄道は価格が低いことが強みですが、時刻表に縛られることを忘れないでください。

もしこのバスを逃したら、タクシーを呼ぶしかありません。迎車料金+運賃が必要です。こうならないためにも、しっかりと時刻表を確認してください。避けられる出費は避けましょうね。

構成④食費

ことばの定義
「食費」って何ですか?
旅行先での食費(食べ歩き等も含む)のことです。
「食べ歩き」は行楽費ですか?
私は「食費」に計上しています。
食事付プランのホテル代はどのように扱いますか?
その場合は全額を宿泊費に計上しています。

最初にお伝えしておきますが、食費はケチってはいけません。その旅行のクオリティに直結します。私は旅先で豪華な食事を楽しむために、日常の食費は節約しています。

この章は特に主観強めになりますがご了承ください。

ご当地グルメを楽しむにしても、質の高いご当地グルメが最強です。例えば冬の鳥取はカニで有名です。その中でも高級な松葉蟹をいただき、とても感動しました。

松葉蟹一枚
これはもう一生の思い出…!!

具体的にどの辺りの金額が「質の高いご当地グルメ」なのか。これも完全に独断でお答えします。

目安の価格

昼食2,000円、夕食5,000円くらいなら「質の高いご当地グルメ」が食べられるでしょう。

ぼったくり価格とか観光地価格とか、安くても美味しい地元の人だけが知る名店とか、そんな例外はいったん置いておくとこれが私の目安ですね。

あぐ
あぐ

旅行における「食」は思い出そのもの。ここは奮発しても良いのでは…?

構成⑤行楽費

ことばの定義
「行楽費」って何ですか?
観光地の料金(拝観料、入場料、体験費用)のことです。

神社・仏閣・寺院を巡る旅行ならそこまでの金額にはならないと思います。1か所につき数百円くらいでしょうか。

旅先で水族館や動物園、遊園地に行く場合は数千円必要ですね。または特別な体験(遊覧船に乗るとか)をする場合も同じくらいの費用がかかるかもしれません。

行楽費も、旅先でしかできない体験をするための必要経費です。ここでケチる(お金がかかるから体験を諦める)のは反対ですが、節約できる工夫はあるはずです。

具体的には、前売り券や電子チケットを購入することです。

前売り券や電子チケットは通常の料金よりも割引される傾向にあります。同じ体験ができるのに割引が効くなら使わない手はないでしょう。

通常1,500円の遊覧船チケットも事前予約だけで900円になりました!
目安の価格

どのような施設を利用するかで変動しますが、一日あたり3,000円を目安としておきます。

一泊二日の旅行予算

ではここまでの情報をまとめて、旅行全体の予算を計算してみましょう。

まずは一泊二日の場合。

一泊二日の旅費の目安
  • 移動費往復で30,000円
  • ホテルは朝食付で13,000円
  • 現地交通費5,000円
  • 食費で14,000円(昼食×2+夕食×2)
  • 行楽費3,000円

これで合計65,000円です。ここから更にお土産代などの諸経費を入れて、だいたい7万円が私の目安になります。

あぐ
あぐ

ここでは夕食を食べてから帰路につく想定です。

二泊三日の旅行予算

続いて二泊三日の場合、旅行の予算はどうでしょうか。

一泊二日の旅費の目安
  • 移動費往復で30,000円
  • 一泊目朝食付13,000円+二泊目二食付20,000円
  • 現地交通費10,000円
  • 食費で16,000円(昼食×3+夕食×2)
  • 行楽費6,000円
あぐ
あぐ

2日目の夕食はホテルで。1日目と3日目の夕食なので×2をしています。

これで合計95,000円です。諸経費を加えてだいたい10万円が私の二泊の目安です。

「割安な旅行」について

いくらなら「お得な旅行」と言えるのか

以上の計算に基づいて、冒頭では「一泊で7万、二泊で10万が目安」と述べました。しかし、これはあくまで基本料金。ここからいかに質を下げずに安くするか?が腕の見せ所です。

TFP(Trip Financial Planner)(←私の造語です。)の私にかかればご覧のとおり↓。

令和5年の全旅行費用実績をまとめました。

1月の島根は夜行列車で一夜を過ごしたので二泊と計算するか微妙ですが、一応ここでは二泊とします。

一泊旅行の平均額は53,772円

二泊旅行の平均額は84,285円です。

あぐ
あぐ

目安金額から1~2万円も安いですね!

かといって、私の旅行記を見て「安いから質が低い」ことはありましたか?旅行をしている私視点からは、全くそんなことありません。質を落とさずに1~2万円も安く旅行ができれば、それは「お得な旅行」と言って良いですよね。

具体的にどうやって旅行の予算を抑えているのか?気になりますよね😊

そんなあなたはぜひこちら↓の記事をご覧ください。

これを読んで、皆さんも「お得な旅行」をしてみませんか??

「割安=正義」ではない

ここまで散々、予算の目安とか節約の工夫とかについて熱く語ってきました。

しかし、今一度よく考えてみてください。皆さんの旅行の目的は何ですか?美味しいものを食べたい。有名なあの景色を見たい。非日常を体験したい。旅館でまったりリフレッシュしたい…

目的は人によって異なるでしょうが、安さを求めるだけの旅行を目的とする人はいないはずです。ここで紹介した目安金額よりも予算オーバーしたからといって、何かを我慢することをしてはいけません。

割安な旅行を求めるあまり当初の旅行目的を見失わないようにご注意ください

大切なのは「旅行の目的を決める」こと

目的があるから予算が決まる

先ほどの表の一部抜粋をご覧ください。

金沢旅行では移動費が、鳥取旅行では宿泊費がズバ抜けています。

金沢旅行の際は「新幹線で一番豪華な席(グランクラス)を体験してみたい」という目的があり、鳥取旅行では「人生で一番高級な旅館に泊まってみたい」という目的があったのです。

そこで金沢旅行では宿泊費を抑えたり、鳥取旅行では移動費を抑えて旅行の予算全体でバランスを調整しました。

目的が決まれば「ここは贅沢する」「ここは予算を抑える」というメリハリを持って予算を立てることができます。そのおかげで、旅行全体を通して最高の思い出が手に入るでしょう。

ちなみにグランクラス体験記はこちら↓。

高級旅館の体験記はこちら↓。唯一、目安の金額(一泊7万円)を超過した旅行でしたが微塵も後悔がありません。むしろやって良かったくらいです。

どちらも素晴らしい人生経験になり、最高の思い出です。

予算が決まるから楽しんで消費できる

目的を持って予算を決めたら、後は全力で楽しむのみです。

前もって大体の予算を把握しておくからこそ、惜しみなく旅先でお金を使えます。

想像してみてください。

あなたは今、旅行先の飲食店でメニューを見ています。

ご当地グルメを楽しむ定食が松竹梅の3種類あったとして、どれを選ぶでしょうか。旅行の目的や予算を決めておけば即決できるはずです。

旅の目的が「グルメを楽しむ」だから迷わず松を選ぶ!

夕食の目安を5,000円として設定してあるから4,200円の松を選ぶ!

では、もし目的や予算をハッキリ定めなかったらどうなるでしょうか。

せっかくだから松にしようかな…でも今回の旅行で結構なお金使っちゃってるからな~(←具体的な金額は把握していない)

一食4,200円って高いよな、どうしよう~

最終的には松を選んでも、選択に迷いが生じたり罪悪感が残ってしまうかもしれません。結末は同じでも、過程やその後の気持ちに大きな差がありますよね。

この積み重ねが旅行全体の思い出を左右するのではないでしょうか。目的が決まると予算が決まる。予算が決まると楽しんで消費ができる。このメリットは大きいと私は考えています。

おわりに~旅行計画のすゝめ~

今回は旅行の予算について、私なりに真剣に考えてみました。読んでみていかがだったでしょうか?

旅行にかかる基準予算をズバリ発表しました。何にお金を使うかは人によって大きく異なると思いますが、一つの指標としてお役に立てれば光栄です。

そして後半に熱く語りましたが、旅行の計画を事前に立てることって大事なんですよ。単純に事前予約等でお金が安くなることに加えて、目的を明確に定めれば楽しんでお金を使うことができます。

いつか旅行計画の立て方の記事も作成しようと思いますのでお楽しみに。最後までご覧いただきありがとうございました👋

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