【倉敷グルメ】美観地区周辺で完結!一日三食のモデルコース

美観地区の観光を検討中の皆様。倉敷グルメで何を楽しむか、もう決まりましたか?

読者
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倉敷グルメって何があるの?

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美観地区のお店がほとんど17時で閉まっちゃった!夕食どうしよう!

今回の記事では、あぐの実体験に基づいた一日三食分の食事をご紹介。

味はもちろん、素敵な接客をしてくださった名店3選です。一食だけ真似るも良し、迷ったら全て真似るも良し。旅の重要ポイント「食」で後悔しない為にもぜひ最後までご覧ください!

あぐ
あぐ

私の独断と偏見で選んだ最高の3店を紹介していくよ!

倉敷グルメを楽しむ上で知っておくべきこと

倉敷といえば美観地区。美観地区には様々な種類の飲食店が軒を連ねています。甘いものからしょっぱいもの、軽いものから本格的なコース料理、倉敷グルメからフレンチまで、本当に多種多様でした。

しかし!営業時間が9:00〜17:00のお店が多い点にご注意ください!

実際に私も、「ここのカレー美味しそうだな〜」と狙っていたお店が17:00閉店でした(;_;)

19:00頃に美観地区で飲食店を探していると、思った以上にお店が見つからない(予約でいっぱい、とか)ので焦ります。そうならないためにも、夕食はある程度は事前にお店を決めておくと良いでしょう。

あぐ
あぐ

私が今回紹介する夕食のお店は21:00まで営業していて安心です。

朝食は「廣榮堂倉敷雄鶏店」でティータイムから。

まず朝食にやってきたのは「廣榮堂(こうえいどう)倉敷雄鶏店」さんです。

場所は美観地区の倉敷川沿いで、営業時間は9:00〜17:00。お土産用の和菓子を購入できる売店と、イートインできる茶店が合体した造りになっていました。

あぐ
あぐ

種類豊富な倉敷スイーツが用意されていました!

できたての「調布」が最高だった。

私が注文したのは「調布セット(1,000円)」です。セットドリンクは桃の紅茶を選択。

最初は「岡山っぽいからきびだんごセット(800円)にしよう!」と思いましたが、お土産用に購入したこと・試食させて頂いたことから、きびだんご以外で気になった「調布」を選びました。

こちらが「調布」。もっちもちの求肥に焼きたての皮が巻かれた一品。注文されてから皮を焼いているようで、上品な甘い香りが漂ってきました。

フォークを通すとしっとり、なのにサクッ…と聞こえるか聞こえないくらいの優しい皮。

あぐ
あぐ

なんだこれ…うまぁ…!

もはや皮だけでも商品になりそうな美味しさ。焼き立てのクレープの皮を、更に厚くしたような感じ。控えめな主張をする甘さ加減が絶妙。焼き立て故の、かすかな歯ごたえ。

もちろん中身の求肥も絶品でした。きびだんごが看板商品なのでこちらも伊達じゃない。噛むだけで顔がほころぶような、”幸せを噛みしめる”とはこんな感じなんだろうなと感じられるような、至高の商品でした。

お店で食べるなら絶対これだ。間違いない。

と胸を張って言える美味しさです。焼き立てならではの衝撃の美味しさをぜひ体験してください。

店員さんイチオシの「桃の紅茶」

セットメニューのドリンクは「桃の紅茶」を選択しました。理由は「桃って岡山っぽいな〜」と思ったから。

他の選択肢として、コーヒー・抹茶・煎茶・桃太郎ぶどうの茎茶・ルイボスローズ・オレンジジュースがありました。

あぐ
あぐ

桃太郎ぶどうの茎茶って何!?と興味を惹かれつつも今回は桃の紅茶をチョイスしました。

注文は売店で行うのですが、そのとき会計してくださった店員さんがこんな話をしてくれました。

店員さん
店員さん

私ね、この中だと桃の紅茶が一番好きなんですよ☺

日本のお茶の起源と言われている岡山ですから、ぜひお楽しみくださいね。

私、旅先でのこういう会話が大好きです。

このお店で働く人が好きな商品って絶対美味しいやん。というか、(当たり前かもしれないけれど)自分のお店の商品が好きで、それをお客さんに提供してるって素晴らしいなと思いました。

ほら、自社の商品の事好きじゃない(場合によっては嫌いまである)のに仕事だからとその商品を営業する人も世の中には居るわけじゃないですか。もちろん現実は甘くないし、それが悪だとは言いません。でも、自社製品に誇りを持っている人が売っているって、素晴らしいなと思いました。

迷ったら調布セット×桃の紅茶で決まり!

話が逸れましたが食レポに戻りましょう。桃の紅茶(HOT)です。

カップに注いだだけで、桃の良い香りが広がりました。紅茶は味覚だけでなく嗅覚でも楽しむ商品なんですね。岡山まで夜行列車で来ていたのですが、その移動の疲れが香りで吹っ飛びました。とんでもないリラックス効果。

匂いは桃の香りがすごいのに、味は桃の主張がかなり控えめ。これがまた良い。微かに感じる桃の味が、高貴さの演出に一役買っているようです。

できたての調布の美味しさに感動しつつ、紅茶の香りを楽しむ。喉が潤いを欲したら、カップに注いで適温になった桃の紅茶を一口。鼻に抜ける桃の香りと微かな桃の後味が、あなたを極楽に連れていくことでしょう。

倉敷グルメの朝食に迷ったら、廣榮堂倉敷雄鶏店の「調布セット」をぜひお試しください✨

昼食は「武野屋別邸」で豪華アフタヌーンティー。

続いて昼食は「武野屋別邸」でアフタヌーンティーをいただくことにしました。なお、武野屋別邸のアフタヌーンティーは予約必須なのでご注意ください。

敷地内に入ったら左へ進みます。

こちらが別邸の入口。歴史感じる風貌ですが、中に入るとしっかり現代的でした。(エアコンがありがてぇ…!)

予約の時間(私は13:00でした)になると部屋に案内されます。

まるで旅館のような構造。案内中に通った場所には個室以外もあったので、アフタヌーンティーの予約の場合は個室に通されるのでしょうか。

あぐ
あぐ

うわぁ…!!良いお部屋!!

お庭の眺めを楽しむことができ、かつ空調がしっかり効いた部屋で最高でした。このリッチな空間で、いよいよアフタヌーンティーのスタートです。

ペアドリンク「上煎茶 一煎目」

ランチョンマットはジーンズ生地。これも倉敷らしさでGood!

急須1杯分が湯呑み1杯分。

茶葉がセットされた急須にまずは五十五度のお湯を注いでもらいます。待つこと30秒。茶葉に浸しすぎると渋みが出るとのことで、急須から湯呑みにすべて注ぎます。

綺麗な黄緑色のお茶が、飲みやすい適温で出てきました。

あぐ
あぐ

うーむ、「甘さと旨み」を確かに感じる…!

朝食のお店で店員さんがチラッと言っていた、お茶の起源が岡山県という話を思い出しながら味わいました。

ちなみに二杯目は八十度のお湯を淹れてカテキンを抽出した「すっきりとした渋み」を出してくれる飲み方でいただきました。同じ茶葉なのに確かに味が違う!!という感動体験ができました✨

【碗もの】ホタテと枝豆を使った道明寺蒸し

小さなおむすびにホタテと枝豆を乗せて、たっぷりの出汁に浸っています。

容器がとてもかわいらしい。

朝食でいきなりスイーツを食べたあぐ。ちょうどお米が食べたくなっていたんですよ!!

柔らかなお米がたっぷりの出汁に浸っています。「道明寺蒸し」は初めて食べましたが、とても優しい味で美味しかった…!特にお出汁の甘辛さが絶妙。これならご飯が何倍でも進みそうでした。

【八寸】旬を味わう、贅沢な一皿

鱧(はも)、れんこんチップ、さつま揚げ、だし巻き、ローストビーフ、いぶりがっこetc…

金継ぎが美しい大きな台形状のお皿に運ばれてやってきました。アフタヌーンティーでこんな本格的なセイボリー(軽食)が出るのか!?と驚愕。

一口サイズで様々な種類のお料理が楽しめるのが最高ですね。個人的にはさつま揚げが「ナニコレもうお肉じゃん!!」と感動的な美味しさでした。

あぐ
あぐ

こりゃあ立派な「昼食」になるなぁ…!

【手まり寿司】新しい倉敷グルメ!?極上の二貫

続いてやってきたのはお寿司。なんて美しいお皿なのでしょう。

サーモン×いくら×ウニ×きゅうりの一貫と、岡山県ブランド「桃鯛」の一貫。これがもう、究極に美味しかった。

右の一貫は岡山県産の白桃を餌に育った鯛という新ブランドの「桃鯛」。桃の香りがするわけではないですが、鯛の甘みを十分に感じられて歯ごたえ◯。ここでしか食べられない貴重な一貫です。

左のサーモンは今まで食べたどのサーモンよりも美味しかった。とっても味が濃いサーモン。3粒のイクラは「プニッ」ではなく「プッチン!!」という感じの弾ける食感。まさかイクラに噛み応えを感じる日が来るとは、と感動しました。そして何より少量のウニの存在感。一口サイズの手まり寿司に美味が濃縮された究極の一貫でした…!

店員さん
店員さん

煎茶の茶葉はこのお醤油を付けて食べることもできますよ!

とご案内があったので茶葉も食べてみました。これが意外に美味しい。苦いのかな〜と思って食べたら、どんな化学反応なのか旨味が凄い。和え物(あえもの)というかおひたしというか、一品の料理として成立していました。

【段々プレート】これが「和」のアフタヌーンティー!!

本格的なセイボリーに満足した後、ついにスイーツがやってきました!

「和」を感じさせる木製の段々プレートが素敵ですね。それぞれの感想をダイジェストでお届けします!

煎茶とレモンのクッキーシュー。鼻に抜けるレモンの香りが最高だった。

キャロットケーキ。上に乗ったチーズクリームを落とさないように注意!(私は落としました)

名前を忘れたブッセ。甘くてふわふわ食感、個人的に最推しです。

抹茶生カヌレ。アクセントのオレンジピールがたまらない。外はサクッ、中はしっとりの最高カヌレ。

梅酒と苺ジュレのパンナコッタ。紅茶ジュレも入っていて、初めての味わいだった。

そば茶パンナコッタのフルーツあんみつ。そば茶パンナコッタが想像以上に美味しくてびっくりした。

珈琲ナッツスコーン。口に入れた瞬間に弾ける珈琲の香り。ピスタチオが最高のアクセントだった。

どれもこれも本当に美味しかった…。

はじめは「そば茶のパンナコッタって美味しいのか?」と半信半疑でしたが、これが想像以上に美味しい。和スイーツ特有の上品な甘さ・主張しすぎない甘さが癖になります。

段々プレートと共にやってきた「高梁紅茶(たかはしこうちゃ)」。アツアツの紅茶をワイングラスに淹れていただきます。

ワイングラスに入っているので、飲む瞬間に紅茶の良い香りを顔面で受け止めることができる(?)のが特徴。どのスイーツにも合う最高のペアドリンクでした。

【水菓子】季節のフルーツとそば茶ジュレ

もうお腹がいっぱいだ…というところに丁度良い量の水菓子。

ゴールデンキウイ、メロン、オレンジ。どれもみずみずしく、こってりスイーツの締めに相応しいあっさりフルーツでした。

そしてやはり気になる「そば茶ジュレ」。そば茶パンナコッタは美味しかったけど、そば茶のジュレって…?

あぐ
あぐ

おぉ、これも美味しい…!!

水飴の味というか、甘いお茶の味というか…「そば茶味」に対する私のイメージがかなり好転しました。どんな洋風スイーツも、そば茶を使えば和風テイストに変換できるんだなぁと勉強になりました。

こうして満足度120%のアフタヌーンティーは終了(5,500円)。倉敷でのランチが決められない場合は、前もってアフタヌーンティーを予約してしまっても良いのではないでしょうか。

夕食は「レストラン蔦」で優雅なホテルディナー。

時刻は19:30。そろそろ夕食にするかぁ〜と美観地区を歩いていると、ふと気が付きます。

あぐ
あぐ

あれ…?閉まっているお店多くない…?

そのせいか、開いているお店も「予約で満席」等の張り紙が目立つ状況でした。

お昼の散策の間に目星を付けていたカレー屋さんも17:00で営業終了でした。とても美味しそうな看板だったため、「今晩はカレーにしよう♪」と完全にカレーの口になっていたのに…!!

アイビースクエアなら夜も倉敷グルメが楽しめる!

そんな中、21:00(ラストオーダーはもう少し早いので注意。)まで営業しているレストランを発見!!アイビースクエアの中にある「レストラン蔦(つた)」です。

アイビースクエアは複合観光施設で、宿泊先としても利用できます。レストラン蔦は、その宿泊客ではない人でも入れる良い感じのレストランなのです。

店外にメニューがあるので安心!!

観光地での飲食店は料理の雰囲気とか価格帯とか気になっちゃいますよね。ここなら事前に確認できます。倉敷グルメの御膳やコースがメニューに名を連ねる中、私は「ビーフカレー」を発見。

コース料理などとは異なり、ビーフカレーは商品の写真がなく文字だけの表記なのでどんな規模感なのか気になりつつも、どうしてもカレーの気分だったので入店を決意しました。

とても感じの良いウェイターさんとのやり取り

席に案内され、再度メニューを確認。気持ちはやはりカレーでしたが…

あぐ
あぐ

カレーとオムライスだけ写真がないな…あんまり選んで欲しくないのかな…

あぐ
あぐ

ホテルレストランなのに価格が高いコース料理じゃなくて安い単品料理を選んで良いのだろうか…

と要らぬ心配をし始めるあぐ。注文時にウェイターさんに聞いてみました。

あぐ
あぐ

どのメニューも魅力的なんですが…今はカレーが気になっているんですよね^^;

ウェイターさん
ウェイターさん

そうなんですね!…実は、私ここのカレーが大好きでして。自分で買って持って帰るくらいなんですよ笑

あぐ
あぐ

えぇ!じゃあ間違いないですね!!カレーをください!!

ウェイターさん
ウェイターさん

かしこまりました。この美味しさを広めたいのでぜひ食べてください。あぁ、でもハードルは上げない方が良いですよね笑

朝食の「廣榮堂倉敷雄鶏店」さんでもそうでしたが、そこで働く人が、そこの商品を好きであるって素晴らしいですよね。ウェイターさんが買って帰るほどのカレーに期待が高まります。果たしてこの期待は超えられるのか…??

私がカレー界で一番好きになった「ビーフカレー」

到着。こちらが「ビーフカレー」です。

あぐ
あぐ

自分でルゥをかけるスタイルじゃん!!素敵!!

まずはビジュアルでテンションが上がります。

この入れ物もオシャレだな〜。ここから好みの量をライスにかけていただきます。

ルゥは「サラサラ」というより「ドロッ」とした感じ。後にウェイターさんに教わったのですが、バターをふんだんに使っているのだそうな。「バターチキンカレー」は有名ですが、ここでは「バタービーフカレー」が楽しめるわけですね!

満を持して…いただきます…!!

あぐ
あぐ

こ、これはっ…!!

求めていたカレーが、ここにありました。昼間からずっと恋い焦がれた、ずっとカレーの口だった私の欲望を満たすカレー。

その味は、とってもマイルド。スパイシーなカレーが流行るこの時代に逆らうような、否、かつて一時代を築いた王道のカレーが今もなお鎮座するような、堂々たる深い味わい。

中辛以上が好みの私、口に入れた一瞬は「あれ、物足りないくらい辛さがないな…」と思いました。しかし、噛めば噛むほどルゥの深い味わいに夢中になりました。

極めつけは、ビーフの圧倒的な存在感。巨大なビーフがゴロッゴロ入っています。スプーンサイズのビーフまでありました。それなのに、口に入れると一瞬でとろける柔らかさ。なんだこれは。

辛くないので小さい子も安心して食べられる。ビーフたっぷりで食べ応えがあり大人も満足できる。ビーフカレーの最高到達点はここにありました。

人生で初めて”チップ”を渡した話

こうして大満足なカレーを頂くことができたのですが、驚くべきはその料金。1,200円でした。

旅行先の夕食の予算はだいたい5,000円で考えている私にとっては破格の値段です。それにこんなに満足度が高く、ウェイターさんとも上記以外にたくさんお話させていただきました。

あぐ
あぐ

こんなに良い思いをして1,200円は安すぎる…!

と考えた私は、会計時に人生で初めてチップをお渡ししました。会計は別のスタッフさんに対応いただいたのですが、先程のウェイターさんがわざわざ戻ってご挨拶してくださりました。

ウェイターさん
ウェイターさん

ご満足いただけたようで何よりです。今度はぜひこちらでご宿泊いただいて、他のメニューも楽しんでくださいね✨

完全な自己満足ですが、なんて気持ちの良いお金の使い方なんだろう…と身体がポカポカしました。今回はカレーでしたが、次は倉敷グルメを使ったコース料理(8,800円)をいただこうと思います。

※今回は私が勝手にやったことであり、本来はチップ必須なレストランではありませんので皆様はお気軽にご利用ください。

美観地区で食事場所に迷ったら、アイビースクエアの「レストラン蔦」の利用を検討してみてください。ちなみにメニューは公式HPにも載っています。

あぐ
あぐ

次に倉敷旅行するときはアイビースクエアに宿泊しようっと…!

倉敷グルメは選択肢が多いので事前に調べておこう

以上が、私がおすすめする「倉敷グルメを堪能する3食プラン」です。味はもちろん最高でしたが、どのお店も店員さんがとても優しく、色々なことを教えてくれました。

旅の醍醐味の一つは、そこでしか会えない人との繋がりだと思っています。倉敷グルメを堪能しつつ、味も会話も記憶に残る旅行をしてみてください✨

ちなみに美観地区ではこれ以外にも…

倉敷プリン

世にも奇妙なデニムまん

びかんちくラテ

チーズカレーパン

などを食べ歩きました。これらの詳細は別記事にて紹介しようと思いますので更新をお待ち下さい☺

これら以外にも、生ドーナッツ・ぶっかけうどん・かまぼこ・せんべい・フルーツスムージーetc…の倉敷グルメ店が盛り沢山でした。

あまりに種類豊富過ぎるので、ある程度は事前に「これだけは食べたい!!」を決めておいたほうがスムーズかもしれませんね。特に、夕食にしたいお店は営業時間のチェックもお忘れなく!!

最後まで読んでいただきありがとうございました✨

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