前回記事に引き続き、福井旅行の様子をお届けします。今回は旅行二日目、恐竜博物館と丸岡城の観光を振り返る後編です!
例によって詳細な料金と所要時間を記録しているのでぜひ参考にしてくださいね。
公共交通機関しか使わない、ペーパードライバーさんに優しいプランですよ✨
- 福井県の恐竜博物館に興味がある
- 現存十二天守、丸岡城に興味がある
- これら2か所を1日で周りたいと思っている
- 車は運転できない
旅のメイン!大迫力の恐竜博物館!!
おはようございます。福井旅行二日目です。
前回の記事の冒頭にも載せましたが、まずは二日目の行程をおさらいしましょう。
朝から恐竜博物館に行き、午後は丸岡城を観光。ゆっくりお土産を買うなどして夕方に新幹線で東京に帰るプランです。
昼食が17:00になった点を除けばソコソコ完成されたモデルコースなのでは?と自惚れてしまいます。
恐竜博物館は福井県勝山市にあります。
公共交通機関のみで行く場合は、
福井駅→(鉄道利用)→勝山駅→(バス利用)→恐竜博物館前というルートです。
勝山駅を降りると、さっそく恐竜がお出迎え!!福井駅前以外にも恐竜のオブジェがあるんですね。
ここからバスに乗って車窓を眺めていると…
突然恐竜が現れます。
私は観光客なので恐竜を見つける度に喜んでおりますが、地元の方々は夜道でこれ見てビビらないのでしょうか。逆に魔除け的な力とかあったりするのかな?
田んぼのど真ん中でも突然現れます。
正面から見るティラノサウルス、ジワジワくる…w
恐竜博物館が近づいてくると、更に恐竜要素が。
地面に埋まっている恐竜が居たり…
発掘現場の再現のような場所があったり。
恐竜を見つけるのが楽しくて移動があっという間でした。
恐竜博物館に入ってまず我々が向かったのは恐竜ライブショー「DINO-A-LIVE」です。
恐竜ライブショー「DINO-A-LIVE in恐竜博物館」は令和5年8月20日までの限定公開だったようです。
お値段は3,000円。常設展入館料1,000円とは別料金です。ライブショーなので事前予約制です。やはり人気なようで、平日なのにどの回もほぼ予約が埋まっておりました。早めの予約が必須ですね。
恐竜のライブショーなんて初めて観ます。とっても楽しみ。
ライブショーの様子をチラ見せ
この恐竜ライブショー、なんと写真撮影自由でした!!
このようなライブで写真・動画の撮影が許可されているのは珍しいですね。せっかくなので沢山の写真と動画を撮影させていただきました。
あ、でもネタバレ防止のため記事内ではごくわずかな写真しか掲載しないようにします。
ショーは予約制ですが、入場は先着順(その回の予約をした人達が、入場時間前から入場口で並んでおりました。)でした。最前列で見たい場合は早めにショーの入口で待機していた方が良さそうです。
肉食恐竜同士の争いも勃発!?
ここのシーンでは本当にたくさんの小さい子がギャンギャン泣いておりました。
幼少期にこんなリアルな恐竜見たらトラウマになりそう…(笑)
泣き叫ぶのも無理はないくらいリアルな質感、動き、音響でした。ショーでは登場中の恐竜を丁寧に解説してくれます。物語のストーリーも単純明快で、対象年齢は小学校高学年~中学生辺りでしょうか。
未就学児は泣き叫ぶでしょう。高校生以上はニコニコで見れるでしょう。そこまで刺激的ではありません。
とはいえここまでリアルな、まるで蘇ったかのような恐竜を間近で見れたのは大いに価値があったと思えます。
ライブショーが終わったので常設展に行ってみよう!!
常設展の開館時間や料金についてはこちら↓をご覧ください。
ご覧ください、大盛況です。フロア数も展示数も多く、とても見応えがあります。
今回の滞在時間は約3時間でしたが、ゆっくり全展示を見る場合・館内で食事をする場合は丸一日取っておいた方が良いでしょう。
さて、3時間分の写真は約200枚もありますが、それを全て語ってしまったらスマホの充電が尽きてしまうでしょう。この記事では超厳選された数枚のみを紹介します。
名物!動くティラノサウルス!
身体も動くし、瞼も動くし、口も動きます。
恐竜の表情の変化が楽しめるなんて生まれて初めて。360°観察できるのも見どころですね。
圧倒的展示数の骨格標本
もちろん骨格標本も盛りだくさん!!
復元(レプリカ)のものもありますが、実物の展示も多数。
肉食恐竜から魚竜や翼竜、マンモスまで数々の展示がありました。
実物標本の骨の傷や欠け具合から「喧嘩で怪我したのかな」「いっぱいぶつけて曲がっちゃったのかな」と当時の様子に思いを馳せたりなどしてゆっくり回っていると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
質感がリアル過ぎる
それにしてもこの肌の質の再現凄すぎませんか?
この恐竜も瞼や口が動くタイプの展示で、近くの子がめちゃくちゃビビりながら、でも興味深く観察していました。
月並みな表現ですが、本当に動き出すんじゃないかというクオリティ。
恐竜博物館の外にもフォトジェニックな展示がありました。
かの有名なジュラシック・ワールドに登場するティラノサウルスのモニュメントです。
やっぱり外の景色の方が恐竜がとても映えて見えますね!!
正面から。
あ~…このまま突っ込んで来たら人生終了ですな…
こんな風に口の中に入って写真撮影できそうなオブジェもありました。
これは長い長い滑り台の着地地点にあったので、小さい子がキャッキャしながら入っていました。
福井の有名な恐竜博物館。未就学児でも楽しめる仕掛けが施されており、大人でもじっくり見入ってしまう展示・解説の数々。
老若男女、恐竜好きはもちろん、恐竜好きでなくてもココに来たら興味を持つかもしれない大満足博物館でした。
記念撮影。こういうところって列ができていて、順番に前の人を撮ってあげる慣習ができていて良いですよね。
現存十二天守が一つ。丸岡城へ!
次なる目的地は「丸岡城」。現存十二天守の一つです。
行程表を見ていただければわかる通り、アクセスは良くないです。
12:00に恐竜博物館を出て、丸岡城に着いたのが14:15。電車とバスで約2時間もかかってしまいましたね。
記録した行程表を見て驚きました。
たった35分しか滞在してなかったですね。
でも、あまり急いだ印象はありません。城下町がある訳でもなく、天守を見学するだけになるかと思います。相当なお城好きでなければ、30~60分の所要時間を見積もっておけば良いかと思います。
現存十二天守とは、江戸時代以前に築城された、天守が現存する12城のことです。そんな昔のお城が日本では12城もあるんですね。
お城好きなら「現存十二天守を踏破してみた!」とかやってみても面白そうですね。
そんな歴史ある天守の一つ、丸岡城の外観がこちら。
う~む。シブい。画になるシブさ。
晴天と木々の緑が良い味を出していますね。豪華絢爛ではないけれど、目を引く存在感があります。
入場には450円必要です。
オシャレな織ネームが貰えます。ちゃんぽんとライスのネームは違う種類のものだったので、いくつか種類がありそうです。
近づいてみるとやはり迫力がありますね。
石垣の上にどっしり構えられた木造のお城。いかにも偉い人が住んでいそう。
築城が1576年。
これが約450年前の建築物!?白川郷の築300年を更に上回る歴史の深さです。
450年かぁ…と思いながら入口に立つと感慨深い気持ちになりました。
天守からの景色は450年で大きく変わったことでしょう。天守を保存するために携わった人も450年で沢山入れ替わったことでしょう。ただ、天守だけは450年も変わらずに。
分厚い歴史に思いを馳せるのって楽しいですね。
古い建築物あるある。登る人のことを考えていない角度の階段です。
曲者が出たときに上から迎撃しやすいとか理由があるんでしょうか。
私が曲者ならこの角度の階段で戦意喪失してお家に帰ります。
さすが木造建築。綺麗に木材が組み合って形を保っています。
実は見えないところで鉄骨埋めたりしてるのかな?でも“現存”だからしてないんだろうな。450年前の築造した職人もここまで残っていると鼻が高いでしょう。
天守の3階からの景色。遠くまで見通すことができます。
城主はここから町の様子を見守っていたのでしょうか。
当時はきっと選ばれた者しかここから景色を眺めることはなかったでしょう。450円を支払うだけで誰でも見れる現代は素晴らしいですね。
最後に、前夜に私と別行動でライトアップを見に行ったちゃんぽんとライス(写真はライス撮影)からいただいた写真を。
あ~…これは確かに綺麗だ…
丸岡城の荘厳な雰囲気と緑の光、そして影の具合がいい感じに禍々しさを放っています。生で見る迫力はもっと凄まじかったでしょう。羨ましい。
まぁその代償に帰りは4km歩くことになるのですが。
(詳しくは前回の記事にて解説。)
大博打!出発ギリギリで絶品昼ご飯
さて、ここまで読んでいただきありがとうございます。
最後にこの旅で一番ドキドキした体験をご紹介します。
冒頭に載せたこちらの行程表。よく見たら昼食が17:00です。
そして、福井発の列車の発車時刻は17:36。
この昼食も、軽食ではなくガッツリ福井グルメを楽しみました。
せいこ丼(小)2,838円です。
こちらの食レポについては過去記事をゆっくりご覧いただくとして、ここでは事の顛末をお話しします。
遡ること6時間前。時刻11:00頃。我々は恐竜博物館に居ました。
恐竜博物館でご飯でも食べるかぁ~と思いレストランに向かうと、既に長蛇の列が。
さすが大人気博物館。そりゃあ混むよな、と我々3人組は交代で並びました。仲間が並んでいる間にサッと博物館の見学ができるのって集団行動の醍醐味ですね。
1時間くらい並んだでしょうか。「いや~、やっと席に案内されるのかぁ~」と思っていたら…
なんと、この長蛇の列はレストランの整理券発券機の列でした。
え、今から本当の待ち時間!?
案内は…約1時間45分後!?!?
緊急会議が発令されました。
時刻は既に12:00近く。このまま待つとご飯に辿り着くのが14:00になってしまう。
我々の行程ではこの後に丸岡城に行きたい。でもバスの都合上、14:00まで博物館に居たら丸岡城に行く時間はない。
よし、博物館の昼食は諦めよう(´;ω;`)
苦渋の決断でした。
こうしてすぐにバス停まで移動し、丸岡城まで約2時間かけて移動したのでした。
※そもそも恐竜博物館から丸岡城まで公共交通機関で移動するのが厳しかったのか?
じゃあ丸岡城周辺で何か食べるか、と思いきや、丸岡城→福井駅までのバスのダイヤの都合上、あまりゆっくりしていられないことが発覚。逆にここまで何も食べないとそこまで空腹感がなくなってきておりました。
と、いうことで福井駅に帰還。時刻は16:00頃。お土産を確保して、帰りの電車内で食べるお弁当をとりあえず確保しました。ここで購入したお弁当を昼食とするのか、それとも急いでどこかで軽食を取ってお弁当は夕食とするのか、どちらでも対応可能になりました。
福井駅を出る電車の時刻17:36は変えられない。現在の時刻は16:45。
あと1時間以内に、最後の福井グルメを楽しみたい…!!
と、必死に駅周辺で飲食店を探していると…
17:00から営業する飲食店を見つけました。
そのお店こそ、上記写真の「せいこ丼」を食べたお店です。
めちゃくちゃ迷いました。
17:00に入店して、注文して、提供されて、食べて、駅まで移動するのに36分しかありません。
急いで食べたら味わって食べられない…でも、福井のカニは食べたい…
よし、ここはもう懸けるしかないよ。
こうしてお店入口で全力待機、メニューを確認しておいて着座後すぐに注文しました。
開店直後のオーダーだったため、なんと5分で料理が提供されました(´;ω;`)
お店の人に事情を説明し、料理提供までの間にお会計も済ませました。無理言って本当にごめんなさいですが、快く承諾してくれました。
こうして無事、じっくり時間をかけて、よく噛んで、味わってせいこ丼をいただきました。
このせいこ丼が本当に美味しかった…!!
お昼ご飯が17:00になったこと、帰りの電車に間に合うかハラハラしたこと、旅行の最後の最後で忘れられない思い出ができましたとさ。めでたしめでたし。
ちなみに、お店を出てからコンビニでお茶を買う余裕までありましたよ。
編集後記
福井旅行はこれにて完結、とっても楽しい旅行でした。
1泊2日で東尋坊・恐竜博物館・丸岡城を観光できて大満足です。(しかもレンタカーなし!)
個人的に意外だったのが、ご飯がとても美味しかったこと。お土産の甘味も含めてどれも絶品でした。知られざる福井グルメの良さを精一杯伝えたい記事も作成したので、ぜひご覧ください↓。
北陸新幹線の延伸に伴って、更にアクセスが良くなった福井県。1泊2日でも十分に楽しみつくせることがわかりました。今度の土日にでも、フラッと軽い気持ちで福井旅行をしてみませんか??
最後までお読みいただきありがとうございました✨