【ベネチア観光】水の都でゴンドラ体験!5時間滞在のリアルレポート

  • ベネチアのゴンドラに安く乗りたい!
  • 日本でベネチアのゴンドラを予約しておきたい
  • 実際にゴンドラに乗ってみるとどんな感じなの?
  • 半日でベネチアを周る場合、どんな所に行けるんだろう

せっかくイタリア旅行をするのであれば、事前に旅先の情報を集めておきたいですよね。当日になって「ゴンドラの乗り方がわからない!」「時間が余ったけどどこに行こう…」と迷ってしまうのは非常にもったいないです。

私は2024年12月28日にHISのツアーでイタリアのベネチアに行ってきました。5時間の滞在時間の中でゴンドラ体験をしたり、リアルト橋やサン・マルコ広場に足を運んだりできました。

そこで今回は、ゴンドラ体験記を中心としたベネチア観光の記録を私のリアルな感想とともにお届けします。この記事を読めば、ゴンドラを安く・日本にいる間に予約する方法ベネチア半日観光ではどこまで見れるのかがわかります。

あぐ
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初めてベネチア観光に行く予定の人はぜひ最後まで読んでください!

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ベネチアの基本情報

ベネチアのまち

1987年に世界遺産に認定されたベネチア。その美しい水の都はポケモンの映画「水の都の護神」の舞台”アルトマーレ”のモデルになっています。

あぐ
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幼少期に観たこの作品が大好きで、いつか行ってみたかった…!!

という方も多いのではないでしょうか。そんなベネチアの基本情報をザックリ解説します。

各都市からベネチアまでの行き方

ベネチア観光の入口となる最寄りとなるのは「サンタ・ルチア駅」です。イタリアの各都市からサンタ・ルチア駅までの所要時間は以下の通り。

  • ローマ「テルミニ駅」から約4時間
  • フィレンツェ「サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」から約2時間15分
  • ミラノ「ミラノ中央駅」から約2時間30分

↑いずれも高速列車「フレッチャロッサ」または「イタロ」を使った場合。

添乗員同行なので安心アクセス

ベネチア中心部のホテルは高いので、「サンタ・ルチア駅」より手前の「ベネチア・メストレ駅」で下車して前泊し、翌日に「サンタ・ルチア駅」まで行ってベネチア観光するプランが良さそうですね。

あぐ
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ベネチア・メストレ駅から徒歩1分のホテルに泊まったのですが、超良かったのでおすすめです。

私が泊まったホテルについてはこちら。

陸路よりも水路!ベネチアの交通事情

ベネチアの水路

ベネチアのまちには自動車がありません。よって、公共交通機関はバスではなく船になります。

ベネチアでの水路

①ヴァポレット

大きい水上バス。基本的にはこちらを使用すればOKで、鉄道のようにいくつかの路線がある。

②モーターボート(水上タクシー)

陸路でいうところのタクシー。メーター制であったり、決まった路線を運行するものもあったりと様々。上級者向けか。

③トラゲット

特定の場所で「橋がないけど対岸に渡りたい!」というときに使える乗り合いのゴンドラ。切符はなく、その場で現金(€2.00)を支払う。ゴンドラ体験にお金をかけたくない場合、これを使用して乗った気分になるという裏技も…?

ヴァポレットの料金は1回券で€9.50=1,615円という観光地価格。3回以上乗るのなら24時間券(€25.00=4,250円)の方がお得ですが、ベネチアは歩いて回るのも楽しいですよ。

本記事では€1.00=170円として計算しています。

あぐ
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半日だけの観光であれば、サンタ・ルチア駅〜サン・マルコ広場間の往復だけで十分な気がしますね。

ベネチアでゴンドラ体験をしよう!

ゴンドラ体験の看板

ベネチア観光として外せないのがゴンドラ体験です。

私はツアー参加だったのでゴンドラ体験費用は旅行代金に含まれていましたが、個人で用意するとどのくらいの料金なのか・どうやって予約すれば良いのかが気になったので調べてみました。

ゴンドラ体験に必要な料金

ベネチアのゴンドラ

ゴンドラ体験の料金には、ベネチア市が定めた公定料金があるようです。

ベネチア市が定めたゴンドラ料金
  • 昼間(9:00〜19:00)30分で€90.00=15,300円
  • 夜間(19:00〜4:00)35分で€110.00=18,700円

※参考:ベネチア市公式HP

こちらは一隻あたりの料金です。最大5人まで乗ることができるので、乗る人数が増えれば1人あたりの料金は安くなります。

あぐ
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これ以上に請求されたらボッタクリ!しっかりと公定料金で乗る旨を伝えましょう。

日本でベネチアのゴンドラを予約する方法

ベネチアの水路を通るゴンドラ

ゴンドラに乗る場合、日本にいる間に予約しておきましょう値段交渉や乗り合う人を探す手間が省けて便利です。

「KKday」なら日本語サイトでわかりやすく、時間指定で予約できます。5人の乗り合いチケットになりますが、料金は5,980円〜まで抑えられます。

日本語サイトだからわかりやすい!

もしゴンドラを貸し切りたい場合は現地で€90.00(昼間の場合)支払うか、他のチケット予約サイト(TiqetsGet your guideなど)を活用しましょう。

ベネチアまでのアクセスの確保もゴンドラの予約も面倒だな…

という方は、私と同じように添乗員同行ツアーを申し込んでしまうのも方法の一つです。専用バスに乗って寝ているだけでベネチアに着いたり、ゴンドラ体験が含まれていたりするのでとても楽でした。

安心の添乗員同行ツアー!

実際にゴンドラに乗ってみた!

ベネチアでゴンドラに乗った様子

ではゴンドラ体験をしてみてどうだったのか?を実際の写真とともに解説します。

なお私はツアープログラムの一つとして参加しており、予約サイトを活用した場合と業者やルート等が異なる可能性があることを予めご了承ください。

あぐ
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ちなみに私は追加料金を支払ってゴンドラを貸し切りにしました!

ゴンドラを貸し切るメリット
  • プライベートな空間になるのでカップルや新婚旅行にピッタリ
  • 画角を気にせず撮影できる
  • 一番後ろから前全体を見渡せる席に座れる(乗り合いの場合は早い者勝ち)
ゴンドラを貸し切るデメリット
  • とにかく高い(私のツアーの場合、1人あたり16,000円の追加料金を支払いました。)

貸し切るか乗り合いにするか、ご自身のシーンや経済的事情に合わせてご選択ください。

乗り合い予約はこちら!

憧れだった景色が目の前に!

ベネチアのゴンドラに乗った様子

まるで迷路のような細い水路をゆったりと進んでいく風景―

ポケモンの映画を観て憧れていた景色が今、目の前に…!!

ベネチアのゴンドラに乗った様子

お店の看板もチラホラ。水路から建物への入口も多く見受けられ、地元民にとってはこれが当たり前の景色なんだな…と感じさせられました。

どうやらベネチアでは救急車もパトカーも船のようです。車が走れないので当然ですがカルチャーショックですね。

ベネチアのゴンドラに乗った様子

建物の間を縫うように遊覧した後、広い運河「グランドキャナル大運河」へと向かう道中。どんな景色が広がっているのやら…

ベネチアのゴンドラに乗ってグランドキャナル大運河へ
あぐ
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うぉー!!すげー!!

細い水路をチャプチャプ進むのも趣がありましたが、大運河の開放感溢れる景色も最高です。

グランドキャナル大運河から見るサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂

この立派な建物は「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂」です。陸側からは見ることができない角度から見学できて、なんだか得した気分!

グランドキャナル大運河を遊覧するゴンドラ

そうそう、ポケモンの映画ではこんな感じの広い運河から船に乗って島を出るエンディングだったね…。

青い空と蒼い運河に挟まれた遠くのまちの景色もとても綺麗ですね。

混雑しているベネチアのゴンドラ

ゴールが近づくとゴンドラがかなり渋滞しています。ベネチアといえばゴンドラに乗っておこう、と考える人が多いようですね。

こうしてあっという間に30分のゴンドラ体験が終了してしまいました。いや〜良い人生経験になったなぁ!!

【気になる!】乗り心地とチップについて

傾いているゴンドラ

人力でゆっくりチャプチャプと進んでいきますので船酔いの心配はなさそうですね。乗り心地快適です。癒やされます。

しかし、私が乗っていたゴンドラはやたら右側に傾いて進んでいました。船頭さんの位置にもよるのかと思いますが、結構スリルがあります。さすがに転覆することはないでしょう…。

あぐ
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橋の下を頭スレスレで通ったり、ドキドキする場面があるのも見どころの一つかなぁ。

ゴンドラ体験後のチップを入れる場所

私の乗ったゴンドラでは下船場でチップを支払いました。椅子の上に帽子があるので、そこに入れます。

HISツアーの添乗員さんは「1人あたり€1.00が相場」とおっしゃっていましたが、船頭さんからチップをお願いされることはありませんでした。

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少し観察していると、チップを払う人と払わない人は半々くらいでした。

「良いサービスをしてもらえたな」と感じた場合に感謝の気持ちとしてチップを置けば良いのではないでしょうか。

【ベネチア散策】サン・マルコ広場周辺の観光スポット

サン・マルコ広場
サン・マルコ広場はかなり広かった。

ベネチアを半日程度で観光するなら、その拠点となるのは本島中心部のサン・マルコ広場周辺になるでしょう。

ここからはゴンドラ体験の前や後にフラッと立ち寄れるベネチアの王道スポットをご紹介します。

外観だけでも見応えあり!サン・マルコ寺院とその周辺

隅々まで美しい「サン・マルコ寺院」

サン・マルコ寺院

サン・マルコ広場の真正面にドーンと佇むのは「サン・マルコ寺院」。

この寺院の内部には宝物庫や青銅馬像・モザイク画などの美しい芸術品が展示されていますが、入場のために行列ができていました。サン・マルコ寺院は外観も美しいので、時間がない場合は外から楽しみましょう。

サン・マルコ寺院に近づいた写真

寺院の外面には何体もの像があり、内側には美しい絵画が描かれています。アーチ状のところにまで筆が入っていて本当に細かい…!

サン・マルコ寺院の入口にある絵画

私はサン・マルコ寺院の内部には入っていませんが、この美しい芸術作品を外から眺めただけで大満足しました。アーチ部分の内側にも彫刻が掘られていたり、支柱の模様もひとつひとつ異なっていたり、とてつもない作り込みです。

サン・マルコ寺院の隣にある時計塔

サン・マルコ寺院の入口を正面としたとき、右隣には時計塔があります。

500年以上も前に造られた機械時計で、正午には頂上のブロンズ像が鐘を鳴らすとか。円時計の上にも時計があり、(写真はXI 15と表示されていますね。)こちらは5分毎に表示が切り替わります。

高さ98.6mもある「鐘楼」

サン・マルコ広場にある鐘楼

サン・マルコ寺院の左側には天高くそびえ立つ鐘楼があります。こちらはエレベーターを使って上に登ることが可能(€10.00=1,700円)です。

下から見る鐘楼

私もエレベーター待ちの列に並んでみたのですが、自由行動時間の限界が迫っていたため途中で断念してしまいました…。並んでいたとはいえサン・マルコ寺院ほどではなかったです。

あぐ
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上から見るベネチアは真っ青な運河と茶色レンガの家並みがとても綺麗だそうで…見たかったなぁ…!!

ドゥカーレ宮殿と紙の門

ドゥカーレ宮殿

サン・マルコ寺院の左隣にはゴシック様式の宮殿「ドゥカーレ宮殿」があります。ベネチア総督の政庁として8世紀に建てられたものは火災に遭い、現在は16世紀に再建されたものだそうです。

日本では安土桃山時代あたりで、お城を造っていた頃でしょうか。日本のお城も美しいですが、やはりイタリア建築のレベルの高さには脱帽します。

ドゥカーレ宮殿の入場待ち列

評議員の部屋や大会議室、そこに飾られた絵画などを見学するために行列ができていました。

紙の門

サン・マルコ寺院とドゥカーレ宮殿をつなぐ門として「紙の門」があります。「神の門」ではないんですね。

紙の門のアップ写真

めちゃくちゃ神っぽいのにな…。

それにしても彫刻の数と細かさが本当にすごいですね。「紙の門」は少しわかりにくいところにありますが、忘れずに見ておくようにしましょう。

「ため息橋」はちょっぴりダークな名前の由来

ベネチアのため息橋

ドゥカーレ宮殿の隣には「ため息橋」があります。”ため息が出るほど美しい橋なのかしら♪”と悠長に考えていましたが、実際はもっとダークな名前の由来でした。

ため息橋のズーム写真

この橋はドゥカーレ宮殿と監獄を繋いでおり、ここを通る囚人達が「ベネチアの美しい景色が見れるのはこれが最後か…」「この橋を渡ると二度と戻れないのか…」と橋の小窓から景色を眺めてため息をついた、という逸話が名前の由来です。

美しくも堅牢な橋から哀愁を感じますね…。

ため息橋の記念撮影できる場所が混雑している写真

ため息橋を見ることができる「パリャ橋」は観光客で密集していました。

くれぐれもスリには気をつけながら記念撮影を楽しんでください。

世界最古のカフェ「フローリアン」

最古のカフェと言われる「カフェ・フローリアン」

1700年代に創業し「世界最古のカフェ」と言われているカフェ・フローリアンはベネチアのサン・マルコ広場付近にあります。「カフェラテ」という商品はこの店が発祥らしいです。

店内の装飾も座席もきらびやかですが、その話題性ゆえに大変混雑していました。私は入りませんでしたが、自由行動時間に入店したという他のツアー参加者の話によると「1時間は並んだ(お昼の時間帯)」とのことです。

カフェ好きな方ならとても気になるお店のはず…!9:00開店に合わせて行けば混雑回避もできるし店内の撮影もしやすいかもしれませんね。

小道を通ってリアルト橋へ!

リアルト橋の写真

サン・マルコ広場から小道を歩いて約7分でリアルト橋に行くことができます。橋から眺める大運河がとても美しいのでぜひ足を運んでみてください。

迷路のように入り組んだベネチアのまちを散策しながら向かいます。本当に迷子になってしまいそうですが、それもベネチアの楽しみ方の一つなのではないでしょうか。

迷路のようなベネチアのまちなみ

ちなみに、周りをよく見ると道路標識のような案内板が見つかります。リアルト橋に行きたい場合は「PER RIALTO」の案内板に書かれてる矢印の方向に進んでいきましょう。

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他にも「PER FERROVIA(駅へ)」「PER SAN MARCO(サン・マルコ広場へ)」などの案内板があり、主要な場所には迷わず行けそうです。

リアルト橋から見た大運河の景色

リアルト橋からの景色はこんな感じ!まさに水の都。日本ではとても見ることができない幻想的な景色です。「自分は今外国にいるんだな…」と実感できます。

この景色を一目見ようと、リアルト橋には多くの観光客が密集しています。こちらもスリには十分に気をつけながら記念撮影を楽しんでください。

【参考】ランチをいただいた場所

参考までに、私がランチで利用したお店をご紹介します。サン・マルコ広場からリアルト橋に行く間の道で見つけた「Osteria da Luca」というお店です。

Osteria da Lucaで食べたもの

マルゲリータ(€8.00=1,360円)、ポテト(€6.00=1,020円)、お水750ml(€4.00=680円)で合計€18.00、これに15%のサービス料が課されて最終的に€20.70=3,519円でした。(これを2人で分けました。)

料理は美味しく、あぐ基準★3.5です。店主も陽気でトイレも清潔でした。

【参考】あぐの食レポ5段階評価
  • ★5:今まで食べた中でトップレベル
  • ★4:「めっちゃ美味しい!」とブログで絶賛するレベル
  • ★3:おすすめできる美味しさなので、ブログで紹介するレベル
  • ★2:美味しいけど紹介するほどではないレベル
  • ★1:普通。不味くはない。

少食な私にとってはおすすめなのですが、Googleマップのレビューによると「いろいろ頼んだ上で15%のサービス料はかなり高かった」という意見もありました。

お店の外にメニューと料金が明示されているので、何を頼むか・いくらになるのかを事前に計算して納得できればご利用ください。

あぐ
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ベネチアの飲食店はどこも強気な価格だったなぁ…!

【参考】前泊したホテルが良かった

ベネチア観光で利用したホテルの外観

今回のツアーではベネチア本島ではなくその手前の「ベネチア・メストレ駅」目の前のホテルに前泊しました。ここがかなり良かったのでご紹介します。

ベストウエスタンプラスホテル ボローニャです。客室には使い捨てスリッパ・石鹸・リンスインシャンプー・ドライヤー・シャワーキャップなどがありました。

私が利用した客室

私が利用した客室のお風呂場。浴槽があって嬉しい。

ホテル内のレストラン

ベネチア名物のイカ墨パスタが絶品だった。

ベネチアが産地の白ワイン「ソアベ」

口コミ評価も高く(Googleマップで★4.4)、ホテル内にあるレストランの料理も絶品(あぐ判定★4=「めっちゃ美味しい!」とブログで絶賛するレベル)です。

ベネチア観光時におすすめできる素敵なホテルでした。

日本語で予約できる海外ホテルサイト

【まとめ】ベネチアでゴンドラ体験を楽しもう!

ベネチアでゴンドラ体験した写真

人生で一度はやっておきたい、水の都ベネチアでできるゴンドラ体験。安い料金ではありませんが、価格に見合う忘れられない経験ができることでしょう。

  • ベネチアのゴンドラに安く乗るなら「5人で乗り合い」
  • ゴンドラの予約は「KKday」がわかりやすい
  • 乗り心地は快適で一生の思い出
  • ベネチアには「サン・マルコ寺院」「リアルト橋」など名所がいっぱい

本記事ではゴンドラの料金や予約方法だけでなく、サン・マルコ広場周辺のベネチア観光情報についても解説しました。日本から気軽に行ける場所ではないからこそ事前にしっかりと準備をして、後悔のないベネチア観光をしてくださいね!

日本語サイトでわかりやすい!

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