今回は鳥取旅行の際に利用した高級旅館、「湯喜望 白扇」のレビュー記事です。
料金、サービス内容、感想を丁寧に、正直に解説していきます。長い記事なので、適宜目次をご活用ください。
本記事は白扇の利用を考えている人はもちろん、
高い旅館ってどんなサービスなの?
高い旅館はコスパ的にどうなの?
という疑問も解決できる内容なので、ぜひ皆様お楽しみください。
結論、高級旅館はQOR(クオリティ・オブ・旅行)が爆上がりする劇薬(副作用?あり)なんだなぁという話です。めっちゃ良かった。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
自分史上、最も高級な旅館
今回の旅のテーマは、
今までで一番高い旅館に泊まってみよう!
というものでした。
前回の金沢旅行のテーマは「今までで一番豪華な移動方法を使おう」だったので、何とも贅沢なテーマが続いております。
余談ですが、いつか「最安価格で旅行をしてみよう」というテーマでも旅をしてみたいです。
さて、今回お世話になった旅館は「湯喜望 白扇」という鳥取県の旅館。
まずは予約プランの内容とその価格などからご紹介します。
今回利用した予約サイトは「Relux(リラックス)」です。
↓
Reluxそこで「湯喜望 白扇」を見つけ、下記プランを予約しました。
- 一泊二食付き
- 松葉蟹が丸々一枚出てくる夕食
- 和室8畳
- 客室露天風呂付
- ジャグジーバス付
めちゃくちゃワクワクする内容ですよね。
個人的には「カニ一枚」と「客室露天風呂」に惹かれました…!
では、その料金はいくらかというと…
大人二人1部屋95,700円です。(一人当たり47,850円)
こんな値段の宿泊先は初めてだよ!!
今までは一泊1万円前後の宿泊先を探しており、贅沢するとしても2万円付近でした。皆さんって大体いくらくらいで見積もっていますか?
2万円の宿も4.7万円の宿もそこまでサービスは変わらんだろう…というのが正直な予想。
でもまぁ今回は高級食材の松葉蟹が一枚付くし、客室に露天風呂がある部屋だし、一回くらいは社会経験として行っておくか~(ドキドキ)という気持ちで予約。
実はある方法(※)で割引を使ったので
90,915円(約5,000円引き)一人当たり45,458円(約2,500円引き)
で利用しました。
(※)Reluxのサイトから三井住友ゴールドカードで予約すると5%OFFになる特典。
なお、この優待は2024年5月31日をもって終了しております。非常に残念です…。
「湯喜望 白扇」は米子の皆生温泉エリアにある旅館です。
公式HPでは車・タクシーでのアクセスしか記載がありませんが、私はペーパードライバー。
公共交通機関のみで行く場合は、
米子駅
↓バスで約20分
皆生温泉観光センター
↓徒歩5~10分
湯喜望 白扇
で簡単に行けます。車無しでも安心してご利用ください。
皆生温泉観光センター駅からは海岸に向かって歩き、ビーチに着いたら右に進みましょう。
皆生温泉海遊ビーチ。綺麗だったなぁ…
これが高級旅館のおもてなし
さぁ!ついに到着です!(確かにみんな車で来ていた)
チェックインを済ませたところ、施設の案内は客室で行うとのこと。ほう!早速初めての経験です。
我々の部屋は4階。エレベーターで向かいます。
旅館なので入口で靴を脱いだのですが、なんとエレベーター内に畳が!!
そしてエレベーターを降りると仲居さんが待ち受けていました。素晴らしい連携体制です。
今回お世話になったのは401の「茜」。中に入ると…!!
わお!ゴージャス!!
早速露天風呂が見えているではありませんか!!
興奮冷めやらぬまま、とりあえず仲居さんから説明(食事時間の予約、露天風呂の使い方等)を聞きました。
お客さん全員に一室一室で説明しているのでしょうね。なんて贅沢なのでしょう。
説明後、部屋を探索してみました。
お茶やコーヒー。電気ポットがあるのですぐに飲めます。
洗面所には各種アメニティがありました。
種類多っ!!
大浴場の脱衣所にあるレベルの種類豊富さです。
広くて綺麗なお手洗い。
ふっかふかの座布団。潰してしまうのが勿体ない…と思いつつ座ります。
無事潰れました。ごめんなさい。
ソファまであります。小さいテーブルもあって便利♪
そして!!念願の露天風呂!!
貸切、入り放題です。ロケーションも最高。見事なオーシャンビュー…✨
室内風呂もあります。
こちらはジャグジーバス機能付き!
しかもしっかりオーシャンビューですね。
ウェルカムお菓子セット。お土産にちょうど良い「因幡の白うさぎ」です。
先ほどのお茶を淹れて…
美味しく頂きました。
こちらの食レポ及び雑学は別記事にありますのでご参照ください。
さて、夕食までにお風呂に入ります。
客室露天風呂がありますが、まずは大浴場も楽しもうじゃないか。
温泉に詳しい人間ではないのでアレですが「皆生温泉」って有名らしいですよね。
温泉セットを携えて、行ってきます!!
ここから先が温泉のようです。この看板の手前には自動販売機があります。
旅館価格ですね。
館内で24時間利用できる利便性を考慮すると需要はありそうですが、節約意識が高い私は利用することはないでしょう。
ちなみにエレベーター前にウォーターサーバーもありますし、各部屋の洗面台の水道水も大山の伏流水を使っている飲料水のようです。美味しくいただきました。
大浴場に行くまでにまだ通路がありました。
とても風情のある造りですが、ここ普通に吹き抜けなのでめっちゃ寒いです。
趣を感じつつも足早に通過しましょう。
本題の温泉ですが、当然ながら撮影できません。
公式HPから引用させていただきます。
気持ち良かった~
露天風呂・室内風呂・サウナ・水風呂がありました。
お気に入りはやはり露天風呂でしょうかね。温泉は好きですが詳しくはないので、「効能が~」とか「アルカリ成分が~」とか詳しく説明できなくてごめんなさい。
ただただ普通に気持ちの良い温泉でした。
あ、でもサウナは要注意かもしれません。
男性はフィンランドサウナ、女性はアロマスチームサウナのようです。私はサウナに長居できないタイプですが、そんな私でもソコソコ長居できるくらいの温度でした。
つまり、本格的なサウナがお好みの場合は生ぬるく感じてしまうかもしれません。
逆に私のようなサウナ初心者には丁度良い感じでした。
気持ち良い温泉に浸かってポカポカ。
最高に良い気分の中、ラウンジへ向かいます。
お目当てはコチラ。※常にやっているサービスかは不明
なんと、ビール一杯orソフトドリンク1本が無料!!
よっ!!太っ腹!!
ソフトドリンクは白バラ牛乳、白バラコーヒー、あとミックスジュースがあった気がします。
確かに、白バラシリーズは鳥取の名産。飲んでおきたい。
だがしかし。風呂上りにはっ…!キンキンに冷えたビールを…!!
セルフサービスで用意します。
冷蔵庫にある冷えたグラスをセットしてボタンを押すだけ。
最後に自動で泡も付けてくれます。
持ち運ぶとこぼれてしまいそうなくらい溢れていたので少し飲んじゃいました。
っぷっは~~~~!!
お風呂上りに生ビールを飲むなんて初めてです。めちゃくちゃ美味い。
絵に描いたような幸せ。
そして思った以上に量が多い。
ビールを片手にラウンジでのんびりできます。そしてこのラウンジがまたスゴイ。
圧倒的くつろぎ空間。
これがラウンジ…??もはや家です。理想の我が家です。
人生ゲーム、オセロ、黒ひげ危機一髪、ジェンガ等のボードゲームもあり、自由に遊べます。
目を引くのがこちらのゲームコーナー。
ゲームソフト内蔵型のファミコンです。
2016年に発売された「ファミコンミニ(公式HP)」でしょうね。(現在生産終了)
27歳の私はギリ世代じゃありませんが、こういうレトロゲーム大好きです。
スーパーファミコンもありました。
せっかくなのでマリオカートをプレイ。しっかり優勝しましたが、思ったように曲がってくれなかったりでメチャクチャ操作しにくい!!笑
※機械が悪いのではなく、ソフトの仕様です。
今はswitchでマリオカート8をたまにやりますが、操作性が抜群に良くなっているんだなぁ…と実感しました。
ふろあがり ビールを飲んで ゲームして
あぐ 魂の一句
最高に心地よくて一句できてしまいました。
本当に幸せな空間だった…
高級旅館で食べる、豪華絢爛な食事
さぁお待たせしました!!
高級旅館の目玉特典、豪華な夕食の始まりです!
一つ一つ丁寧に食レポできれば良いですが、表現力が乏しいのと記事全体が長くなりすぎてしまうのでダイジェストでお届けします!
鳥取県の名産品をふんだんに使った夕食。
地元グルメが楽しめるのは食事付きの宿に泊まる最大のメリットですよね。
圧倒的存在感の松葉蟹…!!
席に着くと既にたくさんの料理が用意されていますが、やはり目を引くのはこの存在。
茹で松葉がに姿盛り。
これを食べに来たんです(´;ω;`)
生涯でカニ一枚を丸々食べられる日が来るとは…!!贅沢ここに極まれり。
見ていても楽しい、前菜
こちらが前菜。秋~冬を感じられる、アートのような食事。
前菜でも蟹の爪が出て来るなんて…!!
蟹爪の裏に隠れている「大山鶏塩麴焼」がとても好みの味でした。
あと手前の柿っぽい見た目のやつ、うずらのタマゴです。これもめっちゃ美味しかった。
前菜で既に全部美味しかった…。
造里 近海魚四種盛り
続いてはお造り。鳥取県は日本海に面しているので海鮮が強い。
それにこんなオシャレな台に乗せられて…!
当然全てが美味しかったのですが、この「白烏賊」は特に絶品。
甘めの醤油が備え付けられていたのですが、相性抜群過ぎる。
ガブリアスにふぶき当たったくらい抜群過ぎる。(突然のポケモンたとえ)
もともとイカのお刺身が好きなのですが、これ本当に美味しかった…!
台物 琴浦グランサーモンの味噌クリーム煮
こちらは火にかける前の姿海の幸だけでなく、地元のお野菜、つみれが入った贅沢な一品。
火を通すと…ホロホロのクタクタで食べやすい柔らかさに。
身も心も温まる一品でした。
こんな分厚い鮑!!弾力がすごくて、ずーっと噛んでいました。笑
逸品 茹で松葉がに姿盛り
さぁメインディッシュ!!高級食材「松葉蟹」をいただきます!!
こちらの食レポは過去記事(鳥取グルメ記事)と同じ内容になってしまいますので、過去記事の方を参照していただければと思います。(↓カニの食レポ部分まで飛べます)
本当に本当に美味しかった…そして、メチャクチャ食べ応えありました。
カニだけで食べるのに1時間くらいかけてしまいました。
時間をかけてゆっくり食べられるのも旅館のメリットだよね。
前菜の後にすぐカニを食べ始めたのですが、半分くらい食べたところで
「あ、これ満腹になって他の料理食べられなくなる」
と気が付きました。
カニ一枚を丸々食べたい…(´;ω;`)
けど他の料理が楽しめないのは悲しい…。葛藤の末、カニは少し置いておくことにしました。最後に全部食べよう、と…。
焼物 鳥取和牛オレイン55ステーキ
こちらもメインディッシュ級の高級食材。
カニと同じ食卓に出るなんて贅沢過ぎます。
こちらの食レポについても過去記事(←食レポ部分に飛びます)を参照してください。
ハチャメチャに美味しい。
日本海沿いで海鮮が強いのに、ブランド牛まであるなんて鳥取グルメの守備範囲広すぎませんか??
蓋物 栃餅の玉〆 蕪(かぶ)の霙餡掛け
この時点でもうお腹の容量は95%でしたが、まだまだ料理は続きます。
栃餅(とちもち)と呼ばれるお餅が程よいモチモチ加減。
あと、細長く切られた柑橘系の果物の皮?みたいなやつが地味に美味しかったです。
揚物 戻り鰹の土佐揚げと菊菜万頭
こちら、個人的には結構クセが強い味だな、と感じました。
見た目から串カツみたいな味を想像していたのですが、渋味がある味わいです。
大人は好きそうだけど、小さい子は苦手かもしれない。
今まで食べたことのない、例えるのが難しい不思議な味でした…!!
食事 鳥取県産『星空舞』+留椀 赤味噌仕立て+香物 三種盛り
遂にお腹の容量は120%。
あの…「本当にちょっと盛り」で大丈夫です…
と仲居さんにお願いしました。
しっかりと小盛で用意してくださりました。
本当にありがたい!!(´;ω;`)
赤味噌って普段飲まないから新鮮ですね。白米に合う、ハッキリとした味噌の味で美味しい。
香物三種盛り。手前の黒いやつ、何だったっけな…
あっさりした味で良いアクセントになりました。
ここでさすがにお腹容量が150%。もうこれ以上は食べられません。
でもカニはまだ残っている。各料理の付け合わせの野菜も残っている。デザートもまだ来ていない。
全部残さず食べきりたい。それはもちろん、食べられないことへの後悔はあるのですが…
何よりも、せっかく収穫された食材が、手を付けられないまま廃棄されてしまうことに耐えられないのです。
お肉や魚はもちろん、お野菜も生命です。
この世に生を受け、一生懸命育ったところを収穫され、今私の目の前にいます。
そんな命を、何も摂取されないまま、廃棄されるなんて…
考えただけでも胸が痛くなり、そうして今まで小食ながらも出されたものは全て食べてきたのです。
それなのに、このままでは…(´;ω;`)
こんなに美味しい料理なのに…(´;ω;`)
私が小食なばっかりに…(´;ω;`)
葛藤していると、それを見かねた仲居さんがやってきました。
罪悪感を和らげた、仲居さんのお話
我々が葛藤している姿を見て、仲居さんが言いました。
ご無理なさらなくて大丈夫ですよ☺
もし残されても、最後は近くの養豚場にエサとして出されますから。
なんと…!!そうなのか…無駄にはならないんだね…(´;ω;`)
今考えると、もしかしたら我々を安心させるための嘘かもしれませんが、
だとしても神対応だなと思います。
このお声がけがあって、罪悪感はかなり軽減されました。
じゃあ、豚さんが喜んで食べてくれそうなお野菜類は、ここでさようならしよう…と諦めることができました。
お楽しみのデザート、思いもよらぬ神対応。
いやいや、でもデザートは食べたかったな…
心の中でそう思ったことを見透かしたように、仲居さんは続けて言いました。
デザートは、後でお部屋にお運びいたしましょうか☺
え?神なの?
なんという極上のサービス。わざわざ私の部屋に持ってきてくれるんですか??
確かに『部屋食』というルームサービスはありますが、基本有料です。
仲居さんのご厚意で、特別にデザートだけ部屋に持ってきていただくことにしました。
本当に本当にありがたい。
無念のカニ残し…のはずが…!!
付け合わせお野菜は豚さんに譲ることにした。
デザートは後で部屋で食べることにした。
問題は、高級食材の松葉ガニがまだ少し残っていること。
本当にあと少しなのに…もう、もう限界…(同行者「すなふ」に至っては大きい脚3本残ってました…!)
こちらも雑食の豚さんが食べてくれるとは言え、「一枚丸々食べたかったなぁ…」という後悔が残ります。
諦めて席を立つしかない…と思ったその時、
こちら、明日の朝食でお出しいたしましょうか☺?
全米が泣いた。
こんなに客に尽くしてくれるのか…こんなにこちらの思いを酌んでくれるのか…
湯喜望 白扇の仲居さんは神です。
皆さん全員この旅館を利用してください。
と声を大にして贔屓したい気持ちです。
こうして、夕食に対する後悔を最小限に抑えていただく神対応を重ねていただき、豪華な食事会は幕を閉じたのでした。
仲居さん、たくさんお気遣いいただいて本当にありがとうございました。
甘味 栗のムースと果物
部屋に戻り、次の章で紹介する露天風呂にてカロリーを消費したら…
神対応にて部屋に持ってきていただいたデザートの時間です。
こんな感じでご用意いただきました(´;ω;`)
ありがとうございます!!
栗のムースと果物(恐らく鳥取名物の二十世紀梨)。
丁度良い甘さの栗のムース。みずみずしくて甘い梨。
どちらも最高の甘味でした。
高級旅館の本領発揮。客室露天風呂に入り放題!
超満腹の中、自室に戻りました。摂取したカロリーを消化すべく、遂にこの時が。
高級旅館の目玉特典その2、客室露天風呂のお時間です!!
自分の部屋に露天風呂があるなんて…!
こんな良い部屋に泊まる機会なんてそうそうないのでしっかり堪能しましょう。
オーシャンビューです。夜は暗くて映えませんが、さざ波の音がとても落ち着きます。
そして、夜ならではの景色が…
なんと!ギリギリお月さまが見える!!
しかもちょうど、”ほぼ”満月です。ラッキーだなぁ。
こんな感じのベストロケーション。
ゆっくり浴槽に浸かってこれを独り占めする贅沢。
しっかりと堪能しました♨
思ったよりも浴槽が深いので肩までしっかり浸かれます。(↑のときは撮影用に若干浮きました)
そして、とっても温かい。
12月なのでそりゃ外気はめっちゃ寒いですが、お湯はとても温かい。
私は数分で満足できるくらいの温かさ。(体感45℃くらい?知らんけど。)
ちなみに温度はフロントに連絡すれば変えられるらしいです。
で、部屋に戻るために一回湯舟から出るじゃないですか。
外気に触れてるのに全然寒くならないんですよ。
身体がすごくポカポカしていて。
芯から温まるってこういうことかぁ~♨
この後、部屋に持ってきていただいたデザートをいただいて、寝る直前にもう一度入浴しました。
気軽に入れるって最高だなぁ!!
おはようございます。朝です。
私、結構早起きタイプなんです。なので朝食前にまた入浴しました。
朝は朝で良い景色!!
空も海も青いですね。水平線もピシッと一直線。
朝焼けが残る海景色を眺めながら、最高の一日のスタートを切れます✨
名残惜しい、二日目の朝
一泊だけなので今日の10:00にチェックアウトです。
あぁ、ずっとここに居たいのに…
さて、朝食のお時間です。
昨夜の食事もまだ完全には消化しきれていないですが、食事会場に向かいます。
朝からなんて豪勢な!!
お味噌汁、ジュース、デザートまであります。
温かいお鍋(?)もあります。これめっちゃ美味しかった…!
こちら鹿肉を使ったカレー。
鹿肉は人生初でした。臭み等は全くなく、とても柔らかい美味しいお肉でした😊
そして!!昨夜のカニ!!(私の分は脚に隠れています)
わざわざきゅうりも芸術的に切って添えてくれています。
こうして私は、仲居さんのご厚意があって松葉蟹を丸々一枚完食できたのです。
種類は豊富ですが、一品一品は少量なので完食できました。
とてもとても良い気分で食事会場を後にしましたとさ、めでたしめでたし。
食後は荷造りの時間。
もう少しで出ていかなければいけないなんて…
ちゃっかり最後にもう一回、露天風呂に入りました。
合計で4回も入浴しました。本当に最高。最高。めっちゃ最高。
身体はポカポカ、お腹も一杯。
幸せってこういうことを言うんだな…
チェックアウト完了。幸せをありがとう、白扇…(´;ω;`)
あぐの総評
と、以上で白扇のレビューは終了。
ここからは高級旅館に泊まってみて感じたことを私の主観でズバズバ述べていきます。
結論、Yesです。
割引前価格で一人47,850円。
私が普段泊まるホテルの金銭感覚だと、
- 宿泊代→10,000円
- 夕食代→5,000円
- 朝食代→2,000円
を基準料金としています。
後はどのくらいサービスをプラスするかor宿泊・食事のグレードを上げるかで加算していきます。
今回の「白扇」だと、低く見積もっても
- 松葉蟹→+15,000円
- 夕食のグレード→+5,000円
- 朝食のグレード→+1,500円
- 旅館としての設備→+5,000円
- 客室露天風呂→+3,000円
というのが個人的評価です。
この時点で合計46,500円の価値を感じています。
そういえばビール一杯貰ったし、懐かしのゲームで遊んだし、それらの料金をプラスしたらもう47,850円は超えていそうです。
だがしかし。これら以外で忘れてはいけないのが、サービス費です。
サービス費が一番価値があるという話
そもそもこのブログ自体が私の主観100%なので、
27歳のガキがなんか言ってらぁw
くらいの感覚でこれからも読んで欲しいのですが…
人から人へのサービスって尊いものです。
過去記事で何度も述べているので省略しますが、人からのサービスが最も価値が高いと考えます。
※詳しく知りたい物好きな方はコチラを読んでください。
- 食べ残したくない私の感情を察知して、罪悪感を和らげる事実を伝える
- 私のカニへの執着を感じ取って、後悔の無いように食べきれる工夫案を提示する
こんなこと、機械にはできません。
人間でもできる人ばかりではないと思います。
これらのサービスがあったからこそ、
今回の旅行、楽しかったな
となっているのです。サービスはこれにとどまらず、
- 靴は脱ぎっぱなしで良い→仲居さんが靴箱にしまい、帰るときは出す
- 館内を清潔に保ってくれる
- 食事の進み具合を見て次の料理を出す
- フロントに常駐して何かあったら助けてくれる
等々、他にも私が考え付かないことも含めて、全部やってくれているのです。
この「サービス」に対するお金を評価するなんておこがましくてできません。
プライスレスというやつですね。
ですが、この記事は「価格に見合うサービスか?」を伝える記事です。ここは本当に申し訳ないですが、恐れ多いですが、
めちゃくちゃ低く見積もって、サービスに対して10,000円の価値を感じた
と仮定させていただきます。
価値に見合うと判断したまとめ
食事・設備面で46,500円の価値を感じ、サービス面で10,000円以上の価値を感じました。
合計56,500円以上、ですね。
私はこの宿泊に56,500円以上の価値を感じつつも実際には47,850円で宿泊したのだから、価格に見合う、否、価格以上のサービスであったと結論付けます。
結論、…Ye…sです。
さっきより歯切れが悪いですね(笑)
理由を説明します。端的に言うと、
これに慣れたらダメになっちゃうと感じたからです。
そりゃあこんな素敵な設備とサービスが揃った所に泊まれるならいくらでも泊まりたいですよ。
でも、これに慣れたらどうなるのでしょう。
- 狭い部屋では満足できなくなる
- 通常のアメニティの質に不満を感じるようになる
- 豪華な食事が「日常」になってしまう
- 清掃が行き届いていないと文句を言う
- 仲居さんのご厚意を「当然」と感じてしまう
こうなってしまうのではないか、と考えてしまいます。
高級旅館のデメリット…??
慣れとは恐ろしいもので、一度生活水準を上げたら、もう下げることは苦痛です。
私は「日常との差」に贅沢を感じます。
「非日常」が「日常」になれば、「日常との差」を感じません。
「日常との差」を感じなくなれば、贅沢を感じられません。
贅沢を感じられなければ、幸せ・有難みを感じられません。
この先も幸せを感じるために、
いろいろなことに感動するために、
これからも皆さんに感動を伝えられるように、
私は私の身分相応に生きていきたいと思います。
日常は身分相応に。たまには思い切って贅沢に。
高級旅館に泊まり続けると、その感覚のバランスが崩れることが意外なデメリットかもしれませんね。
また泊まりたいか?のまとめ
ブログに乗せるのは「非日常」が多いので、読者さん目線では私が贅沢なことばかりしているように感じるかもしれませんし、別にそう思われても良いんですけど、自分の中ではこれからも感動の多い人生にするための行動をしていきます。
そのためには、高級旅館に泊まり続けることは避けようと思います。
でも「また泊まりたいか?」という問いに対してはYesなので、最初のような結論に至る、というわけですね。
…え?泊まり続けるだけの金を持ってないからそれっぽい理由でカッコつけているんじゃないかって??
ハハッ‼ベツニソンナワケネェシ‼
設備良し、食事良し、サービス神。
これが高級旅館か、最高だったな、という感想です。
皆さんが高級旅館に泊まる際の参考になれば幸いです。
もし鳥取で高級旅館を利用するなら「湯喜望 白扇」オススメですよ。
あえて湯喜望 白扇に苦言を呈するなら、
公式HPがもう少し見やすかったらいいのにな
ということでしょうか。
料理の参考写真や温泉の写真をもうちょっと豊富にしたら良いのに、と思いました。
でもまぁ、公式HPじゃわからない生の声をこの記事に書かせていただきました。
1万字を超える超大作になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。