今回は白川郷にて利用した宿「御宿 結の庄」のレビュー記事をお届けします。
結論だけ言うと「ここマジで最高だった」という話で終わりますが、言わされている訳ではないです。悔しいぐらい正直に良い旅館でした。ありがとうございました。
弊ブログがアフィリエイトを貼る前から作成していた記事です。リライトによりアフィリエイトリンクを掲載していますが、アフィリエイトなしでも心からオススメできる旅館でした。
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結の庄、圧倒的なサービス…!!
今回は「冬こそ飛騨路」のツアーに含まれていた旅館に宿泊します。
普段はこのような新幹線+宿のツアー商品は利用せずに自分で好みの宿を探しています。なので、
ツアーで決まってる宿かぁ~、どんな感じなんだろなぁ~
とあまり期待せずに宿に向かいました。
無料シャトルバスで楽々チェックイン
白川郷バスターミナルから無料シャトルバスが出ているので、それに乗っているだけで宿に到着できます。
旅行用の荷物を背負っているのでお迎えしていただけるのは有難い…!
ハイエース的な乗り物に乗って揺られること数分、着きました!結の庄です!
※引用元の公式HPはこちら。
ふ、ふーん。良い感じじゃん。
まぁ、宿泊施設だから大事なのは内装だよね。
謎の上から目線で入館してチェックイン。
フロントで靴を脱ぎます。そして中は畳敷。こんな宿は初めてでした。(経験が少ないだけ)
おうちのような安心感…!
いざ、入室!!
自分の部屋を開けたらこれ。(既に広い)
旅館って、入口から部屋が見えない感じに造られていて趣がありますよね。
どれどれ、部屋はどんな感じかしら…
えぇえぇえ広っ!!!
デラックスツインの部屋でした。32.2平米らしい。
これが最も部屋数が多いスタンダードの部屋だって…?
普段はお財布事情で(寝るだけだし)必要最低限が揃っているホテルに宿泊していました。だからこその衝撃でしょうか?ベッドのあるスペースとリビング的なスペースが別々なだけで感動しました。
部屋にあったウェルカムお菓子とお茶で一服。美味しかったなぁ…。
こんな広い部屋で和菓子とお茶を優雅にいただくと片道5時間の旅路の疲れも吹き飛びます。
身体に染みわたる…!ウェルカムドリンクの甘酒
そうそう。そういえば事前に調べたところによるとウェルカムドリンクとして甘酒が飲めるらしい。
早速いただきに行きました。
壺に入っているというだけでオシャレですね。
自分の好きな量を紙コップに酌んでいただきます…!
はい。当然美味しいです。
美味しくない訳がない。というか甘酒ってこんな飲みやすかったっけ?という印象。
スッと喉を通って気が付けば空の紙コップを握っていました。
記憶にある今までの甘酒は「うーん、おかわりは要らないかなぁ~」という味だったと思いますが…
美味しくて3杯くらい飲んでしまいました。
飲む点滴という異名があるほど体に良い甘酒。
こんな美味しくて体に良いなら壺ごと持って帰ろうかな?と思いましたがさすがに重そうなので断念しました。
旅館の醍醐味!!極楽の温泉編
旅館と言えば温泉!
旅館と言えば温泉ですね!すぐにのぼせるので長湯はできませんがお風呂は大好きな私。とってもとっても楽しみでした。さすがに温泉は撮影禁止なので公式様から全力で画像を拝借してイメージでお届けします。
内湯はこんな感じ。ガラス張りになっているので内湯なのに外の景色が楽しめます。
私が入ったタイミングは他のお客様が居なかったので、存分に
っぁあああああああ~~~~~////
と感嘆の声を漏らして入浴しました。
露天風呂はこんな感じ。
ゴツゴツした岩に頭を乗せて、広大な露天風呂に身体を委ねます。
露天風呂がいっちゃんキモチイ。
こちらの説明のとおり、寝湯・打たせ湯・座り湯・ドライサウナ・水風呂がありました。
絶対に入るべきは〇〇湯!!
この中で一番の推しは座り湯です。
公式HPに画像がなかったので乏しい語彙力で説明します。
露天風呂の一角?に部屋がありました。そこにはお湯が張られているのですが、丁度よい角度の椅子が浴槽に埋まっています。(というか浴槽が椅子の形になってる?で、伝わりますか?)
で、一応外からお風呂が見えないように板で外と隔たりがあるのですが、座った時のちょうど目の高さの位置だけ、板がくり抜かれて景色が見れるのです!
絶妙なリクライニング角度で全身入浴しつつ、しっかりと大自然の景色(白川郷の山々と近くを流れる庄川)を楽しむことができました。
もし私が長風呂ができるタイプの人間だったらここで一泊していたかもしれません。そのくらい最高の空間でした。
うまく説明できないのが残念です。ぜひ一度、その目で、その身体で体験してください。
こんなお風呂もあるみたい…!
あと実はこんな貸切風呂もあるようです。
うっわ何これ最高じゃん!!!!
と看板を見てワクワクしていましたが、あいにく使用中でした( ;∀;)
予約不要なので並べば難なく入れそうですが、夕食の時間の都合もあり(座り湯に長居しちゃったし)泣く泣く断念しました…。朝方とかならスムーズに入れたかも?
貸切風呂に入浴できなかったことだけが心残りなので、また利用した際には絶対に両方入ります。
まぁ私は本当に座り湯で大満足でした。座り湯で満足する人、他にいないのかな?
地味に嬉しい、お風呂上がりのサービス
さて、十分に温泉を楽しんだところで地味に嬉しいこんなサービス。
えぇ!アイス貰っていいんですか!?
お風呂上りにアイスだなんて贅沢、漫画の中だけの話かと思っていましたが実現しているんですね。素晴らしい。嬉しい。
とか言いつつ、私の胃袋はXSサイズ。この後に控える夕食を食べきれない可能性を考えると、ここは少しでも胃袋を空けておきたいところ…。悩んだ挙句、アイスを食べるのは我慢しました。
でも「お風呂上りにアイスどーぞ♡」という旅館からのメッセージに幸せな気持ちになりました。
飛騨の名産を食べ尽くす!豪勢な夕食
さて、旅館のお楽しみの一つ!お食事の時間です!!
案内された席に着くと、お料理がセッティングされていました。
こんな所にも合掌造りがあるなんて、さすが白川郷です。白川郷の合掌造りは世界遺産ですが、ここは無慈悲に屋根を引きはがします。
あら!屋根を裏返すと献立が!!
なんて粋な設定なのでしょう。そしてなんて豪華な夕食なのでしょう。
全部食べ切れるかな…?
種類豊富な前菜
まずは前菜からご紹介!
あらゆる栄養素を摂取できそうな前菜です。
海老の殻以外は全て美味しくいただきました。ホタルイカも勇気を出して一口でいただきました。普通に美味しくてビックリ。何事も見た目で判断するのは良くなさそうですね。
つぶ貝も歯ごたえがあって「噛めば噛むほど美味しい」を体現していました。
先椀「名物 すったて汁」
続きまして「すったて汁」を温めていただきます。飛騨地方の名物料理。
写真には写っていませんが、甘鯛・大根・牛蒡・キクラゲ・人参・わらびが入っています。それらの栄養がたっぷり出てきた温かいお出汁がもう…!
っぁあああああああ~~~~~////
と、温泉に入ったときくらいの感嘆が漏れ出るほど美味しかったです。
野趣鍋「飛騨豚」
そして!!メインディッシュ!!野趣鍋です!!見てくださいよ、この大きな大きな飛騨豚!!
飛騨牛はお昼および翌日に食べ歩きにて楽しみました。
今回は「飛騨豚」です。初めて聞きました。
実は私、大きいチャーシューがあまり得意ではありませんでした。
脂の部分が多かったり、硬くて「肉を頬張っている!!!」感がどうも苦手なようで…
そんな私が
こんな大きくても美味しい豚肉ってあるんだ!!
と感動したのがこちらの飛騨豚。
脂身が少なく、かといって硬いお肉でもなく、適度にホロホロでお上品な味わいでした。また食べたいなぁ…
あと個人的には玉ねぎとジャガイモもすごく美味しかったです。
心ばかり「筍天ぷら」
まだまだ続きます。正直もうお腹と心は満腹です。
続いては、いくつかの選択肢から選べる一品。私は「筍天ぷら」をいただきました。
大根おろしと一緒にやってきた天ぷら。筍の天ぷらって食べたことなかったのですが(というか食べたことない物が多すぎるだけ?)天ぷらなのにあっさりとしていて食べやすかったです。筍の密度?が高くて、一口サイズですが満足感がスゴイ。
お食事「白海老かき揚げ丼」
さて、こちらもいくつかの選択肢から選んだ一品。「白海老かき揚げ丼と赤出汁」です。
温かい赤出汁をかけて、サバサバッとお茶漬け感覚でいただきます。
白海老は細くて小さくて(お目目が可愛い)揚げられてスナック菓子みたいでした。赤出汁をかけることでしっとり食感に変わり、二度楽しめます。
最後は甘味。季節のフルーツ ゼリー掛け
もう食べられないヨ…となっていた頃にデザートです。
デザートは別腹。
みずみずしいフルーツを堪能した後に甘味(右側のやつ)をいただきました。求肥(ぎゅうひ)のモチモチ食感の甘味ってなんでこんなに美味しいのでしょう。
さて、胃袋のサイズが心配だった私ですが無事、夕食を完食できました。
だって美味しかったんだもん。
地元の食材、名物料理をとことん楽しむことができる旅館の夕食って良いもんですね…
「観光」と並ぶ旅行の醍醐味「食事」。
いつもは宿泊地周辺のお店で夕食を食べていましたが、宿泊施設内でお腹いっぱい食べてすぐ部屋に戻れるという環境も最高です。
豪華な食事の後に…〆のラーメン!?
ふう。お腹いっぱい。こんな満腹な状態は数十年ぶりのような気がしています。
あとは寝るだけ…ではありません。
この「結の庄」では、夜の10時~11時に「夜鳴きそば」のサービスがあります!
じゃーん!!
あんなに満腹だったのに、まだ全然消化しきれていないのに、頼んじゃいました。
軽食サイズのラーメンです。
温かい汁物って本当に美味しい…。
サイズ感も丁度良い。
この日は人生史上最も満腹な状態で就寝しましたとさ…めでたしめでたし。
人生史上最も豪華な朝食
おはようございます。
朝がやってきました。朝と言えばそう、朝食です。
12時間前にいただいた夕食もそこそこ消化されました。(まだ多少残っていますが)
今回は朝食も付いているプランです。
ホテルの朝食かぁ、バイキング形式で洋食メインの食事になるかなぁ…
寝ぼけた頭で食事会場に向かいました。席に案内されます。
おお、昨日の夕食と同じ席だ。どれどれ…
!?!?!?!?!?!?!?!?!!!!
朝食なのに品数多すぎませんか!?
いつもの朝食は「卵かけごはん」「納豆」「パン」の3択です。
食器一つしか使いません。なのに…
こんな豪華な朝食をいただいて良いんですか??
朝から感動しました。では献立を見てみましょう。
ちなみに夕食とは異なり、合掌造りスタイルの献立表ではありませんでした。
いやぁ、文字にすると改めて感じる品数の多さだ…
お重盛、温鉢、サラダ、卵料理、水菓子
このお盆にある食品だけで朝食としては十分豪華だと思います。
それなのに、それなのに…!まだまだご紹介します!!
台の物「飛騨牛肉みそ」
これめっちゃ美味しかったです。
飛騨牛肉みそとコロイモ・葱。朝から贅沢にろうそくで温めていただきました。
一口サイズのコロイモに飛騨牛肉みそを絡めて…!!甘辛くて美味しい。ずっと食べていたい味でした。
味噌汁、お豆腐、朝食のお供
どの料理も美味しかった~!
朝食のお供は「焼き海苔」「塩辛」「温泉玉子」の三択でした。
衝撃の旨さ「鮭 西京焼き」
こちら、「鮭の西京焼き」。鮭のアングルをもう少し考えれば良かった。
この鮭が今まで食べた焼き鮭の中で一番美味しかったです!!
なんというか、うまく表現できないのが本当に残念なのですが、焼き加減が絶妙でした。
焼き鮭ってまぁ焼いているのだから身が硬くなりますよね?焼き魚ってそういうものですよね?
でもこちらの西京焼き、玉子でいうところの半熟でした。お寿司屋さんで食べる、炙りサーモンのような…お刺身のような、プルプル具合を若干残しつつも、焼き魚としての硬さも見事に現れているような…
なんだこの焼き鮭は!?と、とても感動しました。こんな焼き鮭を今後食べられる機会はあるのでしょうか?
この朝食は紛れもなく人生史上最も豪勢なものでした。この旅館で人生史が覆り過ぎでは?
もちろんこの朝食も(本当にギリギリ)完食しました。
前回記事でチラッと述べましたが、この日のお昼に高山ラーメンが入らなかった原因はこちらの朝食です。本当に悔しい。悔しいのに、こんな豪華な朝食が食べれて嬉しかった。複雑な感情です。
まだまだあった!嬉しいサービスたち
他にも紹介しきれない嬉しいサービスがたくさんありました。
部屋の中と露天風呂にあった「虫さんセット」。
私が宿泊したのは3月なので利用することはなかったですが、白川郷の大自然に身を置くのですから備えあれば憂いなし。
非常に心強い装備です。
湯かごもとても便利でした!そこそこの大きさなのでモノがしっかり入ります。
足袋もありました。素足は少し冷えるかな?という気候だったので重宝しました。
【まとめ】白川郷で宿泊するなら「御宿 結の庄」
少し長くなりましたが、今回は「御宿 結の庄」を紹介させていただきました。
ツアー商品の旅館ってこんなハイレベルなものがあるんだ…と感動しました。今まで宿泊した施設の中で一番豪華だったかもしれない。
冒頭で話した結論、
ここマジで最高だった
が伝わりましたか?
もし次白川郷を訪ねることがあったらまたここに泊まると思います。というか今後の旅先に「共立リゾート」グループの宿があったら一回チェックしてみようかな?という気持ちです。
もし皆さんが白川郷に旅行することがあれば、宿の選択肢の一つにぜひお考え下さい。
あと、ここに泊まるときは胃袋を大きくしてから来ることを強くオススメしておきます。
この旅館を利用した際の旅行記はこちら!
こんな高級そうな旅館に庶民の私が泊まれた理由はこちらの記事から↓
「御宿 結の庄」の無料シャトルバスで約5分の世界遺産・白川郷の散策記録はこちら↓
白川郷とともに観光した高山エリアの散策記録はこちら↓
いつも楽しく読ませていただいてます。
白川郷、素敵な御宿に美味しそうなお食事。
行った事が無いので、自分も旅行したくなりました。プランも大変参考になります。
写真もイメージがよく分かりやすいし、記事もとても面白いですね。
更新、楽しみにしてます。
記念すべき初コメントありがとうございます!
今後とも気ままな旅行記をご愛読ください。
「こんな視点の記事が読みたい」等のご要望もあれば
お気軽にまたコメントで教えてくださいね。