本記事は2024年12月27日にイタリア・ヴェローナを訪れた際の旅行記になります。
HISのツアーに参加し、専用バスで連れてきてもらったヴェローナ。この日はヴェネツィアへの移動も必要だったためヴェローナの滞在時間は2時間(自由行動時間は1時間)でした。
予約なし・無計画で歩くヴェローナの様子、実際に歩いてみた感想などを豊富な写真とともにお届けします。

閑散とした田舎かと思っていたら、人が溢れる人気観光地でした…!
ジュリエッタの家のチケット購入ができる日本語サイトも紹介しています。
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ヴェローナの基本情報

2000年に世界遺産に認定されたヴェローナ市。ロミオとジュリエットの舞台ということで一躍有名になっているようです。
旅行前のイメージでは、イタリアの観光地といえば「ミラノ」「ローマ」「ヴェネツィア」「フィレンツェ」。恥ずかしながら「ヴェローナ」についてはあまり知りませんでした。

ツアーの行程を見ると2時間しか滞在しないし、そんなに見るところないのかな〜
しかし、実際に行ってみると驚くほど広かったです。おまけに観光客で大賑わいしており、大人気観光地でした。
ヴェローナまでのアクセス
ヴェローナの最寄りの鉄道駅は「ポルタ・ヌオーヴァ駅」です。ミラノやヴェネツィアから高速列車(フレッチャロッサやイタロ)を使って約1時間15分くらいかかります。
ちなみにポルタ・ヌオーヴァ駅はヴェローナのかなり南側にあり、中心部のエルベ広場までは2.2km(徒歩30分)くらいの距離です。エルベ広場までバスを利用したほうが便利かもしれません。
私はツアーなので楽でした!
広くて見どころいっぱい!!
ヴェローナの中心部に「エルベ広場」がありその周辺に観光スポットがありますが、エルベ広場の北・南それぞれにも観光スポットが点在しております。すべてを見るには1泊以上は必要かも…と感じました。
北側エリア
- 古代ローマ劇場
- ピエトラ橋
- ドゥオーモ
中心エリア
- エルベ広場
- ジュリエッタの家
- さらし台
南側エリア
- アレーナ(円形闘技場)
- カステルベッキオ
- サンフェルモ教会

今回のヴェローナ訪問では中心エリアの一部しか周ることができませんでした。
ヴェローナの観光記録

ここからは私の観光記録になります。
「ヴェローナってどんな感じの景色なの?」
「エルベ広場周辺の雰囲気が知りたい!」
という方の参考になれば幸いです。
ヴィットーリア橋からボルサーリ門へ

我々のツアーバスはヴィットーリア橋の近くまで運んでくれました。ここからエルベ広場に向けて徒歩移動します。
時刻は15:40。落ちてきた日がロマンチックな雰囲気でヴェローナのまちを照らしていました。

こちらのアディジェ川はとても大きく、S字にカーブしてヴェローナのまち全体を囲んでいます。

まずはヴィットーリア橋からボルサーリ門まで向かうのですが、ここの道(アルマンド・ディアズ通り)はかなり車の往来が激しかったです。

建っている家が珍しい形ばっかりだなぁ…さすが海外!

古代ローマ時代の城門の一つ、ボルサーリ門です。紀元前1世紀に造られたとされています。そんなものが現代まで遺っているってすごいですよね。
ここを通ってまっすぐ進めばエルベ広場に出ます。
ボルサーリ門からエルベ広場へ

道幅が少し狭くなりました。道の両側にはいろいろな種類のお店があり、どれも目が引かれます。
建築物の窓やバルコニーの形もいちいちオシャレ。向かいの建物との間に装飾を吊るすなんて映画でしか見たことありませんでした。

エルベ広場が近づくにつれて、だんだんと人が多くなってきました…!
エルベ広場までの距離はそこまで遠くないのですが、人が多すぎて進む速度がかなり落ちます。

人をかき分けてなんとエルベ広場に到着!写真に映っている時計台は「ランベルティの塔」です。

エルベ広場では屋台が賑わっています。果物やチョコレートなどの食品だけでなく、仮面やネックレスなどのお土産品も豊富にありました。
ジュリエッタの家にはチケットが必要

シェイクスピアの悲劇『ロミオとジュリエット』の舞台となったヴェローナの目玉観光地といえば「ジュリエッタの家」ではないでしょうか。有名なバルコニーとジュリエットの像はこの中にあります。
この「ジュリエッタの家」に入るにはチケットが必要です。チケット予約サイト「KKday」なら音声ガイド付きの優先入場券が購入できます。お値段は2025年2月時点で3,698円です。
日本語サイトでわかりやすい!
私は旅行中にKKdayの存在を知らず、「ネット購入って海外サイトで分かりづらいんでしょ?」と思い込んでいたため調べもしませんでした。

KKdayで購入できること知っていたら買ってたのに…orz
エルベ広場周辺の道は大混雑!

ヴェローナの道幅はそこまで広くありません。エルベ広場周辺の道になると大混雑していて移動がかなり大変でした。日本で例えるなら休日の原宿の竹下通りを歩いている感覚。

距離はそこまでなくても目的地までの移動時間が1.5倍くらいかかります。
あと思ったよりも歩きタバコが多く、タバコの煙が苦手な私には大ダメージでした。マスクは必須かもしれません。
大人しくエルベ広場を散策。「さらし台」で記念撮影

自由行動時間が少なく移動するのも大変だったので大人しくエルベ広場に撤退。広場の人口密度は道よりかマシですが、そこそこ混んでいる電車内のような密集具合でした。

エルベ広場には「さらし台」があります。これは実際に使われていたものなのか…?
観光客が記念撮影できるように、かなり大きめの手錠もありました。

「探せぃ!この世のすべてを、そこに置いてきた!!」
というONE PIECEごっこもできます。ヴェローナに来たのならここで記念撮影しておきましょう。
シニョーリ広場でトイレ休憩(有料)

エルベ広場の隣りにあるシニョーリ広場にはトイレがあります。料金は€0.7=119円。入口には係の人がいて、両替もしてくれました。

シニョーリ広場は行政の中心で、スカラ家の館や君主の墓などがあります。広場の中心にはダンテの像。時刻は17:15頃で、だんだんと暗くなってきました。(2024/12/27)

シニョーリ広場にはルネッサンス式の美しい回廊が並んでいます。至る所に像がありますね。
エルベ広場よりは人が少なく、一息つくことができました。

やはりヨーロッパにある建築物って美しいんだな…。日本にある「大正ロマン」とはまた異なった趣を感じさせます。
日没後も美しいヴェローナのまちなみ

エルベ広場に戻ってきました。暗くなってくると先ほどとは違ったまちの表情が見られます。

街灯が点き、電飾も輝き始めました。それにしても人が多いな〜。

クリスマス終わりの時期だったのでツリーも点灯。ランベルティの塔とのツーショットがとても美しいですね。
名残惜しいですが、ここで散策時間は終了。団体と合流し、ヴィットーリア橋まで戻りました。
【まとめ】ヴェローナの観光は計画的に!

ヴィットーリア橋からの往復を含めて2時間でヴェローナのまちを散策した感想は以下のとおり。
- めっちゃ混んでる・人が多い
- タバコの臭いがかなり強かった
- ヴェローナはかなり広く、2時間ならエルベ広場中心が限界か
- ジュリエッタの家のチケットを予約しておけば良かった
- 昼も夜も美しい。歩いているだけでも楽しい。
ヴェローナの広さ+人の多さで徒歩の移動には思った以上に時間がかかります。あらかじめ行きたい場所を決めておき、計画的に観光した方が良いでしょう。
北側エリア〜南側エリアまで幅広く観光したいなら1泊以上は必要かなと感じました。
建築物が美しく、広場の屋台や通り沿いのお店が賑わっている古都ヴェローナ。アクセスが少しむずかしいですが一見の価値はありますので、ぜひ入念な準備のもとで訪問してみてください。
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