未来心の丘は次世代の映えスポット!耕三寺に行ってみた。

未来心の丘と呼ばれる大理石の庭園。白い岩で囲まれたその風景を一目見ようと、瀬戸内海・生口島にある耕三寺に行ってきました。未来心の丘の観光情報・率直なレビューをお楽しみください。

あぐ
あぐ

時間が無くて未来心の丘しかゆっくり見れなくて残念…と思えるくらい耕三寺が全体的に良かったです!

未来心の丘について

まずは未来心の丘の基本情報について簡単に触れておきましょう。

未来心の丘はこんなところ!

未来心の丘は、耕三寺という寺院内にある大理石の庭園です。どこを見ても(広さ5,000平方メートル)白くて美しい大理石で囲まれており、日常で見ることのない景色を楽しむことができます。

大理石のオブジェが無数にあり、芸術的な鑑賞が楽しめることはもちろん、そのオブジェに直接触れることができるのも面白いですね。

また、未来心の丘はそこそこの高さにあるので展望台として生口島や瀬戸内海の景色を楽しむこともできます。

アクセスについて

未来心の丘がある耕三寺は、瀬戸内海に浮かぶ島々の一つ「生口島」にあります。

広島県尾道市から車でしまなみ海道を渡ってくる方法が一般的でしょう。しかし、私はペーパードライバー。公共交通機関を駆使して耕三寺に行く方法を調べたところ…

尾道駅から生口島までフェリーがあります。

降りる港は「瀬戸田港」です。尾道からの場合、時間は約45分、料金は片道1,300円です。幸い、瀬戸田港から耕三寺までは歩いて10分くらいの好アクセス。ただし、本数は多くないのでしっかり時刻表を見て調べておきましょう。

私は自転車を載せて移動できるフェリーを選びましたが、尾道駅前からバスも出ています。約1時間で大体1,000円くらいです。

ちなみに、耕三寺に入るには大人1,400円が必要です。

往復のフェリー料金+耕三寺の入場料で4,000円かかることにご注意ください。

所要時間について

今回の私は「未来心の丘にさえ行ければ良い」という気持ちであったので滞在時間は1時間にする行程を組みました。
※1時間以上滞在した場合は帰りの飛行機に間に合わない可能性があるドキドキ行程です。

しかし、1時間では足りなかったなというのが正直な感想です。

未来心の丘だけを見るのであれば1時間でギリギリ可能でしたが、そもそも耕三寺がとても魅力的な(見応えのある)寺院でした。1,400円を払うだけのことはあるなとか思っちゃいました。

なので、「耕三寺」としてしっかり観光するのであれば(というかわざわざフェリー込みで4,000円払って来るのであればしっかり観光すべきでしょう。)2時間30分~3時間の予定で組んでも良いと思われます。

そもそもなぜ私が珍しくこんなギチギチな行程を組まざるを得なかったのかという話は次回に続きます。簡潔に言うと耕三寺から自転車で約35kmを走って帰るというアスリートみたいな予定にしたからです。

実際に行ってみた

ではここから実際に行ってみた記録をご紹介します。

耕三寺が普通に魅力的だった

耕三寺の境内は思ったよりも広かったです。建造物も豪華絢爛素人の私が見ても楽しいものでした。

地図を見る限りたくさんの見どころがあるようですが、今回は「未来心の丘」を目指して進んだ場合に見ることができるもののみの紹介になります。

耕三寺の入口

耕三寺の入口。この時点で派手で豪華な造りであることが伺える。

派手な孝養門、どこか見覚えが…?

こちらは孝養門この龍…日光の東照宮にそっくりな装飾だな…と思いながら近づくと…

あぐ
あぐ

本当に日光東照宮のオマージュやん!

こちら耕三寺の孝養門。

こちら日光東照宮の陽明門。比較すると超似てる!!

最近になって日本国内の旅行をし始めましたが、初めて他の観光地の知識が活かせました。こうやって少しずつ知識が蓄えられていることを実感すると、旅がより楽しくなりますね。
そういえば日帰り日光観光編の記事はまだ書いていなかったな…

本堂もオマージュだった!?

こちらが本堂。うーん、これもどこかで見たような…と思って旅行後に調べたら「平等院鳳凰堂」のオマージュっぽいですね。確かに屋根に鳳凰が居ます。平等院鳳凰堂はまだ生で見たことがないのでこの場で思い出せなくても仕方がないですね。いつか絶対行こう。

千佛洞地獄峡にて地獄と浄土を味わう

続いては千佛洞。洞窟というか、地下通路というか。中は「地獄ってこんな種類があるんだよ~」という図解と無数の石仏が安置されており、圧巻です。

中の石仏。ソコソコ長い洞窟内にズラリと安置されており、心が洗われる。個人的には日原鍾乳洞を思い出しましたが、特にオマージュというわけではなさそう。

超巨大な救世観音大尊像

千佛洞から出ると超巨大な観音様が。全長15m級の救世観音大尊像です。直立でこの大きさの像は今まで見たことがありませんでした。ちなみにウルトラマンは約40mなのでウルトラマンよりは小さいようです。

耕三寺が普通に魅力的だと思った

救世観音大尊像を通ると未来心の丘に到着です。しかし、ただ通過するだけだと思っていた耕三寺の境内がこんなに魅力的だとは思いませんでした。(失礼)

時間都合上、全く見ることができなかったポイントがいくつもあるのが本当に残念です。

耕三寺は銀閣寺のような「わびさび」というよりは金閣寺のような「派手・豪華」な造りだと感じました。私のような芸術に詳しくない人間的には、パッと見て分かる派手さ・豪華絢爛な造りがわかりやすくて好みです。

記事内でも触れましたが孝養門のオマージュに気が付いた時はとても気持ちが良かったです。本堂や孝養門以外にもいくつかオマージュされた建造物があるようで、国内旅行をしている人はより楽しむことができそうですね。

思ったよりも広大な敷地と堂塔の解説はこちら↓の公式HPをご参照ください。

未来心の丘に到着!

さて、当初の目的地だった未来心の丘にいよいよ到着です。天候は曇りですが、予報では一日雨だったので良しとしましょう。それでは、曇天下の未来心の丘の写真と解説をお楽しみください。

未来心の丘についての説明です。制作に12年もかかっているんですね…

頂上まで往復は10~15分程度とのことですが、私は写真撮影&カフェで休憩して30分ほど滞在しました。

一面が大理石の世界

エレベーターor階段を上がるとご覧の景色が。曇天なので写真映えが良くないのが残念ですね。生で見たら綺麗に見えるんですよ。

道も階段も、もちろんオブジェも大理石。触れてもOKなので触れる楽しみがあります。大理石ってスベスベで撫でたくなりますよね。

芸術的な(?)オブジェがたくさんあります。何を模しているんだろう、とか考えながら見て回ると面白いのでしょうか。私は単純に異世界感があって楽しかったです。

観光客が少ないので撮影をしやすい

こちらは未来心の丘で最も代表的なオブジェです。なんかステージっぽくなっているし、ロケ地として使われそうですね。もちろんこの奥に進むことができます。

光明の塔です。合掌している手ですね。

観光客はまばらに居ますが、ごった返している訳ではないのでタイミングを狙えばこのように人が写らず撮影が楽しめます

と、いうことで撮影会。瓦礫の中に一筋の階段。頂上に合掌のオブジェ。これらすべてが大理石。映え要素がたっぷりですね。それでいて、まだあまり有名ではないと思います(当社比)。

みんなが知らなそうな映えスポットに行ってみたい!という人におすすめの場所かもしれません。

これが晴天ならもっともっと映えるでしょうね…!

丘の頂上は展望台としても機能する…?

光明の塔からの景色。未来心の丘まで上ってきたことに加えて、光明の塔は更にその頂上にあるので景色が良いです。

ここに来たらぜひ瀬戸田の景色を一望してみましょう。

あ、観光客の密度はこのくらいです。パラパラといらっしゃいますがギュウギュウではないです。

念願だった未来心の丘、感想は…?

ズバリ、行って良かったでしょう。

未来心の丘自体はそこまで広くありませんでしたが、その珍しい光景が見応えあります。

白獅子の塔。特撮物のロケ地になりそうだなぁと思った。

風の四季。穴の奥に何を写すかでセンスが問われる(気がする)。

未来からの炎。記念撮影場所にピッタリでは?

映える写真を意識して撮影会をするのも楽しみ方の一つでしょう。私は普段、映えはあまり気にしていませんがせっかくなのでジャケット写真を意識して楽しく撮影会をしていました。

奥に光明の塔がチラ見えしているのがポイントです。SNSのアイコンとかに使えそう。

ただ唯一悔やまれるのは、晴天での景色も見たかったなぁということ。曇天でここまで映えるのであれば、晴天ではもっと美しい景色なのでしょうね。

未来心の丘には小さなカフェもあるのでゆっくり休憩することもできます。私は温かいココア(600円)をいただきました。カフェの窓からも瀬戸田を見渡せるので、歩き疲れたらここで一服すると良いですよ。

編集後記

さて、大理石の庭園「未来心の丘」の紹介記事はいかがだったでしょうか。

未来心の丘はもちろん期待通りの美しい景色でしたが、耕三寺そのものが見応えのある寺院だなぁと思いました。今回は行けませんでしたが法宝蔵僧宝蔵などの博物館、重要文化財や重要美術品を展示する金剛館などがあるようです。

アクセスにやや難ありですが、わざわざ来て1,400円を払うだけの価値はあると思います。せっかくなら次は時間をかけてゆっくりと周りたいですね。

この記事が「こんな場所があるんだ~」「今度行ってみよ~」「行く予定だったから参考にしよ~」という感じで何かしらの役に立てたら幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

あ、そうそう。

散々「天気が快晴だったら…」と書きましたが、まさかこの後にあんな天気になるなんて…

私はむしろ恵まれていたようです。次回の更新もお楽しみに✨

この直後、しまなみ海道サイクリングをした記事がこちら↓

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2 COMMENTS

いかせ

杭谷一東さんの作品すごい規模なんですね!行ってみたくなりました。ポーズ決まってますね〜

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あぐ

意外と知られていないのか、アクセスが難しいからか、天候が怪しかったからか不明ですが人が少なくて大胆なポーズでの写真撮影も可能です!ぜひ一度、行ってみてください😊

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