【〇〇は不要!】社会人が独学で行政書士試験に合格した方法

こんにちは、あぐです。今回は独学で行政書士試験に合格するために必要なもの・不要なものをご紹介します。

私が挑んだ試験は「行政書士試験」でしたが、本記事の内容は正直どの試験においても共通する大切なことです。何かの試験に挑戦しようという人はぜひ本記事だけでもご覧ください。

※本ブログは旅行記がメインなので行政書士試験に関する記事は1本にまとめようと思ったのですが、書き始めたらあっという間に1万字を超えたので何記事かに分割しました。本シリーズの記事を読めば独学で行政書士試験に合格するまでの筋道がパッと開けて見えるかと思います。一冊の本を読むように、何度かに分けてでも最後まで見て参考にしていただけると幸いです。

こんな人におススメの記事です!
  • 独学で資格試験に挑戦しようと思っている。
  • 行政書士試験合格までに何時間かかったのか知りたい。
  • 勉強のモチベーションを上げたい。

目次 非表示

【はじめに】この記事の結論

そもそもこの記事のターゲットは行政書士試験受験生であり、受験生は勉強で忙しいはずである。従って、少しでも時間を無駄にしないために最初にこの記事全体の結論を述べるものとする。

読者には、この結論を最初に読んだ上で本記事が役立ちそうか見極めて、最後まで読むか判断して欲しい。

なお、文体が「です。ます。」から「だ。である。」に唐突に変わったのも上記と同様の理由で、こちらの方がサクサク読めるのではないかと筆者が考えたからである。

必要なもの・要らないもの・勉強時間・総費用のまとめ

下記のとおりである。なお、内容は筆者の独断と主観と偏見に満ち溢れたものであることを強調しておく。

【全試験共通】合格のために必要なもの
  • 受験する目的は必須
  • 勉強管理アプリ「スタディプラス」が必要

どんな試験を受けるにあたっても、受験目的を持つことが全員必須である。

アプリの要否は人によるが、私は本アプリが合格に必要だったと思っている。

【全試験共通】合格のために不要なもの
  • 勉強アカウントのSNSは不要
  • 直前期の教材の買い増しは不要

SNSの要否は意見が分かれるかもしれないが、私は敢えて不要だと結論付けておく。

直前期の教材の買い増しについては超有名な話であり、私自身も「直前に教材増やしても意味ないじゃん(笑)」と思っていたのにいざ直前期になると不安に駆られて買い増ししてしまったのである。

そして結局、この行動は全くの無駄な行為であったと振り返ったため、自戒を込めて後ほど詳しく解説する。

合格までの勉強時間
  • 1年目は322時間45分。
  • 2年目は213時間15分。
  • 合計は536時間

1年目は不合格であったので、合格までに必要な勉強時間は536時間であったと言える。

合格までにかかった費用
  • 教材費は25,190円。
  • 受験料は2年分の21,540円。
  • 合計で46,730円

手元のクオカードが9,061円分あったため、教材の購入に充てた。従って、私の実負担額は37,669円であった。かなり費用を抑えることができたと思う。

あぐの前提

ここまで読んで、「なんだ偉そうに話しやがって。そもそもコイツの経歴がわからないと勉強時間も参考にならないじゃないか」と思ったあなた。まさにその通りである。

勉強時間について

勉強時間536時間にはカラクリがある。

私は大学時代に法学部であり、民法と憲法は知識の貯金があった。(なお商法や行政法は全く学ばなかった。)

従って、この勉強時間はあくまで法律知識を若干持っていた者の勉強時間である。

大手予備校のHPを覗くと、大体は「必要な勉強時間は800~1000時間」「法律知識がある者は500~700時間」と書いてある。私も例に漏れず500時間台であった。

読者
読者

はいはい、あんたは500時間で受かって良かったね。自慢乙~。

と思うのであればここで画面を閉じていただいて構わない。

しかし、大学卒業から2年以上経って(しかもその2年間は1秒も勉強しなかった)最低ラインの500時間で合格まで辿り着いたその勉強方法は大いに役立つ情報ではないだろうか。

この先の記事も読み続けてくれる者のために、私が持てる情報・モチベーション向上に繋がる内容をここに記すつもりである。

環境について

私が最初に勉強を始めた2021年10月は25歳であった。最終合格を手にする27歳までコツコツ勉強を重ねた。

新卒社会人として22歳から働いており、平日5日間は8時間労働をしている。ありがたい事に、残業時間はほぼない。

この状況で、独学で536時間を勉強に充てて合格をもぎ取ったのである。社会人かつ独学で受験に挑もうとする同じ境遇の読者には参考になる内容が詰まっているはずだ。(もちろん社会人じゃなくても、予備校に通っている者でも、本記事を読んでくれる稀有なすべての方々のために私は全力を尽くして執筆する。)

なお、もっと詳細な自己紹介はこちらの記事でしている。試験対策に全く関係のない内容なので読む価値はない。

行政書士試験1年目の結果

2021年10月から勉強を始め、2022年11月の試験までの約1年間の結果は以下のとおり。

勉強時間322時間45分
教材費+受験料(10,770円)30,460円
点数164点/300点
結果不合格

得点の詳細はこちら。

記述が10点という、独学受験生の最大の壁に無事跳ね返された無残な結果である。

しかし、約323時間の勉強時間であと16点というところまで来れたとポジティブに捉えることにしよう。

行政書士試験2年目の結果

2022年の合格発表があった2023年1月25日の翌日から勉強を再開し、2023年11月の試験までの約10か月の結果は以下のとおり。なお、()内は前年と合計した値である。

勉強時間213時間15分(536時間)
教材費+受験料(10,770円)16,270円(46,730円)
点数198点/300点
結果合格

得点の詳細はこちら。

前回の失敗から学び、記述対策に力を入れた甲斐あって記述は34点まで伸びた。択一も10点増加。晴れて行政書士試験リベンジ達成である。

合格の秘訣は「受験目的」を持つこと!!

ではここから具体的な内容に入る。まずは、合格のために必要なものについて述べる。

そもそもなぜ、その試験を受けることにしたのだろうか。

もう一度、考えて欲しい。できれば文章化しておくことを推奨する。

これから長い時間を試験勉強に費やす中で、「なんでこんなに辛いことをしているんだろう…」と思う瞬間は必ずある。

そんなときに、行政書士試験合格を目指した当初の熱い気持ちを思い出すことで挫けずに最後まで勉強し続けることができるのだ。

受験目的を明確にすることは、試験に合格するために最も重要なことだと私は考えている。逆に、目的がふんわりしている場合は「まぁそこまで頑張らなくていっか」「生涯でいつか取ればいっか」「別の資格でもいっか」と途中でやめてしまったり、「今月は勉強休んじゃおう」と気が緩んでしまうだろう。(そしてせっかく築いた勉強習慣が途絶えて、再開できなくなる。)

受験目的を文章化するときのコツ

受験目的を文章化する際に参考にして欲しいコツが1つある。それは、

できるだけ原始的な欲望を叶える文章にすること

である。

例えば、「将来の夢が行政書士で、そのために必要な資格だから」という理由は少し弱い。この場合、「行政書士になったらお金持ちになれる。お金持ちになってウハウハするために行政書士の資格が必要なんだ!」とか、「好きな子のタイプが『行政書士な人』だからその子を落とすために行政書士の資格が必要なんだ!」とかにすることをおすすめする。

実際に行政書士がお金持ちになれるのかとか、モテるのかとかはここでは関係ない。

私が言いたいのは、試験の合格によって自分の何の欲を満たせるのかをハッキリさせるほど、その欲が強いほど強力なモチベーション維持剤になるということだ。

そして原始的な欲望(性欲、食欲、睡眠欲など)であるほど辛い勉強も継続しやすくなるだろう。勉強が継続できれば合格を掴み取る確率が上がることは言うまでもない。

行政書士になってモテたい、好きなだけ美味しいものを食べれるように稼ぎたい、労働時間を自由な時間に設定して朝は爆睡する人生を送りたい、とかが最強なのではないだろうか。
※繰り返すが、本当にそうなれるかは別問題である。

文章化した目的は誰かに見せるものではない。ここは正直になって、自分の欲望を解放しようじゃないか。理想の将来を夢想する時間は超楽しいぞ。

【参考】あぐの場合の受験目的

私の場合、目的がいくつかあった。

  • 当初は自分が嫌いで、でも嫌いなことは良くないことだとわかっていて、少しでも自分を好きになりたかった。難関な国家資格を取得できれば、その取得までの過程の努力が自分にはできることが分かって、少しは自分が好きになれると思ったから。
  • 自分には誇れるものがなくて、対外的に自分の努力を証明できるものが欲しかったから。
  • メンタルがそこまで強くないのに接客業に就職し、今後過酷な労働環境やお客様の圧力で病んでしまいそうな時にすぐ離職できるように心の支えが欲しかったから。(離職しても資格あるし!というメンタルが欲しかった。)

①と②は自己承認欲求である。どんだけネガティブだったんだよとツッコミたくなるが、この原始的な欲望のおかげでモチベーションが維持できた。

なお、勉強継続のおかげか、自己肯定力は格段に上がったしポジティブな人間になったと感じている。

③は「資格があるから何とかなる」とは限らない話(行政書士はモテるかどうかは別問題、と同じ話)ではあるが、今の不安を払拭したいという強い気持ちが強力な原動力の一部になった。

①~③は正直行政書士じゃなくても良くね?という目的ばかりである。それでも、私は私の欲望のために、一度不合格になっても挑戦を続けるだけのモチベーションが維持できた。

これは受験目的を明確にすることの重要性を裏付ける証明になったと思う。

【合格必需品】最初に入れるべきアプリ

勉強を始める前に、ぜひインストールしていただきたいアプリがある。

スタディプラスである。

これは勉強記録アプリであり、本記事の詳細な勉強時間はこちらに入力したものを引用している。

このアプリのメリットとデメリットをまとめると以下のとおり。

メリット

  • カレンダー機能で毎日勉強したくなる
  • 「こんなに勉強した」と自信につながる
  • ライバルとの勉強時間差が一目瞭然
  • 自分が何に力を入れているかわかる

デメリット

  • 勉強後に毎回記録しなければならない

大きなメリットは勉強を毎日したくなるorしなければならなくなること。

唯一のデメリットは勉強後に毎回記録を入力しなければならないことであるが、記録は1分以内で終わる。更に、積み上がっていく記録は自分の自信につながる。次第に記録を付けることが楽しみになっていくので、マメな性格の人ほどデメリットは気にならないだろう。

以下、もう少しメリットについて深堀しておく。

メリット①:カレンダー機能で毎日勉強したくなる

勉強の記録をするとアプリ内のカレンダーにチェックが付く。この機能により、「一日でも休んだら連続記録が途絶えてしまう…」という現実が突きつけられる。

たった5分の勉強時間でも、記録が一つでもあればその日にチェックは付く。従って、「5分だけでも勉強するか」という気持ちにさせてくれるはずだ。

そして大抵の場合、5分のつもりでもキリが良い所まで数十分は勉強してしまうだろう。人間は最初の困難(勉強を始める行為)に立ち向かうのは億劫だが、始めてさえしまえば調子が出てくる生き物なのだ。

行政書士試験などの膨大な知識を蓄える必要がある試験においては、不定期に長時間の勉強をするよりも毎日少しずつ勉強して記憶を定着させることがとても重要である。

メリット②:「こんなに勉強した」と自信につながる

カレンダー機能のメリットは「毎日勉強したくなる」に留まらない。第二の効果として、カレンダーを振り返ることで「自分はこんなに勉強したんだな」という自信につながる効果がある。

行政書士試験対策は長期戦を強いられる。その中で、どうしても挫けてしまいそうになることもあるだろう。そんな時は「受験目的を思い出すこと」と同時に勉強記録のカレンダーを振り返って欲しい。

カレンダーに無数のチェックマークがあるはずだ。

毎日毎日記録を積み上げているほど、「あぁ、こんなに自分は頑張ったんだな」「このままもう少し頑張ってみようかな」という気持ちになる。

また、いざ受験本番を迎えるときもカレンダーを振り返って欲しい。

「こんなに勉強をしたんだな」ということを視覚的に実感でき、本物の自信になる。試験当日のメンタルケアに最適だろう。難関試験になればなるほど試験当日のメンタルが合否に直結すると私は考えている。

現に、2年目の試験で私は記述問題を見た瞬間にわからなさすぎて絶望したが、このメンタルケアのおかげで34点をもぎ取って合格を掴んだのである。詳細は別記事にて後述する。

メリット③:ライバルとの勉強時間差が一目瞭然

スタディプラスには、若干のSNS的な機能がある。同じ試験を受ける者を探してフォローできるのだ。

後で詳しく述べるが、試験対策にSNSは不要だと私は考えている。スタディプラスはあくまで勉強記録アプリとして私は位置付けており、フォロー機能はあくまでおまけだと考えているが、モチベーション維持に効果的だった使い方を紹介する。

毎日勉強を継続している人で、かつ自分よりも圧倒的に勉強時間がある人を3人程度フォローしよう。

フォローした人の勉強記録はタイムライン上に表示される。その人のプロフィールに飛べば、その人の勉強記録(何の教材を何時間勉強しているか)がわかる。

自分が「今日はなんだか疲れたし、勉強休もうかな~」と思っていても、そのライバルは今日も数時間の勉強をしていることが一目瞭然になる。勉強時間がすべてだと言う気はないが、ライバルより怠けた受験生活を送っていても自分だけは合格できるだろうか?と考えてみよう。勉強せずにはいられなくなるはずだ。

スタディプラスのフォロー機能について、もう少し解説を加えておく。

なぜ「自分よりも圧倒的に勉強時間がある人」をフォローするのか

単純に、怠けないためである。

自分より勉強時間が上の人を見ていると焦り、努力をする。逆に、自分より勉強量が少ない者を見ていると「まぁあの人も今日やってないし」という勉強をやらない理由を見つけてしまう。

タイムライン上に自分よりも勉強している人を表示することで、まるですべての受験生が毎日自分よりも勉強していると脳を錯覚させることによって、半強制的に勉強したくなるだろう。

フォローするのはなぜ3人程度で良いのか

我々受験生に無駄な時間はない。毎日勉強を継続している人で、かつ圧倒的な勉強時間がある人を探すのに何時間もかけていられないだろう。そもそも、毎日記録を付ける人が少なくて、1人見つけるのも苦労するかもしれない。

一方で、せっかくフォローをしても、その者が挫折をして勉強をやめてしまう可能性もある。

その時にもう一度フォローする対象を探すのは面倒なので、大体3人くらいを始めにフォローすることをおすすめする。

ちなみに私は、司法書士試験を受験予定の者も1人フォローしていた。その者は毎日6時間近く勉強をしている猛者であり、怠惰な気持ちに負けそうな私に何度も鞭を打ってくれた。(当人は毛頭そんな気はなかったであろうが。)

「講義視聴」で時間を稼いでいる人はフォローしなくて良い

「自分よりも圧倒的に勉強時間がある人」をフォローするのであるが、その勉強時間のほとんどが「講義視聴」の人の場合は対象外である。

理由は、イメージが湧きにくいから。

「講義視聴」は単に教材のインプットなのか、問題演習をしているのか、そもそも何の科目を受けているのか、全く具体的ではない。

「講義視聴 6時間40分」の人と「行政法基本テキスト 2時間」「行政法問題演習 3時間」「記述対策本 1時間40分」の人がいるなら、後者の記録を見た方が焦ってくるのではないだろうか。

フォローの目的は、自分のモチベーションを維持するため。その目的に合った人を探そう。

イイネは気にするな

勉強記録にイイネが付けられるし、イイネを付けてくれる人もいる。

だが、全く気にすることはない。「この人はいつもイイネくれるからイイネ返そう」なんて判断する余裕があるなら問題の正誤判断を一問でも多く覚えるべきだろう。

ましてや「自分の勉強記録にイイネが付かない…」なんて思っても無駄である。1000イイネ貯まったら試験で1点加算される制度にでもなったら検討しよう。

可能であればリアルな友達がいると良い

もし可能であれば、同じゴールを目指すリアルな友人(細かな記録を付けてくれる人で、かつ自分よりも勉強時間が多い人)をフォローできると良い。理由は「勉強継続力が更に向上するから」。

友人の○○君は今日も勉強しているのに、自分はまだ勉強をしていない

という状況になれば身体が机に向かうはずだ。

しかし、都合良く行政書士を同じ時期に目指す友人が居るとも限らないし、居たとしても記録を付けるのを継続できないタイプの場合は逆効果(○○君も今日勉強してないし、自分もやらなくていっか)になってしまうので注意しよう。あくまで「可能であれば」の話であり、リアルな友達は必須ではない。

ちなみに私は行政書士試験においてはリアルな友達はいなかった。大学時代にとある試験に向けて独学で勉強していた時は同じ目標のリアルな友達が居たので、本アプリを紹介して上記のメリットを享受できた。どちらも経験があるのでエアプではない。

メリット④:自分が何に力を入れているかわかる

スタディプラスに記録したデータは、当然見返すことができる。その際に、どの教材を累計で何時間くらい勉強したかを確認できる。択一試験対策に力を入れているか、記述対策に力を入れているのか。俯瞰して確認できることのメリットは大きい。

私はテキスト毎に教材を登録していたので例えば「肢別過去問集」を何時間勉強したかはわかるが、「肢別過去問集」のどの科目を何時間勉強したかはわからない。

これを科目毎に教材登録すれば例えば「肢別過去問集 民法」を何時間勉強したのか等がわかり、科目毎の学習バランスも調整できるだろう。

マメな私がなぜ科目毎まで分けて記録しなかったのかというと、さすがにめんどくせぇからである。

教材の登録自体は商品バーコードを読み込めばすぐに反映されるが、科目毎に分けようとすると手動で登録しなければならない。民法、憲法、行政法、商法、etc…を手動で登録するのはさすがにめんどくせぇ。

また、勉強時間の記録の度に「どの教材を勉強したか」を選ぶ。科目毎に分けていると選択肢が多くて探すのがめんどくせぇ。

勉強する毎に記録する行為は本来それだけでめんどくせぇことである。それなのに、これ以上めんどくせぇ行為を増やすと継続できない恐れを感じたので科目毎の教材登録は諦めた。

とはいえ、これは私見である。科目毎に記録するメリットは十分に感じるので、各々の性格に合わせて対応すると良いだろう。

試験対策で不要だったもの

続いては合格のために不要だと感じたものを紹介する。ここまでも十分主観的な意見であったが、この章では更に主観・独断・偏見が増す。個人の一意見として見守って欲しい。

SNSは不要だった

現代では、資格試験対策用にSNSアカウントを持つ者がいる。試験に関するリアルな情報を集めるためだ。私は試験対策用のSNSは不要であると結論付けた。

先にもチラリと述べたが、私は大学時代にとある試験(以後、A試験とする。)を受験した。A試験も独学で挑んだため、情報収集が必要と考え、試験対策用の(当時は)Twitterアカウントを作成した。

その時の経験を活かし、行政書士試験受験生時はSNSアカウントは作らなかった。それにより、A試験よりも快適に勉強が進むし、最終的には合格もできたのである。

不要な理由をまとめると以下のとおりである。

理由① 大した情報は得られない

SNS最大の利用目的は試験に役立つ情報を得るためであった。しかし、結局大した情報は何も得られなかった

試験当日の問題とかが流失しているなら(それは大問題だが)SNSをする価値はあるかもしれない。しかし、そんなことはあり得ない。

どこの予備校が良いとか、どのテキストが良いとか、勉強の方法はこれが良いとか、入手可能な情報は精々そのくらいである。そしてそれらの情報は結局それを本で学べば良くね?で一蹴できる。

理由② 大量の無駄情報が溢れ、不安を煽られる

大した情報は得られないが、合格に不要な情報(ここでは「無駄情報」と定義する。)は溢れている。

  • 今年の論述はこの論点が出るらしい(根拠なし)
  • 教材はこのテキストが一番良い(人によるだろう)
  • 模試の結果がずば抜けて良かった(そんな人ばかり報告する)
  • 超マイナー論点を熱く解説する投稿(知らない人が多いので反応される)

一つ一つを見れば無駄情報だとわかる。しかし人間、塵のような無駄情報でも滝のように浴び続けると冷静な判断ができなくなる。

「この論点も勉強しておこうかな…」

「このテキストも買っておこうかな…」

「自分の実力より遥かに上だ…!どうしよう…」

「その論点も復習しておかないとな…」

私でさえ不安に駆られることがあった。そして気が付いた。最初から無駄な情報を浴びなければ良いだけではないか、と。

理由③ ドロドロした人間関係が生まれる

匿名SNS。学力勝負。情報戦。男女。この環境下において、妬み・嫉み・叩き・派閥・出会い厨が発生しないわけがない。

実際にA試験界隈のSNSもまぁ酷かった。

過去にA試験をトップで合格したと謳い、勉強法を発信するカリスマ。そのカリスマを信仰する者。カリスマを叩く者。信仰者と争う者。対カリスマで徒党を組む者。その行為、試験合格に必要か?

情報交換を謳ってLINEグループを作る者。そこで変な情報商材を売る者。異性に執拗に連絡する者。無関係の日記を投稿する者。特定のTwitterアカウントの人物を愚痴る者。あれ、なんのためのLINEグループだっけ?

真面目に勉強記録のみを投稿する者。その者が模試での優秀な結果を投稿しただけで叩く者。それに同調する者。果ては当該勉強記録アカウントが消されていた。イジメする暇あるなら勉強しておけば…?

当時のA試験界隈だけこうだっただけだろうか。行政書士試験界隈のSNSはやらなかったので断言はできないが、合格発表の時期にツイート検索をしたところ「うん、まあこんな感じだよね」という上記のような悲しいやりとりの形跡を見つけた。

結局、どこの界隈もドロドロな人間関係・トラブルは発生するんだなと学んだ。

SNS不要論のまとめ

「ほんの一握りあるかもしれない大した情報」を掴むために無駄情報の滝を浴び続けるのは効率が悪すぎる。それで不安に駆られては元も子もない。

ドロドロしたSNSの人間関係を安全地帯から眺めている間はまぁまぁ興味深い。人間の欲に塗れた言動が観測できる。しかし、受験生の立場ではそんな暇はない。しかもいつかは安全地帯でなくなるかもしれない。自分に矛先が向くかもしれない。

SNSの中毒性による時間の無駄使いだけでなく、誹謗中傷や他者との比較で勉強を続けるメンタルが崩壊する恐れすらある。行政書士試験対策のときにSNSをやらなくて本当に良かったと思っている。清らかな、平穏な心でずっと自分の勉強ができたのだから。

直前のテキスト買い増しは不要だった

あなたはどの試験にも共通する禁忌をご存じだろうか。

直前期にテキストを買い増してはいけない

というものである。

直前期までやった自分を信じろ。新しいテキストを一周するより手持ちのテキストの復習を固めろ。新しいテキストで知らない論点が出たときに不安が増幅する。そもそも直前期であるほど新しいテキストは終わらない。終わらないまま本番に挑むのはメンタル上良くない。

上記のような様々な理由が挙げられており、私もその通りだと思う。本当に、「直前に教材増やしても意味ないじゃん(笑)」と心底思っていた。

しかし、受験2回目の直前期を迎えた私は愚かであった。前回失敗した記述問題を今年も失敗する訳にはいかない。記述対策のテキストは1冊を何度も繰り返して演習した。だが、本当にそれだけで足りるのだろうか。対策した論点だけでは不十分ではないだろうか。

そうして愚かな私は受験1か月を切った直前期に新たな記述対策本を購入したのである。

禁忌が禁忌である所以を身をもって知る

こちらが件のテキスト。テキスト自体は良書だが、直前期に増やす冊子ではない。

開いてびっくり。初見の論点が90個以上も掲載されているではないか!!

初見の論点ということは、当然回答できない。すぐに答えを見る。答えを見て「そこでそう考えるのか…」と新しい知識を植え付けなければならない。これがあと90個以上…?

私は絶望した。こんなに今から覚えられるわけないじゃないか。そして、「じゃあ試験当日の記述問題も初見の論点が出てしまうのでは…?」と自信まで失ってしまった。

勝負事において、メンタルは最重要だ。メンタルはこれまで積み上げた自信に支えられている。その自信の崩壊はつまり、最重要事項の「メンタル」の崩壊に繋がり、結果は火を見るより明らかだ。自信を奪う愚策、それが「テキストの買い増し」。禁忌と呼ばれることはある。

「今からじゃ覚えきれない」という絶望と「一つでも知識を増やさねば」という焦りから30個ほど論点を詰め込んだところで、プツリと何かが切れた。

改めて伝えたい。買い増しは不要。

プツリと何かが切れて、私はそのテキストを封印した。「今までの自分を信じよう」と原点に戻った。

スタディプラスを開いて、記述対策本の勉強記録を眺めた。使っていたテキストを開いて、サラサラ回答できる自分を再確認した。大丈夫。自分は積み上げてきた。テキストの買い増しは禁忌だとわかっていたじゃないか。

こうして奇跡的に、私の自信は少し復活した。(新しいテキストに手を出さなければもっと自信を持っていたのであるが。)

そして試験当日までの数日で30個の詰め込んだ論点はすべて忘れた。

試験当日は記述対策をしていない論点が出た。(マジで焦った)

でも択一問題対策の知識をひねり出して回答を書き、60点中34点獲得することができた。(どうやってひねり出したかは別記事にて紹介する。)

直前期や試験当日で必要なのは新しい知識ではなく自信なのだと思う。改めて伝えたい。

自信を奪う直前期のテキスト買い増しは、不要である。

独学で合格するまでのデータベース

この記事の最後に、私が記録した行政書士試験の勉強時間・支出した費用のデータを公開する。正直他人の勉強時間なんて全く参考にする価値もないが、せっかく記録を取ったのでここに残しておく。

合格までの勉強時間は?

スタディプラスにて集計したものを、見やすくするためにExcelに入力してデータ化している。

表にするとこんな感じ。
2022年度試験に向けた時間まとめ
2023年度試験に向けた時間まとめ。4月は挫けたようだ。
全期間の勉強時間推移まとめ

合格までにかかった費用は?

合格までの2年間で、行政書士試験に関する出費をまとめたものがこちら。

5万円以内で合格できた。これが独学最大の強みだろう。なお、手元のクオカードが9,061円分あったため、私の実負担額は37,669円であった。予備校に通う場合は安くても1年間で15万~20万円くらいが相場であろう。

私は合格に2年かかったため、その倍額が必要だったかもしれない。予備校について全く調べていないので2年目以降は軽減措置があるかもしれないが。

浮いたお金で旅行をしたことは言うまでもない。(当ブログは旅行記がメインである。)

次に読むべき記事

当記事では資格試験勉強全般に言える事項を解説した。

もし行政書士試験を受験予定の方は、以下の記事も併せて読んで欲しい。実際に使ったテキストや具体的な勉強方法、メンタル術等の行政書士試験により特化した内容の記事になっている。

独学で行政書士を受けるために選んだテキストの記事はこちら

行政書士試験の勉強方法についてまとめた記事はこちら

試験に向けたメンタル面の記事はこちら

coming soon…

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