JR四国ツアーの魅力商品「四国バースデイきっぷ」。私はこのお得商品を使って四国一周旅行を達成しました✨️
しかも「四国まんなか千年ものがたり」や「時代の夜明けのものがたり」にも乗車できました🙌
四国を走る人気観光特急「ものがたり列車」シリーズにも乗車できる最強フリーパスの「四国バースデイきっぷ」ですが、購入方法が少し分かりづらい…
ということで、本記事では私が購入した方法・その後のやりとり・当日追加予約の方法をスクリーンショットなどを駆使して詳細に解説します。
ちょっと長い記事になりますが、丁寧に解説していきますのでガチでネット購入する人は必見です!
本記事での前提
まずは本記事で解説する内容の前提をハッキリと記載しておきます。
購入する方法やきっぷの種類はいくつかあるので、私の情報をそのまま使うには適さない場合も考えられますのでご注意ください。
四国在住の方はネットじゃなくて窓口の方が楽かもな〜…
また、予約の仕様・条件・料金等は今後変更される場合があります。本記事を参考にした上で予期せぬ購入結果になったとしても一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
本記事で紹介するのは、JR四国のバースデイきっぷの「グリーン車用」を、インターネットで購入する方法です。
「普通車自由席用」を購入予定の方も参考にはなると思いますが、料金や指定券の有無などは微妙に異なりますのでご注意ください。
また、本記事ではインターネット以外(JR四国の駅のみどりの窓口、みどりの券売機プラス、JR四国の旅行センター及び四国内の主な旅行会社)での購入方法は解説できませんのでご了承ください。
四国には住んでいないけど誕生月の旅行で四国に行きたい!という人向けですね。
バースデイきっぷのネット購入方法を詳しく知りたい!
という方向けの記事ですので、バースデイきっぷの概要等の説明は後回しにします。購入は決めているけれど買い方を教えて!という人がすぐに結論を見ることができるような構成になっておりますので、
バースデイきっぷってそもそも何?
という方は「【参考】四国バースデイきっぷとは?」まで飛んでください。
ステップ①仮受付をしよう
それではさっそく解説に入ります。前提として、JR四国ツアーの会員登録が必要です。まだの方はこちら↓から登録しておいてください。
さっそく注意事項なのですが、バースデイきっぷ購入はJR四国乗車初日の1ヶ月前から可能です。
8月22日〜8月24日でバースデイきっぷを利用予定でした。
なので、7月22日に「8月22日〜8月24日分」の電車すべてを予約します。
8月23日に乗りたい「四国まんなか千年ものがたり」の予約も、8月24日に乗りたい「時代の夜明けのものがたり」の予約も7月22日に一括入力するのです。
JRの列車予約って1ヶ月前だよね?
じゃあこの場合の「四国まんなか千年ものがたり」は1ヶ月と1日前だけど申込みできちゃうの?先着順だとしたら圧勝じゃん!!
と考える方もいるかもしれません。
しかし、この時点ではあくまで「抽選予約」のような扱いです。「乗れることが確約した!」という訳ではありません。
たぶん、「7月23日から始まる乗車券争奪戦への参加」ができているだけ。7月23日に申し込んだ人と公平に抽選されるのでしょうね…。
まずはこちら↓から、バースデイきっぷの商品ページに移動してください。
利用条件を熟読の上、画面の下の方にスクロールすると
このような↑画面になるので私の場合は赤丸の「グリーン車用」の「詳細を確認する」をクリック。
注意事項等を熟読の上、「カレンダー」タブに切り替えます。
現時点で予約できる範囲が選択可能になっているので、予約日(JR四国の利用初日)の「お問合せ」をクリック。
参加人数をプルダウンで選びます。
タブを「オプション」に切り替えて、送料を「1名」で選択します。ここでは、ツアー参加人数が何人であろうと「1名」を選択してください。
きっぷ類は代表者宛にまとめて送付されるので「1名分」の送料でOKなんだね。
その後「次へ」を押すとログインを求められるのでログインしましょう。
予約者情報を確認しつつ、「ご意見・ご要望」の所に200文字以内で指定席を取りたい電車(ものがたり列車を含む)を入力しましょう。
この「200文字以内」が地味に難しかった笑
インターネット予約時には最大で6つの指定席予約ができるのですが(それ以上の分は「JR四国のみどりの窓口」か「JR四国のみどりの券売機プラスのオペレーター呼び出し機能」で追加できるようです。)私はギリギリ6つの列車を予約したかったのです。
その場合の文字数がなかなかしんどい…。参考に、私が実際に送った文章を掲載しておきます↓。
22日特急うずしお24号 池谷(17:37)〜高松(18:32)
23日四国まんなか千年物語 多度津(10:19)〜大歩危(12:47)
23日特急南風7号 大歩危(12:53)〜高知(13:41)
24日時代の夜明けの物語 高知(10:02)〜窪川(12:32)
24日しまんトロッコ 窪川(13:21)〜宇和島(16:00)
24日特急宇和海24号 宇和島(17:08)〜松山(18:34)
↑で197字です。相手にわかる最低限の情報を入れつつ文字数を減らしましょう。
入力後は画面下の「次へ」を押します。
すると「申込内容確認」の画面になりますので、間違いなければ「取引条件説明書面」を一読のうえ同意して、画面下の「申込」を押しましょう。
これでステップ①は終了です!お疲れ様でした!
申込後、このようなメールが届きました。
リクエスト内容がこのメールの下に続いていますので、再度内容を確認しておきましょう。
このメールの後は、次のメールが来るまで特にやることはありません。
ステップ②申込結果が届くので書類送付&支払
後日、申込結果のメールが届きます。
私の場合は7月24日(申込の2日後)に来ました。
恐らく私の旅程が8月24日までだったので、8月24日分の指定席の抽選結果が出てからメールを送付してくださったのでしょう。
その後の対応は以下のとおりです。
届いたメールがこちら↑。
8/24のしまんトロッコはダメだったか〜
でも「ものがたり列車」が取れてラッキー!
8/23そらの郷紀行(=四国まんなか千年ものがたりのこと。)は相席になりましたが、確保いただいただけで有り難いです。
この後は「誕生日がわかる公的証明書の送付」→「料金支払」の流れです。
しかし↑のメールに対し、私は一応↓のようなメールを返信しました。疑問点は支払い前に解決しておくのが吉です。
これに対していただいた返信はこちら↓。
丁寧な内容で助かる〜!
わかりやすい内容でご回答いただきました。これで私もスッキリ!
しまんトロッコは残念だけど、普通車両に乗れるのであれば問題なし。一応ダメ元で当日にキャンセルあるか確認しておこう。という気持ちでした。
料金を支払う前に、誕生日がわかる公的証明書をメールまたはファックスで送付する必要があります。
私の場合は(ペーパードライバーですが)運転免許証があるのでそちらの写真を撮って送付しました。HPの記載によると、他にはマイナンバーカード、健康保険証等でも代用可能なようです。
「〇〇(住民票、パスポートなど)はアリですか?」という疑問は直接問い合わせた方が確実ですね。
公的証明書を送付したら、お支払いのお時間です。
支払いについては【ご入金案内】のメールに決済用リンクがあるのでそちらを利用しました。カードまたはコンビニ決済が利用できます。
支払期限がありますのでお忘れのないように!!
ステップ③きっぷ類が届くので内容確認
入金後はこのようなメールが届きました。後は商品(きっぷ類)が届くのを待ちましょう。
後日、簡易書留にてバースデイきっぷ及び指定席券が送られてきます!
バースデイきっぷには自分の名前が記入されており、完全に自分専用きっぷになります。
このような案内文もきました。しっかり読んで当日に備えましょう。
これであとは当日を迎えるだけ!と一安心。
しかし、ここで完全に気を緩めてはいけません。自分の予約内容通りに指定席券があるか最終確認をしましょう。
万が一、内容が違っていたらすぐに連絡しよう!!
ステップ④旅行当日を楽しむ
さあ!あとは旅行当日に届いたきっぷを持って楽しむだけです!
私は旅の途中で確認されることはありませんでしたが、誕生日がわかる公的証明書は旅行中常に携帯しておくようにしましょう。
今回の四国一周旅行の前月、私は愛媛旅行をしていました。そこで利用したのが有名な「伊予灘ものがたり」。
その圧倒的なサービスに心を奪われ、「他のものがたり列車にも絶対に乗りたい!!」と思いました。
8月は私の誕生月であったので、もともと知っていた「四国バースデイきっぷ」を活用して残りのものがたり列車に乗ることを計画。そして計画どおり、「四国まんなか千年ものがたり」と「時代の夜明けのものがたり」に乗車することができたのです。
この2つの予約が取れて本当に良かった…!!
四国まんなか千年ものがたりは香川〜徳島の雄大な自然を優雅に楽しむ「おとな旅」でした。木目調の上品な内装から望む大歩危峡の渓谷美は壮観。
まるで動く絵画のような車窓を楽しみつつ、豪華な食事をいただく贅沢な時間でした✨️
より詳しい乗車記はこちらの過去記事↓をご覧ください。
一方で「時代の夜明けのものがたり」は幻想的な空間。「未来の方舟(はこぶね)」という名がピッタリな、ファンタジーの世界のような美しい内装でした。
四国まんなか千年ものがたりが「山の美」だったのに対し、時代の夜明けのものがたりは「海の美」。車窓に広がる土佐湾の大パノラマから目が離せません。
より詳しい乗車記はこちらの過去記事↓をご覧ください。
四国バースデイきっぷ(グリーン車用)を使うなら、ものがたり列車のうち一つは乗ってほしい…!!
さて、唯一事前に取れなかった「しまんトロッコ」。乗車日当日、ダメ元で高知駅のみどりの窓口を訪れました。
あのう…今日のしまんトロッコって満席ですか…?
ええっと…あ、離れていますが二席空いていますよ!
やったぁ!!やっぱりキャンセル分が有りましたね!!!
その後、手持ちのバースデイきっぷを見せるだけでしまんトロッコの指定席券を発券してくださりました。追加料金なしです。バースデイきっぷ素晴らしい。
もし申込時に予約が取れなくても、このようにJR四国のみどりの窓口で追加の指定が取れる場合がありますので諦めずにチャレンジしてみてください。
本当は同行者と席が離れていましたが、なんと私の隣の方のご厚意で席を交換してくださりました。なんて温かい人なんや…(´;ω;`)
ちなみにしまんトロッコの乗車記も書きましたのでぜひご覧ください↓。
【参考】四国バースデイきっぷとは?
さて、ここで基本情報をおさらいしましょう。本記事で紹介している「四国バースデイきっぷ」とは何なのでしょうか。
特徴を抜粋すると以下のとおり。
- 誕生月の連続3日間、JR四国の電車乗り放題
- 誕生月の本人1人につき、3人まで同行可能
- 料金(大人)は12,000 or 15,000円
3日間で15,000円以上の移動をするなら断然オトク!!
本記事で紹介している「グリーン車用」(ものがたり列車に追加料金無しで乗れる)が15,000円です。
「指定席に乗るつもりはないよ!」「グリーン車にも乗らないよ!」という方は「普通車自由席用」の12,000円ですが、3,000円の差でグリーン車にも乗り放題なら「グリーン車用」の方が良いのでは?というのが私見。
ちなみに、「普通車自由席用を購入して指定券を別途購入する」のはアリです。乗りたい指定席が少ないのであればこちらの方がお得かもしれませんね。
詳しいルールについては公式HPをご覧ください。
【まとめ】四国バースデイきっぷを駆使して四国一周!
四国バースデイきっぷを活用した私の四国一周ルートはこんな感じ↑。
徳島空港スタートで、松山空港ゴール。2泊3日の行程だったので、愛媛県はほぼ移動するだけで観光なしでした。(前述のとおり愛媛は前月に旅行したので。)
青字の箇所で指定券を予約し、それ以外は普通車に乗りました。このルート(徳島空港→鳴門駅は除く)の交通費合計で15,000円です。
四国一周の詳細な様子はこちらの別記事↓をご覧ください。
で、結局いくらオトクになったの??
これが一番気になるのではないでしょうか。その結果はズバリ…
8,620円オトクになりました!!
もし上記ルートで上記指定券(またはグリーン車)を利用した場合の正規料金は23,620円。それに対して支払ったのが15,000円なので差額8,620円です。
8,000円もあればちょっと豪華なディナーが食べられますよね。これは活用しない手はないでしょう。
ちなみに、もし同じルートをすべて普通車自由席(ものがたり列車区間も、ものがたり列車ではなく普通の特急列車を利用したと仮定)で移動した場合は16,930円です。
↑の仮定の場合は12,000円の方のバースデイきっぷでOKなので、この場合4,930円オトクですね。
最後に、四国バースデイきっぷ購入時に注意すべきことをまとめておきます。購入前の参考にご覧ください。
①ものがたり列車の予約は至難
四国バースデイきっぷを利用する場合のほとんどが「ものがたり列車を利用したい!」という方だと思います。
しかし、ものがたり列車(特に伊予灘ものがたり!)はかなり人気な列車です。バースデイきっぷ申込時に席が確保できないことも多いでしょう。
「もしものがたり列車の席が確保できない場合はどうするか?」
を考えてから申し込むようにしましょう。
ものがたり列車の空席状況はこちら↓から確認できます。
もしものがたり列車が確保できなかったら一度キャンセルして日を改めていたかなぁ…
博打になりますが旅行当日にJR四国のみどりの窓口でキャンセル枠を狙うのも手段の一つかもしれませんね。
②事前に正規交通費を計算して比較せよ
このようなフリーパスあるあるですが、
フリーパス買わない方が安かったじゃん!
という事態にならないように、事前に自分のルートの正規交通費を調べておきましょう。
「ものがたり列車に一度乗るだけで、他は普通車自由席で良い」という場合などは「グリーン車用」じゃない方が安い可能性もあります。
③ある程度の電車知識は必要
四国バースデイきっぷの「グリーン車用」を申し込む場合、申込時に乗車希望の電車を入力する必要があります。
特定のフォーマットに入力するのではなく自由記述なので、電車の名前+◯号など特定できるように表記しなければなりません。(例:特急うずしお24号)
ある程度は乗換アプリなどで調べればすぐわかるのですが、
- 「特急◯◯ △号」の「△」部分は電車によって異なる
- 同じ区間でも特急の名称が時刻によって異なる場合がある
- 「立志の抄」=「高知→窪川に向かう時代の夜明けのものがたり」である
- 「開花の抄」=「窪川→高知に向かう時代の夜明けのものがたり」である
- 特急列車には乗車券+特急券が必要である
などの電車知識が求められます。
しっかりと自分で調べることができる方ならOKですが、その辺りを調べるのが苦痛な人にとっては申込みのハードルが高いかもしれません。
申込時の入力例は本記事内の私の記載例を参考にしてみてくださいね〜
④Webで完結はメリットでありデメリット…?
普段からカード決済・メールのやり取り・Web上の申込み・Web会員登録を行っている私にとってはWeb上で完結するこのようなサービスは大変ありがたいのですが、そうでない方もいらっしゃるかと思います。
申込みしたけど自分の入力情報が間違っていないかとても不安…
疑問点をメールでやり取りするのは疲れる…
という方は少し覚悟が必要かもしれません。
とはいえ利点は大きい!オトクに楽しい旅にしよう!
以上4つほど注意点を挙げましたが、これらを乗り越えれば(私の場合は)8,620円も安くなるのですから利用する価値はありました。
わざわざ発券しに行かなくても手元にきっぷが郵送されるのも便利です。(その分の送料がかかりますが。)
皆さまも四国バースデイきっぷを駆使して四国をお得に旅しませんか??
本記事がお役に立てれば光栄です。長い記事でしたが最後までご覧いただきありがとうございました。
お時間があればぜひトップページをご覧になって他の旅行記も参考にしてください☺
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