北の大地、北海道。その北海道の中でも最も北に位置する稚内および宗谷岬に行ってきました。
本記事では、車を運転できない私が一人で楽しんだ稚内&宗谷岬の観光レビューを行います。
日本の最北端に行ってみたい!
稚内の観光ってどんな感じなの?
などが気になる方はぜひ最後までご覧ください🙌
今回の行程では礼文島や利尻島などには行かず、本島(?)のみで一泊二日した記事になります!
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観光スポット①稚内駅周辺を散策してみた
JR稚内駅から徒歩圏内の観光レビューです!
稚内駅は意外と広かった
日本最北端の線路があるJR稚内駅前。
「端っこ」の象徴である車止め(黄色いやつ)がフォトスポットとなっています。ちょっと前(2011年)まではここまで線路があったようです。
稚内駅を大幅改築したときに終点が100mほど南に移動し、当時の終点だった所にこの黄色い車止めを置いたんだって。
現役の車止めはホーム内から見ることができます。
現役の車止めから建物を貫通して線路跡があり…
かつての黄色い車止めまで繋がっています。これは見どころですね。
黄色い車止めの隣には日付・時刻・気温・風速が表示されている看板があります。
記念撮影にぴったりの場所ですね!!
残念ながらこのときに人が通らず、記念撮影してもらうことができませんでした…。一人旅のデメリットが発動しましたね。
駅の中は意外と広い。一階は机と椅子がいくつも配置されており、持参した弁当類をここで食べることもできそうです。
二階はさらにゆったりとできるソファなど。すぐに座りたくなる私にとって最高な環境です。
なんと映画館までありました。かなり電車を待つ場合はここでしっかり時間を潰せそうですね。
駅の一階で稚内市長印付きの到達証明書が無料で貰えます。お土産にもらっておきましょう。
小さいですが展望デッキがあり、ホームの上アングルから撮影可能。鉄道ファンは必見です。
私の訪問時には電車がまだありませんでした。
「日本最北端の駅」の看板だけでもしっかりと上から撮影しておきましょう。
稚内港北防波堤ドーム
JR稚内駅から徒歩7分くらい。稚内港北防波堤ドームがあります。
その昔ここは樺太に向かう船乗り場になっており、稚内駅からここまで鉄道が走っていた(ここには「稚内桟橋駅」という駅があったらしい。)とのこと。
この場所がその乗り換えスポットであり、待っている客や線路を波や風から守る目的で造られたもののようです。
当時の線路はもはや残っていませんが、長く続くこの防波堤が当時の面影を残しているように感じました。
こんなに大きいから、きっと多くの利用者がいたんだろうな…
古代ギリシア建築を彷彿とさせる支柱が特徴的ですね。今でも稚内市内を守る防波堤としての役目を果たしています。
稚内を訪れたらぜひ一度は見学に来て歴史に思いを馳せてみてください。
せっかくなので一番奥までやって来ました。
このときはドームの後半部分は増強工事中で通れませんでした。
ちなみに入口部分は少し高さがある造りになっていて…
こんな感じで宗谷湾を一望することが可能です。
最北端の海はさぞかし冷たいだろうなぁ…
ここは夕方に来るととても美しいのでオススメです。
絵本の世界のような幻想的な空が撮影できました。
最北の地から眺める夕焼けは特別な思い出になりますね。
360度の大パノラマを写真に収めることができずに非常に残念ですが、この美しさが伝わりますでしょうか。
周辺に高い建物がないので空がより広く感じました。
東京じゃこんな夕焼けは見れない…旅の醍醐味ですねぇ。
観光スポット②日本の最北端!宗谷岬に行ってきた
稚内駅周辺で一泊して、翌日に宗谷岬まで行ってきました!
レンタカーなしの場合のアクセスと滞在時間
JR稚内駅から宗谷岬までは意外と離れています。
私のように運転できない人の場合、行く方法はバスになります。バスだと片道50〜60分くらい。
乗車券はJR稚内駅併設のバスターミナルで購入可能で、往復乗車券が2,560円でした。
時間もお金も思ったよりかかるな!という印象でした。
また、帰りのバスはかなり本数が少ないのでご注意ください。
宗谷岬→稚内のバスは11:04発の次が15:20発の終電です。
そのため、私の場合は宗谷岬の滞在時間は45分でした。
正直45分もあれば十分かな〜
「日本最北端の地」で記念撮影
日本最北端の地の碑(いしぶみ)。有名なので一度くらいは写真で見たことがある人もいるのではないでしょうか。
その碑が目の前に。写真を撮る指が止まりません。
せっかくなので近づいて撮ってみたり…
碑(いしぶみ)越しに最北端の海を撮影するのも良いでしょう。
コンディションが良いとここからサハリンの島影が見えることも…!?
「自分がここに来たよ!」という写真を残しておくのも大切ですね。
めっちゃ鹿がいた
あまり調べずに訪れたので驚いたのですが、めっちゃ鹿が居ました。
たまたまそういう時期だったのか常にいるのかは不明。近づいても全く逃げる様子もなく、かなり人に慣れた様子でした。
芝生の中に入れますが、鹿のフンがたくさんあるので足元に注意してくださいね!
野生動物が普通に存在するあたりさすが北海道だなぁ。ちなみにこの旅行中、どうかクマだけは現れないでくれと切に願っていました。
見るべきもの・買っておくべきもの・やっておくべきこと
宗谷岬の限られた観光時間でやっておくべきオススメの行動をご紹介します。
「最北端の◯◯」を見ておこう
ここにあるものは全部「最北端の」が付くんだなぁ…
という思い出になります。
日本最北端の自販機。だから何?とか冷めたことは言わないようにしましょう。最北端は寒そうなので、他の自販機より冷えが良いかもしれませんよ。しらんけど。
最北端の食堂。時間があればここで食事をしておきたかったですが、バスを一本逃すと4時間まちになるので諦めました。
ここでの食事は記念になりそうですね。
他にも「日本最北端の公衆トイレ」がありましたよ〜。
「日本最北端到着証明」を買っておこう
こちらの「日本最北端の土産物店」で面白いものが購入できます。
日本最北端到着証明(200円)です。
その場で時刻と日付を刻印してくれます。はい、それだけです。
200円出してでも「日本最北端の店で最北端の証明をもらった」というお土産がほしい人はぜひ。
とりあえず証明とともに記念撮影をし直しておきました。
JR稚内駅でも同じようなものが貰えましたが、こちらの方がより最北端&時刻付きというアドバンテージがあります。
記念撮影をお願いしよう
さきほど自撮りはしましたが、ぜひここで勇気を出して写真を撮ってもらいましょう。
最北端の地なんてそうそう訪れるものじゃありません。引きのアングルの記念写真も残しておきたいものです。
一人旅の人はもちろん、複数人で来た場合でも他人に集合写真を撮ってもらうと思い出になりますよ。
私は碑の前に居る人に「写真撮ってあげますよ!」と言って撮影してあげた後に「じゃあ私も…」とお願いする戦法です。
限りなく低いですが、スマホやカメラを渡して盗難されるリスクが0ではありません。お願いする相手の見極めはがんばりましょう。
マップのスクリーンショットを撮っておこう
地味にやっておいて良かった〜と思うのがGPS機能付きマップのスクリーンショットを撮ることです。
たしかにこの瞬間、北海道の北の先っちょに居たんだなぁというのがビジュアルでわかります。
GPS機能付きの場合はそこに訪れないと再度撮るチャンスはありませんので、忘れずに撮っておきましょう。
【まとめ】宗谷岬の観光について
平日の午前中だったこともありあまり混雑していませんでした。碑の撮影とかで結構並ぶのかな〜と覚悟していたのでラッキー。
バスの場合は滞在時間に制限があります。私は10:20に着いて11:04に出たので45分の滞在でしたが、記念撮影もお土産屋の観賞も案内板の解説を読むのも焦ることなくすべてできました。
狙ったバスを乗り逃すことがないよう気をつけつつも全力でお楽しみください。
人生で一度は来てみたかったんだよね〜!
稚内で宿泊したホテル
稚内で宿泊したホテルが必要十分でちょうど良かったのでご紹介しておきます。
そのホテルは「ホテル美雪」です。
近隣には私の敬愛する「ドーミーイン」があるのですが、今回の旅行は一人旅&4泊5日の長期行程だったので「ドーミーイン」よりさらに安いホテルを探すことにしました。
素泊まりで1万円。予約日ではドーミーインよりも3,000円くらい安かったんです。
本(漫画)が読める&ホテルスタッフが優しかった
ロビーにはたくさんの本があり読み放題でした。
その中に、北海道を舞台とする人気マンガ「ゴールデンカムイ」が全巻揃っていたのです!
北海道に来たということで読み返したくなったあぐ。ロビーの椅子で読み耽っていると
ぜひお部屋に持ち帰ってゆっくりお読みくださいな。
とご提案していただけました!ありがとうございます!
ということで数冊を部屋に持ち込んで読書→読み終わったらまた数冊交換するを行い、ゆっくり過ごしました☺
地味にエレベーター内の天気予報(手書きでかわいい)も助かりました。
部屋を出た廊下に電子レンジあり
後ほど詳しく解説しますが、セイコーマート食品を楽しむことも今回の旅の目的。
部屋を出てすぐの廊下に電子レンジがあったので、朝食にピッタリの量の「焼きうどん」を前日に購入しておくことができました!
朝起きてすぐレンジが使えるのは便利だったな〜
必要十分!コスパの良いビジネスホテルだった
肝心の部屋は至って普通のビジネスホテル。値段相応の簡素な、でも清潔な部屋で文句は特にありません。
時期にもよりますが素泊まり7,000円〜宿泊できるようなので、コスパがとても良いなと思いました。
この価格でさらに「本や漫画で時間を潰せる」が可能なビジネスホテルはなかなかなさそう。
安いけど最低限のホスピタリティを求めている人にオススメですね!
稚内駅周辺の食事事情
ここでは私が稚内でした食事をご紹介します。
朝食・昼食については特に賛否がわかれそうですが、当の本人は大満足しております。
朝食・昼食は知る人ぞ知る「セイコーマート」
北海道コンビニ「セイコーマート」はご存知でしょうか。(埼玉・茨城にもあるようです。)
食品のクオリティが高いことで有名。
今夏の北海道旅行の目的の一つが「セイコーマートで色々なものを食べる」でした!
朝食は392円。コスパ最強だった
ここで先程紹介したホテルの強みが活かされるのです。レンジでチンしていただきます。
和風豚焼きうどん(138円)+北海道バタークッキー(254円)。クッキーよりうどんの方が安いという謎の現象。素晴らしいですね。
朝食は少なめでOKな私はうどんだけで満足しました。味もGood。もちもちした麺で具材もたっぷり。これが138円であることが不思議で仕方なかったです。
後ほど電車移動中にクッキーを食べましたが、こちらもバターたっぷりで甘々クッキーで最高でした!
昼食は554円。炭水化物祭りで怒られそう…笑
焼きうどんが思いの外美味しかったので、昼食もセイコーマートにしました。今どき500円のランチなんて滅多にないですよね。やはりコスパ最強。
「チキンたっぷり」の名に恥じないくらい鶏肉がゴロゴロと入っていて大満足。
パンで一番好きな「チョコチップメロンパン」も外はサクサク、中はふんわりで文句なし。
おにぎりの鮭は北海道産。やはり「北海道産」だと思いながら食べる鮭は美味しいですね。(思い込みの力)
ぜんぶ炭水化物…まぁ旅行中くらいは栄養が偏っても良いよね…
夕食は「竹ちゃん」にて最北端の海鮮を味わう!
宿泊した「ホテル美雪」から徒歩2分くらいの「北の味心 竹ちゃん」にて夕食。
刺身、丼物、揚げ物、鍋まで幅広い北の味覚を楽しむことができます。
メニューがこんなに豊富なので、稚内で夕食に迷ったらココでOKだと思います。
ただ人気がある店なので18:30辺りから混むとの事前情報があり、私は17:40頃に入店。この時間は流石に空いていました。
カウンターに着席。注文はタッチパネルから。
目の前に刺身や寿司ネタが広がっているとテンションが上りますね…!
というわけでこちらが夕食。
たこしゃぶ鍋御膳(3,520円)+日本酒(440円)を注文。こんなにたくさんの料理が届きました!
たこしゃぶがこのお店の目玉商品のようだったのでチョイスしました。
お出汁でしゃぶしゃぶしてゴマダレにつけていただきます…!!
ほう…!新感覚!!
歯ごたえのあるタコさん×大好きなゴマダレでご飯が進みます!!
しかし、鮮度を保つために若干凍ったまま出てきたこと(しゃぶしゃぶすれば問題ないですが。)と、一人前にしては量が多く感じたこと(私の胃袋が小さいので。)が気になりました。
こういうのは誰かとワイワイしながらしゃぶしゃぶするから美味しいんだな…
という悲しい学びを得ました笑 あ、でも普通に美味しいは美味しいですよ!
鍋定食なのにお刺身5種が付いてくるので最高!
やはり北海道、海の幸が強いですねぇ…。どのネタも厚みが段違いでめっちゃ美味しかったですが、個人的な第一位はプリプリなホタテでした✨️
注文した地酒の日本酒(銘柄は忘れました)と刺身は相性バツグン!
誰かと一緒に飲んでたらもっと美味しいんだろうな〜!!(圧倒的に一人旅向いてないことが発覚)
や、でもカウンターで一人で日本酒を嗜むのも旅情があって良かったよ!!
お通しで出たイワシの煮物(?)が良い味でびっくりしました。お通しが美味しい居酒屋さんって良いよね。
お会計はカード・各種電子決済(楽天Payも可!)OKであった点も個人的には高評価でした。
本当にメニューの種類が多いので、ここに来れば何かしら食べたい物が見つかるはずです。稚内での夕食の際にぜひご利用ください。
【まとめ】車なしで稚内を観光してみた感想
こうして一泊二日・車なし・一人旅の稚内観光が終了しました。
最後に私の気付き・感想などをまとめておきます。
宗谷岬に行くだけの場合、最短の滞在期間は1日も可能
こちら↑が私の行程でした。
稚内を訪れる理由が「日本の最北端・宗谷岬に行っておきたい!」というだけならわざわざ1泊しなくても大丈夫だと思います。
- 午前中〜正午付近で稚内空港に到着
- 稚内13:30発→宗谷岬14:20着のバスで移動
- 約1時間の宗谷岬観光
- 宗谷岬15:20発(終電)→稚内16:18着
- その後、稚内から旭川 or 飛行機で帰宅…
というプランが成立するはずです。
私は午前中に稚内に着く飛行機に乗れなかったこと・ゆっくりする旅行にしたかったことを理由に一泊しました。
車なしなら島の観光は難しいかも…
稚内観光といえば、礼文島や利尻島などの島探索も選択肢に出るかと思います。
しかし、レンタカーなしだと島の観光はキビシイかな…というのが私の考えです。一応島内にバスがありますが本数が限られています。
島のバスの時刻表はこちら↓(宗谷バス株式会社のHPへ飛びます。)
万が一乗り遅れたら…と考えると落ち着いて観光できません。
こういうときのために、車の運転の練習はしておくべきだったな…
レンタカーなしでも島を楽しめたよ!という実体験がある方はぜひコメントでお知らせください。我々ペーパードライバーの希望の光になります。
稚内観光を終えた後は…
私はこの後、特急サロベツに乗車して旭川を目指しました。
名残惜しいですが、日本最北端の駅とはお別れです。
ホーム上にもフォトスポットがいくつかあるので見逃さないようにしておきましょう。
こちらが特急サロベツ。旭川までは約3時間40分の長い旅路です。
旭川までの料金は、本当は8,890円くらいするのですがトクだ値(※)利用で4,440円で乗車できました。50%OFFは激アツですね!
えきねっとで事前に購入することで特別価格で特急列車に乗車できます。
乗車の14日前までに一度HPで詳細をご確認ください。
私は今回の北海道旅行で合計10,050円も安くなりました。とても有り難いサービスです。
詳細はこちら(えきねっとのHPに移動します。)
シンプルな座席。3時間40分も私の体を受け止めてくれる大切な存在です。
稚内〜旭川の移動中は山道を走ることも多く、スマホの電波が入らないことが多々ありますのでご注意ください。
トンネルでもないのに電波が入らない現象、さすが北海道の大自然だなぁと感慨深くなりました。
私は景色を見ているだけで楽しいのでOKですが、オフラインでできる暇つぶしを用意しておくと吉ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。本記事は北海道一人旅行編の第一回目の記事になります。続編を随時更新するのでトップページをお気に入り等していただき定期的に見に来ていただければ幸いです。
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