茅葺き屋根が並ぶ美しい宿場町、大内宿。今回は滞在時間わずか45分で名物『ねぎそば』と見晴台からの絶景を堪能してきました。
とにかく時間がないけど大内宿に行ってみたい!
大内宿ってどんなところ?滞在時間はどのくらいが妥当?
という方は特にご覧ください。
ねぎそば&見晴台に行くなら最低でも45分は必要です…!
大内宿の滞在時間がシビアな理由
なぜ45分の滞在時間になってしまったのか?
端的にいえばバスの本数と接続電車の関係上仕方がなかったからです。
公共交通機関のみで大内宿に行く場合は要チェックです!!
大内宿へのアクセス
レンタカー等を利用しない場合、大内宿に行くには湯野上温泉駅から「猿游号(さるゆうごう)」というバスに乗車する必要があります。
最新の時刻表・事前予約などは公式HPをご覧ください。(2024年12月〜の時刻表はこちら。)
料金は1,100円で一日フリーきっぷです。
【観光地あるある】バスの本数に限りがある!!
時期にもよるようですが、湯野上温泉駅⇔大内宿のバスは一日に6〜7便しかありません。
また、湯野上温泉駅で接続する電車の時刻もしっかりお調べください。
↑の場合、12:36発の会津若松方面行はこの日は運行していません。(斜線がありますよね?)
つまり会津若松方面に行きたい場合、もし第4便のバスで12:10に湯野上温泉駅に着いたとしても次の電車は13:29まで来ないという状況です。
我々は「湯野上温泉駅9:45発、大内宿10:05着」のバスで大内宿まで向かいました。この場合の帰りは第3便か第5便という選択肢になります。
第3便なら45分の滞在、第5便なら2時間30分の滞在…。
この2択しかありませんでした。
しかも第5便の場合、接続の電車を約30分待ちしなければなりません。大内宿で2時間30分も使うのか…?湯野上温泉駅で30分も足止めになるのか…?と悩みながら今回の旅行メンバーで話し合った結果、大内宿45分滞在チャレンジを選択したのです。
大内宿を爆速で満喫した体験記
と、いう経緯があり45分以内に再びバス停まで戻ってこなければならない「大内宿爆速観光チャレンジ」が始まりました。
バス停〜大内宿まで徒歩5分くらいと考えると、実際に大内宿に居たのは35分くらいですね…笑
見晴台を目指して街道を突っ切る!
猿遊号のバス内でこのような地図をいただきました。
大内宿は長い一本道沿いにたくさんの宿場(今はお土産屋や食堂)が並んでいます。まずはその一本道の最深部まで進み、見晴台を目指しました。
28歳男性がかなり早歩きで徒歩&階段移動をした結果、バス停から約7分で見晴台の撮影スポットまで行くことができました。
こちらが見晴台からの景色(ズームなし)。あいにくの雨模様でしたが、道に沿って茅葺き屋根が並ぶ姿は情緒を感じます。
見晴台まで上りですが、そこまで長い距離ではありませんでした!
ズームするとこんな感じ。大内宿の宣材写真でよく見る構図をこの目でしっかり焼き付けておきました。
ここでお店をしている人々は実際にこの家に住んでいるのでしょうか…?
見晴台から下る階段はかなり急でした。特に雨だと滑りやすくて危険です。足腰に自信がない方は無理をしないようにしましょう。
名物「ねぎそば」だけは外せなかった
見晴台のあとはバス停方面に向かって大内宿のまちなみを楽しみましょう。
露店形式でどこのお店も興味がそそられます。串物も多く売っていたので食べ歩きをしても楽しいでしょう。
アスファルトのない道路。まるでタイムスリップしたかのような光景が目の前に広がります。ぜひここで記念撮影しておきましょう。
大内宿の名物グルメと言えば「ねぎそば」です。これは絶対に食べて帰りたい!!
大内宿でねぎそばが食べられるお店はいくつかありますが、今回は「山形屋」さんにお邪魔しました。
こちらが街道おろしそば(通称:ねぎそば)1,250円です。
その特徴は「長ネギをお箸のようにして食べる」ということ!蕎麦とともにネギも齧ることで一石二鳥!というユニークなグルメです。
あ、ちなみに私は最初の一口以外はお箸を使いました。
普通に食べづらかったです、当たり前ですね。時間もなかったので「うわぁw長ネギで全然蕎麦持ち上げられないw」というクダリを一瞬だけやった後にお箸で黙々と食べました。
このクダリをやっておくことが重要なのです。
味はシンプルに美味しく、量はしっかり一人前あります。(朝食ビュッフェで満腹だった私は友人に少しお手伝いしてもらいました。)
大内宿にせっかく来たのならぜひ「ねぎそば」を食べてみてくださいね。
名残惜しむ間もなくバス停へ
山形屋さんで食事をした後はそのままバス停へ直行。
まち歩き・見晴台・名物グルメをしっかり楽しむことができました。ほんの一瞬の出来事のようでしたが。
でも、ここに2時間30分居るのは長いような気がするのでこれで良かったかなぁ…。
【まとめ】大内宿の観光は計画的に!
「45分か、2時間30分か」という究極の選択を迫られた結果、大急ぎで観光することとなった大内宿。
今回の教訓を最後にまとめるので、皆さんの旅行時に参考にしていただければ幸いです。
公共交通機関のみの場合は時間制限がある
猿遊号(大内宿へ向かうバス)の最新ダイヤを調べておくことは必須ですが、その後に自分が乗る電車の時刻を調べることも忘れないようにしましょう。
特に電車は日によって運行本数が異なるようなので、乗り換えアプリ等で実際に行く予定日を入力して検索しておくと安心かもしれません。
また、猿遊号は事前予約が可能です。今回の私は事前予約しませんでしたが、予約者優先乗車&もし満席の場合は次の便にしなければならないので事前予約をしておいた方が安心ですね。
予約はこちら。(←HIROTA TAXIの予約フォームに飛びます。)
最短45分で観光は可能
かなり余裕がありませんが、一応は45分で見晴台+食事+観光(大通りを歩くだけ)は可能でした。
しかし、万人にオススメできるかと聞かれたら微妙です。やはり「もう少しゆっくり他のお店も見たかったな〜」という気持ちがありますし、焦って展望台を上り下りするのは危険が伴うでしょう。
なので理想の滞在時間は食事込みで1時間30分くらいです。大内宿はそこまで広範囲の観光地ではありません。一本道の往復だけなら15分もあればいけるのでは?という距離感。
大内宿に着いたら次の次に来る便(今回の私でいえば第4便)に乗って帰るのが一番良いですが、もしその場合に電車の接続が上手くいかなければ「素早く観光する」か「長時間滞在する」の二択を選択してください。
「素早く観光する」を選んだあなたはこの記事をブックマークしておきましょう。
私の場合、午前中に大内宿観光をして午後は会津若松周辺の観光をしたかったので45分コースを選びました。
皆さまの状況・その後のスケジュール等をしっかりと考慮した上で大内宿の観光をお楽しみください。本記事が誰かの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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