2025年のビックイベント「大阪万博2025」に行ってきました!普段から”正直な感想”をモットーに書いている本ブログですが、数多ある大阪万博の体験記と差別化するために敢えて辛口でレポートしていきます。
私の当時の状況は下記の通りです。
- 雨の日で男一人の訪問(平日)
- 10:30〜20:30の10時間の滞在
- 予約なしで11箇所、前日・当日予約で3箇所の計14箇所に行った
特に、雨の日ならではの感想・注意すべきことなどは必見です。
大阪万博ってどうなの?話題になっているけど行くべきなの?各パビリオンの正直な感想が知りたい!という方にはおすすめの内容になっているのでぜひ最後までご覧ください。

予約なしでも全然楽しめるじゃん!というのが正直な感想です。
本記事のパビリオン評価はあくまでも筆者独自の基準によるものです。感じ方は人それぞれだと思います。
なお記事中にはパビリオンの展示内容(ネタバレ)も含みますのでご注意ください。
【準備編】あまり調べずに行った大阪万博

普段テレビを見ない私ですが、大阪万博が世界的に注目されていることは感じていました。住んでいる東京でも万博の広告が至るところにありますもんね。
もともとそこまで興味があったわけではないですが、ちょうど大阪に行く用事があったので「じゃあついでに行ってみるか」と軽い気持ちで行くことを決めました。

なんだか大阪万博ってネガティブなレビューが多いので、この身で真相を確かめたい!という気持ちもあったと思います。
快適な入場をするためのコツは「入場予約時間の30分後に到着」
混雑を極めるであろう大阪万博の入場が少しでも楽にならないかなぁと調べていると、待ち時間なしでスイスイ入場できる方法を知りました。
入場時間を予約した時間の30分後くらいに入口に着くこと!
例えば私は10:00に入場予約しました。(チケット購入を後回しにしていたせいで、購入のタイミングでは9:00のチケットが完売でした。モチベーションの低さが伺えますね…笑)
そこで、10:30に西ゲートに到着するように時間を調整して向かうと…

待ち時間なしで手荷物検査を通過し、あっという間に入場できました!
入口は予約した時間ごとに列が分けられており、既に予約時間を過ぎている場合でも自分の予約時間の入口から入場することができます。
つまり、予約より早く来たら待たなくてはいけないけど(しかもかなり長蛇の列)予約より遅く行けばスイスイ入れるということです!

入場前に立ちっぱなしで疲れたくない人はぜひこの方法を使ってね〜
おすすめパビリオンなどは一切調べずに行ってみた

「スムーズに入場する方法」や「できるだけ多くのパビリオンに行く方法」は少し調べた私ですが、「どのパビリオンがおすすめか?」「どんな内容のパビリオンなのか?」などは一切調べずに向かいました。
初見の感動を大事にしたかったことと、単純にパビリオン数が多くて調べるのが億劫だったことが正直な理由です。
そのおかげでこの記事では他サイトの先入情報なく私が「ここはおすすめ!」「ここはイマイチ…」と感じた、生のレビューを述べることができます。

他のサイトでおすすめされていても、私の感想ではイマイチかもしれませんのでご了承ください。
「当日登録端末機」は有名になり過ぎた?
大阪万博でできるだけ多くのパビリオンを周る方法を調べたところ、パビリオンの当日予約はスマホよりも「現地の当日登録端末機」がおすすめだと知りました。
どうやらスマホサイトよりも当日登録端末機の方がリアルタイムで情報更新され、予約が取りやすいんだとか。
しかし、この情報はあまりにも有名になりすぎてしまったようです。

大阪万博内には当日登録端末機が6箇所あるのですが、私が見かけた箇所ではこちら↑のようにかなり列ができてしまっていました。

↑こちら(公式サイト)のページ一番下より引用。
この列に並んで、自分の番が来たタイミングで狙いのパビリオンの空きが発生している確率って…と考えるとどうも気が進まず、結局私は一度も利用しなかったです。

それなのに1日で14パビリオンも周れたのはスゴイのでは?
私の最長待ち時間はアメリカ館とイタリア館の1時間です。やはり平日(しかも雨)が最強。「どうしても予約必須のパビリオンを周りたい!」という人以外は、無理して当日登録センターを使わなくて良いかもしれませんよ。
予約不要のパビリオンをたくさん周りたい場合は平日に行こう!
【辛口レビュー】行ったパビリオンの正直な感想

では早速、正直で少し辛口なパビリオンのレビューをしていきましょう!この記事では、私が実際に行った14パビリオン内での比較やおすすめ度合い(★にて5段階評価)をご紹介します。

皆さん自身の感想とも比較してみてね!
巷では「ここは絶対におすすめ!」と言われているパビリオンが私の感想ではイマイチかもしれませんし、その逆も有り得ます。あくまでも個人の感想としてお楽しみください。
各パビリオンレビューの冒頭に、私の独断と偏見による基本項目を掲載しています。待ち時間はこの日の実際の待ち時間です。あくまでも参考に留めてください。(平日・曇のち雨の天候)
- ★5:期待を超える最高の内容だった!何回も行きたいパビリオン!
- ★4:ぜひ行ってほしい、イチオシのパビリオン!
- ★3:結構イイ感じ!時間があればぜひ行ってみて!
- ★2:空いてそうなら行っても良いかも
- ★1:別に行かなくても損はしないかな…
トルコパビリオン【★★☆☆☆】

- 待ち時間…なし
- 座る機会…なし
- 滞在時間…5分未満
西ゲートから入場して最初に目に入り、待ち時間がなさそうなパビリオンだったので行ってみました。
自分のペースで展示を見学できますが、中はそんなに広くありません。奥へ進むとレストランがありましたが、この日は休業していました。トルコ料理が少し気になったのに残念…。

一番奥にはお土産屋があり、ここは少しテンションが上がります。トルコの伝統的なガラス工芸品やキーホルダー、食器やスカーフなどがズラリ。トルコに旅行した気分で何か買っちゃおうかな〜☺と手にとって値札を見るとテンションが下がります。
展示はサーッと見たらすぐ終わる。お土産屋さんがメインになるかも。しかし物価の高さから、庶民の私は手を出す勇気がでない。
行かなくて良い…とまでは思わない。お土産屋だけでも見ておくとトルコ気分を味わえる。もし興味があれば(そんなに並ばないだろうし)行ってみては?という気持ちで★2です。
スペインパビリオン【★☆☆☆☆】

- 待ち時間…なし
- 座る機会…なし
- 滞在時間…5分未満
彩り豊かな外観の階段を進むが、中に入ると真っ暗で映画館のような空間です。映像技術を駆使しており「映える」写真が撮れますが、展示内容の説明は文字多めでちょっと小難しい内容でした。

外に出ると海賊さんが居たので記念撮影。これは良い思い出になりました✨️海賊さんは常に居るとは限らないので、もし見かけたら積極的に記念撮影しておきましょう。
館内は水族館のような映画館のような、上品な空間。映える写真が撮りたい人にはおすすめかもしれない。しかし「映える」にそこまで興味がなく、何行にもなる活字を読みたくない人は行かなくていいかな。
私は途中で解説を読むのをやめてしまった。映える写真が撮れるとはいえ、写真目的なら他のパビリオンでも良いのでは?という気がする。スペインに興味がある人以外は行かなくてもOKかも?という気持ちで★1です。
インドネシアパビリオン【★★★☆☆】

- 待ち時間…5分
- 座る機会…あり(シアターあり、自分の意志で先へ進むことも可)
- 滞在時間…10分
思っていたよりも展示内容が多かったインドネシアパビリオン。インドネシアの挨拶の説明から始まり、数十人グループで館内へと進んでいくスタイルでした。
インドネシアの森の様子や、360°のスクリーンでインドネシアに居るかのような体験、伝統工芸品の展示や文化についてのシアターなどとても充実した内容でした。

パビリオン内で現地の方の説明(その国の言葉での挨拶など)があると「万博に来た!」という気持ちが高まっていいな、と感じました。
正直あまり期待していなかっただけに、良い意味で裏切られた。説明を終える毎に次の扉が開いて「え!まだ先があるの!」と楽しめる。
最後にあるシアターではゆっくり座って観賞できるのも良い。万博は立って待ったり歩く時間が多いので、足を労る貴重な時間になった。
(たぶんインドネシア人の)係員が多く配置されており、気さくに話してくれる。思わずインドネシアに行ってみたい気持ちがちょっぴりと芽生えてしまった。活字ではなくビジュアル(映像や物の展示)で文化を説明してくれてわかりやすい。他人におすすめしたいパビリオンなので★3です。
サウジアラビアパビリオン【★☆☆☆☆】

- 待ち時間…5分
- 座る機会…なし
- 滞在時間…5分未満
複数の建物があり、自分のペースで周れるスタイルのパビリオンです。待ち時間はそこまでなかったものの、展示施設内はかなり大混雑。自然や科学技術の説明がたくさんありましたが、活字は読み飛ばしてしまいましたorz

いや、万博って体力必要だから、活字ずっと読んでると疲れちゃうんですよ!!!(弁明)
最後にはコーヒーの販売もありましたが、私はお腹が弱いので外出先でのコーヒーは自粛しています。(コーヒー自体は好きなんだけどね…。)かなり並んでいたので、サウジアラビアのコーヒーが飲みたい人はそれなりに待ち時間があることを覚悟しておきましょう。
(個人的には)興味をそそる内容の展示ではなく、サッと読み流しているとあっという間に終わってしまった。
このとき雨が降り始め、複数ある建物間の移動中は屋根がないのがしんどい。おまけに人が多くてなかなか展示室へ入れない。雨の時は避けたほうが良いかも?
振り返ってみるとあまり記憶がないので、自分にはあまり刺さらなかったなぁという印象。私の中では★1です。
SNSの情報によるとサウジアラビア館の夜はライトアップされていてかなり綺麗なようです。その姿を見ていたら印象がかなり違ったかも。気になる人はぜひ夜に行ってみてください。
タイパビリオン【★★★☆☆】

- 待ち時間…20分
- 座る機会…あり(先着数名)
- 滞在時間…8分くらい
陽気なタイ人の方が出迎えてくれる、前半はシアター型・後半は展示方のパビリオン。シアターでは先着20人くらいには椅子がありますが、残り大勢は立ち見になります。シアタールームに入った順になるのでほぼ運です。
シアターは約5分ほどで、タイの様子や文化についての映像でしたが…途中から陽気なタイ人スタッフによるダンスが始まって大盛りあがり。やはり現地の方が生パフォーマンスするパビリオンは当たりだと思いました。

後半は突然の飯テロが始まります。タイの食文化や健康の秘訣についての展示で、こちらは自分のペースで見学できます。(活字が多めで私はサッと見て終わりました。)
出口にはお土産屋と食事処があるので、この機会にタイ料理を試してみてはいかがでしょうか。
現地の方が活躍するパビリオンなのでテンションが上がる。私はシアタールームで運良く座れたので良かった。もう少し椅子が多くあればいいのに…と思わなくもない。
タイの言葉や文化を学び、独特な生ダンスもある前半部分だけでも「行ってよかった」と感じたので★3です。異国の雰囲気を味わいたい方にはおすすめできます。
オーストラリアパビリオン【★★☆☆☆】

- 待ち時間…予約していたため5分。そこまで並んではいなかった。
- 座る機会…なし
- 滞在時間…5〜8分(映像を全部見るかで変わる)
オーストラリアはビジュアルで訴えてくるタイプです。入った瞬間はバーチャル動物園、奥へ進むとオーストラリアの自然が伝わる大迫力のスクリーン映像を観賞できます。
映像は主に海の様子で、まるで自分がオーストラリアの海に潜ったかのような没入感があるのですが…やはり正直、リアリティはありません。小さい子は楽しめるかもしれませんが大人は「キレイだったね〜」で終わりそうな感じ。
活字が苦手な人に優しいパビリオン。綺麗な映像を楽しみたい方や小さい子にはおすすめ。中に入るまであまり並んでいない様子だったのも良い。
でもせっかくならもう少し動植物の展示が欲しかったなぁ…。「行かなくても良い」ほどではないけれど、なんだか少し物足りないと感じたので★2です。
インドパビリオン【★★☆☆☆】

- 待ち時間…5分
- 座る機会…なし
- 滞在時間…15分(記念撮影で並ぶ時間が多かった)
インドパビリオンは館内にいくつか部屋があり、自由に散策できるスタイルです。パビリオン自体には少し待てば入れたのですが、中に入った後にも記念撮影をする場所やVR体験できる場所などで順番待ちをする必要があります。
その中で私は「AIインド風写真撮影」を体験してきました。自分の顔がインド風になり、スマホに保存できるという他ではあまり見ない体験ができます。こちらも人気で、並ぶこと10分。出来上がった写真がこちら↓。


ウケるwww
ビミョ〜〜に似ています。なんかイケメンにしてくれて嬉しい。これは一緒に来た人と大いに盛り上がるのではないでしょうか。SNSに投稿するのも良いですね。
ちなみに他の展示についてはあまり惹かれるものがなかったので、AI写真撮影をした後はサッと一周して外に出ました。
インドの文化などがガッツリ学べるかな?現地の方がパフォーマンスとかしてくれるかな?と少しワクワクしていたが、期待を超えるものではなかった。でもAIインド風写真撮影は唯一無二。
インドを学ぶには少し物足りないと感じたけれどAI写真撮影が面白かったので★2です。
エジプトパビリオン【★☆☆☆☆】

- 待ち時間…40分
- 座る機会…なし
- 滞在時間…10分
いくつかの部屋があり、それぞれで360°スクリーンの映像を楽しむタイプのパビリオンです。やはりエジプト人気は根強いようで、雨の中にも関わらず40分待ちでした。

エジプトは「死ぬまでに一度は行きたい国」だからパビリオンにも行っておきたい!

エジプトのピラミッド&運河、町をまるで本当に歩いているかのような映像は迫力があります。エジプトは砂漠のイメージが強いですが、町はしっかりと現代的な発展をしているんだなぁと感じました。
数十人の団体で各スクリーンを移動するのですが、解説をしてくれるスタッフは拡声器なし&すべて英語なので聞こえない・解説がわからないのが残念。まぁここは映像を楽しむ場所かぁ…。
決闘者(デュエリスト)として、ロマン大好きな男の子として、エジプトにはかなり依怙贔屓(えこひいき)をする私ですが…俯瞰して評価すると「あれだけ並んだのにこの映像を見るだけでおしまいかぁ…」という気持ち。
レプリカで良いのでツタンカーメンの展示とか、ピラミッドの模型とかあるとテンション上がったのに。動画だけなら家でYoutube見るのと変わらないのでは?と思ってしまったので★1です。
エジプト好きなだけに残念(´;ω;`)
ブルーオーシャンドーム【★★★☆☆】

- 待ち時間…なし(予約のみ)
- 座る機会…あり
- 滞在時間…20分
私が行った中では唯一の予約でしか入れないパビリオンです。たまたまスマホの当日予約で空きが取れたので入場しました。
前半は「究極のシシオドシ」を観賞します。水が流れては独特の軌跡を描いて穴に落ちていく…のを自分のペースで観賞できます。これが結構クセになる。ずっと見ていられる類のやつですね。

後半はみんなで席に座って映像を見ます。特に音声の解説などはなく、綺麗な映像の中に海洋汚染を匂わせるメッセージ性の強い作品です。ブルーオーシャンドームを出た頃には、環境問題について興味が湧いていることでしょう。
前半のシシオドシは見ていて気持ちが良い。すべて計算され尽くされている水の動きをずっと追ってしまう。ぜひみんなに見てほしいが、予約必須な点がもったいない。
後半は座れるのが有り難い。映像の意図を汲むのはやや難しいか。でも綺麗な映像を見ながら座って休憩できると思えば結構アリ。
予約のハードルはありますが「おすすめか?」と聞かれれば「おすすめです」と答えると思うので★3です。
イタリアパビリオン【★★☆☆☆】

- 待ち時間…1時間
- 座る機会…あり(最初にちょっとだけ)
- 滞在時間…30分
最近イタリアへ行ったので(イタリアの旅行記はこちら)イタリアパビリオンにも行ってみました。
「ファルネーゼのアトラス」がレプリカではなく本物!ということで話題になっていますよね。私もしっかりこの目で見てきました!古代ローマ時代の彫刻が今目の前に…!と考えるとテンション上がります。

こちらも芸術作品の傑作「キリストの埋葬」です。やっぱり(仮にレプリカであっても)目の前に展示物があれば印象に残りますね。
しかし一方で、私は美術的教養がないのでこれらの名作を見ても「ほぇ〜」くらいしか感じられない悲しい生物。もしイタリアパビリオンに行く予定なのであれば、彫刻や絵画の観賞を楽しむための事前学習(時代背景や見どころなど調べる)をしておくことをおすすめします。

SNSではレオナルド・ダ・ヴィンチの「アトランティックコード」も話題になっていましたが、これは移動するエレベーターの待機列中にあります。
エレベーターの待機列はかなり並んでおり、この作品をゆっくり観賞したかったのに「エレベーターが来ておりますので前に詰めてくださ〜い!!」の案内により一瞬で写真を取ることしかできませんでした。

写真で見るなら家でネットから探すのと同じやん…
そんな急かされて乗ったエレベーターですが、移動した先は屋上庭園。この日は雨だったので(傘はイタリアパビリオン入場前に預けている)そのまま出口へ進みました。
順路通りに出口から出たのに、入口で預けた傘の場所まで戻れないのも謎でしたね。私がどこかでルートを間違えたのかな?結局入口まで(雨の中)戻って係員さんに事情を話し、傘を取ってもらいました。
話題になっていた美術作品にも展示が多くあり、混雑したこともあるが30分くらい滞在した。本物の作品をこの目で見れたことには価値を感じるが、芸術に疎いのでそれ以上の感動は特にないのが正直なところ。
人気故に人が多くて誘導が大変そうなことは伺えるが、せっかく長時間かけて並んで入ったのに「アトランティックコード」を1秒も観賞できなかったのは非常に残念。エレベーターで上がった先も雨なら全く楽しめない。
入場前に傘を預けるように指示されるが、出口から傘の預け場所まで繋がっていないのも導線としてどうなんだ?と思ってしまった。
前半の芸術作品は良かったのに後半の残念な思い出のせいで全体の印象は悪くなってしまい★2です。そこまで芸術に思い入れがなかったらわざわざ行かなくても良いかも…?
韓国パビリオン【★★★★☆】

- 待ち時間…10分
- 座る機会…あり
- 滞在時間…30分
K-popも韓国コスメも特に興味がなく、あまり期待せずに行ったのですが…「行ってみた14パビリオンの中でどれが一番良かった?」と聞かれたら「韓国パビリオン」と答えるくらいには良かったです。

最初は白黒の部屋に通されて「四角いマスの中央に1人で立ってください」というまるでデスゲームの冒頭のような案内を受けます。ここから光と音のショーが始まるのですが、思わず「おぉ、」と声が漏れてしまう新鮮な体験でした。
次は潔癖症には少し辛い?体験ができる部屋を通り、最後はヨギボーの座布団に腰をかけて8分程度の映像作品を楽しみます。ここでゆっくり座れるのが本当に助かりました。この日はずっと立っているので、さすがに足腰に疲労が溜まります。休ませてくれてありがとう。
最後はレストランとお土産屋さんを通って出口へ。韓国パビリオンを出る頃にはいつかフラッと韓国旅行するのも良いかもな〜と思えるほど満足していました。
そこまで韓国に興味があったわけではないが、パビリオンに行くことによって興味が湧いた。これが万博本来の趣旨なのではないだろうか。いつか韓国に行こうと思う。
最初の部屋の光と音のショーは初見を楽しんでほしい。並べば誰でも入れるので、私からは韓国パビリオンをイチオシさせていただく。最後に座れるのもとても良い。
私が行ったパビリオンで1番良かったので★4です。「何回も行きたくなるほど最高だった!!!」レベルまでは達しないのですが、私の中では最高評価になります。
ドイツでの晩ごはん【★☆☆☆☆】

夕食の時間になり、少し並べば入れそうなドイツ館のレストラン「Oishii! Germany」があったので入店してみました。待ち時間は10分くらいだったのでラッキー。
「異国の料理を日本クオリティで味わうことができる」のも大阪万博の魅力の一つだと思っている私は、初めての本格ドイツ料理にドキドキしていました。

注文したのは料理とビールがセットになったメニュー「Mahlzeit」です。日替わりスープ・焼きソーセージ・豚のスネ肉・マッシュポテト・ホフブロイラガービールで4,400円。物価が高いなぁと思いながらもテーマパークなので御愛嬌ですね。
その気になる味は…正直、ちょっとガッカリ(´・ω・`)もっと味が濃くてジャンキーで旨い!!を想像していたのですが、意外とマイルドな味でした。
- スネ肉は焼きすぎて固くてパサパサ(焼き魚みたいだった)
- 日替わりスープは口に入れた瞬間は酸っぱいのに、途中からサツマイモのような甘みがある
- ジャーマンポテトはしょっぱい系の味ではなく甘い系の味
- ビールも美味しいけど、他とあまり違いがわからない…
- 付け合せの野菜(キャベツの漬物らしい)は酸っぱい
- ソーセージは美味しい。でもソーセージってどれも美味しいよね。
↑完全な私の主観です。ドイツ料理は私の好みの味ではないのかなぁという学びを得たので良しとしましょう。
「不味い」のではなく、「想像してた味とぜんぜん違う」という感想です。ドイツ料理って酸っぱい味が多いのかな?
フランスパビリオン【★★★☆☆】

- 待ち時間…10分
- 座る機会…なし
- 滞在時間…20分
最近フランスにも行ったので(フランスの旅行記はこちら)フランスパビリオンにも行ってみました。
「VUITTON!」「DIOR!」「CELINE!」とブランドの圧がスゴイ。全然詳しくないですが「お高いんだろうなぁ」という展示がたくさんあります。ファッション好きにはたまらない内容かもしれません。

これ全部ホンモノのVUITTONですかね??鏡を使っていますが圧巻です。
館内は意外と広く、ロダンの芸術作品や樹齢1,000年を超える木(ホンモノ?)に触れる体験もできちゃいます。活字ばかりじゃないので頭を空っぽにして「スゲー!スゲー!」とはしゃげますよ。

個人的にはこのモニュメントを見て「ムフフ」と思いました。左がモン・サン・ミッシェル、右が厳島神社の大鳥居です。このどちらにも私は行ったんだ!と思うとなんだか誇らしい気持ちになりました。
海に浮かぶ世界遺産という共通点があり、「観光友好都市提携」を結んでいるようです。それは知らなかったなぁ。
小難しい解説があるわけでもなく、さまざまな展示品が並んでいて小さな美術館を巡っている感じ。他のパビリオンもこんな感じだったら楽しいのに。でもそれは人の好みによるのか。
デパ地下でよく見る看板、あれもこれもフランスだったんだ〜。ロダンってフランスの人だったんだ〜。モン・サン・ミッシェルと厳島神社って観光友好都市になってるんだ〜。など新しい発見もあって楽しかった。
豪華!わかりやすい!美しい!と、万人におすすめできるので★3です。チャンスがあれば行ってみてください。
アメリカパビリオン【★★★☆☆】

- 待ち時間…1時間
- 座る機会…なし
- 滞在時間…30分
世界中が注目するビックな国、アメリカのパビリオンにも行っておきました。
列に並んでいる間、案内係のスタッフたち(多分アメリカ人)が転がっていたビーチボールでサッカーを始めていて微笑ましかったです。自由な国だなぁ。
数十人の団体で中に案内され、まさにアメリカンなテンションのスタッフさんによる解説・映像紹介が始まります。いくつかの部屋で映像を見て、最後には宇宙へ飛び立つ…という構成です。

アメリカパビリオンの目玉は、1970年の大阪万博でも話題になった「月の石」ではないでしょうか。今回の月の石は前回の月の石とは異なるようですが、万博の象徴とも言えるこの展示を生で見ることができて良かったです。

月の石は「写真撮影は1人1回まで」で速やかに進むように案内されます。手ブレなど起こさないように気合を入れて撮影しましょう。一瞬ですが、自身の目での観賞も忘れずに!
フランスパビリオンと同様、活字での小難しい解説などはないので遊園地のアトラクションのように楽しめる。また、現地の方が案内してくれる形態のパビリオンなので楽しさ1.5倍くらいだ。生の月の石を見ることができたので生涯の自慢話にも使えそう。
これが王道、世界のアメリカ様かぁと思わせるパワフルなパビリオンだったので★3です。並ぶ時間が長くなりそうですが、行く価値はありました。
【おまけ】各パビリオンのフードメニュー
道すがらで撮影した、各国レストランのメニュー表を掲載しておきます。後で見返して昼食や夕食に活かそうとしたのですがどこもかなり混んでいて、最初から行く予定のレストランの目星を付けておくべきだったなと反省しました。
皆さんはメニュー表の内容と価格を見ながら、どこのレストランに行くか参考にしてください。

あくまでも私が見かけたレストランのみになります!
オーストラリアのレストラン

イタリアのレストラン

スペインのレストラン

ベルギーのキッチンカー

大阪万博に行く日が雨の場合
私が大阪万博に行った日は雨でした。もし皆さんが大阪万博に行く日が雨になりそうなら準備しておくべきものと心構えをお伝えしておきます。
ちなみに、もし選べる状況であれば晴れの日に大阪万博に行った方が良いです。

雨の日は晴れの日に比べれば空いているのかな?くらいのメリットしか感じませんでした…。
レインコートよりも傘がおすすめ…?

雨具については、レインコートよりも傘の方がおすすめです。理由は以下の2点になります。
- レインコートを脱がないと入れないパビリオンがいくつかある
- 大阪万博では雨の中でもスマホ操作しやすい方が良い
大人気のイタリアパビリオンでは、傘は傘立てに回収されレインコートは脱ぐように指示されます。
ずぶ濡れになったレインコートを畳んでリュックなどにしまって、出口でリュックからまたレインコートを取り出して着て…という作業はかなり面倒くさそうでした。
また、大阪万博の当日予約はスマホで行うのがメインだと思います。(前述の当日登録端末機でもできますが。)その場合、パビリオンの並び時間中にスマホ操作する場面も多くなるでしょう。単純に暇つぶしでスマホぽちぽちもしたいですよね。
レインコートは身体を守ることはできますがスマホを守ることはできません。片手で傘を持って身体とスマホを雨から守りながらスマホ操作をする方が楽です。

スマホを防水用のケースに入れるならレインコートでも行けるか…?
そもそも大阪万博の会場は雨の日に優しくないと感じた

そもそも大阪万博は雨の日に優しくない設計だと感じました。
パビリオンの待機列はほぼ屋根のない場所にあります。私は最大でも1時間しか待たなかったのでまだマシですが、傘を持ったまま(あるいはレインコートで雨に打たれながら)ただ待つのはかなり苦痛です。
しかも場所によっては足元がビシャビシャな(排水機能が備わっていない)床もあり、そこで待つことになったら最悪です。靴も防水機能が高いものを選んで行くべきでしょう。

雨に打たれながら1人でずっと立って待つのはキツかったな…
大阪万博は行くべき?筆者の正直な感想

では最後に大阪万博に行っておくべきか?という問いに対する私なりの回答を述べさせていただきます。
海外パビリオンを中心に周り、まだ行っていないパビリオンもたくさんある中での判断になります。大阪万博に行った者の一感想として、参考程度にご覧ください。
結論は「一度は行っておくと良い…かな」
結論としては「まぁ1回くらいは行ってみると良いんじゃないかな」という感想です。
酷評される程ヒドイ内容ではありませんでしたが、私は「また行きたい!」とはあまり思えない内容でした。1回行って雰囲気を味わう・世界的なイベントに参加してみるという視点では大いに価値があります。
実際に行ってみて「これはヒドイ」と思うのか、「めっちゃ楽しいやん!」と思うのか、試してみませんか?そしてその忌憚のない感想を仲の良い友人たちと話して、あーでもないこーでもないと論じるのも楽しみの一つだと思います。

賛否分かれる新作映画を見て、感想をぶつけ合う楽しさに似ているかもしれません。
この記事ではわりと辛口なレビューをしましたが、このビッグイベントを日本で開催してくれたこと・本当に大勢の人たちが関わって会場や設備を整えてくださったことにはとても感謝しております。今後の人生での話のタネが一つ増えました。
「2025年の大阪万博知ってる?俺あそこで月の石見たんだぜ〜」
と2045年の私が自慢気に話をしているかもしれませんね。
万博に何を求めるかは人それぞれ
私は博物館が好きです。剥製とかレプリカとか、モノが立体で展示されているとテンションが上がります。
あとテーマパークも好きです。その世界観たっぷりのキャストさんに引き込まれ、非日常を体験できるからです。
一方で、読書は嫌いではありませんが活字は椅子に座ってゆっくり読みたいタイプ。
そんな私だからこそ、モノが展示されているインドネシアやフランスのパビリオン、現地の方が踊るタイパビリオン、非日常体験ができた韓国パビリオンなどが高評価だったのだと思います。
でもこれって単純に好みの問題ですよね。私とは逆に、教養があって芸術が好きな人はイタリアパビリオンがたまらないでしょうし、活字を読んで学ぶことが好きな人はスペインパビリオンに釘付けになると思います。
だからこそ、同じパビリオンでも「楽しかった!」という人と「微妙だった…」という人が出てくるのです。退園後の満足感が人によって異なるのは「万博に何を求めるか?」によるのだろうなぁと感じました。

私はテーマパークのようなビジュアル感・没入感を求めていたから、★5まではいかなかったんだろうなぁ。
【まとめ】大阪万博は期待値を超えなかったが「行って良かった」

大阪からの帰りの新幹線でも万博の広告がありました。
「想像以上!が、万博だ。」とキャッチコピーがありますが私は「想像は超えない万博だったなぁ」と苦笑いしながら眺めていました。
でも、別に大阪万博を否定・批判するつもりはありません。私の期待するベクトルとは違っただけであり、人によっては間違いなく「想像以上」になるはずです。
この広告を見て苦笑いできるのも、実際に万博に足を運んだおかげです。もし行ってなければ「本当に想像以上なのか?」と気になりながら今後の人生を過ごすことになっていたのですから。
想像は超えないと言いましたが、インドネシアや韓国に行ってみたいなぁという気持ちが少し芽生えましたし、お宝級の彫刻や月の石を生で、それも日本で見ることができたので「行って良かった」とは思います。
この記事をここまで読んでくれたあなたは、大阪万博に非常に興味があるのだと思います。であれば、もし「微妙だったわ…」と思うことになったとしても実際に行ってみるべきです。行ってみなければ自分の感想は一生わからないままですよ。
この世界的なイベントに参加してみて、いつかどこかで私と会ったときに「2025年の大阪万博行きました?」を会話のきっかけに語り合おうじゃありませんか。
最後までご覧いただきありがとうございました!もしよければトップページから他の記事も読んでみてくださいね!