あらゆる水族館に足を運んだ私が「こんな水族館はじめて…!」と驚愕したのが、今回紹介する桂浜水族館。
良くも悪くも他の水族館にはない型破りな水族館でとても面白かったです。本記事では桂浜水族館の良かった点、注意すべき点を正直にレビューしていきます。
「普通の水族館ではもう物足りない!!」
「旅の記憶に残るスポットに行きたい!!」
という方々にはとてもオススメのスポットでした。どうぞ最後までお楽しみください。
全国10ヶ所の水族館に行った(自称)水族館マスターの私が、他の水族館との違いを解説します!!
桂浜水族館のココが凄い!
まず最初に、桂浜水族館が他の水族館と比べて何が凄いのか?を私なりに解説していきます。先に結論を述べると、
- エサやり体験の充実度が(私判定では)全国一
- 本当に”触れ合い”ができる距離感
- 張り紙文章にユーモアが溢れている
の3点です。ではそれぞれ詳しく見ていきましょう!
館内では9ヶ所でエサやり体験ができます。私は今まで全国で10ヶ所の水族館を見てきましたが、一つの水族館でこの種類のエサやり体験が出来るのはココだけでした。(引用元URLはこちら↓)
しかも予約不要で、安価で、指定時間内ならほぼ全員できます。
こんなん小さい子は大喜びやろ…(28歳でも大喜びだった。)
具体的にどんな生き物たちに餌をあげたのかご紹介しましょう。
恐怖!?ウミガメへのエサやり
最初のエサやり体験はウミガメ。
ウミガメ近すぎんか!?
という衝撃をまず受けます。
そもそもウミガメが居る水族館ってレアな気がするんですよね。そのウミガメが溢れんばかりに、こんな近距離で観察できるだけでも価値を感じます。
「溢れんばかり」というか、溢れて身を乗り出してますけど…笑
ギリギリ逃げられない高さなんですかね?それとも逃げても無意味なことを悟っているのか…。
餌は1回100円。え、やっす。
ウミガメの場合は生魚と人工フードの2種類どちらか一つを選ぶスタイルでした。私は生魚をチョイス。だってそっちの方がウミガメ喜びそうだし。
餌を持って近づくとこんなに人気者に。
いや〜カワイイね〜☺というかここまで集まるとちょっと怖い…?
本当に触れる距離ですが、実際は噛みつかれるとメチャクチャ危ないので絶対に手を近づけないでください、という看板がありました。
餌はトングに挟んで与えます。トングごと豪快に噛みつかれます。トングを引き抜くのに相当な力が必要なので、小さい子はご注意ください。
いや、大人でも結構な力で引き抜かないとトングを返してくれそうにありません…笑
ちょっと怖いけどカワイイ姿にメロメロになった私はここで300円の課金をするのでした。
超キュート!ペンギンへのエサやり
続いて餌をあげたのはペンギンコーナー。時間ギリギリ(ペンギンのエサやりは16:00まで。)にウロウロしていると
おにいさーん!エサやり最後の一個やって行かなーい??
と声をかけられ当然購入。(100円。安い!)
ガチャガチャのカプセルに小魚が4匹ほど入っていました。これをトングで与えるのです。
腕をよく見るとそれぞれに名前が。ペンギンなのに「カメ」と命名された子に餌をあげようとしましたが、これだけ密集しているのでトングを近づけると奪い合いが発生。
狙った子に与えるのは結構難しいかもしれません🤔
穏やかな気持ちになろう。リクガメへのエサやり
続いてはリクガメコーナー。同行者「すなふ」がリクガメ大好きで大興奮していました。
リクガメには既に食事が置いてあり、ムシャムシャと食事中でしたがエサやり体験ができます。こちらもカプセルに餌(キャベツや小松菜?など、中身は開けてからのお楽しみでした。)が入っている仕様。
値段は同じく、1回100円です。
ウミガメとは異なりとてもおとなしい様子で動きもゆっくり。眺めているだけで癒やされます。リクガメはトングではなくピンセットで餌を与えました。
口の周りに葉っぱが残っています。くぅ〜〜あざとい!!だがカワイイ!!
実は人生初だったドクターフィッシュへのエサやり(?)
最後のエサやり体験はドクターフィッシュ。
有名ですが、実はまだ人生で一度も体験したことがありませんでした。時間が閉園間近だったためか貸切状態。時間制限も特にないので、心ゆくまで体験しました…!!
100円でこれは有り難い!!
くぁwせdrftgyふじこlpwwwwwww
(マジで)なんとも言えない声が出てしまいました。くすぐったいというか、気持ち良いというか、あるいは気持ち悪いのか…笑
はじめは衝撃的な感覚だと思います。次第に慣れて「あ〜なんか気持ち良いかも〜」という感じ。
誰も居ないのを良いことにソコソコ長い時間体験していると、だんだんフィッシュ達が離れていきました。可食部分がなくなったのでしょうね。いっぱい食べてくれてありがとう☺
【小まとめ】エサやり体験は何歳になってもワクワクする貴重な経験
他にもトド、アシカ、カピパラなどにもエサやり体験ができるようですが私が来園した時間ではもう終了していました。
桂浜水族館のエサやりシステムはすべてセルフサービスです。お金を箱に入れて、自分で餌を取り出して与えます。基本的にはガチャガチャのカプセルに入っていて、カプセルがなくなり次第終了なのかな?と思います。
餌に反応して生物たちが寄ってくる様子や無心でムシャムシャする様子はとても愛らしく、老若男女問わず楽しむことができると思います。
こんなに安く、並ばず、多くの人がエサやり体験できる水族館は他にないのでは??ぜひ一度は来園してみてください☺
エサやり体験の説明で十分に伝わったかと思いますが、普通の水族館なら不可能なほど接近できることに魅力を感じます。
こんな距離で(しかも大量の!)ウミガメを見たことはありますか?他の水族館にこんな設備ありますか??
おとなしいリクガメに癒やされながら観察していると、なんと
中に入って撫でても良いですよ〜
とお声がけいただきました!え、本当に良いんですか?じゃあ…
ということで柵の中で記念撮影。(柵として機能しているのかは不明。)
「触れ合い」の瞬間。近いというか、もはや0距離です。最高です。ありがとうございます。
これが特別な許可だったのか通常営業なのかわかりませんが、もしリクガメが大好きなら近くの従業員さんに柵内侵入許可の相談をしてみても良いかもしてません。
順路の脇に目をやるとオットセイさんが居ました。こんな近い距離で、ガラス越しでなく観察できたのは初めてです。
モフモフの赤ちゃんも居ました!!ギャ〜〜カワイイ!!!
通路側にずっと居てくれました。サービス精神旺盛な子ですね。
このように、桂浜水族館ではかなり近距離で生き物を観察することができます。(カメやアシカ・オットセイなどは)ガラス越しでないので歪みなどもありません。貴重な体験をありがとうございました。
先ほどから掲載している写真を見て感じた方もいるかもしれませんが、桂浜水族館は張り紙のユーモアセンスが高いです。
読んでいてクスッと笑わせてくれます。そして大事なことはしっかりと伝えてくれます。
「えげつないこと」って何…?(ガクブル)
いや、マジなのか…じゃあ絶対にやめよう…
最後の二文を挿れなくても注意喚起としては成立しますが、あえて挿れることで親近感が湧きます。
カメ目線でのセリフになっていて面白い&カワイイですね。方言ということもポイントが高いです。(触れ合いもありなんですね。素晴らしい。)
極めつけはこれ。園内を一周すると最後におみやげコーナーを通って出口なのですが…。
なるほど!エサやり課金だけでなくお土産課金も促してくれるんだな!!清々しい!!最高ですね!!(私は何も買わなくてごめんなさい。)
このように、桂浜水族館内にはフランクに語りかけてくれるような張り紙がたくさんありました。コンプラとか多方面への配慮とかが重要視されている時代だからこそ、こういう力の抜けた、気安く話しかけてくれるような張り紙にホッコリします。
個人的にはあらゆる施設がこのくらいフランクでいてくれて良いんだけどな…。
桂浜水族館の注意点
さて、ここまでは「他の水族館とは違って良いところ」を紹介してきました。ここからは「注意点」や「他の水族館と同じテンションで行くと”思ってたのと違う!”と感じるところ」を紹介していきます。
楽しいエサやりですが、開催時間の制限があります。閉園時間(17:00)ギリギリに来るとほとんど終わってしまっていますのでご注意ください。
私は15:10頃に来園し、ウミガメのエサやりなどを楽しんでリクガメエリアに来たのは15:50頃。終了ギリギリでした。(終了ギリギリだったのに餌は残っていました。先着順とはいえ、時間内なら大抵は参加できそうですね。)
改めて館内マップを確認するとわかるとおり、桂浜水族館はそこまで広くはありません。スタスタ歩いていけば5〜10分で一周できてしまいそうです。
じっくりと生物を観察したり、エサやり体験をして楽しみましょう。
水族館って、人気のデートスポットなんですよ。(突然)
なぜかというと、館内は空調が効いていて快適な温度&室内だからです。これは全国の水族館の共通ルールなんだと、そう思っていました。桂浜水族館に来るまでは。
私が訪れたのは8月23日。それはそれは暑い日でした。最寄りのバス停に着いてから水族館までの距離で既に汗だく。いやぁ、水族館で涼むぞ〜と思っていた矢先…。
めっちゃ暑い!!!
桂浜水族館は(ほぼ)屋外の水族館です。屋根がある場所もありますが、特に空調の力は感じませんでした。(暑すぎて効いてなかっただけかも?)
水族館=室内で快適と思っている私のような人はご注意ください。
水族館って、人気のデートスポットなんですよ。(2回目)
なぜかというと、館内には無数にベンチがあってゆっくり座って休憩できるからです。これは全国の水族館の共通ルールなんだと、そう思っていました。桂浜水族館に来るまでは。
オットセイ&トドプールの観覧席や入口付近にはベンチがありますが、その他には見当たりませんでした。
まぁ館内の広さを考えると必要ないのかな?とは思うのですが、私のように足腰が甘えん坊ですぐに座りたくなる方はご注意ください。
桂浜水族館の基本情報
最後になりますが、桂浜水族館の基本情報をさらっとまとめておきます。
アクセスと所要時間(私の滞在時間)、入館料と私の最終課金額を載せておくので参考にしてください☺
また、エサやりできる生物以外についても一部ご紹介しますのでお楽しみください✨️
公共交通機関を使う場合、「とさでん交通バス」の「桂浜」が最寄り駅。高知駅からの場合は約40分で、料金は片道700円(R6.10月時点)です。
ちなみに「桂浜」のバス待合室はソコソコ広い上に空調が効いていて快適でした!
景勝地「桂浜」の近くで、坂本龍馬像などのフォトスポットもあります。水族館とセットで観光すると良いでしょう。
桂浜水族館の滞在時間(あぐの場合)
私は15:10〜17:00(閉園時間)までの約2時間滞在しました。
ウミガメにじっくり餌をあげていたこと、リクガメをゆっくり観察していたことが長居する要因でした。カメ好きな人はこのくらいの時間を見ておくと良いと思います。
しかし、先程述べたように館内はそこまで広くはありません。一般的なペースで、エサやりもソコソコ楽しんだとして1時間〜1時間30分くらいあれば十分でしょう。
入館料は大人1,600円。規模に対して相応の値段かなと思います。エサやりはどの生物も1回100円の良心価格。
私はエサやりを6回分行ったので、入館料+餌代で合計2,200円で楽しませてもらいました。
本記事では主にエサやりができる生物の写真を掲載しましたが、もちろん他にも多くの生物が展示されています。最後にその一部をご紹介しましょう。
ウツボがこんなに沢山!一つの水槽にこれだけ集まっているのは初めて見ました。喧嘩とかしないのかな…?
え!?死んでる!?
と思ったら寝ているだけでした。非常に紛らわしい。でも魚のこんな姿は初めて見ました。桂浜水族館では「初めて」が多いですね。素晴らしい。
マンガみたいな顔の魚が居たり…
イケメンな爬虫類さんまで居ました。
やっぱり他の水族館と比べても珍しい?生き物がたくさん居たような気がします。桂浜水族館来園時はぜひ隅々まで観賞してお楽しみくださいね✨️
【まとめ】桂浜水族館はこんな人にオススメ
他の水族館と比べてあまりにも型破りだった桂浜水族館。私はとても楽しむことができましたが、人によって満足度は異なるかもしれません。
私が思うに、桂浜水族館をオススメしたいのはこんな人です。
- 水族館が好きである
- 普通の水族館では刺激が足りない
- カメが好きである
- 動物にエサやり体験をしてみたい
- 仲の良い人と笑いながら観光したい
一方で、下記のことを求める方は他の水族館が良いかもしれません。
- ボリューミーな水族館に行きたい
- 涼しくてベンチが多い水族館に行きたい
- ロマンチックなデートがしたい
- フランクな張り紙を見ると腹が立つ
私としては高知県に旅行に来たら一度は訪れてほしい名スポットだなぁと感じていますが、ぜひご自身の状況を鑑みてご判断ください。きっと素敵な旅の思い出になるはずです。
カメが好きな人はこの水族館を目当てにして高知旅行を計画しても良いかもしれません☺
本記事が皆様の旅行計画の一助になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました!!
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