せっかく阿蘇山上ターミナルまで来たのに、火口が立入規制中だった…
世界最大級のカルデラ・熊本県の阿蘇山。現在も活動中の火口を見学するという貴重な体験ができる名スポットですが、安全上の理由からしばしば近づけないときがあるようです。
私も火口見学を楽しみにしていた観光客の一人でしたが、濃霧により火口シャトルバスは運休。火口への立入も「全面規制」になったタイミングで訪問してしまいました…。
火山の状況や天候はその時になってみないとわかりません。現地に着いてから阿蘇山の火口に行けないと発覚した場合、阿蘇山上ターミナルの周辺ではどのような観光体験ができるのでしょうか。この記事では火口に近づけなかった日の私のリアルな行動を記録しておきますのでぜひ参考にしてみてください。

結論、火口に行けなくても一応観光はできました。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
熊本駅から阿蘇山までのアクセス

阿蘇山とは高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳・根子岳などの火山群の総称のこと。最も有名なのはその「中岳」の火口見学でしょう。活動中の火口を見学できる場所なんて、日本では富士山の宝永山と熊本の阿蘇山(中岳)くらいです。
そんな阿蘇山は熊本県の右上・九州全体で見るとほぼ真ん中にあり、熊本観光の拠点となる「熊本駅」からは50kmくらい離れています。まずはそのアクセス方法について解説しましょう。
阿蘇山観光のための最寄り駅は「阿蘇山上ターミナル」

阿蘇山の中岳火口見学をする際に最寄り駅となるのが「阿蘇山上ターミナル」です。熊本駅からはバス1本で来ることができます。もちろん阿蘇駅からもバスが出ていますよ。
この「阿蘇山上ターミナル」からは火口近くまで運んでくれる火口シャトルバス(有料:片道700円)が出ており、ハイヒールで行ける火口と言われるくらい簡単にアクセスできてしまうのです。

火口直前まで車道があるってすごいな…
阿蘇山上ターミナルまではバスを予約しておこう

熊本駅から阿蘇山上ターミナルへ行く場合のバスは予約制になっています。乗車日の1ヶ月前から予約が可能なので、事前に予約しておきましょう。2025年3月時点の料金は片道1,750円です。

電話 or ネットで予約ができます。私はもちろんネットで予約しました!

熊本駅から阿蘇山上ターミナルへ向かうバスの乗り場は「7番乗り場」なのですが、これが宿泊したホテルの目の前で本当に楽でした。朝に熊本駅→阿蘇山上ターミナルへ向かう場合はとてもおすすめなので紹介しておきますね↓。
豊富な写真で雰囲気がよくわかる!
- 高級感があるホテル
- 1部屋に2人なら、1人あたり5,800円〜
- 熊本駅から徒歩5分程度。駅の隣にある。
- 熊本駅のバスターミナルを活用すればほぼ屋根の下を通って辿り着ける
- 無料で水500mlサービス
- 阿蘇山上ターミナルへ向かうバス停(7番乗り場)の目の前
当日の乗車方法とバスの車内について(トイレはなかった)

定刻の数分前にはバスがやってきました!乗り込む際に行き先「阿蘇山上ターミナル」が確認できて一安心です。
予約メールを見せて中に入ります。席は自由席でした。

一般的な高速バス、という内装です。車内にトイレはなく、途中でトイレ休憩もありませんので乗車前に必ずトイレに行っておきましょう。熊本駅バスターミナル7番乗り場の近くには公衆トイレがあります。

乗車時間は約2時間です。トイレが不安だったので朝は軽食にしました。

熊本市内では至る所にくまもんが居ます。車窓からくまもんを探すゲームをしていたので一人でも楽しく過ごせましたよ☺
この日、朝は雨が降っていましたが途中から止みました。雨の中で火口見学するのは大変そうなので、この調子で行けばイージーに見学できるぞ!と楽しみにしていました。このときまでは…。

阿蘇山上ターミナルが近づくにつれて濃い霧が発生してきました。雨は降っていないものの、なんとなく嫌な予感が…。
次第に霧が広がり、遂に窓の外が真っ白になるほどの濃霧に包まれながらバスは進んでいきました。
火口に行けない!では阿蘇山上ターミナルで何をする?

安全運転のおかげで無事、阿蘇山上ターミナルに到着しました。しかし視界はこの通り↑真っ白!これじゃあ火口も見えないのでは?と思いながらターミナル内へ入ります。
私の場合の規制理由:濃霧

なんということでしょう。火口へ向かうシャトルバスが濃霧のため運休になっていました。
それに伴い、火口見学場所も閉鎖になっています。せっかく遥々やってきたのに!という思いもありますが、安全上のため仕方がないですね。

『自然現象のため、いつ開放されるかは分かりません。』
そりゃあそうだ。ここで運転再開まで粘っても良いかもしれませんが、この日の天気だと雨が降ってないのが奇跡レベル。私は潔く火口見学は諦めることにしました。
阿蘇中岳火口見学の規制情報についてはインターネット上でも確認(こちらをクリック)できます。「ただいまの規制情報」として掲載されているので、ほぼリアルタイムでの状況が確認できるはずです。

本当は熊本駅出発時点で確認すれば良かったけど、ここに来るまでの間に規制解除されていた可能性もあるから判断が難しいよね…。
もし私が熊本駅出発時点で「ただいま規制中」と知っても、僅かな希望に懸けて阿蘇山上ターミナルまでは来ていたと思います。
阿蘇山上ターミナルで軽食&お土産を購入

阿蘇山上ターミナルはバス待合所でもあり、お土産屋・売店・トイレが備えられています。
時刻はお昼12時だったので小腹が空きました。でも火山灰ソフトって美味しいのか…?(火山灰味ではなく黒ごま味です。)少し気になりましたが、まだ気温が低いのでソフトクリームは買いませんでした。

そこで熊本グルメの一つ「いきなり団子(200円)」をチョイス。いきなり団子とはサツマイモと粒あんをモチモチの皮で包んで蒸した和菓子です。
「いきなり」とは熊本弁で「簡単に・すぐに」という意味らしく、急な来客でも「すぐに用意して出せる団子」という意味で名付けられたらしい。

購入後にレンジでチンしてくれたので、アツアツのままいただきました。とっても美味しい!でも皮の部分がモチモチしすぎて、手にくっつきやすい点にはご注意ください。
この商品は「栗いきなり団子」なので中に大きな栗が1つ入っていて更に美味しかったです。やはり寒い日は温かい食事に限るな〜。

わざわざ阿蘇山上ターミナルまで来た証明に何か買いたいな〜と思って店内をブラブラしていると、くまもんのコースターを見つけました。
くまもんコースター自体は熊本県内に無限にありそうですが「ASO GeoPARK」と書かれていたので購入(300円)。これを見るたびにこの日のことを思い出します😂
阿蘇山上ターミナル内の買い物には種類豊富なQR決済が使えました!便利だったな〜。
火口見学は諦めて「阿蘇山上ターミナル」を出発

熊本グルメ(いきなり団子)も食べたし、お土産も買ったし、トイレも済ませました。立ち入れるギリギリの所まで進み、改めて「全面規制」を確認しました。今回は諦めて、火口見学はまたの機会に取っておこうと思います。

阿蘇山上ターミナルの滞在時間は僅か15分ほどでした。
火口は見学できなくてもまだ観光する場所がある!と思い、この後は「阿蘇山上ターミナル」からバスに乗って「草千里阿蘇火山博物館」へ向かいます。
乗車時間は5分、料金は片道330円でした。(ちょっと高くないか?)
「草千里阿蘇火山博物館前」で下車して観光再開

「草千里阿蘇火山博物館前」で下車すると、阿蘇火山博物館の目の前で降ろしてもらえます。
阿蘇火山博物館内にはカフェがあり、博物館の隣2件の建物はどちらもレストランになので阿蘇山エリアで食事を摂る場合はここを利用すると良いでしょう。
ニュー草千里で熊本グルメを楽しむ

私は今回「ニュー草千里」にて昼食にしました。営業時間は11:00〜15:00のようです。レストランというよりはフードコートに近いシステムでした。

ご飯・味噌汁はセルフサービス=おかわり自由です!
メニューには熊本グルメがずらりと並んでおり、決済手段も豊富なので私はニコニコ。あか牛丼が2,800円なのは少し観光価格過ぎるかな?とは思いました。(熊本駅のアミュプラザでは1,980円だった。)

私は「だご汁定食(1,400円)」をいただきました。
だご汁も熊本の郷土料理で、山梨県の「ほうとう」に近い食べ物。大根、しいたけ、ごぼう、にんじん、里芋、かぼちゃなど野菜がたっぷり入っており栄養価が高そうな味がします。うどんのようなモチモチ生地の「だご(=だんご)」もたっぷり入っていて腹持ちも良さそう。
一緒に出てきた高菜ご飯とコリコリした馬肉も美味しかった〜!これで1,400円は大満足✨️あぐ判定★3.5です。
- ★5:今まで食べた中でトップレベル
- ★4:「めっちゃ美味しい!」とブログで絶賛するレベル
- ★3:おすすめできる美味しさなので、ブログで紹介するレベル
- ★2:美味しいけど紹介するほどではないレベル
- ★1:普通。不味くはない。
草千里ヶ浜で大自然を感じる

食事を終えた頃、周囲の霧が少し晴れました!さっきまでは何も見えなかった場所が見えるようになり、行こうと思っていた「草千里ヶ浜」もハッキリとわかります。今がチャンス!
食事をしたニュー草千里から道路を挟んだ反対側に広がる放牧地「草千里ヶ浜」。足元には馬糞などが転がっているので注意が必要ですが、直径1kmに広がる草原は圧巻です。

阿蘇山の一つ「烏帽子岳」を見ることができました!山の前に広がる大きな池も相まって、壮大な自然美を感じます。立ち込める霧が妖しい雰囲気を出していて良いですね✨️
雨上がりなのでぬかるんでいる箇所も多かったです。

草千里ヶ浜には小さな丘がありました。高い所から見る景色はきっと綺麗なんだろうなぁと思い、せっかくなので登ってみることに。
上に行くにつれて道なき道になっていきますので慎重に歩を進めてください。

さっき烏帽子岳の写真を取った場所からこんな感じで歩いて来ました。上はかなり風が強い!そして烏帽子岳の方角にはまた霧が出てきて見えなくなってしまいました。

晴れていたらもっと美しい景色が見れるのでしょう。雨が降らないだけマシですがやはり悔しい気持ちはあります。強風に煽られながら記念撮影をしました。
下の方をよく見ると放牧された馬がいますね。こんな広い草原を駆け抜けたら気持ち良いんだろうな〜!

烏帽子岳が見えた池とは反対側にも別の池を発見。高い所に登るといろいろな景色を見ることができて楽しいですね。霧のせいでどこまでも草原が広がっているように見えます。
さぁ、そろそろ火山博物館まで戻りましょう。

草千里ヶ浜の入口まで戻るとすっかり霧に包まれていました。良いタイミングで草千里ヶ浜を散策できたようです。やはり運は良い方なのでしょう。火口見学できれば尚良かったですがここはワガママを言わないことにします。
草千里ヶ浜はだいたい30分くらい滞在していました。
阿蘇火山博物館で学習&バス待ち

阿蘇火山博物館まで戻ってきました。この後は阿蘇駅の方までバスで行き、本日泊まる宿へと向かいます。バスが来るまであと40分くらいあるのでここでゆっくり過ごすことにしました。

阿蘇火山博物館にはトイレ・コインロッカー・カフェ・ビジターセンターが併設されており、バスが来るまで飽きずに過ごすことができそうです。
コインロッカーは小さいサイズ(リュック用)で300円、大きいサイズ(スーツケース用)で500円でした。

博物館に入るには大人1,100円が必要です。中には映像解説などもあるようで、職員さんに聞くと所要時間は50分とのことでした。

う〜ん、バスが来る10分前にはバス停前で待機したいし、今回はパスしよう。

博物館に入らなくても阿蘇山に関する解説ギャラリーがとても充実しています。椅子も多くあるので休憩しながら阿蘇山について学習を深めることができますよ☺
トイレ休憩して、椅子に座って、少しギャラリーを鑑賞して…。バス発車まで快適に過ごすことができました。

なお阿蘇火山博物館の入口にもリアルタイムの阿蘇山規制情報が表示されています。結局この日はずっと規制されていました💦

阿蘇山リベンジでもう一回熊本に来るぞ…!
そう誓って草千里阿蘇火山博物館前から阿蘇駅前まで向かうバスに乗り込み、私の阿蘇観光は終了しました。
草千里阿蘇火山博物館前から阿蘇駅前までは片道30分・1,000円・予約不要
【おすすめ】私が利用した阿蘇のホテル紹介

私が阿蘇で利用したホテルがとても良かったので紹介させてください!
阿蘇駅から車で無料送迎してもらえる「阿蘇プラザホテル」です。

推しポイントは豪勢な食事です。これ↑で1人分ですよ!?ご飯・味噌汁もおかわり自由で、後に出来立ての「ハーブ鶏チーズソース焼き」とヒンヤリ美味しい牛乳プリンも出てきました。
お腹がパンッパンになる覚悟をしておいてください。

特におすすめしたいのが「馬の三点盛り料理プラン」で予約すること。馬刺し・馬のタタキ・馬焼きの3種を味わうことができます。
それぞれ専用の薬味とタレが付いていて、それはもう絶品でした!!熊本グルメでは絶対に外せない「馬刺し」をここまで美味しくいただけるなんて…!あぐ判定★4(「めっちゃ美味しい!」とブログで絶賛するレベル)です。

お腹いっぱいになったら温泉で一休みしましょう。
阿蘇プラザホテルには1階に大浴場(内風呂&露天風呂)があるのですが、それとは別に屋上にも「展望露天風呂」があります!(写真撮影NGのためエレベーターにあったポスターで代用)
私が宿泊した夜は雨だったので残念ながら利用できませんでしたorz。阿蘇の夜景を眺めながら浸かる温泉は極上の気分なんだろうなぁ…。阿蘇山観光のリベンジの際は、再度このホテルを利用させていただきます!!
私がおすすめする「馬の三点盛り料理プラン(1泊2食付)」は1人での利用だったので20,000円でしたが、2名1室の場合は1人あたり14,500円〜というお値打ち価格です。阿蘇でのホテルを探している方はぜひ「阿蘇プラザホテル」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

1泊2食付きで20,000円なら私の考える旅費の目安の範囲内ですね✨️
【まとめ】阿蘇山上ターミナルで立ち往生になっても観光はできる

阿蘇山上ターミナルで「火口見学はできない」とわかっても、それなりに阿蘇観光を楽しむことができました。
- 阿蘇山上ターミナルで軽食&お土産の購入
- ニュー草千里で熊本グルメを堪能
- 草千里ヶ浜で大自然を感じ、阿蘇火山博物館で学習
阿蘇山エリアでできることは火口見学以外にもあります。もし火口見学が規制中でも落胆せずに、今利用できるものを使って阿蘇観光をしっかり楽しみましょう。
阿蘇中岳火口見学の規制情報についてはインターネット上で確認(こちらをクリック)しておくことも大切です。
本記事が皆さんの熊本旅行時に役立てば幸いです。お時間があればぜひトップページから他の記事も探して読んでみてくださいね✨️