【体験記】ムーミンバレーパークの楽しみ方を徹底解説

ムーミンの世界観に浸れるテーマパーク「ムーミンバレーパーク」に行ってきました!私は28歳の男ではありますが、なんと7時間30分も滞在してしまうほど大満喫できたのです。

この記事では、ムーミンバレーパークはどんな楽しみ方ができるのか?を紹介します。それぞれのアトラクションの正直なレビューは必見です。

  • ムーミンバレーパークは大人でも楽しめるのか気になる
  • 逆に小さい子が楽しめる工夫があるのか知りたい
  • パーク内にどんなアトラクション・施設があるのか教えて!

という方にぴったりな内容になっています。ムーミンが好きで、ムーミンバレーパークの存在が気になっている方はぜひ最後までご覧ください。

あぐ
あぐ

長居しても3時間くらいだろ〜と思っていたので、自分でもびっくりです笑

【楽しみ方①】歩くだけで楽しい!パーク内の散策レビュー

ムーミンバレーパークの入口

ムーミンバレーパークの楽しみ方の一つは、「ただ歩くだけ」です。これが意外と楽しめます。パーク内の世界観がとても魅力的でした。

ムーミン好きなら思わず「ふふっ」となってしまうパーク内の様子を紹介していきます。

パーク入場からテンションが上がる

ムーミンバレーパークに入場すると「ムーミン谷エリア」までの道が続きます。徒歩5分ほどの一本道なのですが、ここではムーミン谷の仲間たちのパネルがお出迎えしてくれるのです。

あぐ
あぐ

ニッコニコのミィが一番カワイイ!!

ニンニのパネル

ムーミン一家やスナフキンなどの主要キャラはもちろん、透明になってしまったニンニや憎まれ役のスティンキーなども勢揃いしていました!あなたは全員の名前がわかりますか??

忠実に再現された「水浴び小屋」と「灯台」

水浴び小屋

ムーミン谷エリアまでの間には、物語に何度も登場する水浴び小屋もあります。

中に入ることはできませんが、窓から中の様子を覗き見ることは可能です。内装もかなり細かに再現されていたので、ぜひご自身の目で確かめてください♪

フォトスポットにピッタリなので、ここで記念撮影するのも良いですね。

灯台

こちらは小説『ムーミンパパ海へ行く』に登場する灯台です。私は平成版のアニメしか見ていないのでこの小説のことは知りませんでしたが、隣にあるモニターでこの物語のあらすじが解説されていました。

あぐ
あぐ

映像と音声で解説があるのでとってもわかりやすかった!

灯台の中の様子

こちらは灯台の内装。壁にはムーミンママが描いた絵があり微笑ましいですが、実はこの話は結構ダークな部分(あのムーミンママが病んでしまう)があります。

隣のモニターであらすじを理解したうえで鑑賞すると、また違った味わいがありますね。解説モニターは随所にあり、パーク全体が初見の人にも優しい設計で有り難かったです。

メインの広場で記念撮影!モラン登場で大盛り上がり

ムーミンバレーパーク

歩くだけで楽しい!の真骨頂はやはりムーミン谷エリアにあるムーミン屋敷の周辺です。

特徴的な屋敷の目の前には、ムーミンやスナフキンがいつも腰掛けている橋があります。定期的にシャボン玉も飛び、周囲のお花畑も相まって非常にメルヘンチックな空間になっていますね。

グリーティングしているモラン

ムーミン屋敷の前で写真撮影を楽しんでいると、モラン(冷気を纏いながら不気味に近づいてくる魔物)がグリーティングしていました!ムーミンを知らない人が見たら「誰!?」ということ間違いなしでしょう。

あぐ
あぐ

ムーミン屋敷周辺では色々なキャラが不定期でグリーティングしているようでした!

モランとあぐ

もちろん私はモランを知っていたので陽気に挨拶をしておきました。物語では恐怖の対象ですが、28歳の男の子にとってはカワイイやつです。

大接近するモラン

…と思ったけど、唸り声を上げながらぶつかるくらい接近してきて普通に怖い。

小さい子にはトラウマになりそうですが、しっかり世界観通りの立ち回りを見せてくれて大満足でした。

最果てにある「スナフキンのテント」

スナフキンのテント

ムーミンバレーパークの一番奥地には「スナフキンのテント」があります。山の中にポツリとあるテントと焚き火をするスナフキンの様子は、忠実に世界観を再現していました。

パイプタバコを咥えているので昭和ムーミンに出てくるスナフキンがモデルのようです。

スナフキンのテントで記念撮影

一緒に座って記念撮影ができます。パークの奥地という最も遠い場所にありながら、常に複数人の写真撮影列ができていました。さすが人気キャラですね…!

各所に配置された見覚えのあるオブジェたち

ヘムレンさん

他にも至るところに見覚えのあるオブジェがあり、私達を楽しませてくれます。

こちらは私が最もキライ(?)なキャラのヘムレンさんです。植物観察にハマっているという設定通り、花に囲まれた場所に居ました。

ヘムレンさんは天然自己中キャラで、ムーミンやスナフキンにいつも迷惑をかけるのでキライです。キライなのに、なぜかいつも登場を期待してしまいます。なんか一周まわって好きなのかもしれません。

気圧計

ヘムレンさんへのキライ度が上がったお話に出てくる気圧計もありました!笑

この気圧計をヘムレンさんが返さなかったばかりに、ムーミンやフローレンがニョロニョロに襲われてしまって…ヘムレンさん許さん。

アニメ版では出てこなかったかな?ムーミンの手押し車もありました。バスタブやムーミンママのハンドバックはアニメでも見覚えがありますね。

このように、ムーミンバレーパークではただ歩いているだけで「これあの話に出てくるやつだ!」という発見がたくさんあります。カメラを片手にパーク内を散策するのも、楽しみ方の一つでしょう。

【楽しみ方②】ムーミンの世界へ!アトラクションの正直レビュー

ムーミン屋敷前での記念撮影

ムーミンバレーパークはテーマパークなので、もちろんアトラクションも楽しみ方の一つです。しかし、舞浜や大阪にあるテーマパークのレベルを期待してはいけません。

平和で穏やかなムーミン谷らしいアトラクションの体験レビューを紹介します。

あぐ
あぐ

刺激はないけどムーミンの世界に没入できるアトラクションの数々でしたよ!

ムーミン屋敷にお邪魔してみた

ムーミン屋敷

ムーミン谷の象徴である「ムーミン屋敷」は、中を探索するツアー形式のアトラクションになっています。私のときは待ち時間5分、滞在時間は約10分でした。

こちらは自由に散策するのではなく、中でグループ分けされて各階でガイドさんの解説を聞きます。

ムーミン屋敷内

とても細かい装飾が施されており、随所で物語の小ネタ(ムーミンの部屋にドラゴンの子が居る、など)を発見する楽しみもあります。

ムーミン屋敷内のミィの部屋

屋敷内にはミィの部屋もあり、ミニマムなサイズの扉の向こうにミィのサイズの家具や着替え・落書きなどもありました。

私が見た平成ムーミンのムーミン屋敷とはかなり間取りが異なっていましたが、これはこれで楽しかったです。何度もリピートするようなアトラクションではありませんが、一度は行っておきましょう。

エンマの劇場でエンターテイメントショー!

エンマの劇場

「エンマの劇場」では、定刻でショーが始まります。私の回では、自信を失くして姿が見えなくなったニンニ(ピンクの服の)のお話をしていました。

透明な様子を実写でどうやるんだ?と気になっていましたが、忠実に再現されていてビックリ!透明なニンニが飲み物を飲むシーンはもはやマジックショーでした。どうやってるんだろ…。

エンマの劇場

そして最後にはしっかりと姿が見えるようになります。姿が見えるようになる瞬間もお見事。よく考えられているなぁ〜と感激しました。大人も子どもも楽しめるので、ぜひ時間を調べて鑑賞してみてください。

TEATTERI(テアッテリ)で映像作品を楽しもう

TEATTERI(テアッテリ)

小さな劇場「TEATTERI(テアッテリ)」では、ムーミンの原作者トーベ・ヤンソンが描いた絵本の世界をアニメーションで楽しむことができます。

私の訪問時は『さびしがりやのクニット』と『それからどうなるの?』の2本が交互に上映されていました。

ベンチに座って15分〜20分の視聴になるので休憩にもピッタリ。照明や音響の演出で臨場感があり、小さい子は食い入るように鑑賞していました。歩き疲れたらぜひお立ち寄りください。(上映時間は決められています。)

想像以上のクオリティ!?海のオーケストラ号

海のオーケストラ号

私がムーミンバレーパークで一番おすすめしたいのはこちら、「海のオーケストラ号」です。若き日のムーミンパパが友人たちとした過去の冒険を追体験します。

海のオーケストラ号

こちらも座って鑑賞するタイプのアトラクションなのですが、スクリーンが大きくて映像が美しい!まるで一緒に大冒険をしているかのような感覚になりました。

このクオリティのアトラクションが他にいくつかあれば、ムーミンバレーパークはもっと話題になるんじゃないかな…と思えるくらいの大作です。収容人数が多く、あまり混雑もしなさそうなので必ず体験してくださいね。

ヘムレンさんの遊園地は子ども限定アスレチック

ヘムレンさんの遊園地

ムーミン谷エリアから少し坂を上った丘のような場所には「ヘムレンさんの遊園地」があります。3歳〜小学生限定のアスレチックです。

残念ながら私は28歳。小さい頃の私なら大興奮で駆け回っていたことでしょうが、大人しく撤退しました。

ヘムレンさんの遊園地前

ヘムレンさんの遊園地前では雨の日限定&係員のお兄さんの気まぐれで3問のクイズ勝負を挑まれました。全問正解すると豪華景品をいただける!ということなので挑戦することに。

かわいいミィのステッカー

なかなか難易度の高い問題(原作者の名前、スナフキンの血縁関係など)が出題されましたが、私はしっかり全問正解!ニッコニコのミィのステッカーシールをゲットしました!めっちゃ嬉しい!

あぐ
あぐ

ミィは目を細めて笑うのですが、私はその表情が大好きなんです。

アーケードゲームで散財しました…(泣)

ムーミンバレーパークのアトラクションは、基本的には入場料さえ支払えば追加料金なしで体験できます。しかし一方で、追加料金を支払うことでできるアトラクションもあるのでご紹介します。

ムーミンバレーパークのアーケードゲーム

1回700円のアーケードゲームがありました。全部で3種類あり、1回の支払いで1つのゲームに挑戦できます。もしクリアできれば抱きかかえるサイズのぬいぐるみがゲットできるのです!

よーし!せっかくだしぬいぐるみゲットするぞ!と意気込んだものの…3種類を1回ずつ挑戦しましたが、全敗しました。2,100円の損失です。

残念賞のピンバッチ

一応、残念賞としてピンバッチを貰いました。でもこれが1個700円…大切にします(´;ω;`)

皆さんも財布と相談しながら挑戦してみてくださいね。

あぐ
あぐ

目の前の人が成功していたので、自分もイケると思っちゃった…orz

唯一体験しなかった飛行おにのジップラインアドベンチャー

飛行おにのジップラインアドベンチャー

もう1つの追加課金アトラクションは「飛行おにのジップラインアドベンチャー」。1回3,000円で、湖畔の水面ギリギリをジップラインで高速滑空していくアトラクションです。

天候があまり良くなかったこと・アーケードゲームで損失が出たこと・ジップライン自体は経験があることから今回は利用しませんでした。ムーミンバレーパーク内で唯一体験しなかったアトラクションです。

ジップラインをやったことがなく、スリリングな刺激が欲しい方はこの機会にぜひ挑戦してみてください。(同意書に署名を書くのですが、この時点でスリルがあります。)

【楽しみ方③】時間が溶ける!KOKEMUSの展示とショップで長期滞在

ムーミンバレーパークのKOKEMUSの入口

ムーミン谷エリアの手前には「KOKEMUS(コケムス)」という大型複合施設があります。主にお土産ショップ・レストラン・作画展示などが入っており、雨天時の強い味方になってくれることでしょう。

あぐ
あぐ

展示を見るだけで1時間くらいかかりました!見応えバツグンです!

ムーミン谷の食堂で腹ごしらえ

KOKEMUS内のレストラン

まずは1階にあるレストランで腹ごしらえ。森の中をイメージしたような、温かみのある空間です。休日とはいえ14時頃にはガラガラに空いていました。

ムーミンバレーパークのレストランのメニュー

レストランの入口にはしっかりとメニュー表があります。事前に何を食べるか考えられるのは有り難いですよね。

ご先祖さまのタコミート

私は「ご先祖さまのタコミート(1,680円)」を注文しました。やや高めの価格ですが、テーマパークであることを踏まえるとこんなものでしょう。

ムーミン族のご先祖さまの毛むくじゃら感をミートとゴボウの唐揚げで表現しています。このゴボウの唐揚げが意外と美味しい!ご飯が進むタコミートとも非常に相性が良く、ペロリと食べてしまいました。

小さい子が楽しむための空間がしっかりあった

KOKEMUS内のボールプール

このKOKEMUS内には、小さい子向けの遊具がたくさんありました。例えばこちらのボールプール。竜のエドワードが住む湖をイメージしているのでしょう。

小さい頃はボールプールが好きだったなぁ…。

どこにでも落書きし放題な「おえかきひろば」もありました。床や壁に自由にお絵かきできる空間に子どもたちも大喜びしそうです。

ムーミンバレーパークは未就学児〜小学生の子を連れてきてもしっかりと楽しい思い出を作ることができそうですね。

作品設定やジオラマなど、見どころが多すぎる展示

KOKEMUSの大部分を占めるのがムーミンに関する展示の数々です。もはやムーミンミュージアムと呼べるレベルの充実度でした。

登場キャラクターの詳細な設定を読むのがとても楽しかったです。ムーミン作品に少しでも出てくるキャラは解説があるので、すべてじっくり読んでいるとここだけで時間が過ぎていきます。

竜のエドワードの「うっかり誰かを踏み潰すとお葬式代を出す」という妙にリアルな設定にクスッと笑ってしまいました。

物語に出てくる一節を切り取ってパネル展示されている箇所では、ムーミンという作品を通して大切な人生観を学べます。子の教育にも「ムーミン」という作品は結構良いかも…?

イラストだけではなくジオラマの展示もあります。こちらのジオラマはちょっとしたカラクリ仕込みが組まれていて、特定の時間になると動き出すのが面白かったです。

また、歩きながら絵本の世界に入っていくウォークスルー型のアトラクションも楽しめます。巨大な絵本を光と音とともに読み進める体験はとても良かったです。

他にもちょっとしたカフェや「エンマの劇場」の録画分を放映しているスペース、ムーミンパパの書斎やミィの部屋を再現したオブジェもあって時間がどれだけあっても足りません!

ファンにとっての楽園!魅力的なお土産の数々

KOKEMUSのショップ写真を撮り損ねたため、パーク入り口のショップ写真で代用。

KOKEMUSのレストランの隣は大きなお土産ショップになっています。ガチャガチャ、文房具、衣類、カトラリー、ぬいぐるみ…すべてのものがムーミン仕様の夢のような空間でした!

ムーミングッズが盛り沢山なので、ここで買い物をすればあなたの家をムーミン色に染めることは容易でしょう。

私はミィのスマホリングを購入しました。何と言ってもこの表情がとってもカワイイ!!

旅行中の撮影でスマホを落としたら詰む場所(高所など)が意外に多いので、スマホリングが欲しかったのです。この他にはムーミンVerしかありませんでした。他にもスナフキンVerやヘムレンさんVerがあっても需要はありそうなのにな…。

あぐ
あぐ

ちなみに同行したすなふはぬいぐるみ4点を含むイロイロな商品を購入して幸せそうでした。

【まとめ】まさかの7時間30分滞在!ムーミンの世界を大満喫♪

スニフとの記念撮影

当初の考えでは3時間くらいの滞在予定でしたが、気がついたら7時間30分もムーミンバレーパークを楽しんでいました。

  • 作品を知っていればムーミンバレーパークは大人でも楽しめる!
  • 小さい子でも楽しめる工夫が盛りだくさん!
  • ムーミンの世界を満喫できるアトラクション・施設の数々

ムーミンバレーパークに行ったことで、よりこの作品が好きになりました。私は平成版のアニメしか見たことがありませんでしたが、小説版だけの設定やお話についても補足説明が随所にあり、少ししか知らない人でもパークを楽しめる工夫が感じられます。

遊園地のような刺激的なアトラクションはありませんが、自然に囲まれて穏やかな気分でゆったりとした一日を過ごすには最適の場所です。

シャボン玉やボールプール、小学生限定のアスレチックなど小さい子の初めてのテーマパークに丁度良い規模感なのではないでしょうか。

開園当初は「ムーミンバレーパークには二度と行かない」などの酷評があったようですが、私が訪問した限りではムーミン好きにはたまらない魅力的なテーマパークだと感じます。

ムーミンシリーズは全年齢層に自信を持っておすすめできる作品です。この機会にぜひムーミンに触れて、ムーミンバレーパークに行ってみてはいかがでしょうか。

ぜひ他のムーミンバレーパークに関する記事もご覧ください☺

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