【正直レビュー】『二度と行かない』とまで言われるムーミンバレーパークの真相

埼玉県飯能市にあるムーミンのテーマパーク『ムーミンバレーパーク』ですが、レビューを見ると「二度と行かない」とまで書かれているほど酷評が目立ちます。せっかく気になって調べたのに、行く勇気が出ない人も多いのではないでしょうか。

私は最近になってムーミンシリーズにハマり、スナフキンが大好きな「すなふ」と共にムーミンバレーパークに行ってきました!ムーミンバレーパークを隅々まで歩き倒して「酷評の真相は本当なのか」を徹底的に調査したのです。

そこでこの記事では、どんな人がムーミンバレーパークを楽しめるのか・何に気をつければ良いのかを解説していきます。

この記事を読めば、ムーミンバレーパークの詳細な雰囲気や注意すべき点がわかります。ムーミンが好きだけどムーミンバレーパークに行くか迷っている…という人はぜひ最後までご覧ください。

あぐ
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私はめちゃくちゃ満足しましたよ!!!

二度と行かないと言われる理由と私の意見

まずは「ムーミンバレーパークには二度と行かない」という意見の理由について紹介していきます。また、その意見に対する私の考えも補足しておきましょう。

アクセスが悪い & パーク内もかなり歩かされる

そもそもアクセスが悪い。バス停からパーク入口までもかなり遠い。パーク内もかなり歩かされた。

あぐ
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確かにその通り。でも、アクセスは工夫次第・歩く距離は他のテーマパークよりはマシだと思います!

アクセスが悪い問題についての解決策

飯能駅の看板

ムーミンバレーパークの最寄り駅(鉄道)は飯能駅です。池袋から急行に乗っても50分、東京駅からは1時間以上もかかってしまいます。

おまけに飯能駅の周りに他に何かあるのかと言われると特にありません。千葉や大阪のテーマパークのように、最寄り駅で買い物が楽しめるショッピングモールなどを期待しているとガッカリすることでしょう。

それに、この飯能駅からさらにバスに乗って15分くらいかかるのもネックですよね…。

マロウドイン飯能のムーミンスペシャルルーム

解決案として、ムーミンバレーパークのオフィシャルホテルに前泊するのはいかがでしょうか。オフィシャルホテルの中でも、”ムーミンスペシャルルーム”のような特別な部屋に泊まることをおすすめします。

通常のビジネスホテルよりも値が張りますが、実際に泊まってみて以下のようなメリットを感じました。

オフィシャルホテル(スペシャルルーム)に泊まるメリット
  • 自宅→パークまでの移動を前夜に済ませることで、パーク当日は朝から遊べる
  • ホテル→パークまで無料送迎がある(ホテルにより変動あり)
  • スペシャルルームではムーミンの世界観に包まれるので前日からテンションUP
  • スペシャルルームでは限定グッズが貰えるのでテンションUP

アクセスが悪いと、パークに着くだけでヘトヘトになってしまいますよね。そこで、その前日に移動だけしてしまおう&当日は無料送迎で楽にアクセスしてしまおうという作戦です。

ムーミンスペシャルルームの限定グッズ
マロウドイン飯能公式サイトより引用

さらに!スペシャルルームではここでしか入手できない、ムーミンの限定グッズが貰えます!!パスケース、手帳、マグカップにトートバッグなど、どれも実用的なアイテムばかりです。

あぐ
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普通のホテルよりも高いけど、これだけグッズを貰えるなら追加料金払ってスペシャルルームに泊まったほうが満足度が高いね!!

スペシャルルームの内装
このカーテン、家に欲しい…

部屋の中は、特大のぬいぐるみ・カーテン・照明・時計・鏡・ティーカップセットに至るまでムーミン尽くし!ムーミン好きにはたまりません!特大のぬいぐるみもあって、パークに行く前からテンションは最高潮を迎えます。

このようにムーミンバレーパークは日帰りで行くにはアクセスが悪く腰が重いですが、しっかりと「旅行」扱いすることで忘れられない思い出の1ページになることでしょう。

ムーミンバレーパークに行く際はオフィシャルホテルへの宿泊を検討してみてはいかがでしょうか。

マロウドイン飯能

ムーミンバレーパークのオフィシャルホテルはいくつかありますが、私が利用したのは「マロウドイン飯能」です。公式サイトからぜひご予約ください。

パーク内で歩かされる問題について

ムーミンバレーパークの地図

パーク内の大まかな地図はこんな感じ↑です。見ていただくとわかる通り、ほぼ一本道の構造になっています。某テーマパークのように”エリア間の移動をある程度自由にできる”わけではありません。

ムーミンバレーパークまでの道のり

また、バス停からムーミンバレーパークの入口まで・ムーミンバレーパークの入口から最深部(スナフキンのテント)まではかなり距離があるのも事実です。

私の場合、バス停からムーミンバレーパークの入口までは徒歩10分・ムーミン屋敷から最深部(スナフキンのテント)までは徒歩15分くらいかかりました。

ムーミンバレーパーク内の階段
スナフキンのような格好で楽しむ同行者「すなふ」

おまけにパーク内は緩やかなアップダウンがある一本道です。ショートカットをしたければ↑のような階段を利用する必要があります。坂道だからバリアフリー!とはいえ、ベビーカーや車椅子はなかなか大変だろうなぁとは思いました。

このように、パーク内はかなり歩かされるのは体感としては事実です。ここで「体感としては」と挿れたことに意味があります。

私は直近で関西のテーマパークに行っていたので比較できるのですが、千葉や関西のテーマパークに比べたら総歩数量は少ないのが事実です。圧倒的にパーク内の総面積が異なります。

関西や千葉のテーマパークは、ムーミンバレーパークの総面積の約7倍です!!

そう考えると「パーク内でたくさん歩かされる」のはテーマパークの宿命、その中でもムーミンバレーパークはマシな方と言えるでしょう。

あぐ
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ただムーミンバレーパークは”変わり映えのない一本道”だから長い道のりに感じちゃうのかも??

入場料が高い

そんなにアトラクションが多くないのに入場料が高い…

あぐ
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入場料は工夫すれば安くなります!!

ムーミンバレーパークの入園チケット

ムーミンバレーパークの入場料は、大人4,300円・子ども1,300円が通常料金です。しかし、前売り券であれば大人3,900円・子ども1,000円で購入できます!ネット上で簡単に購入できるので、使わない手はありません。

ちなみに私は「ムーミンバレーパーク入場券付き」のオフィシャルホテルに宿泊したので、入場料・宿泊費込みで一人あたり17,900円でした。

入場料で3,900円、朝食付き金曜夜の一泊は10,000円でも安い方だと考えて、追加4,000円分で限定グッズの数々&ムーミンスペシャルルームでの特別な体験ができたと考えればかなりお得だったなぁと振り返っています。

ムーミンバレーパーク

少ないとはいえアトラクション(鑑賞系)が複数あり、劇場でのショーや豊富な売店、展示品の数々を考慮すると料金は妥当かなというのが私の感想です。

ジェットコースターやコーヒーカップ、メリーゴーランドのような「The遊園地」なアトラクションは一切ありませんので、そういった刺激的なものを求める人にとっては割高に感じるのかもしれません。

アトラクションが少ない&追加料金が必要…?

アトラクションが全然ない&追加課金が必要だったりする…

あぐ
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確かに「テーマパーク」というより「ミュージアム」という感じ。

前述のとおり、遊園地!!というようなアトラクションは全くないです。

ショーとか映画館とかムーミン屋敷訪問とか、鑑賞するアトラクションばかりでした。なので「遊園地で遊ぶぞ!」という気持ちで来ると肩透かしをくらうことになるでしょう。

飛行おにのジップラインアドベンチャー

唯一のスリリング系アトラクションとしては「飛行おにのジップラインアドベンチャー」があります。ジップラインに乗って、湖の上を爽快に走り抜けていくアトラクションです。

しかしこちらは入場料とは別に追加料金(3,000円)が必要。ジップラインは別の場所でやったことがあるので、私はわざわざここでは体験しませんでした。

ムーミンバレーパークのアーケードゲーム

あとはクリアするとデカいぬいぐるみがゲットできるアーケードゲームも別料金(1回700円)でありました。

しかしこのようなアーケードゲームは他の遊園地やテーマパークにもありますよね。クリアすればぬいぐるみが貰えるので追加料金は必然のように感じます。

海のオーケストラ号

これら以外のアトラクションは、入場料金以外には請求されることなく何回でも楽しむことができましたよ!特に「海のオーケストラ号」は美しい映像作品で没入感もあり、かなりおすすめです。

開園当初はこれらアトラクションでも追加料金が生じていたようで、「いちいちお金がかかるから二度と行かない!」というコメントが散見されました。

2025年現在はジップラインアドベンチャーとアーケードゲーム以外は追加料金はありませんでしたのでご安心ください。

あぐ
あぐ

酷評なレビューは2019年くらいの開園当初のものが多いですね!

【補足】開園当初と比べて改善されている

さまざまなレビューサイトの辛口意見を見ていると、「開園当初からかなり改善されたんだな」と感じることが多々あります。それこそ先述の「アトラクションにいちいちお金がかかる」もその一つでしょう。

ムーミンバレーパークの自動販売機

過去のレビューでは「自販機がないので炎天下で辛い思いをした!」「飲み物を買いにレストランに行く客で大混雑!」というものがありますが、私が行ったときには自動販売機がありました。

600mlのお茶が200円なのでそれなりにテーマパーク価格であることは否めませんが、飲み物の持ち込みが禁止という案内もありませんし、ここは改善されたところなのでしょう。

ムーミンバレーパークのレストランのメニュー

「レストランの入口にメニュー表がなく、注文しに行ったら高くてびっくり!」という意見もありましたが、現在はお店の外にしっかりメニューがあります。価格を確認して店内に入れるかどうかはかなり大事ですよね。

もしあなたが気にしている「二度と行かない!」というレビューがあれば、その日付をご確認ください。もしかしたらここ数年の間に改善されているかもしれませんよ。(立地とかはどうにもなりませんが…笑)

ムーミンバレーパークが楽しめない人の特徴

以上を踏まえたうえで、私は「そんなに言われるほど酷いテーマパークじゃないじゃん!」「むしろめっちゃ楽しかったよ!」という側の人間ですが、それでも以下に該当する人は楽しめないだろうと考えます。

悲しい結末にならないためにも、改めてご自身で「ムーミンバレーパークに行くべきか?」をご検討ください。

ムーミンをそんなに知らない

ムーミンバレーパークのムーミン
  • ムーミンは存在しか知らない(アニメを見ていない)
  • 自分は興味ないけど、友人や家族に同伴させられる

という人はあまり楽しめないでしょう。その点は話をまったく見ていなくても圧倒的な世界観で楽しめる関西や千葉のテーマパークとは異なります。

私は平成ムーミンのアニメを全話視聴していたのですが、それでも「誰?」というキャラが多数いました。どちらかといえば「昭和ムーミン」をリスペクトした世界観です。

あぐ
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でも逆に「こんな設定もあるんだ!」という新発見が多くて楽しめました♪

平成ムーミンは声優陣がかなり豪華なので、その点も見ていて楽しい作品ですよ。

もしムーミンを知らなくても「詳しい同伴者に補足説明を入れてもらう」「ここで詳しくなりたい!」という楽しむ気持ちさえあれば楽しめます。家族サービスとしてムリヤリ来園する場合は…割り切るしかないでしょう。

ベビーカーや車椅子を利用される方

パーク内は一応ある程度のバリアフリー化はされています。しかし、先述の通りパーク内は緩やかな傾斜があります。一本道という特性上、歩く距離も長いように感じてしまいます。

そう考えると、ベビーカーや車椅子を利用される方はなかなか体力的にキビシイかもしれません。

あぐ
あぐ

「でもムーミンが好きなんだ!」という場合は楽しさの方が勝るはずです。しっかり休憩しながら全力で楽しんできてくださいね!

大人気テーマパークのクオリティを求める方

テーマパークといえば…で思い浮かぶもののレベルが高すぎるのも、楽しめない原因の一つなのかもしれません。

周りは森や湖ですし、装飾で埋め尽くされているわけでもありませんし、スリリングなアトラクションはないですし、清掃中の方は「星屑を集めています★」なんて言ってくれません。

なので、「思いっきり現実逃避したい!」「アトラクションで絶叫してストレス発散!」「世界観ガチガチの非日常を楽しみたい!」という方は別のテーマパークに行くことをおすすめします。

あぐ
あぐ

小さい子の「人生最初のテーマパーク」にはちょうど良いかもしれませんね。

私が心からムーミンバレーパークを楽しめた理由

ムーミン屋敷前での記念撮影

事前に「二度と行かない」という酷評を目にしていた私ですが、それでもムーミンバレーパークに行った&心から楽しかった理由について考えてみました。

辛口のレビューを見ると行く気がなくなってしまいますよね。ここでの私のポジティブレビューが、あなたの背中を押すきっかけになれば幸いです。

ムーミンのストーリーや登場人物をある程度知っていた

スナフキンのテントで記念撮影

私は平成ムーミンを全話視聴していました。なのである程度のキャラの相関関係やマイナーキャラの存在も知っています。だからこそ、「この気圧計をヘムレンさんがぁ〜」とか「このミィの顔はカワイイ!」とかはしゃぐことができました。

ここはテーマパークなので、さすがに「ムーミン以外のキャラは知らない」よりも「知っている!」人が楽しい場所です。もし行くのであれば、事前に予習しておくことをおすすめします。

歩くことに慣れている & 運動不足の解消になる

(5時間半も滞在していたので当然ですが)確かにこの日はかなり歩きました。しかし私は普段の生活や旅行から、歩くことにはかなり慣れています。

体力には自信がない方ですが、多少きつくても「でもまぁ普段は運動不足だもんな」という気持ちで歩き続けることができます。「歩かされて疲れた…」と思うのか「たくさん歩いて運動不足解消!」と捉えるのはあなた次第です。

関西や千葉のテーマパークに行くくらいの体力があれば、そこまで心配せずに楽しめるはずですよ。

ムーミンの世界に浸れる場所であり、新たな発見も多かった

ムーミンバレーパークのKOKEMUSの入口

平成ムーミンは全話見た!と豪語する私ですが、そこまで詳細に覚えていません。ましてや、ムーミンバレーパークは昭和ムーミンをリスペクトしたテーマパークのようなので、私が知らないキャラや設定がたくさんありました。

「あのムーミンママが病んじゃったことあるの!?」「いや、お葬式代まで出す竜ってなんやねん笑」というようにここで初めて知ることすら心から楽しめました。

そのおかげで、原作や昭和ムーミンにもかなり興味を持つようになったのです。新しいムーミンの一面を知ることで、さらにこの作品が好きになりました。

【まとめ】「二度と行かない」と言われるほど酷くなかった!

スニフとの記念撮影
  • 「二度と行かない」という酷評は開園当初に多い
  • パーク内は開園当初からかなり改善されている
  • 工夫次第で入場料やアクセス難易度は下げられる

この記事では、ムーミンバレーパークが「二度と行かない」と言われる理由と、それに対する私なりの考えについてまとめてみました。確かに一部事実ではありますが、私は心から楽しめたテーマパークです。

ネガティブなレビューを見ると楽しみでなくなったり、行く気が萎んでしまいますよね。そんなあなたの背中を少しでも押すことができたのであれば幸いです。

実際に私がムーミンバレーパーク内でどんなアトラクションを楽しんだのか、も詳細に書こうと思ったのですが記事が長くなったのでここで一旦区切らせていただきます。ぜひムーミンバレーパークのレビュー記事(別記事)も読んでみてくださいね。

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