シンガポール旅行の計画中、「1食くらいはイイ感じのレストランを予約して非日常を満喫したい!」と考えました。そこで私は、シンガポールの象徴であるマリーナ・ベイ・サンズの最上階レストランに目をつけたのです。
マリーナ・ベイ・サンズの57階にある「Spago Dining Room」は、ディナーだと手が届きませんがランチタイムなら何とかなりそうな価格帯であったので早速予約することに。そして実際に行ってみると、想像通り大満足の食事を楽しむことができました。
そこでこの記事では、マリーナ・ベイ・サンズにある高級レストラン「Spago」の詳細なレビューをお届けします。ランチメニューの価格やドレスコードの有無についても紹介するのでお見逃しなく。
- せっかくのシンガポール旅行なので、思い出に残る食事をしたい
- マリーナベイサンズ内でおすすめのレストランを探している
- カジノで臨時収入ができたので、ちょっとVIPな体験をしたい
という方の参考になる内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください。

思ったよりも気軽に行けるイイ感じのレストランでした!
本記事では、S$1.00=120円で計算しています。(私の訪問時のレート)
マリーナベイサンズ57階!ルーフトップレストラン「Spago」

Spagoはシンガポールの象徴であるマリーナ・ベイ・サンズの最上階にある、名実ともに「高級レストラン」です。
Spagoには「Spago Dining Room」と「Spago Bar & Lounge」の2つのエリアがあり、それぞれ予約サイトが別なのでご注意ください。私は今回、本格的なコース料理やアラカルトを楽しむことができる「Spago Dining Room」を利用しました。
「伝説のシェフ」ウルフギャング・パック氏の味をシンガポールで

Spagoは、ハリウッドのトップセレブたちから絶大な支持を集めるウルフギャング・パック氏がプロデュースするレストランです。
ロサンゼルス近郊のビバリーヒルズにあるSpagoの本店ではアカデミー賞のアフターパーティーの料理を担当するなど、食の世界で影響力のあるシェフの一人として知られています。
そのパック氏が、Spagoの海外第一号店としてオープンさせたのが「Spago Dining Room」です。

カリフォルニア料理にアジアのエッセンスを巧みに取り入れた、ユニークな料理が楽しめます!
思ったよりも大丈夫だったドレスコード

『そんな高級店ならドレスコードも厳しいのでは…?』と危惧しておりましたが、実際は↑の格好で来店しても通してくれました。一応、羽織れる襟付きシャツは持参していたんですけどね。
ディナータイムだともう少し厳しいのかもしれませんが、私が行ったランチタイムだと極端なラフな格好でなければセーフなようです。
- ビーチサンダルやクロックス
- タンクトップ、ハーフパンツ(男性)
- 破れたジーンズ、あまりにも露出度の高い服装
日本にいる状態でも予約可能!行くなら予約しておこう
Spagoには「ダイニング」と「バー&ラウンジ」の2種類があるのですが、もし「ダイニング」に行くのなら予約をした方が良さそうです。
海外のレストラン予約ってハードルが高そう…
と不安に思うかもしれませんが、案外サクッとできました。

こちらの公式サイトから簡単に予約できます。会員登録等も不要で、電話番号とメールアドレスされあればOKです。実際に店の前まで行って名前を言うときまで「本当に予約できてるかな…」と不安でしたが、問題ありませんでした。
いざとなったら、予約完了後に送られてくるメールを見せれば良いのです。
【レビュー】ランチタイムの「Spago Dining Room」に行ってみた
ここからは、実際にSpagoに行った私の体験談とグルメレポートをお届けします!メニュー表や最終的な会計額などは必見です。
【余談】この日のカジノは調子が良かったので…!

日本にいるときにSpagoを予約していたので、訪問すること自体は確定していたのですが…
この日の午前中はカジノで+110S$(=13,200円)の大勝利をしました!Spagoは高級レストランであることからお財布事情が心配でしたが、富豪になった気分でお店に足を運びます。せっかくなら高い料理を注文するぞ!!
カジノの最終結果や雰囲気については別記事↓にまとめていますのでお時間があればぜひ読んでくださいね☆
景観最高!インフィニティプール越しに見えるシンガポールの絶景

Spagoに入店して最初に驚くには、その景観の素晴らしさです。さすが57階。シンガポールの町並みを、インフィニティプール越しに一望できてしまいます。
インフィニティプールはマリーナ・ベイ・サンズの宿泊者しか入ることができません。Spagoを利用すればこの景色も見ることができるなんて、なんだかお得な気分になりませんか??
料金さえ払えば同じ階の「スカイパーク展望デッキ」に行くことはできます。でも、水が溢れるように見えるインフィニティプールからの景色は格別です。
【ランチ】Spagoのメニューと価格を大公開

皆さんが気になるであろうSpagoのメニュー表(ランチタイム)がこちら。なんと日本語表記のものがありました。一部翻訳がムチャクチャな箇所はありますが、なんとなくイメージしやすいので助かります。
↑のようにコース料理として注文するも良し、↓のようにアラカルトで注文するも良しです。

ちなみに我々はアラカルトで注文しました。アラカルトメニューは英語表記のものしかありませんが、Google翻訳などを活用すれば余裕です。
参考までに、私が翻訳したアラカルトメニューを置いておきます↓。
前菜
- 千歳農場のルッコラサラダ 24ヶ月熟成パルミジャーノ、ドライトマト、50年物バルサミコ酢、ブッラータクリーム
- ブッラータ トマトとグリルしたズッキーニ、ハーブビネグレット、松の実、クリスピーなセラーノハム、ルッコラ添え
- トリッパ・アッラ・ロマーナのキャセレット トマトで煮込んだトリッパ、ブッラータ、ミント、グリルバゲット添え
- チキン「ラッカ」春巻き チリ、コリアンダー、唐辛子、枝豆、こぶみかんの葉
- 刺身 炙りメバチマグロ、ハマチ、北海道産ホタテ、ミョウガ、イクラ、シソ、柑橘ポン酢
- メバチマグロのタルターレコーン チリアイオリ、醤油、わさび、削り節、ネギ、マサゴ
- ハマチと北海道産ホタテの「セビーチェ」 醤油、柚子、イクラ、コリアンダー、木の芽
- カルーガ・クイーンキャビア レモンハーブのブリニと伝統的な付け合わせ
- ポルチーニ茸のアニョロッティ パルミジャーノ・レッジャーノ
- 仔牛ラグーのオレッキエッテ トマト、バジル、ペコリーノチーズ、パセリ
メインディッシュ
- レバノン風グリルスカッシュ ナスのキャビア、山羊のチーズ、松の実、ローストトマト、ファラフェル、ミント
- 炭火焼きチーズバーガー グリュイエールと熟成チェダーチーズ、ガーリックアイオリ、スモーキーオニオンジャム
- ファラフェルバーガー ローストパプリカ、ハリッサアイオリ、フェタチーズ、ルッコラ
- オーストラリア産ダブルラムチョップ (180g) ブロッコリーニ、フェンネルのピュレ、カラマタオリーブ、パルメザン、ドライトマト
- ハニー味噌で焼いたギンダラ ハジイキのクルード、自家製日本の漬物、イクラ、ワサビ、チャイブ、ゴマ
- スモークしたブリスベンバレー産ウズラ ブランデー、マスタードソース、ベーコンコンフィ、芽キャベツのグラッセ、リンゴのピュレ
- 西オーストラリア産黒和牛サーロイン (210g) フィンガーリングポテト、クレソン、ワインリダクション
デザート
- アプリコットのパンナコッタ クレームフレッシュ、ローストアーモンド、ストロベリージェラート
- ファーマーズマーケットのフルーツソルベ 旬のソルベ3種、柚子のレースチュイル
- 温かいレモンケーキ ローストマカダミアナッツ、ブルーベリーヨーグルトジェラート
- 伝統的なカイザーシュマーレン (2名様用) 温かいストロベリー、ストロベリージェラート
- 職人チーズの盛り合わせ 1種/2種/3種/4種

メインディッシュで一番高価なお肉を注文しちゃった…♪
トイレがめちゃくちゃ綺麗で広い

ちなみに…Spagoでお手洗いを借りたのですが、めちゃくちゃ綺麗で広かったです。車イスの方でも難なく使うことができるでしょう。
しかし、広すぎる故に店内にトイレは一つしかなさそうでした。催したら早めにお手洗いに行くことをおすすめします☺
【実食】Spagoで一番高いお肉などを食べてみた
いよいよ、注文した料理が届きました!私の持ちうる限りの語彙でがんばって食レポして参りますので、どうぞお楽しみください。
【お通し(?)】パン&バターが絶品だった

注文を終えてまずやってきたのがこちらのパン。注文した覚えがないのですが、これはいわゆる『お通し』です。
バターを付けていただくと…めっちゃ美味しい!!特にこのバター!!右側は青のりが入ったバターで、程よい塩味と青のりの香りがたまりません。

バターの過剰摂取は良くないと思いつつも、つい手が出てしまう病みつきな美味しさでした…!
パン生地もふわふわで、まだ一品目なのに満足度が高い。
【メイン】贅沢に「一番高いメインディッシュ」を選択

そして!!やってきたメインディッシュ、オーストラリア産黒和牛のサーロイン(S$90.00=10,800円)です!!
『和牛』のオーストラリア産ってどういうことだ?と疑問に思いつつもパクリ…。お肉の味を邪魔しないソースとの相性が抜群!めっちゃ美味しい!!

赤身ではありますが、肉質は少し固め。だがそれが良い。噛めば噛むほどお肉の旨味が口の中に広がり続けます。そこまで大きくないのに、食べ応えのある一品です。
ディップするタイプのソース(薄い茶色のやつ)もありますが、私はこれを付けない方が好みの味でした。

そして、付け合せの野菜とポテトも美味しい!!
酸味のあるドレッシングとシャキシャキ食感の野菜が、「栄養バランスの取れた食事をしているんだ」という免罪符になります。形がそのままのじゃがいももパクパクと食べて一瞬でなくなってしまいました。

取り皿をいただいたので、一切れずつお上品に。
マリーナ・ベイ・サンズのインフィニティプールからの景色を見ながら食べる特別感、(カジノのおかげで)一番高いメインディッシュを食べているんだという幸福感に包まれながら最高のひとときを過ごしました。
【デザート】アプリコットのパンナコッタ&カモミール

デザートにはパンナコッタ(S$16.00=1,920円)とカモミールティー(S$12.00=1,440円)をいただきます。
Spagoの予約時に「特別な日ですか?」という質問項目があり、プルダウンから選べる形式だったので「記念日」と回答していました。するとプレートに「Congratulations(おめでとう)」のメッセージが!
こういう心遣い、どこの国でも嬉しいものですね☺

パンナコッタは上品な甘さ、カモミールはフルーティーな香りでどちらも大満足です♪
スタッフさんが優しく話しかけてくれる

食事を持ってきてくれるスタッフさんは、色々と用意をしながらも私たちに優しく話しかけてくれました。
どこから来たの?日本?いいよね、行ったことあるよ!空港から日暮里が近いよね?日暮里で観光したんだ!
日暮里って観光するところあったっけ…?と詳しく話を聞きたかったのですが、私の英会話能力では聞き出すことができませんでした…orz
それでも、「数秒でも多くお客さんに楽しんでもらいたい」という思いが伝わってくる接客で、とても温かい気持ちになりました。
気になるお会計は…

食事と会話を楽しんで、気がつくと1時間30分も滞在してしまいました。こんなにゆったりランチを過ごしたのはいつぶりだろう。
気になるお会計は…2人分でS$141.45=16,974円!こんな額のランチは人生初めてです!笑
ここで注目していただきたいのは、私の注文した商品はS$118.00=14,160円であること。ここからサービス料で10%、GST(税金のようなもの)で9%が上乗せされています。

差額2,814円分がサービス料(税込み)なんだね…!
このように、Spagoでの飲食ではサービス料とGSTが別途加算されることに注意しておきましょう。まぁこれだけ素晴らしい時間を過ごさせて貰えたので、私的には大満足です。
【まとめ】マリーナ・ベイ・サンズのSpagoで特別なひとときを!

皆さんもシンガポールの象徴であるマリーナ・ベイ・サンズの屋上「Spago」で至福のひとときを過ごしてみませんか?
- シンガポール旅行でのハイライトになった
- ランチタイムなら手が出せる、かなり雰囲気の良いレストランだった
- 今度はディナータイムに行ってみたい…!
最高の景色、美味しい料理、広いトイレ、丁寧な接客サービス…思い描いていた『高級レストラン』を具現化したような贅沢な場所でした。せっかくの海外旅行、ここは奮発しどきです。
思ったよりも簡単にネット予約できるので、シンガポール旅行を計画している方はぜひ行ってみてください。その際にこの記事が役立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。もし良ければ他のシンガポールに関する記事も見ていってくださいね☆
