- 銀山温泉ではどのように時間を過ごすのか教えて!
- 温泉街は浴衣 & 手ぶらで楽しみたい(財布すら持ちたくない)
- せっかくの旅行なので”非日常”を”快適”に過ごしたい
夜景が映えるレトロな温泉街を浴衣で歩く…そんな映画のワンシーンのような体験ができてしまう銀山温泉。でも、「浴衣なのに重い財布を持ち歩く」「レトロ=昔=不便」なのはちょっと嫌ですよね。
また、1泊2日という限られた時間で楽しむためには、どこで何ができるのかを知っておいたほうが良いでしょう。そこでこの記事では、銀山温泉で過ごす詳細なモデルコースを紹介します。
実際に私は財布を持たず身軽に温泉街を楽しんで、大正ロマンが溢れつつも最新設備の快適旅館で大充実の1泊2日を過ごしました。使った費用は約6万円。かなり破格です。
この記事を読めば、銀山温泉で費用を抑えつつ「非日常」を「快適」に過ごす方法がわかります。銀山温泉に興味がある方はぜひ最後までご覧ください。

銀山温泉こそ「オールインクルーシブの宿」の利用が最適解だなぁと思いました!
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1泊2日で楽しむ銀山温泉!モデルコースの詳細
まずはこの記事の結論、1泊2日で銀山温泉を満喫するためのモデルコースがこちら↓です。

1日目の朝から山形県へ移動した場合で、銀山温泉の到着は正午頃になります。チェックインは基本的に15時ですが、それまでの間は荷物だけでも預かっておいてもらいましょう。

部屋の準備ができていたら15時よりちょっと前に案内して貰えることもあります。
荷物を預けたら、チェックインまでの間は温泉街の奥地に広がる大自然 & 銀鉱洞を探索します。この散策コースは外が明るい昼の間に行くべきです。(理由は後述)
チェックインできたら温泉と食事でゆっくり優雅に過ごします。ただ、美しい夜の町並みは絶対に見逃さないでくださいね!

2日目は送迎バスの都合上、意外と時間はありません。思い残すことがないように銀山温泉を満喫してください。チェックアウトの時間までは宿でのんびり過ごすのがおすすめです。
このモデルコースで予算は6万円。私の中で1泊の旅行は7万円が相場なので、かなりコスパ良く旅行できました✨️

この高コスパの理由は、宿泊した旅館にあります。
利用する宿は「本館古勢起屋」がおすすめ!

行程表を見ると一目瞭然ですが、食費関係で0円を連発しています。その秘密は、私が利用した旅館『本館古勢起屋』。
『本館古勢起屋』はオールインクルーシブ(追加料金なしで食事・アルコールが提供されるサービス)なので、2日目の昼まで飲食に困ることがありません。旅行において、質を一切落とさずに食費をここまで削減できるのはかなり魅力的です。
『本館古勢起屋』は、外観および内装が大正ロマン溢れるデザインで埋め尽くされている一方で、宿泊の快適さに関わる機能面では最新技術が取り入れられています。つまり、レトロな雰囲気を楽しみつつ不便な思いは一切しません。

トイレは清潔な温水洗浄便座、枕元にはコンセント、レトロな窓なのにカーテンは電動など…
タイムスリップしたような「非日常」を味わいつつ「快適」に過ごせるようバランスが取られているのが、この旅館をおすすめする理由の一つです。
財布を持ち歩かない「インクルーシブ」は温泉街にピッタリ
「追加料金なしで飲食ができる」ということは、「財布を持ち歩かなくて良い」ということです。これが、銀山温泉などの温泉街では強力なメリットになります。
温泉街でやりたいこと…それは、浴衣でぶらぶら散歩して情景を楽しむことではないでしょうか。

浴衣にはポケットがないので、持ち物は袖に忍ばせるしかありません。かといって、お金が入った財布を袖に入れておくと「落としてしまうのではないか」と気が気でないでしょう。
しかし!本館古勢起屋に宿泊すれば、提携しているお店(湯けむり食堂「しろがね」)で0円の飲食(お酒も含む)ができるので財布を持ち歩く必要がありません。
片手にスマホだけ…もし湯巡りをするなら、タオルの入った湯籠を持つだけでフラッと気軽に散歩できます。軽装で風情を楽しむ温泉街だからこそ、財布を部屋に置いたまま行動できるインクルーシブサービスが輝くのです。
【1日目】広がる大自然と大正ロマン溢れる旅館を堪能
ここからは、私が実際に行動したタイムスケジュールに沿って1泊2日の銀山温泉旅行を振り返ります。1分単位・1円単位で記録を付けているので、かなり具体的な行程です。旅行計画の際にぜひ参考にしてください。
新幹線で大石田駅へ。送迎バスを予約しておこう!

東京駅7:12発の山形新幹線「つばさ」に乗車して『大石田駅』を目指します。10:29着なので、乗車時間は約3時間です。つばさ号に自由席はなく、全席指定で片道12,050円でした。

「意外」と言っては失礼ですが、大石田駅の待合室はかなり広くて綺麗で充実していました。カフェのようなテーブル席、カウンター席、長椅子の席など座席数もかなりあります。
地元の野菜&フルーツからお土産の品・お酒のツマミまで置いている売店もあり、外に出て少し歩いたところに清潔なトイレもありました。

大石田駅から銀山温泉までは無料の送迎バスを利用しました。こちらは本館古勢起屋の予約時に、併せて予約しておきましょう。(宿泊客のみ利用可)
大石田駅に着いたのが10:29、バスの出発が11:10なので約40分ほど駅の待合室で待機します。時間になるとバスの運転手さんがわざわざ大石田駅の待合室まで来て、「本館古勢起屋の方〜。バスが到着しました〜。」と声をかけてくれました。

時間が近づいたらバス乗り場付近で待っていようと思ったのに、わざわざ呼びに来てくれるなんて親切ですね!
銀山温泉到着!まずは温泉街を一周する

バスに乗って約40分で銀山温泉に到着!温泉街の入口であり、夕食会場にもなる「野川亭」付近で下車します。
そこには本館古勢起屋のスタッフさんが待機しており、名前を伝えると荷物を持って宿まで案内してくれました。なんというVIP待遇でしょう。

チェックインは15:00からなので、まだまだ時間があります。荷物だけ先に旅館に預けたら、さっそく温泉街を散歩しましょう。

周りを見渡せば風情ある建物ばかりでタイムスリップした気分です。

「銀山川」に沿って整備された温泉街は、そこまで長い距離ではありません。15分ほどあれば一周できてしまいそうな、こじんまりとした温泉街です。

温泉街にあるのは、主に旅館かお土産屋さんか飲食店です。都会で見慣れない構造の建築物ばかりなので、吸い寄せられるように店内へ入ってしまいます。自由気ままに温泉街を楽しみましょう。
白銀公園の散策コースへ。大自然に注意!?

銀山川に沿って奥へ進むと「白銀の滝」に到達します。写真だけでもマイナスイオンが伝わってきそうな勢いの大自然です。
温泉街はここで終了ですが、そのまま脇道を進んでいく「散策コース」が存在します。滝のさらに上流、白銀公園から山の中にある「銀鉱洞」を観光するルートです。
野生動物も出没するという、ガチなハイキングになるので覚悟を持って進みましょう。このコースを散策してみた私の別記事↓もありますのでぜひご覧ください。

実際に私は「毒蛇」に遭遇しました。

神秘的な銀鉱洞は一見の価値ありです。
「野生動物」「ガチなハイキング」など書きましたが、必要以上に恐れる必要はありません。せっかく銀山温泉まで来たのですから、体力があればぜひ挑戦してみてくださいね。
温泉街にある「伊豆の華」にて昼食

ワイルドな散策コースから帰還して、温泉街に戻ってきました。そろそろランチタイムにしましょう。
銀山温泉には「軽食」のみの飲食店が多いです。そんな中で、今回利用した「伊豆の華」はしっかりとした昼食が食べられる貴重なお店でした。

蕎麦・ラーメン・天丼などが注文できます!

私はこのお店の名物と書いてあった「揚げ茄子おろしそば(1,600円)」を注文しました。ヘタ付きのナスがまるごと、ゴロゴロ入っています!
さっぱりとした味わいでありつつ、揚げ茄子の油が良い具合に効いています。蕎麦が硬めで噛み応えがあり、これも私好みです。ナスはヘタごとバクバク食べました。とっても美味しかった〜!

店内の2階で食事をしたのですが、窓から見る眺めも素晴らしいです。レトロな温泉街は、ちょっと高い位置からの撮影が映えます。
銀山温泉での昼食はぜひ「伊豆の華」で、非日常の景色を見ながらゆっくりとお過ごしください。
山の神神社 & 疎水坑跡

食事を終えても、チェックインまでにはまだ少し時間がありました。温泉街から急な階段を上って「山の神神社」に向かいます。
私は9月に行ったので草が生い茂っており、まるでジブリのような世界観でした。冬の季節は一面真っ白の雪景色になっていることでしょう。もはや道がわからなくなっているかもしれませんね…!

山の神神社でお参りをしたら、次は「疎水坑跡」を見学するために再び「白銀の滝」付近まで戻りました。疎水坑跡は銀鉱洞とは違って温泉街のかなり近くにあるので、気軽に行くことができます。

ヒタヒタ…と天井から水滴が落ちる中、疎水坑跡の中へと入ります。見学できる空間は数十メートルくらいなので、一瞬で終わりです。
かつては延沢銀山(散策コースで通る銀鉱洞)から湧き出る地下水を排水するために使用されていたものらしい。実際に延沢銀山まで歩いたからこそ、「あそこからここまで地下で繋げてるってすごいな…」と感心できました。

やはり白銀公園の散策コースはおすすめです!
遂にチェックイン!大正ロマン×最新技術の「本館古勢起屋」

15:00になるとチェックインが可能です!
私の行程表では14:00にチェックインしておりますが、これは旅館のラウンジで休憩していたら「お部屋のご用意ができましたのでチェックインされますか??」と声をかけてくださったからです。

早めに部屋に入れてラッキー!

大正時代の木造建築・本物の黒電話・アンティーク調の家具…その一方で、部屋の鍵はQR式・電動昇降のブラインド・最新設備の綺麗なトイレ…大正ロマンと最新技術が心地よく融合した客室でした。
今回宿泊した「本館古勢起屋」についての詳細レビュー & 姉妹館「古勢起屋別館」との違いを詳しく解説した別記事がありますので、ぜひそちらも併せてご覧ください↓。
【宿泊者特典】姉妹館「銀山荘」にて露天風呂を堪能

本館古勢起屋の宿泊者は、姉妹館である「銀山荘」の温泉も利用できるので早速行きましょう。本館古勢起屋から銀山荘までゆるやかな坂道(本館古勢起屋➔銀山荘のときは上り)がありますが、徒歩5分程度で到着します。
銀山荘の温泉に行く最大の目的は露天風呂です。本館古勢起屋にも温泉がありますが内風呂しかありません。外の景色が楽しめる明るさがあるうちに、露天風呂目的で銀山荘に行っておきましょう。

露天風呂には寝湯や座り湯もあって極楽〜♨
夕食の時間までは再び銀山温泉の温泉街をぶらぶら

銀山荘の露天風呂で心も体もリラックスしたら、今度は浴衣のままで銀山温泉の町並みを楽しみます。至る所に足湯があるので、歩き疲れたらそのまま腰をかけて足湯に浸かりましょう。

本館古勢起屋の入口には、自由に取れる足湯用のタオルが置いてあります。サービスが行き届いてる!

「鬼滅の刃」や「千と千尋の神隠し」に出てくるという情景もしっかり味わいます。写真撮影に夢中になるのも良いですが、せっかくなので肉眼でジッと観察してみるのもお忘れなく。
普段は無駄なく足早に生活している私ですが、このような場所では意図的に「ゆっくりと」過ごすように心がけています。ぼーっとする時間も大切なんですよね。

温泉街をすみずみまで行ったり来たり。ベンチに座ったり、足湯に浸かったり、気になるお店に入ってみたり…。夕食の時間まで1時間以上あったはずなのに、あっという間に過ぎていきました。
「野川亭」にて夕食。ドリンクも追加料金なし。

17:30から夕食がスタート。会場は、旅館の外にある「野川亭」です。冒頭で説明した「オールインクルーシブ」の凄まじさがここから発揮されていきます…!

地元食材をふんだんに使った上品なお食事が出ますが、当然、宿泊料金に含まれています。(野川亭での詳しい食事内容はこちらの記事をご覧ください。)

特筆すべきは、ここでの飲み物(アルコール含む)でさえも「0円」で完結してしまうことです!
私が好きなエビスの生ビールも、スパークリングワインも、日本酒も焼酎もハイボールも0円。一般的なホテルの「1泊夕食付きプラン」だと飲み物代だけは別途加算されることが普通です。それなのに、本館古勢起屋なら0円!
飲み物のおかわりももちろん自由です。実質飲み放題プランです。素晴らしい。
ガス灯が揺れる「夜の銀山温泉」が幻想的だった…

野川亭で食事もお酒もたっぷり楽しんで、気がつけば1時間30分も経っていました。時刻は19:00で、すっかり夜になっています。
ぼんやりとガス灯が輝き、足湯のけむりがほのかに立ち上る…なんて幻想的な情景でしょうか。

やはり銀山温泉は、夜が真骨頂です。明るい時間帯とはまるで別世界のような、ノスタルジックな空間が演出されています。平成生まれの私ですが、あるはずのない記憶が蘇りそうでした。

お腹いっぱい、お酒を飲んでふんわり良い気持ち…美しい景観に見惚れながら足湯にちゃぽん…

熱ッ!!
お昼に入った「銀山川に面した場所にある足湯」は適温だったのですが、このときに入った「銀山川にかかる橋の上にある足湯」の温度がかなり高温でした。

油断していたから熱く感じたのかな?と恐る恐るもう一度足を浸けますが…5秒くらいでギブアップするくらいの熱さです。足湯利用前に温度をチェックしてから入るようにしましょう。
うーん、冬ならこのくらいの温度の方が良いのかな…?
【宿泊者特典】湯けむり食堂「しろがね」にて無料で晩酌

足湯の温度に酔いが覚めてしまいましたが安心してください。ここからまた0円で酔えます。
向かった先は『湯けむり食堂「しろがね」』です。ここは本館古勢起屋宿泊者限定のメニュー表があるのですが…

食べ物も飲み物もデザートも0円を連発します。商品によっては料金がかかるものもありますが、通常料金よりかなり割引されていました。(通常メニューと比較済)
メニュー表をもっと見たい方は、湯けむり食堂「しろがね」について詳細にレビューしている別記事↓をご覧ください。
野川亭での夕食で既にお腹いっぱいだけど、ポテトとデザートは別腹です。私は夕食後に初めてこのお店を利用しましたが、旅館のチェックイン後なら何回でも・いつ来店しても「0円メニュー表」を利用できます。
恐るべしコストパフォーマンス…!
時間制で男女入れ替わりの大浴場。1日で2回楽しめます。

湯けむり食堂「しろがね」が閉店する間際まで晩酌を楽しんでからようやく旅館に戻ります。あとはお風呂に入って寝るだけ…サイコーだ。
本館古勢起屋には2種類の温泉があり、朝8:00と夜20:00に男女入れ替えになります。1日で2種類のお風呂を楽しむためには、チェックイン〜夕食前くらいで一度入浴し、20:00以降に再度温泉に行くのがおすすめです。

もちろん私は2種類とも入浴しました!
温泉は広くはないですが、本館古勢起屋の客室が少ないため私が利用したときは2種類とも貸切状態でした。

その後は部屋に入ってふかふかの布団にくるまりながら雑談…そして寝落ち。サイコーだ。
こうして、充実しまくった1日目は終了です。
【2日目】インクルーシブの本領発揮!ギリギリまで食い倒れ

おはようございます。2日目です。1泊2日とはいえ、バスの送迎時間の都合で12時頃には銀山温泉を離れなければなりません。悔いのないように満喫しましょう。
豪華な朝食から始まる2日目。宿でゆったり過ごす。

昨晩かなり食べたので、消化が追いついていませんが7:30から朝食です。でも美味しいからパクパク食べてしまいます。
こちらも地元の食材を贅沢に使用した豪華な食事です。1泊2食付きのホテルの中でも群を抜いてハイクオリティでした。

特に芋煮が絶品でした。出汁はもちろん、中に入っていたお肉が柔らかくて…!しかもこの芋煮に限ってはおかわり自由です。まったく、この旅館はどれだけ客に食べさせれば気が済むんだ(歓喜)。

案の定お腹いっぱいになった午前8:00。食休みを兼ねて、館内にあるスペースで休憩します。良い旅館に泊まった場合はチェックアウトの時間(10:00)まで、なるべく客室や館内のラウンジなどで過ごすのが私のスタイルです。

この旅館のラウンジにあるドリンク(アルコール含む)も、いつでも飲み放題だもんね…!
白銀の滝で記念撮影!

10:00になったら行動開始。荷物だけは旅館に預かってもらい、銀山温泉をもう一度散歩します。
やはりおすすめは「白銀の滝」ですね。温泉街にかなり近く、迫力があって記念撮影にもピッタリです。余裕があればこのタイミングで「散策コース」を周るのも良いかもしれません。
銀山温泉名物「元祖とうふ屋」で豆腐をペロリ

銀山温泉の食べ歩きグルメとして有名な「とうふ」を購入できる『元祖とうふ屋』は温泉街の入口付近にあります。私は朝食でお腹いっぱいだったのですが、同行者の”ライス”が「せっかくだから…」と購入していました。

「立ち食い豆腐(240円)」です。同行者ライスは心が広いので少し分けてくれました。ありがとう☺
うーん、たしかにきめ細やかな味わいで美味しい。温泉街の足湯に腰を掛けながら食べる風情も相まって良い感じです。ごちそうさまでした。
【宿泊者特典】湯けむり食堂「しろがね」は昼食も無料に!?

宿泊者特典の湯けむり食堂「しろがね」利用ですが、なんとチェックアウト日のランチ営業時間まで対象です。つまり、2日目の昼食代も「0円」になるということ。
駅までの送迎バスが12:30発なので、早めの昼食に利用しました。あれ?さっき朝ごはんと豆腐を食べたばっかりなのに…笑

昨夜食べたフライドポテト(0円)がめちゃくちゃ美味しかったのでまた注文しちゃいました。この他にも、「銀山つくねの炭火焼き(0円)」「山形!トマトファルシー(0円)」「しろがね鉄板焼(0円)」などなど…。
0円の注文を連発して、昼食代0円を実現させました!オールインクルーシブすげ〜✨️

通常は1品500〜800円する料理ばかりなので、味の質はかなり高いです。
さらば銀山温泉。無料テイクアウトで最後まで食い倒れ

さらに、湯けむり食堂しろがねでは一人あたり2品までテイクアウトOK。ちょっと早めの昼ご飯だから、夕方(帰りの新幹線あたり)にお腹が空いても安心です。
ちなみにこの2品も「0円」のものから選びました。こうして私は『1泊4食付き』の旅行を実現させたのです。

こうして、あっという間の1泊2日の銀山温泉旅行は終了しました。旅館が運営する送迎バスに乗って大石田駅まで送ってもらいます。バスの発着は銀山荘の前なので、ここから少し(5分くらい)歩きます。

12:30発なので、私は念の為12:00頃に銀山荘へと向かい始めました。

銀山荘の駐車場には既にバスがありましたが、発車時間までは銀山荘のラウンジで過ごすことができます。

銀山荘のラウンジは広くて椅子が多いので快適です。綺麗なトイレがあるので出発前に催しても安心。お土産コーナーもあるので、買い損ねた人はここで調達しても良いでしょう。(私は大石田駅の待合室にある売店でお土産を購入しました。)

バスに乗って大石田駅へ。ありがとう銀山温泉…という気持ちでふと外を見ると、銀山荘のスタッフさんたちがお見送りしてくださっていました。こういう「おもてなし」が心に刺さるんですよね。
最後の最後まで良い気分にしてくれた銀山温泉、とっても最高でした。
【検証】1泊2日でかかった費用の内訳と「お得度」

1泊2日の銀山温泉モデルコース紹介は終了ですが、ここで終わらないのが私のブログです。旅費について、今一度しっかりと見直してみましょう。果たして私は、今回の旅行でどれくらいのお金を何に使ったのでしょうか。
1泊2日の銀山温泉で「総額61,054円」その内訳は?

今回の銀山温泉旅費を項目別に分類すると↑こうなります。
宿泊費30,000円代は私の中で『高級』な部類に入りますが、1泊4食付き(夕食、朝食、昼食、テイクアウト)と考えれば破格のお値段です。

本館古勢起屋そのものが素晴らしい旅館なので、もし素泊まりプランがあったとしたら1泊25,000円はするのではないでしょうか。(本館古勢起屋に素泊まりプランは存在しません。)
飲食が追加料金なしのオールインクルーシブで34,250円(入湯税込み)はどう考えてもコスパ最強です。

また、旅先でのアクティビティ費用が0円であったことも割安感に影響を与えています。銀山温泉では主に温泉街をぶらぶらするか、白銀公園の散策コースを周るか、湯巡りをするか、客室でのんびり過ごすか…。
追加でお金がかかりにくい観光地なんです。観光スポットがあちこちに点在しているわけでもないので、現地交通費(バスなど)も0円であることも忘れてはいけません。

銀山温泉旅行って高価なイメージがあったけど、実際行ってみると「思ったよりもお金がかからない」という感想でした。
【お得度を検証】もし「インクルーシブ」じゃなかったら…

支出の削減に貢献してくれたオールインクルーシブですが、もし正規料金で利用していたらいくらかかっていたのでしょうか。2人分の正規料金をできる限り調べてみると…↓
- ラウンジでの飲酒(マルエフ2杯+サッポロ黒ラベル1瓶、ワイン1杯)…2,150円
- 野川亭でのドリンク(エビス生2杯、ワイン1杯、ウーロン茶2杯)…2,300円
- 湯けむり食堂しろがね…7,930円(正規メニュー表参照)
湯けむり食堂しろがねのメニュー表価格を参考にして、マルエフは600円、サッポロ黒ラベルは550円、ウーロン茶は350円で計算しています。エビス・ワインは不明なので、エビスはマルエフと同じ600円、ワインは低く見積もって400円で試算しています。
なんと合計12,380円になりました。1人あたり6,190円ですね。本来であればこれだけの料金が追加でかかっていたのに、結果として0円になっていることの有難みが身に沁みる…。

金銭的な「お得感」はもちろんですが、これに加えて「財布を持たずに浴衣でブラブラ」「お金を気にせず注文できる」という開放感がぶっちぎりでサイコーなのよ…
【まとめ】1泊2日の銀山温泉はインクルーシブでお得に過ごそう

温泉街の規模感や旅館の予約争奪戦を鑑みると、銀山温泉は1泊2日くらいがちょうど良いと思います。私の行程をモデルコースに、大正ロマン感じるタイムスリップ旅行を計画してみてはいかがでしょうか。
- 銀山温泉の基本は「宿や温泉街でゆったり過ごす」
- 浴衣で手ぶらに楽しむならオールインクルーシブがおすすめ!
- ”非日常”を”快適”に”コスパ良く”過ごすなら『本館古勢起屋』に泊まろう
銀山温泉は特に冬場の雪景色を見るために観光客が殺到するようです。予約が取れず悔しい思いをしている方は、夏場(7月〜9月)が穴場かもしれません。少なくとも私は、9月宿泊で空室状況を確認したら、ある程度の空きがありましたよ。

東京から約5時間、山奥にひっそりと栄えるレトロな温泉街「銀山温泉」はとってもおすすめの観光地でした。せわしない日々を過ごしている方こそ、一度このような場所で心身ともにリフレッシュしてください。
その際はぜひこのブログ記事を参考にしていただければ幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。ぜひ他の山形県に関する記事やトップページなども見ていってくださいね。



