美瑛の観光で必ず行っておきたい「青い池」。しかし私は車の運転ができないし、今回は一人旅。どうしよう…。
と悩んでいたところ見つけたのが美遊バスツアー。
こちらのバスツアーは青い池はもちろん、四季彩の丘や新栄の丘展望公園などの美瑛の観光スポットを周ってくれる優れモノでした!
本記事は美遊バスツアーの体験記になります。美瑛の観光をお考えの方はぜひ最後までご覧ください。
- 美瑛の観光スポットに一通り行っておきたい!
- 車がないけど青い池に行ってみたい!
- 美遊バスツアーの詳細な体験記が知りたい!
バスに乗っているだけで美瑛の名所に連れて行ってもらえるのでめちゃくちゃ楽でした。
美瑛観光なら「美遊バスツアー」が選択肢
北海道のほぼ中心。ラベンダーが有名な富良野の近くに位置し、大自然を満喫できる美瑛。
しかし、美しい自然の景色はアクセスがしづらい所にあることがしばしば…。車が運転できれば苦労はしませんが私はペーパードライバー。
運転はできないけど美瑛の観光名所は周りたい!!という人にピッタリだったのが今回紹介する「美遊バスツアー」です。
美遊バスツアーとは
美瑛の人気観光スポットである「青い池」を中心に、「四季彩の丘」や「新栄の丘展望公園」など季節に合わせて観光名所をバスで巡ります。
どの名所に行くか・ツアー料金などは開催時期によって変化があるようなので、最新情報は公式HPでチェックしておきましょう。
運転できない人はこれ一択。できる人にもオススメ。
私のお目当ては「青い池」です。
身の危険を感じるほど美しい青色の水が特徴の青い池。一度はこの目で見ておきたかったのです。
しかし、そんな絶景スポットが「◯◯駅から徒歩△分!」という好立地な訳がありませんでした。
無免・ペーパードライバーに厳しい世界だ…
なんとか行く方法はないか?と調べて出てきたのが「美遊バスツアー」でした。
車が運転できない場合はタクシー or バスツアーになるので、経済的・効率的にはバスツアー一択なのかな?と思いました。
また、実際に体験してみて下記理由により車が運転できる人にもおすすめだなぁと感じました。
- 旅行人数によってはレンタカー割勘より安い?
- 美瑛駅付近にレンタカー屋がない
- バス運転手は地元民なので迂回ルートを知っている
- ただ座っているだけなのが本当に快適だった
大数人の場合や富良野・旭川から日帰りの場合はさすがにレンタカーに軍配が上がるか…?
美遊バスツアーの料金と所要時間
バスツアーの目的地・料金・所要時間は開催時期によって異なるようなので最新情報は公式HPをご覧ください。
ここでは私が乗車した2024年6〜10月コースと2024年11月〜2025年2月コースの2つを参考に載せておきます。
- 目的地は「新栄の丘展望公園」「四季彩の丘」「青い池」「白ひげの滝」の4箇所
- 所要時間は3時間5分
- 料金は4,500円(6、10月は四季彩の丘が無料で入れるので3,500円)
- 目的地は「美瑛選果(12月のみ「道の駅 白金ビルケ」)」「青い池」「白ひげの滝」の3箇所
- 所要時間は2時間15分
- 料金は3,600円
大人は3,500〜4,500円で、青い池には行ってもらえそうだね。
6〜10月コースはこんな感じだった(乗車日9/4)
ここからは私の体験を詳細に解説していきます。なお、乗車日は2024年9月4日の13:50発のものです。
当日のコースがこちら↑。出発する時間帯によって周るルートが異なるようでした。
ちなみに青い池は風の吹かない午前中がおすすめらしいよ!
この日の午前中、私は生身で上空400mを飛んでいたので午後ツアーに申し込んだのです。詳細はこちら↓。
集合は美瑛駅近くの「四季の情報館」
美瑛駅の目の前にある「四季の情報館」に集合です。出発の15分前に館内のバス受付カウンターにてチェックインをする必要があります。
館内は広い資料館で、ベンチもあります。少し早めに来てもゆっくりできそうですね。
館内にはコインロッカーもたくさん。入口に近いコインロッカーは300円〜でしたが、奥の方に行けば200円のコインロッカーもあります。
私はリュック一つなので200円のサイズで十分でした!
チェックインするとこのようなチケットが配られました。
なくさないように大事に持っておきましょう。
北海道の広大さを感じる!「新栄の丘展望公園」
バスに乗って最初にやって来たのは「新栄の丘展望公園」です。
ひろーーーーい!!
麦稈(ばっかん:藁を集めて丸めたもの)に顔が描かれていました。花に見惚れている目線になっているセンスが素晴らしい。
うねる丘、広大な大地が圧巻の美しさですね!!
いかにも「北海道っぽい」風景が楽しめる場所だなぁ!
こちらの麦稈は乗れるように裏にハシゴがありました。
これはSNS映えしそうな写真が撮れそうですね!(なお今回は一人なので何もできない。)
記念撮影スポットは他にもあります。
滞在時間は10分と短めですので撮影を忘れないようにしましょう。
でも10分で丁度良い広さだったな〜
ちなみに新栄の丘展望公園の目の前の道路はこんな感じ。
どこまでもまっすぐな道路。ここなら私でも運転できそうですね!!
絵画のように美しい「四季彩の丘」
続いてやってきたのは「四季彩の丘」。ここではどんな景色が見られるかというと…
うっひゃああ!!めっちゃ綺麗!!
カラフルな花が帯状に咲く花畑はまるで絵画のよう。小さな花が集まるとこんな大きなアートになるんですね…!
カラフルな丘はもちろんですが、背景になっている十勝岳連峰も美しいですね。
色々なアングルからベストショットを狙いましょう。
この日は快晴に恵まれ、とても良い写真が撮れましたよ!
背景にボカシで写るカラフルな丘。存在感があります。
滞在時間は35分と限られています。できるだけ奥まで行ってみました。
近くで見るとさっきとはまた違った美しさを感じるね。
ご覧の通り、四季彩の丘は急勾配になっています。移動するだけでなかなか足腰に負担がかかるのでご注意ください。
私は時間が限られているので早足で上り下りしていました。(結構疲れた。)
ここにも記念撮影スポットがあります。スマホを置く用の台がありますが、あんまり好みの高さではなかったので並んでいる人に撮影をお願いしました。
わーい!!素敵な記念写真ができました!!
花畑、山々、青空。どれも力強くて美しい絶景スポットでした!バスツアーを申し込むまで知らなかったけど、ここに来れて本当に良かったです!
SNSでも話題!念願だった「青い池」
さて、続いての目的地は念願の青い池!
しかし、ここで「青い池に向かう道が渋滞してきている」との情報が。混雑状況をチェックしている部隊が別に居るようです。(すげぇ。)
よし、じゃああっちの道で行くか!
ドライバーさんが機転を利かせて別ルートで向かうと、駐車場付近で数分止まったもののスムーズに入ることができました。
これがバスツアーの強みかぁ…。
ということでやってきた青い池!!
たしかに青い!!
この日は1週間ぶり晴天だったようで、前日までの雨の影響により池全体までは青くないようでした。
でも木々が生えているあたりは青い!この枯れたカラマツがより幻想的な雰囲気を演出してくれますね。
青さ加減はその日のコンディションによって変わるようですが、このレベルの青さが見れれば満足です。
肉眼だともっと(明るい感じの)危険な青さでした。この写真で伝わるかなぁ…?
滞在時間は約30分。見学する場所はそこまで広くないので余裕だと思います。
空が反射して青いのもあるね。
手前は濃い青、奥は鮮やかな青でとても綺麗でした✨️
通路はこんな感じ。少し狭い一本道なので譲り合って見学しましょう。
天候による当たり外れは大きそうですが、この日はしっかりと「青い池」で大満足でした。
ミラーレスカメラで撮影した写真よりもスマホ(Pixel 7a)で撮影した方が青色がわかりやすいかも…?
青い池の源泉!?「白ひげの滝」
最後にやってきたのは白ひげの滝。
十勝岳連峰の地下水が30mほどの高さから流れ落ちる潜流瀑で、その様子が”白ひげ”に見えるらしい。
こちらの「しろがねばし」の上から見学できるようです。
たしかにこれは絶妙に白ひげだ笑
綺麗に一面で流れる滝ではなく、数本の流水が集まっている様子が「ヒゲ」感を出しています。
よ〜く見ると、貯まっている水の色が明るい青色ではありませんか?
そう、この水があの「青い池」まで流れているというのです。
透き通っているのに明るい青色を感じる…不思議ですね。ブルーハワイ色…。
滝ばかりに目がいきがちですが、断崖絶壁の壁面も見ていて面白いです。
長い長い年月をかけてこんな歪な模様を創り出したんだなぁと考えると感慨深い…。
水を撮影するときにちょっと試すことがあるのですが、「シャッタースピード」ってご存知ですか?
超簡単に説明すると、映像として切り取る時間を変更できるのですが…
シャッタースピードを上げる(高速でシャッターをおろす)と「その瞬間」を撮影できるのでこのように↑なります。
流れ落ちる水の粒がよりハッキリわかって、まるで時間が止まったように見えますよね。
美遊バスツアーに参加して感じたメリット・デメリット
こうして無事全行程を終えて、美瑛駅前まで戻ってきました。
今回の美遊バスツアーを体験して感じたメリット・デメリットをそれぞれ紹介したいと思います。
いつも通り忖度なしでいくぞ〜!
バスツアーのメリット
まずはメリットから見ていきましょう。
- ガイドさんの解説がある
- 美瑛の主要観光地をすべて周れる
- 移動が楽
- 運転手さんも地元の方なので臨機応変に対応して走れる
ガイドさんによる解説
「白ひげの滝が青い池に繋がっている」という話など、各観光地でそれぞれのワンポイント解説を挟んでいただけます。
自分で調べずとも歴史・裏話を聞けるのは有り難いですね。
美瑛の主要観光地をすべて周れる
「どの順番に周れば良いか」などはもう考え込まれたものが提供され、効率よく美瑛の観光地を巡ることができます。
「どの順番で周るか」は自分で考えると意外と時間かかりますよね。考えなくて良いのは楽だな〜。
移動が楽
これに尽きます。ペーパードライバーの私が想像するに、知らない土地で運転するのって疲れませんか?ましてや北海道。野生動物が突然飛び出してきたらどうしよう…など気を張りながら運転するのは疲れそう。
その点バスツアー利用者は、ただ座っているだけ。ウトウトすることもOKですし、友人と会話に没頭するのも良いでしょう。
駐車場探しとかって疲れるんじゃないですか…?
運転手さんが臨機応変に対応できる
美瑛の人気観光スポット「青い池」は平日にも関わらず大盛況でした。青い池の駐車場付近には渋滞ができるほどです。
今回のバスドライバーさんはツアー主催者さんと協力してリアルタイムの混雑状況を事前に把握し、走行する道路を変更していました。
このようなことが出来るのは普段からその周辺を運転し尽くしている人だけです。(あと別働隊が混雑状況を入手している連携プレーに驚きました。)
「この状況だとこの道が空いてる」は地元民しかわからないよなぁ。
バスツアーのデメリット
続いてはデメリットも確認しておきましょう。
- 滞在時間の制約がある
- トイレに行きたくならないか心配
滞在時間の制約がある
バスツアーは事前に行程が組まれている&団体行動であるため、各観光地での滞在時間・集合時間は厳守しなければなりません。
ましてや私のように根がマジメで常に5分前行動するタイプの人は、各地の滞在時間がマイナス5分になります。(私はどの観光地でも最初にバスに戻っていました。)
とはいえ、「新栄の丘展望公園」「青い池」「白ひげの滝」の滞在時間はツアー提示のもので十分な時間があり満足しています。
しかし、「四季彩の丘」についてはあと20〜30分くらい見学したかったなぁというのが正直な感想でした。
四季彩の丘はアップダウンの激しい坂道&結構広いので、奥まで行っちゃうと時間内に戻れない…。
観光スポットにて長い時間ゆっくりしたい人にとっては大きなデメリットに感じてしまうでしょう。
団体行動におけるトイレ問題
これは私だけかもしれませんが、緊張するとすぐトイレに行きたくなります。「簡単にトイレに行けない」という状況ならなおさら。(なんて天邪鬼な身体でしょう!)
バスで移動中にトイレ行きたくなったらどうしよう…!
正直、バス移動中でもその旨を伝えれば臨機応変に対応してくれるだろう、とは思いますが…
そんな事態になることすら嫌ですよね。
今回は下車する度にトイレがあったので特に困ることはありませんでしたが、団体行動中のトイレが怖い人にとってはしっかりとしたデメリットだと思います。
そこは覚悟しておきましょう。
【まとめ】美瑛を観光するならバスツアーがおすすめ!
メリット・デメリットを挙げた上で、私はデメリットを遥かに上回るメリットだったなと感じています。
車が運転できないのに、「車じゃないと行けない所」に4箇所も連れて行ってくれてありがとう!
サービス内容はもちろん、料金設定も妥当だと感じました。
車が運転できない人にはもちろん、車が運転できる人にとってもおすすめできるのが美遊バスツアーです。
美瑛を観光する際は今一度バスツアーの利点・レンタカーの利点をご自身で整理して、それぞれに合わせたプランを選択してみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました✨️
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