- シンガポールの思い出にマリーナベイサンズのカジノに行ってみたい!
- カジノでの換金方法や遊び方、雰囲気がわからないと入りづらい…
- マリーナベイサンズのカジノは入場&飲み物が無料って本当?
日本では経験することができないカジノ。カジノはギャンブルの一種であるため「なんとなく怖い」「経験として行ってみたいけど入りづらい」「おばあちゃんに賭け事はダメって教わった」という方が多いのではないでしょうか。
実は私も人生で一度もギャンブル(パチンコ・競馬など)をしたことがありませんでした。「ギャンブルは危険」「私の人生に必要のないもの」という思想の持ち主です。
しかし、せっかくシンガポールに来たのだから日本ではできない経験をすることが大切だろうと考え、マリーナベイサンズのカジノに挑戦してきました。最初はビビり散らかしていましたが、とても貴重な経験だったと感じています。
この記事では、私の体験談を基にしたマリーナベイサンズのカジノについて詳細に解説していきます。遊び方やドレスコード、カジノの意外な活用方法や最終結果などを知りたい人はぜひ最後までご覧ください。
本記事は、決して賭博行為を推奨するものではありません。体験として肯定的な感想を述べる箇所もありますが、自己の責任においてカジノを利用してください。

今までの人生にはなかった刺激に溢れる施設だった…!
本記事では、1S$(シンガポールドル)=120円として計算しています。
【基本情報】マリーナベイサンズのカジノに行く前に知りたいこと

まずはマリーナベイサンズのカジノに行く前に知っておきたい基本情報を解説します。私自身、カジノはもちろん日本のギャンブル場に行ったことがないので、初心者ならではの目線から情報をお届けできるはずです。

カジノ内は写真撮影不可なので、イメージ画像多めの記事になります!
この記事では「日本在住の旅行者がシンガポールのマリーナベイサンズカジノに行く場合」を想定しています。
入場の条件は「21歳以上でパスポートを持っていくこと」

マリーナベイサンズのカジノの入場条件は、
- 21歳以上であること
- パスポートを持っていくこと
の2つのみ。『最低でも1ゲームは遊ぶこと』が条件でないのが良心的ですね。ただの見学目的でも、21歳以上でパスポートを持っていれば入場できてしまうのです。
せっかくシンガポールまで来たのであれば、社会勉強の場として見学してみてはいかがでしょうか。

初回のみSGアライバルカード(入国時に受信したメール)を見せるように求められたよ!
もし21歳未満の方が入場した場合、最大1000シンガポールドルの罰金が課せられます。
カジノ内でのドレスコードは意外と緩め

カジノはドレスコードがガチガチに決まっていないといけないのかな!?と心配していましたが、思っていたよりも緩めでOKでした。
- 男性のサンダル(女性のサンダルは良さそう)
- 男性のタンクトップ(女性のノースリーブも避けたほうが無難)
- ショートパンツ
- 水着やビーチサンダル
これら以外で、常識的な普段着であれば大丈夫そうです。私は半袖シャツ+長ズボン+スニーカーで全く問題なし。念の為、襟付きのシャツも持っていきましたが出番はありませんでした。
換金方法は機械 or 対面から選べる
初心者的に気になるのは、どうやってお金をゲームに投入するか・勝った場合はどうやってお金を換金するかですよね。
ゲームへの投入は、お札を直接ゲームに投入してOKです。自動販売機のようにスイスイと吸い込まれていきます。もし人間のディーラーが居る場合はその人に直接渡せばチップに替えてくれるはずです。
ディーラーが居るゲームは最低金額が高い(S$50~)ので初心者はあまり使わないと思います。
ゲームをやめるとバーコード付きのレシートが出てきます。そのレシートには現在のあなたの残金が表示されているので、別ゲームをする場合はそのままレシートを現金のお札のように投入すればOKです。

レシートを現金に替えたい場合は自動のキャッシャーを使うか、キャッシャーカウンター(対面で換金してくれる場所が1階にあります。)を利用しましょう。自動のキャッシャーの場合はレシートを入れてボタンを押せば現金が出てきます。

本当はキャッシャーを操作してる写真を載せられれば良かったけど、撮影NGなので…。でも結構簡単にできますよ!
もしわからなければスタッフに聞いてみるか、他のお客さんを少し観察させてもらいましょう。
【雰囲気】思っていたよりも怖くなかった
- サングラスをかけた黒服がうろついているんじゃないか
- ゲームに熱中している間に誰かにスられるんじゃないか
- 怖い人にカツアゲされるんじゃないか
- 調子よく勝っていたら他のプレイヤーに目を付けられるんじゃないか
↑これらは私がマリーナベイサンズのカジノに行く前に予想してビビっていたことです。
ギャンブルをする場所・撮影禁止・21歳以下は入場禁止という情報から、カジノ会場はさぞかし殺伐とした雰囲気なんだろうなと覚悟していました。
しかし、実際に行ってみるとぜーんぜん怖くありませんでした。知らない人に話しかけられることもなく、カジノ会場が広いので密になることがない=スリ、因縁付け、接触行為のリスクがかなり低いです。
とはいえ最低限の警戒はしておきましょう。
黒服も居ないし、カツアゲも声掛けもされなかったし、勝っていても見向きもされませんでした。カジノ会場も明るい(物理)ので安心です。

そもそもシンガポールの治安が良いおかげだね。
1階は喫煙、2階は禁煙エリア
シンガポールのカジノは全部で4フロアあるようですが、3・4階は大金(100万円以上?)を賭けるようなVIPエリアとのことなので我々庶民には無縁でしょう。(そもそも行き方が不明)
2階は禁煙エリアなので、タバコの臭いが苦手な私はずっとここに居ました。1階は喫煙エリアでかなりタバコの臭いが充満していますが、2階よりも面積が広く、ディーラーが居るタイプのゲーム台が多かったです。

2階でもゲームの種類は十分あるし、ディーラーが居る台ももちろんありますよ!
予算の相場は5万円〜10万円らしいが、少額でも全然OK

マリーナベイサンズのカジノに関する記事を読んでいると、予算の相場は大体5〜10万円と書いています。確かに元手が多い方が勝ったときのリターンも大きいです。
しかし、あくまで社会見学としてカジノに行く場合はそんな大金を賭けなくても十分楽しむことができます。実際に私は1万円分=およそS$80だけ使うつもりで遊びました。
紆余曲折あり最終的にはS$49の支払いで決着しましたが、この料金で3日に渡って楽しんだので大満足です。経過についてはぜひ「【体験談】私の人生初カジノ備忘録」をご覧ください。

自分が最初に決めた金額だけで健全に遊ぼう!
【入場方法】マリーナベイサンズのカジノに入ってみよう

ここではマリーナベイサンズのカジノへの入場方法について詳しく解説します。基本的にはスタッフに案内されたとおりに行動すれば良いので難しいことはありません。
また、カジノの入口は複数箇所ありますがやることはどこでも同じです。
海外からの旅行者(私たち日本人など)は入場無料
マリーナベイサンズのカジノは海外(日本など)からの旅行者は入場無料です。
シンガポール国民および永住権保持者は、カジノ入場税(24時間の利用でS$150)を支払う必要があります。確かにシンガポール国民も無料だったらギャンブル中毒者が増えてしまいそうですもんね。これは合理的な政策だと思います。

旅行者は気軽に行けるのが本当に有り難い!!
大きな荷物(リュック以上)は預け入れが必要
カジノ内に大きな荷物を持ち込むことはできません。具体的には、リュック以上の大きさのものはクロークに預ける必要があるようです。肩掛けバッグやハンドバッグはOKでしたが、リュックを背負ったまま入場しようとするとクロークに預けるように促されました。

クロークはカジノの入口の手前にあり、利用料金は無料です。パスポートを見せると控え券を渡されるので、そこにサインします。荷物によっては中を見せる必要がありました。
荷物を返して欲しいときは、控え券を提示して再度サインをするだけ。リュックはもちろん、スーツケースなどの大きな荷物でも預かってもらえます。
パスポートを読み込ませて顔認証すればゲートオープン!

身軽になったら入場ゲートへ向かいます。パスポートを機械に読み込ませて、カメラの枠内に自分の顔を写すと認証されます。初回に入場するときはSGアライバルカードの提示を求められました。

SGアライバルカードはシンガポールに入国するときに必要な届出です。旅行前に日本で電子申請ができるのでやっておきましょう。
シンガポールに入国後、上記のようなメールが届きますのでこの画面をカジノのスタッフに見せれば通してくれました。

たまに機械の調子が悪くてパスポートが読み込めないときは、スタッフさんが対応してくれます。
マリーナベイサンズのカジノは意外な使い方がある
ここでは、マリーナベイサンズのカジノの意外な活用方法をご紹介します。あくまでも本来は「カジノを楽しむため」のサービスになりますので良識の範囲内で有効活用するように心がけてください。
荷物を預けたままマリーナベイサンズを散策できる
クロークはカジノの外にあるので、荷物を預けたまま観光を楽しむこともできてしまいます。
さすがにカジノに入らないのに荷物だけ預ける・荷物を預けたままマリーナベイサンズの外に観光に出かけるのはマナー違反だと思いますが、カジノを楽しんだ後にマリーナベイサンズ内を散策する少しの間だけ追加で預かっておいてもらうことはできるでしょう。
カジノ内は無料ドリンクバー有り!ペットボトルの水も持ち帰りOK

カジノ内にはドリンクバーがあり、入場者であれば誰でも無料で利用できます。
海外旅行において水分の確保は重要ミッションですよね。シンガポールにおいても水の購入は安い買い物ではありません。しかしカジノに行けば水はもちろん、ジュース・コーヒー・ココアなど飲み放題です。
また、カジノ内には新品ペットボトル(水)が置いてあるカートがあります。このカートから持ち運べる水分もゲットできてしまいます。なんて有り難いシステムなんだ…!
広くてキレイで空いているトイレ

ヨーロッパ圏とは異なり、シンガポール国内にはトイレは多め・基本無料・しかも清潔という素晴らしい環境です。マリーナベイサンズ内であってもその状況は変わりません。
しかし、やはり時間帯や場所によっては混雑は避けられません。そんなときでも、カジノ内のトイレはガラ空きでした!しかもバッチリ清掃されており、トイレの敷地もかなり広いです。
緊急時にわざわざカジノに入ろうなんて思わないかもしれませんが、余裕があるときは「カジノに行ったときにゆっくりトイレ行こう」と考えて良いでしょう。
シンプルなルールの『ルーレット』が初心者にもわかりやすい

ギャンブルを普段やらない初心者が社会見学のためにカジノに来た場合に最もわかりやすいゲームは「ルーレット」だと思います。
実際に私はカジノ内においてずーっとルーレットで遊んでいました。直感的でわかりやすく、運に委ねるゲームです。
カジノにおけるルーレットの遊び方

遊び方は簡単で、0〜36の数字のうちどこに玉が入るかを予想するゲームです。(「0」と「00」があるルーレットもありますが、マリーナベイサンズのカジノは「0」だけのルーレットでした。)
単に数字を予想すると確率は1/37ですが、「赤」「黒」、「偶数」「奇数」、「1〜12」「13〜24」「25〜36」など確率を上げる賭け方もできます。私はほぼ「赤か黒か」に賭けていました。赤か黒かを当てられれば、掛け金が2倍になって返ってきます。
シンガポールカジノのルーレットにおける最低ベット

最低ベットは対面(人間のディーラーがいるタイプ)かオートタイプ(電子画面上にチップをベットして、実物のルーレットが自動で玉を排出して回すタイプ)によって異なります。
私が利用していたオートタイプのルーレットは、数字単体に賭けるならS$2〜、色(赤・黒)に賭けるならS$15〜、「1〜12」「13〜24」「25〜36」に賭けるならS$25〜になっていました。

対面の場合は最低ベットがもっと高いようです…!
オートタイプは紙幣を入れればすぐゲームができ、残金などがリアルタイムで表示されます。対面の場合は一旦チップに交換してもらうので、初心者には直感的にわかりにくいのかな?と思いました(対面ではプレイしていませんが…。)
【体験談】私の人生初カジノ備忘録

ここからは私の個人的な備忘録です。私の戦績が気になる方、人生初ギャンブルの感想が知りたい方はご覧ください。
こんな一瞬でお金が増えたり減ったり…。どちらに転んでもギャンブルはやっぱり怖いなぁという実体験に基づく知見を手に入れられたことは大きな収穫です。
ちなみに私はカジノで1万円分≒S$80までは使うつもりで挑みました。こうやって最初に予算を決めておくことが大切ですよ。
スロットマシンはルールがよくわからなかった

まず最初に、少額で遊べるスロットゲームをやってみました。
絵柄を揃えるだけというシンプルなゲームですが、ボタンを押すタイミングって重要なのか?ボタン押さなくても勝手に止まるぞ?なんか全然揃わないな?と思っている間にS$9が消えていました。
なんだか操作方法がわからない間に終わったので消化不良です。うーん、もっとわかりやすいゲームはないだろうか…。
ルーレットの「赤 or 黒」で遊び続ける

そこで見つけたのが先ほどのルーレットです。数字を当てるのは到底ムリなので、赤か黒かだけを当てるゲームを延々と続けました。確率は一見50%ですが、「0」は赤でも黒でもないので正確には18/37≒48%の確率です。
玉がカラカラと音を立てながらルーレット上を踊るのを、黙って、しかし真剣に見届けます。玉が入った瞬間に「赤か黒か」は一目瞭然なのでわかりやすい。当たれば2倍、ハズれたら0円です。

1回あたりS$15〜20を賭けていたので、1,800円〜2,400円が一瞬で消えたり、倍になったり…!
【途中経過】まさかの大勝!?豪華なランチに行ってきた♪
マリーナベイサンズのカジノは合計で3日間に渡って遊びました。
1日目は最初のスロットでS$9を失ったものの、ルーレットでS$50がS$90になりフィニッシュ。+S$40なので、トータルS$31≒3,720円の勝利です!
2日目は当初の予算だったS$80をそのままゲーム機に投入してプレイ。一時的にS$0になる窮地を経験しつつ、なんとS$135まで到達できました!(+S$55≒6,600円)

S$100を超えたことが嬉しくて、一旦カジノから出て記念撮影。1日目と合わせると1万円以上も勝利してしまったのです。
シンガポール旅行にあたって日本円からシンガポールドルへの現金を2万円分用意していたのですが、細かい方が使いやすいかなと最大でもS$50紙幣までしか持っていませんでした。ここでS$100まで貯まったので、S$100紙幣を拝めるようにこの日はあとS$35分だけで遊ぼう!とプレイすると…
なんとそのS$35がS$100まで増えました。(+S$65≒7,800円)


シンガポールに来たときは現金S$160しかなかったのに、手元にS$300もある!!
初めてのS$100紙幣もこの手に取ることができてご満悦です。この日だけでS$120、1日目と合わせたらS$151≒18,120円の大勝ではありませんか。これがカジノか…夢があるな…。

もちろんこの日は豪遊しました。マリーナベイサンズの最上階にある高級レストランにて絶景を見ながら、一番高い牛肉のステーキを食べました。デザートも付けました。紅茶も頼みました。めっちゃ美味しかった。
お会計は諸税込でS$140≒16,800円(全品を2人でシェア)でした。いや、ランチのくせに高いな。でも私はS$151勝利の勝ち組なので関係ありません。とっても良い思い出ができて幸せです。
【最終結果】トータルは−S$49で終了。予算の範囲内で遊び尽くせた!

気分最高!カジノ最高!ウハウハ気分の2日目ですが、ここから一気に現実に戻されます。
その夜もカジノのルーレットに行ったのですが、そこでまさかのS$200の大敗。私は一夜にして24,000円を失ったのです。敗因は、今まで赤黒に賭けていたのに急に「1〜12」「13〜24」「25〜36」の3択に賭けたこと。当たれば3倍ですが、確率は12/37≒32%です。
ここまで48%の賭けに勝ち続けたので調子に乗ったツケが回ってきたのですね。S$151の勝利から一転してS$49の敗北で幕引きとなりました。
最終日の3日目。予算はS$80のつもりなので、あとS$31負けたら終了ですが現金がS$20しかありません。他のお土産購入などで現金を使っていたのです。ということでこのS$20だけでルーレットを楽しみ、一時的にはS$100まで昇りつめるも最終的にはS$20に戻って終了しました。
こうして3日目は±S$0。最終成績は−S$49で終了になりました。つまりカジノ利用代でS$49支払い、高級ランチは自腹で楽しんだ、という解釈になりますね笑
【まとめ】マリーナベイサンズのカジノには思い出がたくさん

本記事では、マリーナベイサンズのカジノに関する基本情報から意外な活用方法、私の体験談を記載しました。
一般的にギャンブル行為は好ましくないと評価されますが、海外旅行先でのカジノは貴重な社会見学の場として良い経験になると思います。私は紆余曲折を経てS$49の負けで終了しましたが、一切の後悔がありません。
- 最初に決めた予算の範囲内だったこと
- 触る予定のなかったS$100紙幣に触れられたこと
- 結果的に自腹になったが、大勝があったからこそ高級レストランに行けたこと
- 無料ドリンクバーにめちゃくちゃお世話になったこと
- あれだけの長時間滞在して、利用料としてS$49なら安いと思えること
私は今後も日本でギャンブルすることはありませんが、いつか海外旅行でカジノに行く機会があれば思い出として・アクティビティとして予算を守りつつ楽しんでみようと思います。
本記事は決して賭博行為を推奨するものではありません。しかし、人生経験の一つとして、もしシンガポールに行く機会があるのであればマリーナベイサンズのカジノに一度訪れてみても良いのではないでしょうか。
その際にこの記事がお役に立てば光栄です。最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事がイイなと思ったら、ぜひ他のシンガポールに関する記事もご覧になってくださいね!