シンガポール北部の広大なエリアに造られたマンダイ・ワイルドライフ・リザーブ。そのエリアの一つ「ナイトサファリ」は、専用の乗り物(トラム)から様々な動物の夜の生態を観察できる人気スポットです。
しかし、シンガポールの中心地から離れているためアクセスが難しそうに感じたり、トラムの標準ガイド音声が英語であるため日本人でも楽しめるのか心配になってしまいますよね。
そこでこの記事では、シンガポールナイトサファリの日本語トラムの予約方法・ナイトサファリまでの行き方・実際に行ってみたレビューを詳細に解説していきます。
- ナイトサファリのトラムは日本語ガイドを予約すべき?
- シンガポールの中心地からナイトサファリまでのアクセス方法を知りたい
- ナイトサファリではどんな動物が見れるの?
私は今回のシンガポール旅行で「楽天トラベル観光体験」からナイトサファリの日本語トラムを予約して乗車体験してきたので、たくさんの写真とともに↑これらについてわかりやすく説明できます。
シンガポールのナイトサファリに行く予定の方、行こうか迷っている方はぜひ最後までご覧ください。

解説が日本語だったから、わかりやすくて助かった〜!
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シンガポール・ナイトサファリの概要

シンガポール・ナイトサファリは、世界で初めての「夜間のみ開園する動物園」です。昼間とは異なる動物たちの生態を間近で観察できるため、シンガポールを代表する観光スポットとして高い人気を誇ります。
広大な敷地内には約120種類・1,000頭以上の動物が自然に近い環境で暮らしており、トラムや徒歩で園内を巡ることで夜のジャングルを探検するようなワクワク感が味わえるのが最大の魅力です。
普通の動物園とナイトサファリの違い

昼間は寝ている夜行性の動物たちが、夜になると活発に動き回る様子を観察できるのが最大の特徴です。園内は熱帯雨林を再現した自然豊かな環境で、動物たちがストレスなく過ごせるよう工夫されています。
また、シンガポールのナイトサファリではトラムやウォーキングトレイルを利用して、さまざまな角度から動物たちを観察できるのも魅力です。
営業時間と所要時間の目安

営業時間について調べると、19:15から開園という情報と18:30から開園という情報が出てきます。時期によって異なるのでしょうか…。
私が訪問したときは、18:00にはエントランスから敷地内(レストラン・お土産屋のところまで)に入場できました。しかし、トラムとトレイルのオープンは19:00スタートとなっていました。

敷地内のレストランで夕食をとっている間にトラムやトレイルの時間になりそうですね!
閉園時間は24:00ですが、最終入場は23:15です。夜遅いと帰り道が心配ですので、ナイトサファリと言えども余裕を持って訪れるように計画しておきましょう。

所要時間の目安は2〜3時間程度です。トラムでの園内一周で約40分、ウォーキングトレイルやアニマルショーを含めるとこのくらいの時間は必要かと思います。
ちなみに私の場合、18:00に入場して21:00に退園しました。3時間の滞在ですね。この間に夕食・少しのトレイル・トラム乗車・アニマルショーを楽しみました。
ナイトサファリまでの行き方ガイド
ナイトサファリはシンガポール市内中心部からやや離れた場所に位置していますが、公共交通機関やタクシー、観光ツアーなどさまざまなアクセス方法があります。
それぞれの行き方にはメリット・デメリットがあるため、旅行スタイルや予算、人数に合わせて最適な方法を選びましょう。
ここでは、MRTとバスを利用する方法、タクシーや配車アプリGrabを使う方法、観光ツアーを利用する方法について詳しく解説します。

私はMRTとバスを利用して行きました!
市内からMRTとバスを利用する方法

MRTとバスを利用する場合、カーティブ駅(南北線)からシャトルバスを利用することになります。まずはカーティブ駅を目指しましょう。
MRTの利用難易度はそこまで高くはありません。数分に1本の間隔で電車が来ますし、VISAやMasterのタッチ決済可能なクレジットカードがあれば、Suicaやパスモの感覚で改札を通ることができます。(登録なども不要!)

カーティブ駅の改札を出て左に進むと、このような看板があります。この看板を左側に進んでください。(道路沿いにバス停がいくつかあります。)

道路沿いに直進すると「マンダイ・カーティブ・シャトルバス乗り場はもうちょっと先にあるで」という看板があります。もう少し前進しましょう。

この看板が見えたらゴールです。3人分くらいしかありませんが、一応イスもありました。バスはだいたい15〜20分感覚で運行しているようです。

マンダイ・ワイルドライフ・リザーブに行くためのバスが来たら乗り込みましょう。乗車時にクレジットカードをタッチします。料金は2.5SGD(シンガポールドル)です。大体300円でした。

私は17時台のバスだったのでガラガラでした。バスの乗車時間は、このときは道が若干混んでいたようで30分くらいかかりましたが帰りは20分くらいでした。

「バードパラダイス」「リバーワンダー」など、途中で停車駅があるので間違えて降りないように!
バスはナイトサファリの地下1階に着きます。なので、帰りのバスを使う際も駐車場の地下1階に向かいましょう。一般駐車場は1階にある(タクシーもここに止まる?)のでややこしいですね。

帰りも行き先をしっかり確認してバスに乗りましょう。ナイトサファリからカーティブ駅に帰るバスはギリギリ座れましたが、車内は満員でした。敢えて一本見逃すのもアリかもしれません。
- 乗車料金:片道2.5シンガポールドル≒300円
- 乗車時間:20〜30分
- 運行時間:8:30〜23:40に15〜20分間隔で運行
- 参考:https://www.mandai.com/en/plan-your-visit/getting-to-and-around.html
MRTとバスの利用は安い&時間に融通が効く。一方で、簡単ではあるが自力で乗り換えやバス停探しが必要。
タクシーやGrabで直接アクセスする場合

タクシーを利用すれば、シンガポール市内からナイトサファリまでドアツードアで快適にアクセスできます。特に家族連れやグループ旅行であれば人数が多いほど割安になることもあり、荷物が多い場合や夜遅い時間帯にも便利でしょう。
- 乗車料金:約30シンガポールドル(時間帯や交通状況による)
- 乗車時間:30分〜40分
- 割増料金①:平日6:00〜9:29、土日10:00〜13:59は料金25%加算(ピークタイム)
- 割増料金②:17:00〜23:59は料金25%加算(夜間割増)
- 割増料金③:0:00〜5:59は料金50%加算(深夜割増)
- 割増料金④:乗車場所(例:空港やマリーナベイサンズなど)によっては追加料金有り
MRTとバスを使う場合よりも料金はかかりますが、乗り換え不要で確実に座って移動できる・大きな荷物があっても楽に移動できるなどのメリットがあります。

私は今回、①2人旅なので割り勘にしても安くないこと②割増料金の範囲が広いことを理由にタクシーを諦めました。
配車アプリのGrabを使えば乗車前に運賃がわかるので、一旦検索をかけた上で検討してみるのも良いですね。
タクシーは便利だけどお金がかかる。人数や荷物が多いと選択肢に入るかも。
観光ツアーを利用する行き方のメリット

後ほど紹介する、ナイトサファリのチケットを事前に予約する際の選択肢として「ナイトサファリまでの送迎付きチケット」もあるかもしれません。
この手段は、どうしても乗り換え方法などを自分の頭で考えたくない・タクシーの人とコミュニケーションをするのが嫌だという方の最終手段としては使えるでしょう。一方で、公共交通機関を使う場合よりも割高な料金設定になっているはずです。
移動時間、支払うお金、得られるメリットを総合的に考えて、利用をご検討ください。

個人的には、自力で移動することも海外旅行の思い出の一つだと思っています。
観光ツアーで連れて行ってもらうのは一番楽。でも割高&刺激が足りない(?)
「楽天トラベル観光体験」で日本語トラムを予約する方法
私は今回のナイトサファリのチケットは「楽天トラベル観光体験」から「日本語音声トラム乗車ができる現地集合ツアー」を購入しておきました。
数あるツアー・チケットサイトの中からこの商品を選んだ理由は以下のとおりです。
- 日本語サイトで予約・購入をしたかったから
- 普段から楽天カードを利用しており、ポイントが貯まるから
- 数サイトで比較しても料金が安かったから
- せっかくなら日本語で説明を聞きたかったから
【現地集合・現地解散・夕食は各自・日本語ガイドさん付き・日本語音声トラムに乗車】という内容で私が購入したときの料金は8,128円でした。
公式サイトからナイトサファリのチケット(英語音声トラム乗車)を購入すると大人1人58SGD(シンガポールドル)です。1SGD=120円で計算すると6,960円になります。
2025年9月8日時点で、楽天トラベル観光体験では同じ内容の商品が6,372円です!安い!
ここに1,100円ちょっとを追加することで日本語ガイド+日本語音声トラムに乗車できるのであればかなりお得だなと思い、この商品を購入しました。

一生に一度しか行かないだろうから、この一度でできるだけ理解したい!と考える私にピッタリでした。
「日本語ガイドさんや日本語音声トラムはいらない!英語版トラムで良いから入場+トラムチケットだけ欲しい!」という方のための楽天トラベル観光体験のリンクはこちら↓になります。
↑の場合、商品購入後に訪問日時の予約が必要ですのでお忘れなく!
日本語トラムのメリット(言語の安心感・解説の充実)

日本語トラムの最大のメリットは、言語の壁を気にせずに動物たちの生態や園内の見どころをしっかり理解できる点です。そのときに見えている動物の特徴やナイトサファリの歴史、見逃せないスポットなどを詳しく知ることができます。
私のように学生時代にしか英語を学んでいない身では、英語の解説をされても脳内で翻訳するので精一杯で、メインの動物たちを観察している暇がないでしょう。(解説の2割くらいしか理解できなさそう…)
英語が苦手な方や小さなお子様連れでも安心して楽しめるので、家族旅行や初めての海外旅行にも最適ですね。
また、トラム乗車前に日本語ガイドさんと一緒に少しだけトレイル(徒歩での散策)をする時間がありました。茂みに隠れてしまっている動物たちの居場所でも、ガイドさんは慣れているのですぐに見つけて教えてくれましたよ!
「送迎付きプラン」「食事付きプラン」は必要か?
楽天トラベル観光体験の日本語ガイド付きナイトサファリツアーには、夕食をオプションで付けたり送迎付きのプランがあったりします。

私は今回、どちらも付けませんでした。
夕食オプションでは、種類豊富なアジア料理をビュッフェ形式で楽しめるようですが追加で3,000円以上かかります。私は少食なので、サファリ内のレストランで一品頼むだけで満足なのです。
また、送迎も魅力的ではありますが、価格が高いこと・海外で公共交通機関の利用にチャレンジすることも旅行の醍醐味だと感じていることから利用しませんでした。
各々の状況に応じて、最適なプランを選択してみてくださいね♪
【レビュー】ナイトサファリに行ってみた!

ここからは、実際に楽天トラベル観光体験で予約してからナイトサファリを訪れた体験をレビューします。入場や夕食、トラム乗車やアニマルショーまで、リアルな感想をお伝えします。
初めての方でもイメージしやすいよう写真多めで解説しますのでぜひお楽しみください。
集合場所にてツアーシールをもらう

ナイトサファリツアーの集合場所は、駐車場(1階)からナイトサファリに向かう途中の看板前でした。私のようにシャトルバスで来園すると地下1階に降ろされるので、一つ上の階に行くんだということを意識しておきましょう。
ここで現地ガイドの方と合流し、名前を伝えると胸に貼るシール(本ツアー客であることの目印)を貰います。
【ウルウル・サファリ・レストラン】一旦解散し、各自で夕食

ツアー参加者でまとまってゲートを通り入園します。私は夕食なしプランのため、ここで一時解散です。再集合までの約1時間でレストランにて食事をとることにしました。

ゲートを通ってすぐの場所にあるレストラン「ウルウル・サファリ・レストラン」はフードコートのようなシステムです。好みのお店に行って注文し、好きな席で食事します。

席数はかなりあるけど、結構埋まっていました!

シンガポール名物である「チキンライス」を注文しました。タイ米のような細長いパラパラしたお米は、微かにハーブ系?のような香りがあります。味噌っぽい味のタレを絡めたチキンは絶品です!
シンガポール旅行で最初の食事のため、自分の好みに合うか心配でしたが杞憂に終わりました。

ちなみにこのお店で購入し、料金は15.9SGDだったのですがMasterカードで支払いをしたら10%オフの14.31SGDになりました。ラッキー!(VISAカードで支払った同行者は割引なしでした。)
【ツアースタート】まずはトレイル(徒歩)を楽しむ

参加者が再集合してツアースタートです。いきなりトラムに乗車するのではなく、まずはトレイル(徒歩)にて約30分ほど散策しました。

トレイルルートは全部で4種類あるようです。それぞれのルートで見られる動物は異なります。今回はフィッシングキャット・トレイルを案内されました。

パッと見ではどこに居るのかわからない動物が多いですが、ガイドさんが素早く見つけて教えてくれるので助かりました!

水上に不気味に顔を出しながら泳ぐワニ。本物のワニを見たのは人生で初めてでした。目で追っているとスーッと水中に潜って見えなくなり…リアルで遭遇すると恐ろしいですね。
フィッシングキャット・トレイルでは、スナドリネコやインドガビアル(ワニ)の他にコツメカワウソ・オオアリクイ・タテガミオオカミなどを観察できます!
日本語トラムに乗車!ナイトサファリの見どころは??

トレイルを終えた19:30頃になると、日が沈んでどんどん暗くなってきました。ここからトラム乗車がスタートです!
ガイドさんに連れられて乗車まで移動できるので迷子になることもありません。トラムは一列につき4名まで座れますが、この日は余裕があったのか相席になることなく利用できました。
トラムから見えた動物たち

トラム乗降中はライトが点灯していますが、出発と同時に消灯されると辺りは完全な暗闇に包まれます。日常生活でここまで暗い空間に居ることがないのでかなりドキドキしました。

カメラでの撮影はOKですが、フラッシュは禁止されています。かなり暗い場所を進んでいくので、カメラを構えても被写体を認識しない・光量が足りないのでブレた写真になってしまいます。
暗い中での撮影を練習しておくか、撮影はほどほどに自身の目でしっかり楽しんでください。

ポイント毎にその動物の特徴やナイトサファリの歴史などを丁寧に音声ガイドしてくれます。情報量がかなり多く、その動物を見ながら勉強ができるので日本語音声のトラムを予約して大正解でした。

もし英語だったら、「なんて言ってるんだろう?」と耳に意識が持っていかれるので、せっかくの動物を見逃してしまうかも。
トラム乗車中は鑑賞に集中したいので、「英語での日常会話が余裕」という人以外はやはり日本語音声トラムをおすすめします。

トラムの最後には立派な牙を持つオスの象が鑑賞できます。夜のジャングルに圧倒的な存在感を放っており、「これぞナイトサファリだな」と思える瞬間でした。
でも私の撮影技術が未熟で、なかなか良い写真が撮れず残念…(´;ω;`)
写真撮影こそ困難を極めましたが、約40分の乗車でさまざまな動物たちの夜の姿を見ることができて大満足です。ナイトサファリ名物のトラム乗車は欠かせませんよ!
アニマルショーを見てフィナーレ

トラム乗車を終えて一応ツアーは解散となりますが、時間に余裕がある人はガイドさんに連れられてアニマルショーを見に行きました。
ショーは19:30・20:30・21:30に開催されるようなので、時間が合えばぜひ見に行きましょう。追加の料金はありませんでした。

アニマルショーでは動物たちが舞台をぐるりと一周したり、鳥が会場を羽ばたいて縦断したり、まるで意思疎通が取れているかのような大立ち回りを披露してくれました。
どうやって練習・しつけをしているんだろう…かなり興味深かったです。
ショーは25分くらいで終了するのですが、観客が多いため退場はかなり混雑しそうですね。私はショーが終了する2分前くらいにスッと退場しました。混雑が苦手な方は早めに退場しちゃいましょう。
ナイトサファリを楽しむためのポイント

ナイトサファリを最大限に楽しむためには、ある程度の事前準備と知識が必要です。服装の注意点やおすすめのトラム乗車位置など、役立つアドバイスをまとめました。
服装についてのアドバイス
ナイトサファリは屋外施設のため、動きやすい服装と歩きやすい靴がおすすめです。夜は気温が下がることもあるので、薄手の羽織りや虫除けスプレーも持参すると安心ですね。
トラム乗車中に虫が寄ってきたりするのかなと警戒していましたが、トラムは消灯状態で走行するため虫はあまり近寄ってきませんでした。とはいえ変な虫に刺されるのはイヤなので、虫除けスプレーなどの対策はしておきたいです。

夏だけど長袖(羽織物)と長ズボンで挑みました!
トラムで座る席のおすすめは「進行方向の右側」

もしもトラム乗車時に席を選べるのであれば、進行方向の右側をキープすることをおすすめします。あくまで私の感覚ですが、左と右で動物が観察できる割合は1:2くらいの差がありました。
混雑を避けるための時間帯選び
ナイトサファリはシンガポールでも特に人気の高い観光スポットのため、週末や祝日は特に混雑するようです。比較的空いているのは平日や開園直後、または閉園間際の時間帯です。
当日にトラムのチケットを購入するのも可能ですが長蛇の列になる恐れがあるので、できるだけ事前の購入(日本にいる間に購入)をしておくと安心でしょう。
【まとめ】日本語トラムを予約して安心のナイトサファリ体験を!

シンガポールのナイトサファリは、夜の動物たちの姿を間近で観察できる唯一無二のスポットです。本記事で紹介したアクセス方法やレストラン情報などを参考に、思い出に残る夜を過ごしましょう。
- ナイトサファリのトラムは日本語ガイドがおすすめ!
- シンガポールの中心地からナイトサファリまでは公共交通機関で行ける
- 暗闇を進むナイトサファリは忘れられない非日常体験だった
「楽天トラベル観光体験」なら入場券+トラム乗車券を日本語で簡単に予約できます。現地で日本語ガイドさんがサポートしてくれるナイトサファリツアーは、初めての方や英語が苦手な方にもおすすめです。
- 日本語で簡単予約
- 日本語ガイドで安心のツアー商品もあり
- 初めての方にもおすすめ
- 日常生活で使いやすい楽天ポイントが貯まる!
昼間の観光とは一味違う夜の動物園体験は、子どもから大人まで楽しめるでしょう。楽天トラベルの日本語トラム予約を活用して、安心・快適なシンガポール旅行を実現してください。

少なくとも私はこのツアーを予約しておいて良かった!と感じています☺
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