あまり海外旅行をしたことがない人にとって、飛行機のチェックインは最初の難関ポイントですよね。もしチェックインに失敗して飛行機に乗れなかったら、楽しみにしていた旅行の体験も大金もすべてが水の泡に…!
私は今回、初めてシンガポールに行ってきました。利用したのはLCCの「スクート」です。添乗員ツアーでもないので、自力で飛行機に搭乗しなければなりません。
絶対に失敗がないようにあらゆるリサーチをしたおかげで、帰りのチャンギ空港でちょっとしたイレギュラーが発生しましたが落ち着いて対応できました。
そこでこの記事では、成田空港・チャンギ国際空港でのスクートのチェックイン方法について私の操作画面を紹介しながら徹底解説していきます。
- 諸事情があってスクートのオンラインチェックインができない
- 成田空港でのセルフチェックイン場所&操作方法を知りたい
- チャンギ国際空港のチェックイン後、「PROCEED TO ASSISTANCE COUNTER」という紙が出た
初めてスクートを利用する方や上記に当てはまる方のために丁寧に記事を作成しましたので、ぜひ最後までご覧ください。

逆に、オンラインチェックインの方法は解説していませんのであしからず…!
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LCCスクート航空のチェックイン方法

スクートはシンガポール航空が出資するLCCですが、中国・インドネシア・タイ・ベトナム・台湾などのアジア圏を中心に幅広く就航しているので利用する方も多いのではないでしょうか。

私はシンガポールに行く旅行でしたが、この記事の内容(成田空港での手続き)についてはスクート利用者全員に有益なはず!
主なチェックイン方法は「オンラインチェックイン」「空港セルフチェックイン端末」の2種類(場合によっては「有人カウンター」を含めて3種類)。どの方法を選んでも最終的に搭乗券を発券し、手荷物検査と出国審査を通過して搭乗口に向かう流れは同じです。
方法①オンラインチェックイン

オンラインチェックインはスマホやPCから出発の48時間前〜1.5時間前に利用可能です。搭乗者情報などを入力するだけで簡単にチェックインが終了しますが、どうやら行き先や受託荷物の有無などの諸条件によってはドキュメントチェック(カウンターでの手続き)が必要になるようです。
うーん、これは初心者の私には少しハードルが高いな…そもそも搭乗券を自宅やコンビニで印刷しないといけないっぽいのもめんどくさい。
オンラインチェックインについてはこちらの公式サイトをご確認ください。
方法②空港の端末でセルフチェックイン

オンラインチェックインにハードルを感じる私のような方は、空港にある端末(Kioskと呼ぶらしい)を利用したセルフチェックインがおすすめです。こちらは出発の3時間前から利用が可能になります。
この端末の丁寧な操作解説があまりネットで見つからなかったのでこの記事を作成しました。(記事にするほど難しくないからだと思われます。)さっさと端末の操作方法が知りたい方はこちらから記事下部に飛べます。

言語で「日本語」を選択できるのでとてもわかりやすかったです!
成田空港でスクートのセルフチェックインをする方法

まずは日本からの出発編、成田空港でのスクートチェックイン方法について解説します。機械の操作方法だけでなく、チェックインカウンターがある場所や搭乗までの流れ、早朝便の場合の朝食はどうするか?なども紹介していきますよ!
スクートのチェックイン端末は「第1ターミナル南ウイング4階」にある

最初に成田空港におけるスクートのチェックイン端末までのアクセス方法をお伝えしましょう。ゴールは「成田空港第1ターミナル南ウイング4階のI(アイ)カウンター」です。
今回の私は8:15発の飛行機なので、その3時間前=早朝5:15に成田空港に着くことを目標にしており、成田空港周辺のホテルに前泊しておりました。
成田空港の周辺ホテルでは空港までの送迎バスがあるのですが、そのほとんどが第1ターミナル16番バス乗り場が乗降口になるので、そこからのアクセス方法を解説します。

16番バス乗り場から最も近い空港の入口は「南口S3」です。

南口S3から入って右に曲がって進むと、Peach航空のチェックイン端末があります。

そのPeach航空のチェックイン端末の正面にあるエレベーターに乗って4階に上がると、目標の「Iカウンター」近くに降りることができます。

この順路ならS3出入り口から約5分でIカウンターまでアクセスできます。16番バス乗り場を利用する場合はぜひ参考にしてみてください。

ちなみに南ウイング4階には自動販売機もあります。(Aカウンター方面に進んでください。)600mlのお茶が150円という良心的な価格でした。未開封のままスーツケースに入れておけば渡航先で日本のお茶を飲むこともできますよ!

海外でたまに日本の麦茶が恋しくなるので、私は1本だけ買っていきました♪
【画像付き解説】セルフチェックイン端末の操作方法

Iカウンターに着いたら、早速チェックイン端末の操作に入ります。まずは利用する航空会社=SCOOTをタッチします。

はじめは英語で表示されますが、画面上部に言語の切り替えボタンがあります。「日本語」をタッチすると、以降すべての説明が日本語で表示されます。

直訳したような日本語ではなく、割と自然な日本語なので有り難い!
搭乗券を発券するところから始めるので、ここでは「搭乗券を受け取る」をタッチします。

情報収集に関して同意します。「続ける」をタッチ。

パスポートをスキャンします。顔写真があるページを奥側にして、読み取り機に置いてください。パスポートをぴったりと付けるために手を添えておくと良いでしょう。
これだけで情報を読み取ってくれるなんて、パスポートってすごい技術だなぁと感心します。

続いては予約番号を入力します。「予約番号を入力する」をタッチ。

ここで「お客様の予約番号は6桁の英数字です」とヒントをくれるのがスゴイですね。パスポート情報に紐づいているのでしょうか。(それとも全員6桁の英数字なのかな?)

私は今回HISで宿+飛行機を予約したので、HISから発行された「最終日程表」の「出発のご案内」にある予約番号を入力しました。
予約番号って何!?どこにあるの!?と当日焦らないように、事前に確認しておきましょう。

予約番号を入力すると、フライト情報が表示されます。良かった!ちゃんと予約できてた!(そりゃあそう。)
内容を確認して「続ける」を押します。

続いて受託荷物(大きなスーツケースなど、機内の自席に持ち込まない荷物)について登録します。私は機内に持ち込みたいリュック1つ+大きなスーツケース1つなので、ここでは「1(スーツケース分のみ)」を選択します。

危ない物は持っていませんよね?という確認が出るので、今一度しっかり確認してから「持っていません」を選びます。

これで端末の操作は終了です!

搭乗券と荷物タグ(スーツケースの取っ手に巻き付けるシールみたいなやつ)が出てくるので受け取りましょう。

チェックイン端末の奥にあるIカウンターに進むと「エコノミーの人」「Webチェックイン済でバッグだけ預ける人」「スクートプラスを利用する人」の3レーンに分かれていました。私は「エコノミーの人」なのでその列に進みます。
荷物タグは自分で巻き付けても良いですが、私は念の為このカウンターで荷物を預ける際に係員の人にタグごと渡して貼ってもらいました。

巻き付けるタグだけじゃなくて、スーツケース側面に貼るシールとかもどこに貼れば良いか自信ないし…。
ここで荷物を預けたら、無事チェックイン完了です!お疲れ様でした!
【コラム】チェックインカウンターは何時間前に着くべき?

スクートのチェックイン受付時間はフライト出発の3時間前〜1時間前です。(搭乗する機材によっては2時間30分前からの場合もあります。)
私の場合は8:15発なので、5:15〜7:15までの間にチェックインする必要があります。都内在住の私は始発で向かっても成田空港の駅に着くのが7時台なので前泊するしかありませんでした。
成田空港周辺のホテルを予約したので「朝はゆっくり過ごせるじゃ〜ん♪」と思っていましたが、当日のチェックイン時に何かあったら嫌なので結局ホテル始発の送迎バス(5:00発)に乗って行きました。

起床は4時だし、せっかく空港近くのホテルに泊まっているのにあまり恩恵ないな…笑
いざ当日にセルフチェックイン端末を操作すると、ものの数分でチェックイン完了。保安検査場がオープンする7:00まで1時間以上も余裕がありました。
こんなことならもうちょっと遅い時間のバスでも良かったかな…と考えましたが、やはり皆様にはフライトの3時間前にチェックインカウンターに着くことをおすすめします。理由は主に3つです。
- 早朝便の場合、寝坊する可能性がある
- 何らかのトラブルにより、車やバス・電車の到着が大幅に遅れる可能性がある
- 空港内が混雑している場合、列に並んでいる間にタイムアップになる恐れがある
大寝坊したら致命的ですが、4時に起きるつもりが5時に目覚めた場合はまだ間に合います。道路や線路上の事故に当たれば1時間以上遅延することもあるでしょう。空港には着いているのにチェックイン操作が間に合わず受付終了されたら目も当てられません。
あらゆる可能性を考慮して、心に余裕を持って行動するためにも3時間前にチェックインカウンターに着けるようにしてくださいね。

特にスクートなどのLCCはどんな状況でも締切には厳しいイメージがあります…
チェックイン終了後から搭乗までの流れ

続いては、無事チェックインが完了したあとの搭乗までの流れを簡単に説明します。飛行機にあまり乗る機会がない方のイメージトレーニングにご活用ください。
保安検査場は7時からオープン

保安検査場は7:00からオープンします。私は5:30頃にチェックインを終えたので、1時間30分くらい待ち時間がありました。ここでずっと立って待っていても良いですが、保安検査の近く(南ウイング〜中央ビル)に座れる場所はたくさんあるのでゆったり休んで過ごしましょう。
6:30頃からぼちぼち並び列ができますが、8:15発のフライトの場合は7:00に保安検査場の最後尾に並べば余裕です。
最速で朝食を食べるなら6:30開店のマクドナルドがおすすめ

7:00に保安検査場が開くまでの間に朝ご飯を食べたいなぁとウロウロしていましたが、朝早くの成田空港第1ターミナルはほとんどのお店が開店前です。(早くても7:00オープンのお店たち。)
スクートのチェックインをしたIカウンターを通過後、Aカウンター側までずっと歩くと「南ウイング」から「中央ビル」になります。この中央ビルの4階(Iカウンターと同じフロア)にマクドナルドがあるのですが、ここは6:30オープンでした!

7:00から保安検査場に並びたかったから、6:30に注文して食べ始めるくらいが丁度良かった〜!助かった〜!
スクートの8:15発を利用される方で朝食が必要な場合はぜひ中央ビル4階のマクドナルドに行ってみてください。
保安検査を通過したら出発ゲートに向かうだけ

保安検査場を通過したら出発ゲートに向かいます。保安検査通過後のモニターで、自分が乗る飛行機を確認しましょう。今回の私の場合は「ゲート32」に行けば良いですね。(スクートが常にゲート32という訳ではありません。)
保安検査通過後に水をゲットしておこう
保安検査を通過するとき、ペットボトルの水を空にしたと思います。日本からシンガポールまで7時間のフライトになるので、空のペットボトルに水を補給しておくことを強くおすすめします。
保安検査通過後〜搭乗ゲートまでの間の所々で給水スポットがあるのでぜひ探して補給しておいてください。スクートはLCCなので、機内で無料ドリンクサービスはありません。すべての飲み物が有料です。

給水器ならタダ!ここで節約しておきたいところ。
シンガポールドルは日本よりも現地で両替しよう

また、両替所もありますがシンガポールドル(SGD)はシンガポールに着いてから両替したほうがお得です。
- 日本で両替…1SGD=120.41円
- 現地で両替…1SGD=117.78円
今回の旅行に伴って2万円を両替したのですが、日本で両替するより3.8SGDお得になりました☺

SGDを日本に持ち帰って再両替する(日本円に換える)と損なので、できるだけ使い切れる分を両替しましょう。
ちなみに成田空港でSGDを日本円に換える場合のレートは1SGD=約107円程度でした。めっちゃ損!
【おまけ】前泊するなら「成田ゲートウェイホテル」がおすすめ

おまけですが、私が前泊に利用したのは「成田ゲートウェイホテル」です。成田空港周辺にホテルはいくつもありますが、私がここのホテルを選んだ理由は以下のとおりです。
- 要予約で5:00出発のバスがある(他ホテルは5:15〜6:00発など少し遅い)
- 1泊素泊まり3,870円と格安だった
- 設備・アメニティ・清潔感が標準レベルに備わっている
できるだけ費用を抑えつつ、チェックイン開始時間の5:15頃に空港に到着できるよう送ってくれる理想的なホテルでした。また成田空港の早朝便を利用するときはこのホテルを利用します。
チャンギ空港(シンガポール)でのスクートチェックイン方法

続いては、シンガポールのチャンギ国際空港からスクートに乗って帰国する場合のチェックイン方法について解説していきます。私は今回、チャンギ空港の複合施設「ジュエル」にあるアーリーチェックインを利用しました。
ちょっとしたイレギュラーが発生したものの無事解決できたので、その対処法もあわせて説明していきますよ!
スクートのチェックイン端末は「第1ターミナル2階」にある

シンガポールからスクートに搭乗する場合は、「第1ターミナル」に行きましょう。第1ターミナルの2階、5〜7番のカウンター(成田空港はABC…ですが、チャンギ空港は数字表記のようです。)付近にチェックイン端末(Kiosk)があります。
こちらの操作方法は「【画像付き解説】セルフチェックイン端末の操作方法」と同じなので割愛します。ここでも日本語を選択できるので安心ですね。
ジュエル1階にある「アーリーチェックイン」を使ってみた

フライト時間まで3時間以上ある場合は、ジュエルの1階にある「アーリーチェックイン」を利用することができます。
搭乗券の発券と受託荷物(大きなスーツケースなど)を預けることができるので、早めに空港に着いてジュエルをゆっくり観光したい人におすすめです。

フライトまで3時間を切った場合は、第1ターミナル2階5〜7番付近のKioskを使ってね!

アーリーチェックインの端末はジュエルの1階、ターミナル1とつながっている部分の進行方向右側にあります。
【注意点あり】アーリーチェックイン端末の使用方法

ここからはアーリーチェックイン端末の操作方法と、受託荷物を預ける流れ・「PROCEED TO ASSISTANCE COUNTER」という紙が出てきた場合の対処法を解説します。
端末の操作方法は行きのときと同じだった

最初の画面から「スクート」を選び、「この機械は出発まで3時間以上あるときに使うんだよ(ザックリ翻訳)」というメッセージに同意した後はお馴染みの↑の画面になります。
言語を日本語に設定したら「【画像付き解説】セルフチェックイン端末の操作方法」と同じ要領で進みましょう。
何事もなく搭乗券と荷物タグが出てきたら、次の章「機内に預ける荷物(受託手荷物)も端末から!」をご参照ください。

不運にも↑の画面が出てきたら私の仲間です。「「PROCEED TO ASSISTANCE COUNTER」という紙が出てきたら…」という章を見てください。

同行者の「すなふ」は普通に進んだのに、自分だけエラーになっちゃった…
機内に預ける荷物(受託手荷物)も端末から!

アーリーチェックインにて搭乗券と荷物タグを入手できたら、そのスペースの奥にある「BAGGAGE DROP」に進んでください。まずは端末の画面を見て「スクート」があるか確認しましょう。
端末によってスクートがないものもあります。その場合は周囲の別のBAGGAGE DROP端末を確認してください。
また、この端末の操作前に預ける荷物に荷物タグを付けておきましょう。手順は以下のとおりです。
- 荷物タグの端に自分の控えがあるので忘れないように持っておく
- 荷物タグをスーツケースの取っ手などに巻いて貼り付ける
- 荷物タグの端に「A」「B」「C」のミニステッカー(バーコード付き)があるので、そのうちの1枚(A)をスーツケースの側面などに貼る

手順③で「B」「C」のシールはそのままでも無事日本に荷物が届きました!何のためにあるんだろう…?
詳しくはこちらのスクートの公式サイトの下部にある動画をご覧ください。動画の後半に荷物タグの貼り方があります。

荷物タグが準備できたら操作開始です。パスポートと搭乗券を手元に置いておきます。

基本的には画面の「パスポート読み込ませてね」「危険物はないか?」「ベルトコンベアに荷物置いてね」の指示に従えば完了できます。
一つ注意点を挙げるなら、ほんの数秒でも操作を放置すると「ええんか?タイムアウトしまっせ?」と煽ってくる(そして本当にまた最初からにされる)のでお気をつけください。
「PROCEED TO ASSISTANCE COUNTER」という紙が出てきたら…

私はBAGGAGE DROPに行く前段階、アーリーチェックインのタイミングでこのような↑画面が出てしまい、中断されました。なんで自分だけぇ(´;ω;`)

その後に出てきた紙がこちら↑。「PROCEED TO ASSISTANCE COUNTER」=アシスタンスカウンターに行ってこのチケットを見せてや。これは搭乗券ちゃうで。と書いてあります。
アシスタンスカウンターってどこ!?と半べそになりつつも、近くにいた係員っぽい人に見せたら「そこの階段を上がって(第1ターミナル2階に行って)5番のカウンターでええんちゃう?」的なことを言われました。

アーリーチェックインカウンターから第1ターミナルの2階に行く階段は徒歩2分くらいの距離感です。
スクートのKioskがある第1ターミナル2階の5〜7番のカウンターに「PROCEED TO ASSISTANCE COUNTER」の紙を持って行けばOKということですね。

カウンターの人に「PROCEED TO ASSISTANCE COUNTER」の紙を見せて指示通りにしたら(パスポート見せる、スーツケースに危険物がないかの確認など)普通に搭乗券を発券してくれて、その場でスーツケースも預かってくれました!
良かった〜!この経験が皆様の役に立てば幸いです♪
【まとめ】スクートのチェックインは思ったより簡単!

添乗員さんなしで初めて海外の飛行機チェックインに奮闘した私の体験談はいかがだったでしょうか。旅行前日まではビクビクしていましたが、スクートのチェックインは思ったよりも簡単にできましたのでご安心くださいね!

言語を「日本語」にできるからイージーだよ!
- チェックインは搭乗3時間前に始められるようにすると安心
- 基本はKioskの指示通りに進めれば搭乗券と荷物タグが発券される
- チャンギ空港で困ったら第1ターミナル2階5〜7番カウンターへGo
あまり心配しすぎず、楽しい気分で旅行当日を迎えてください♪
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