福島県の人気旅館『大川荘』が、アニメ「鬼滅の刃」の無限城のモデルではないかと話題になっています。
鬼滅の刃は全巻読破した私。気になったので実際に行ってみると…そこは想像以上に「鬼滅の刃」感がある幻想的な空間でした!そして旅館そのものも非常にレベルが高い。
鬼滅ファンはもちろん、良い旅館を探しているという人にもピッタリだった『大川荘』の宿泊体験記の始まりです。
良かったところだけでなく、最後に注意点も紹介しますよ!
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和の音が響く幻想的な館内
今回ご紹介する旅館は、福島県にある『会津芦ノ牧温泉 大川荘』です。
まずはその魅力的な館内の様子をお見せしましょう!
大川荘の玄関口
後述しますが大川荘までは会津若松駅から無料送迎バスが出ています。
バスを降りてすぐ、大川荘の玄関口へ。
いかにも高級旅館!という佇まい。
ぼんやりとした灯りに照らされた木の格子が非現実世界への入口へと誘っているようですね…。
入った瞬間、鬼滅の刃の世界…!
大川荘に入った瞬間、心地の良い和の音色が…!!
16:00〜18:00で三味線の演奏が開催されることが当旅館最大のポイントです。会津若松駅出発が15:30。送迎バス所要時間は30分程度なので、宿に入ったタイミングで演奏が始まるのです。
思いっきり無限城やんけ!!!
浮き舞台の下には川が流れているのです。
川のせせらぎの音と三味線の音色で癒やされましょう✨️
それにしても2時間ずーっと演奏し続けるのって大変ですよね…
というか正座しっぱなしじゃないですか。すごい耐久力。何か特別な訓練を受けていることでしょう。
三味線のお姉さん、さては上弦の鬼…?
充実した公共スペース
浮き舞台の隣には大きなラウンジがあり、宿泊者なら誰でも利用できます。
窓の外は豊かな自然の眺め。特に秋の紅葉シーズンなんかは絶景なのではないでしょうか。
この日は曇天ですが、逆に妖しい(あやしい)霧に包まれた山の様子が雰囲気を盛り上げていました。
本当に鬼とか出てきそう。
ラウンジではお酒を楽しむことができます。
専用コインを購入する必要があり、コイン一枚で100mlいただけるようです。コインは一枚495円(税込)ですが、まとめて購入するとお得になる価格設定でした。
あとで利用しようと思っていたのにすっかり忘れていました…。
旅館としても充実したサービス
大川荘の最大の魅力はやはり浮き舞台での三味線演奏ですが、仮にそれがなくても「良い旅館だ!!」と思える施設でした。
どこを歩いても溢れ出る「高級感」がすごい…。
広くて雰囲気の良い客室だった
今回利用したのは3人部屋の和室。12畳〜14.5畳の広々したお部屋でした!窓からのロケーションも抜群。ちなみにこのメインの部屋以外の洗面所やお風呂場もとても広い。
なんとこちらの掘りごたつ、床暖房付きでした。
足の裏がじんわりと暖かい。ここにのんびり座って窓からの景色を眺めましょう。旅館を楽しむとはこういうことですね。
大満足だった大川荘の食事
夕食は和食膳。大川荘の夕食コースの中では最もリーズナブルのもののはずですが、このハイクオリティさ。
↑の写真はほんの一部で、実際にはこれだけの↓メニューを楽しむことができました。
旅館の会席料理って質も量も大満足できるから良いですよね!
お腹がパンパンになりながらもギリギリ完食できました。どれもめちゃくちゃ美味しい。外で食べたら6,000円〜8,000円はしそうなくらい本格的な和食膳でした。
朝食はビュッフェスタイル
朝食は一般的なホテル同様のビュッフェスタイル。
品揃えは普通。味はしっかり美味しい。ヨーグルトに蜂蜜かけ放題で最高でした。
そんな中、ひときわ目立つメニューがありまして…
なんとメレンゲをのせてバーナーで炙る卵かけご飯がありました!!
こちらは専属スタッフさんが常駐してくださり、注文すればすぐに作ってくれます。
ということでさっそく注文。(前夜のご飯でお腹いっぱいだったので「かなり少なめで!」とお願いしました。ご対応いただきありがとうございます。)
うおお!新感覚で美味しい!!
炙ったメレンゲってどんな味?と思っていましたが、卵と醤油の味を邪魔しない程度の優しい味わい。ふわふわモコモコで口の中が新感覚。おそらくここでしか食べることができないので宿泊の際はぜひお試しください!
お腹に余裕があればおかわりしたいくらいには美味しかった…!
温泉施設も最高だった
旅館といえば温泉ですよね。三味線演奏がウリだからと言って温泉がないがしろにされてるんじゃないでしょうね〜という謎の上から目線で温泉に向かいましたが…
疑ってごめんなさい、温泉施設も最高でした。
温泉内はさすがに写真撮影できないので公式HPをご参照いただきたいのですが…
棚田風の露天風呂がとにかく良かった。
露天風呂の様子を写真なしで説明するのは難しいですが、渓谷に向かって三段の湯船がありそれぞれ温度が微妙に異なります。どの段の湯船でも雄大な渓谷美を楽しむことができるのです。
今まで色々な露天風呂に行ったけど、こんなに美しい景観の露天風呂はここが初めてでした。
お風呂はサッと入って長居しないタイプなのですが、ここの露天風呂にはかなり滞在してしまいました。
空中露天風呂は結構遠かった
メインとなる温泉とは離れた場所に「空中露天風呂」というなんとも興味をそそる浴場が別途あります。
午後〜夜は貸切になってしまうので私は朝風呂で利用してみました。
この扉を通ったあとは、ひたすら階段を下っていきます。(つまり帰りはひたすら上る。)
なんと123段あるそうなので、体力に自信のない方はご注意ください。
ここの露天風呂はシャンプー・リンス・石鹸・シャワーなどがなく、純粋に露天風呂に浸かって景観を楽しむ場所です。
確かに景観は唸るほど美しいものでしたが、個人的にはメインの温泉の棚田風露天風呂の方が満足度が高かったですね。
思ったより遠いのと、身体を洗うにはメインの温泉まで戻らないといけないからね…。
私は空中露天風呂にはハマらなかったですが、渓谷に向かって段々になっている通常露天風呂からの絶景は一見の価値があり、おまけに低温サウナまで付いているので温泉施設としては大満足でした。
大川荘の概要
ここまでご覧いただいたのであれば、もう大川荘に泊まってみたくなってきたのではないでしょうか?
この章では大川荘までのアクセスと私が実際に支払った料金を紹介します。
アクセスは無料送迎バスを利用しよう!
大川荘はその雄大な大自然の景色と引き換えに、公共交通機関で行くには少し厳しい立地です。
そこで、会津若松駅からの無料送迎バスを利用しましょう。こちらは完全予約制で15:30集合になっています。(バスでの移動時間は約30分。)
事前の電話予約を忘れずに、集合時間に送れないようにご注意ください。なお、公式HPに時刻の記載はありませんでしたが芦ノ牧温泉駅からの無料送迎もあるようなので、気になる方は大川荘に問い合わせしてみてください。
私は往路で会津若松駅→大川荘の無料送迎を、
復路で大川荘→芦ノ牧温泉駅の無料送迎を利用しました!
今回の宿泊料金
大人3人、木曜日〜金曜日の一泊二食付で合計56,100円でした。
一人当たり18,700円ですね。あれだけ豪華な夕食がついてこのお値段は個人的に大変お得だったなと思います。
現在の料金プラン・旅館や温泉の写真等はこちら↓をご覧ください。
宿泊で10,000円、夕食で8,000円くらいの価値を感じたから、それに加えてあの温泉設備・三味線演奏があるのでコスパ最高だったなぁ…
【まとめ】鬼滅ファン必見、旅館好き大満足な大川荘
大川荘の浮き舞台では夜の時間になると中に入って記念撮影可能になります。せっかくなので色々なポーズで写真を撮ってみてくださいね。
さて、最後に大川荘の良いところ・注意すべき点をまとめて本記事を締めたいと思います。
大川荘宿泊時の注意点とは?
サービス内容が素晴らしい大川荘ですが、以下の点にご注意ください。
- アクセスに難あり(送迎バスを活用しよう!)
- 近くに他の観光地が少ない(旅館を楽しもう!)
- 三味線演奏時間に注意(16:00〜18:00)
- 高級旅館なので価格が高い
サービスに見合った料金設定ですが、(少なくとも私にとっては)気軽に宿泊できる価格ではありません。大切な人との記念旅行やご褒美旅行としての利用がオススメですね。
また、周辺に観光地があるわけではないので旅館の宿泊を中心とした旅行プランを立てるようにしましょう。せっかくの良い旅館なのでチェックアウトギリギリまで楽しみたいですね。
大川荘の良かった所まとめ
以上のような注意点がありつつも、価格以上の体験ができたなと私は思います。
- 他にはない浮き舞台セットの見応え
- 和の心をくすぐる三味線の演奏
- 鬼滅ファンなら一度は見るべきリアル無限城
- 満足度の高い食事
- 人生史上最も美しかった露天風呂
- ゆったりと身体を癒すことができる客室
またいつかこのような立派な旅館に行けるように、日々のお仕事をがんばっていきたいと思います(´;ω;`)
最後までご覧いただきありがとうございました。
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