シンガポールの象徴でもあるマリーナベイサンズ。マリーナベイサンズといえば…屋上にあるインフィニティプールですよね。
写真では柵などが見えず、プールの縁ギリギリまで水が溢れて一歩踏み出せば下に真っ逆さま…!のように思えます。ネットで検索すると「マリーナベイサンズ プール 落ちた人」という不穏なワードが出てきて怖くなった人もいるかもしれません。

この記事では、実際にマリーナベイサンズに宿泊してインフィニティプールを楽しんだ私が、施設の安全性と具体的な利用方法を紹介します。
マリーナベイサンズのプール設備、タオルの貸し出しや更衣室についてなど詳しく知りたい人はぜひご覧ください。

うっかり落ちる、なんてことは絶対にないのでご安心ください!
プールから落ちた人はいない!落下防止のメカニズム

マリーナベイサンズのプールについて調べると、↑このように外の縁ギリギリまでプールになっているような写真が無数に出てきます。
波を立てたら水が下に落ちるんじゃないか、水面の高さまでしか柵がないんじゃないか、と不安になるほど美しいのが『インフィニティ・エッジ』と呼ばれるデザインの魅力です。
実はこの『一見危ないんじゃないかと思える構造』には、設計者の並々ならぬ安全配慮が隠されています。
遊泳中の落下事故が起こらない二重構造

プールの「見かけ上の縁」の外側には、一段下がった場所に「キャッチメントエリア」と呼ばれるメンテナンス用の通路兼排水溝があります。そのさらに外側には、人が余裕で歩けるほどの通路と安全策があります。この二重構造により、我々の安全は守られているのです。
この構造であれば、万が一プールの縁を乗り越えてしまっても通路に着地します。「泳いでいたのにツルッと滑って地上200メートルへダイブ」なんてことは構造上あり得ないことがお分かりいただけたでしょうか。

プールサイドからは見えないけど、バッチリ守られてますよ!
「落ちた人」の真相は…?プールから落ちた人はいない!

マリーナベイサンズのプールに関する事件を調べると、たしかに以下のような事件は発生していました。
- 本来はマリーナベイサンズ宿泊者でないと入れないはずのインフィニティプールに不法侵入した事件
- TikTokerがプール外側の縁からプール内に前方宙返りをしながら入り、その動画が炎上した事件
しかし、マリーナベイサンズのプールから地上へ落ちたという事件は、開業以来1件もありません。意図的な危険行為はともかく、通常の遊泳中に落ちることは絶対にないので安心してください。
マリーナベイサンズのプールは安全に楽しめるよう工夫されている

「落ちない」ことは分かりましたが、地上200メートルでこれだけの水量を支えていること自体が不思議ですよね。落下防止以外の安全確保はどのようになっているのでしょうか。

興味本位で調べたら、思ったよりしっかり造られていることがわかって安心しました笑
揺れることを前提とした設計

マーライオンの場所からでもハッキリ見えるほど大きなマリーナベイサンズは、3つの独立したタワーから構成されています。その巨大タワーの頂上にプールがあるので、強風はもちろん、日本人としては地震の影響も心配ですよね。
この点において、実はマリーナベイサンズのプールは揺れる前提で造られています。風によるビルの揺れや地盤の動きに対応するために、最大50cmほど動くように設計されているようです。

外的要因の揺れにあわせて建物も揺れることで、耐震性を高めてるんだね!
さらにプール容器の下には約500個の『ジャッキ脚』があり、プールの高さは微調整が可能。もし地盤沈下などで高さが微動しても、プールの水平レベルを常に完璧に保つことができます。
巨大プールはステンレス製フレームの3分割構造
全長150メートルを誇るマリーナベイサンズのプールは、コンクリートではなくステンレススチールで作られています。
コンクリートは地震等の揺れでひび割れて漏水するリスクがありますが、ステンレスは延性(粘り強さ)があるため、ある程度の変形に耐えられるのです。また、軽量であるためタワー頂部への負荷も軽減されます。

そしてパッと見ではわかりませんが、プールは3つの独立した50メートルタンクに分割されており、タンク同士が離れたり近づいたりできる仕組みになっています。
このおかげで、もし土台である3つのタワーが風で揺れたり沈下したりしても、プール自体が破壊されることなく柔軟に変形・追従します。

プールから落ちない工夫だけじゃなく、プールそのものも丈夫に作られていて安心だね!
【解説】マリーナベイサンズのプール利用方法

ここからは、実際に利用する際のルールや注意点をお伝えします。プールに必要な持ち物や着替えについてなど、利用前に知っておきたい情報が満載です。
マリーナベイサンズのプールは宿泊者専用

マリーナベイサンズのプール利用は「ホテル宿泊者」に限定されています。
プール入り口に自動改札があり、宿泊者一人ひとりが自分のルームキーをかざして入場します。
「お金を払えば入れる?」と思われがちですが、ビジターチケットなどは一切販売されていません。宿泊者だけが味わえる特権ということですね。
プールの営業時間と時間帯別の特徴

マリーナベイサンズのプールは、毎日6:00〜24:00まで営業しています。「行きたい!」と思ったタイミングはだいたい営業していると考えて良いでしょう。
私は宿泊日の19:00〜21:00と、その翌日8:00〜8:45に利用しました。「朝」「夕」「夜」の特徴をまとめると以下のとおりです。
- 朝: かなり空いている。ソロ写真を撮るならココがチャンス。
- 夕: 空にオレンジ色が混じりとても美しい。人は多いが、思ったほど混んでいない。
- 夜: シンガポールの夜景が最高。最も人が多いが、窮屈さは感じない。

おすすめは夕方〜夜に利用して、空模様の変化を楽しむことです。もっと混雑するのかな?と思いましたが、あまり混まなかったのが嬉しい誤算。やはり宿泊者限定利用の効果があるのでしょう。

それぞれの時間帯の写真は【レビュー】の箇所に載せます!
プールの着替えはどこでする…?

残念ながら、プールフロアに更衣室はありません。 調べたところ「客室で水着に着替え、上にパーカーや部屋のバスローブを羽織って57階へ行く」のがマリーナベイサンズ・スタイルのようです。
ちなみにトイレはあるので、男性はそこで着替えている人も見かけました。
プールではタオルが無料で借り放題なので、しっかり水気を切って部屋に戻れます。
マリーナベイサンズのプール設備とアメニティ
マリーナベイサンズのプールを利用していて驚いたのが、アメニティの充実度です。
タオル、飲料水、日焼け止めまで!?充実のアメニティ

タオルが無料で借り放題なので、客室から持ち出す必要がありません。入口にいるスタッフさんに声をかければ何回でも・何枚でもレンタルできます。
返却の際は所定のボックスに入れるだけなので超カンタン。品質も良くて、吸水性にすぐれた分厚いタオルです。

また、ペットボトルに入った飲料水もサービスとしていただくことができます。日本に住んでいたら「水は無料」が普通ですが、海外ではそうそうありません。むしろ高価なものなので、とても有り難いです。
また、マリーナベイサンズの公式サイトによると日焼け止めも無料という記載がありました。私は日が強くない時間に行ったので不要でしたが、もし気になる方はスタッフさんに尋ねてみましょう。

プールサイドにはラウンジチェアが無数にあり、混雑気味の夜でも空きがありました。基本的にはこのラウンジチェアに持ってきたもの(ルームキーやスマホも…?)を置いておくことになります。

盗難が少し心配ではあるけども…
映える写真を撮るなら必須!【防水ケース】だけは用意して!

このようにアメニティが充実したマリーナベイサンズのプールですが、「これだけは絶対に持参すべき」というものがあります。スマホの防水ケースです。
プールに入って写真を撮る際、うっかり手を滑らせて水没…なんて悲劇を避けるためには必須。私は首から下げるタイプのものを購入し、手に紐をぐるぐる巻いてプールに入りながら安心して撮影できました。
↓こちらが私も購入した商品です。2枚セットなので同行者の分も用意できてオトク♪
【レビュー】マリーナベイサンズのプールを楽しんできた!

ここからは私のリアルな体験談です。マリーナベイサンズのプールを優雅に楽しむ姿をお楽しみください。
実際に利用する際に注意すべきこと、時間帯ごとの景色などを写真付きで解説していきます。
荷物を置いて拠点を確保【シンガポールの治安を信じる】

まずは場所の確保から始めます。コインロッカーなどはないので、貴重品などは客室に置いてくる方が無難です。とはいえルームキーやスマホは持ってくると思うので、小さなバッグがあると便利でしょう。
持ち物は盗難防止のため、タオルの下やクッションに隠します。シンガポールは治安が良いのでそこまで神経質にならなくても大丈夫そうですが、自己責任で管理してください。

泳ぎながらもチラチラ目視で確認はしていました…!

ちなみに監視員さんやスタッフさんは常駐しています。それこそプールから落ちそうな危険行為などがないか目を光らせているのでしょうが、盗難に対する抑止力も担っていますね。
【夕方〜夜】幻想的なナイトプールを満喫

8月末の19時でこの明るさです。ちょうど夕暮れどきでした。この時間帯はまだそこまで混雑していないので狙い目かもしれません。

プールの上にもベンチがあり、ここから眺めるシンガポールの眺望が最高!
空のオレンジがだんだん広がり、高層ビルの窓から灯りが漏れ始めます。まさに夢のような幻想的な景色が広がっていました。

日が暮れると、プールは一気に大人の雰囲気に。 キラキラ輝く夜景とともに記念撮影する人がたくさんいます。シンガポール旅行のハイライト間違いなしです。

例に漏れず私もたくさん撮ってもらいました。今改めてみると「インフィニティ・エッジ」の凄さがわかります。このままだと簡単に落ちてしまいそうに見えるな…。

マリーナベイサンズのプールから下の方を覗くと光と水のショー「スペクトラ」が見えます。「スペクトラ」は毎日午後8時と9時(金・土曜は午後10時も追加)に開催される無料で観覧可能な噴水ショーです。
プールから見えるとはいえ、こちらは上空200mなので「なんかやってるなぁ」くらいの規模に見えてしまいます。スペクトラを本格的に楽しみたいなら、ちゃんと1階で観賞するようにしましょう。
【朝】プールからシンガポールの景色を一望

翌朝は8時にプールへ。少し曇っていたこともあり、プールはガラガラでラッキー!少し肌寒かったですが、プールサイドのベンチでまったり過ごしたり…

明るい状態のシンガポールの景観を撮影したりしました。夜とはまた違った景色が楽しめるので、皆さんも時間帯を変えてプールを楽しんでくださいね。

こうやって見ると夜景の方が明らかに映えますが、画面右下に(かなり小さいですが)マーライオンが見えますでしょうか。明るいからこそ見えるものもあるということです。
温水プールがあるので寒くなっても安心
プールの水温は「温かいとは言えないけど冷たくはない」という絶妙な温度でした。さすがに長時間入っていると寒くなってきます。

そんな時は、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ側にあるジャグジー(温水プール)へ避難しましょう。プールに比べると小さいですが、ここの水温はお湯のように温かいです。

ジャグジーは複数あるので「人が多くて入りにくい…」という可能性は低いです!

ちなみに、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの夜のショーも上から見ることができます。
「スペクトラ」と同じく、迫力はやはり現地での観賞に勝ることができないので、ぜひ実際にガーデンズ・バイ・ザ・ベイに足を運んでみてください。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイに行った記事はこちらからご覧いただけます。
【Q&A】マリーナベイサンズのプールに関する質問
最後に、マリーナベイサンズのプールに行く前に気になっていた疑問をQ&A形式でまとめました。

A.はい、無料で何枚でも借りられます!
返却時は(日本の温泉のような)返却ボックスがあるので、そこにタオルを入れるだけでOKです。

A.ありません…。
パスポートなどの貴重品は肌身離さないのが海外旅行の基本ですが、このときだけは客室の金庫などに保管しておきましょう。ルームキーやスマホなどの最低限のものだけまとめてバッグに入れて、タオルの下などに隠すのが基本です。
とはいえ、シンガポールの治安はかなり良い(その上、プールは宿泊客しか入れない)のである程度は安心できる…はずです。

A.ありません。
部屋で着替えてパーカーやバスローブで移動しましょう。プールでタオルが借りられるので、部屋に戻る際もしっかり身体の水気を落とすことが可能です。

A.「見える」けど迫力はそこまでありません。
上から見るという貴重な経験はできますが、やはりショーは間近で見るのが基本です。


A.あります!
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ側にあるので、寒くなったら利用しましょう。

A.写真は絶対に撮りたいので「防水ケース」が必須です!
水面ギリギリの「映え写真」を撮るなら防水ケースは必須アイテムです。私が購入したものはこちら↓なので参考にしてください。
【まとめ】マリーナベイサンズのプールは安全設計!心ゆくまで楽しもう

心配性の私としては、マリーナベイサンズのプールを見て最初に「落ちそう…」「地震とか大丈夫…?」と不安になりましたが、詳細に調べてみるとさまざまな工夫が凝らされていてかなり安心できました。
プールは宿泊者しか利用できない特権ですので、シンガポールに行くならぜひマリーナベイサンズに宿泊してみてください。世界最大の屋上インフィニティプールは一生忘れられない思い出になりました!
この記事が、マリーナベイサンズのプールを利用する予定の方の役に立てれば幸いです。
他にも、マリーナベイサンズのカジノに行ってみた記事やマリーナベイサンズにあるおすすめのフードコートのお店など、シンガポールに関する記事が多数ありますのでぜひ参考にしてくださいね★
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